天文学に原子物理学を取り入れたことで知られる京都大名誉教授で日本学士院会員の宇宙物理学者、林忠四郎(はやし・ちゅうしろう)氏が2月28日午後3時、肺炎のため京都市伏見区の病院で死去した。89歳。京都市出身。葬儀・告別式は近親者のみで執り行われる。

 故・湯川秀樹氏の門下生で昭和32年に京大教授。同25年、元素の起源に関する基本理論「アルファ・ベータ・ガンマ・ハヤシの理論」を発表した。

 1970年には、英国王立天文学会のエディントン・メダルを日本人で初めて受賞。昭和57年に文化功労者、同61年に文化勲章。2004年には太平洋天文学会のブルース賞を日本人で初めて受賞した。

【関連記事】
プラトンが愛した「世にも美しい正多面体」
広島のアマチュア天文家が超新星発見
「地球衝突回避せよ」 露が小惑星対策協議へ
小惑星を「伊藤博文」と命名 没後100年、夜空が祝福?
ガリレオの気持ち分かる? エジプトで天体観測会

JR阪和線、ドア不具合でストップ 1万9千人に影響(産経新聞)
津波警戒で情報連絡室設置=政府(時事通信)
大津波・津波警報 北海道・根室市3363世帯に避難指示(毎日新聞)
<津波>高知も警報解除 気象庁(毎日新聞)
<医療事故>投薬ミスで寝たきり状態、病院に賠償命令 岡山(毎日新聞)