2008年07月18日

結婚式のスライドショー作成

テーマ:イベント
Tokyo AD 5yrs ago - TOKYO AD navi

今回のブログは力作(?)です。
時間を掛けて執筆しますので、いろんな所を長くして(笑)完成をお待ちください。
ヤフー縁結び
写真は松田一沙さん

結婚式でスライド上映
 結婚式で上映するスライドショーの作成を頼まれまして、つい先日完成しました。以前にも一度頼まれた事があり、今回は2度目なのですが、時代と共に移り変わって行くスライドショーのノウハウを、せっかくなのでブログにしたためておこうかと思います。
ヤフー縁結び 松田一沙


1度目はクラブDJのように
 1度目は2003年頃に作成したのですが、その時はOS9のフリーのスライドショーソフトで作成して、ダウンスキャンコンバーターを通してビデオ録画しながら、同時にWindows側ではMP3で音楽を流しつつ、オーディオミキサーでリアルタイムに音楽のフェードイン・フェードアウトを操作してミックスする、というまさに一発本番の神業クラブDJ状態。何度も練習をしながら、一番いいテイクを残しました。徹夜で「やっと終わった!!」思ったら、なぜか音声がステレオになっていなくてまたイチからやり直すはめになったりとか(笑)、本当に大変でした。

2度目はフルデジタル
 2度目の今回は、フルデジタル編集に挑戦です。この5年ですっかり時代背景も変わってしまったので、ボクの自宅にもアナログ機材は一切なくなってしまいました。
 結論から言えば、今どきはMac標準添付のiPhotoがあれば簡単に出来ちゃいます。あとは式場にMacBOOKを持ち込んでプロジェクターに接続して上映するだけです。しかし実際は、DVDに焼いてディスク一枚だけを持ち込むのが一番身軽でベターですね。
 Windowsならば、無料でMicrosoftの「フォトストーリー」というソフトがダウンロードできます。Windows XPに付属の「Windows ムービーメーカー」でも制作できるようです。
少し前だと、Microsoftの「パワーポイント」でスライドショーを作るのがトレンドだった時代もあったようです。

【ブログ】2004年頃のスライドショーの記述があるブログ
最近の結婚式は、みなさんパワーポイントでスライドを作って、


トレンドは、KenBurnsエフェクト
 スクリーンセーバーなどでもよく使われる効果なので、みなさんも一度は見た事があるかと思います。静止画のスチール写真を、ズームイン(寄って拡大)やズームアウト(引いて縮小)、パン(横移動)などを活用しながら、あたかも動いているかのような効果で見せて行きます。大勢の人が映っている一枚の写真であっても、意図的にある一人だけに注視してもらう演出が可能になります。
 MacのiPhotoでは、バージョン5(2005年発売)からこの機能が付加されたそうです。この機能は素晴らしい!! 昔はこんな機能なかったので、静止画が順番に流れるだけでした。
元々はドキュメンタリー番組で使われる手法で、作家のケン・バーンズ氏の名前に由来するそうです。

【動画】実際にケン・バーンズエフェクトを使用したスライド動画
YouTube - 結婚披露宴スライドショー コブクロ-蕾

【ブログ】Aquarian's Memorandum
Ken Burns エフェクトをiPhoto5 スライドショーで楽しむ


トランジションで、画像めくりに効果を
トランジションとは、ビデオ編集の際にカットとカットの切り替えに使う効果の事で、ディゾルブ や(画像がクロスフェードする効果。AとBの画像がオーバーラップしながら徐々に切り替わって行く)、ワイプなどがあり、iPhoto'08では13種類ほど選べます。
(ランダム、キューブ、ディゾルブ、波紋、黒でフェード、反転、モザイク反転(大)、モザイク反転(小)、ページめくり、押し出し、リピール、渦巻き、ワイプ)


スライドショーの語源
ここまで説明する必要はないのかもしれませんが(笑)、もしかしたら、現在ではもう見た事がない人も多いかもしれませんので念のため。
スライドとは、ポジフィルムを1カットずつ切り離して、紙やプラスチックの枠にマウントしたスライドフィルムの事を指していて、スライド映写機でカシャッカシャッと順番にスクリーンに上映して行きます。古いスパイ映画の007シリーズなんかには、そんなシーンがあったかも(あれはマイクロフィルムかな)?
スライドのマウント説明
【サイト】参考サイト:初めての一眼レフカメラ

スライド映写機
スライド映写機
投影プロジェクタータイプのスライド映写機
(連続リボルバータイプと単発タイプ)

スライド映写機
デスクトップタイプの内照式スライド映写機。
(個人でスライドを楽しめます、グフグフ(笑)。
ライトを回転してスクリーンに写す事も可能な優れもの。

結婚式場の設備を確認しておく
最近ではノートパソコンからダイレクトに接続して上映出来る設備を備えている施設も多いでしょうし、あらかじめDVDに焼いておいて手軽にディスク1枚で上映するという手もあります。上映するプロジェクター(映写機)は、式場の料金に込み込みでレンタル料無料だったり、レストランウェディングなどでは別途有料の場合もあります。別途5万円とか10万円とか取られるとビックリしますよねぇ。

スライド作成のワークフロー
教えてgooに、わかりやすい制作の流れの説明がありました。
【サイト】生い立ちのスライドを作成するのですが・・・教えてgoo

●新郎新婦に写真を選んでもらう。
使う順番に裏にナンバーと解説を書いてもらいます。エクセルなどで一覧表を作っておいてもらうと、流れがスムーズです。デジカメデータの場合は、ファイル名をナンバーに変えておいてもらいましょう。

●新郎新婦に音楽を選択してもらう
全体で一曲にするのか、年代で曲を変えていくのか。曲が決まったらツタヤへGO!! ネット販売で購入してもいいです。
著作権の問題もありますが、Youtubeで映像をダウンロードして音楽だけ抜き出せる、フリーソフトも存在するそうです。検索してみてください。ただし、元々なのかフリーソフトのせいなのか、音声がなぜかモノラルになってしまうケースが多いと聞いています。自己責任で使いましょう。
字コンテ
新郎新婦に、このような写真とコメント、音楽の一覧表を作ってもらいます。

●ひたすらスキャン!!
写真の枚数はだいたい100枚前後になるはずなので、普通にスキャンしてるとマジで日が暮れます、というか夜が明けます。高速スキャンのノウハウは以下に。
【関連ブログ記事】2008年05月04日
<デジタルスクラップ> GW、広告スキャン1000本ノック!!
スキャンのスピードを上げるために、毎回プレビューを取らずにガンガンスキャンしていくという手もありますが、最近の自動画像補正機能は格段に優れているので、是非毎回プレビューを取って自動画像補正されたキレイなスキャンを読み込んでください。

●iPhotoで画像のゴミ除去、色調修正
写真の表面はホコリを集めやすいので、スキャンするとたいていゴミがついてます。スキャナの自動ゴミ除去機能があればオンにしておき、さらにiPhotoでも消去します(マウスでドラッグするだけの簡単な作業です)。フォトショップがある方はフォトショップの「スポット修正ブラシツール」で修正してもOKです。

●iPhotoだけで作成する場合
会場で解説ナレーションを入れるのであれば、スライド側に文字コメントは入れずにiPhotoのスライドショー作成だけで完成という事もできます。タイトルだけは別途jpg画像で制作しておいて、iPhotoのスライドショーの一部として冒頭に組み込んでからムービーに書き出します(メニューバーの、共有→iDVDに送信)。音楽もiPhotoで入れておく事ができます。
どうしてもコメントの文字を入れたい場合は、フォトショップであらかじめ写真に文字入れておいてもいいでしょう(文字まるごとケン・バーンズエフェクトがかかってしまいますが。しかもフォトショップで写真100枚に文字を入れ込むのはかなり骨が折れます)

●iMovieで編集
Macに標準で付属してくるiMovieで、映像の編集ができます。ボクの場合は、iPhotoで「小学生時代」などの年代毎に区切ってスライドショーを書き出し(メニューバーの、共有→iDVDに送信)、それをiMovieで編集してつなぎあわせました。年代毎の冒頭に入る見出しタイトル画面は、jpg画像をiMovie側で挿入。文字コメントも後から簡単に写真一枚一枚に付ける事が可能です。
しかし、ここで問題が発生!!年代ごとに音楽を変えたいのですが、iMovieの音楽のフェードアウト機能がなぜか働かない!!音楽がブツ切れで終わると、非常に気持ち悪いものです。
結局原因がわからず、先日購入したAdobe CS3のPremiereに移行する事をギリギリになって決断しました。

●iDVDだけでも、簡単なスライドショーが作成可能
ケン・バーンズエフェクトは使えなくなりますが、iDVDで直接写真を読み込んで、簡単なスライドショーのDVDを作成出来るようです。写真一枚一枚に表題とコメント文字を入れる事も可能です。
写真とムービーの合わせ技も出来るので、iPhotoから書き出したスライドショーに、タイトル画面は別に作っておいたjpg画像をつなげるという技も可能。ただし、写真には一枚一枚別の文字が入れられますが、ムービーには1ムービーに対して1個の文字しか入れられません。

【動画】Creating a DVD from Your Videos, Photos, and Music / Creating Slideshows
iDVDでスライドショーの作成方法解説ムービー(英語ですが、映像だけで理解できます)

●Adobe Premiere
プロ用ツールですが、基本操作はiMovieと同じなので、使いやすいと思います。好きな所に好きなタイミングで文字を入れる事が出来たり、一つの画面内で複数の映像が動かせる所などは、さすがプロ用のツールです。
最近はアップルの「Final Cut」に押されているという噂も聞きますが、一時期は映像編集ソフトの金字塔を打ち立てた存在であるとかないとか。先日、CMの編集スタジオに見学に行ったら、プロのCM映像編集には「 Avid(アビッド)」というノンリニア編集システムを使っていました。雑誌には、プロは「Final Cut」を使っているとか書いてあった気がするんだけどなぁ。きっと会社ごとにそれぞれ好きなソフトを使ってるって感じなんでしょうかね。映画とかTVとかCMとかでも使うソフトが違うのかしら。

●中間チェックはクイックタイムムービーで
新郎新婦に、ムービーの中間チェックをしてもらうために、Premiereから一旦クイックタイムムービーを書き出し(100MBを超えます)、それをiMovieに一旦取り込んでからもう一度クイックタイムムービーに書き出しました(30MBくらいに圧縮)。つまり軽くするために、2回レンダリングして書き出しました。
多分、圧縮設定をいじればPremiereから一発で軽いムービーを書き出し出来るはずなのですが、素人には非常に分かりにくく、iMovieなら圧縮設定をわかりやすいメニューから1回選ぶだけなので、非常にシンプルです。所用時間は20分×2回分くらいでした(Mac Pro クアッドコア使用)

●クイックタイムムービーは、大容量ファイル転送サービスで送信
ボクは宅ファイル便で新郎新婦に送信して、チェックしてもらいました。

●Encore(アンコール)でDVDに書き出し
そして最後は、Adobe Encore CS3でDVDにムービーを焼いて、無事納品いたしました。

PremiereとDirectorの違いって?
ところで昔は「Premiere」と「Director」の違いを良く理解していなかったのですが、「Director」はいわゆるマルチメディアコンテンツのパッケージ制作に特化したソフトのようです。クイックタイムに対応する以前は、再生するマシンのスペックによってムービーの再生速度が変わるという噂も聞いた事がありました(笑)。大昔はタイムラインが管理されてなかったんでしょうね。

PremiereとAfter Effectsはナニが違う!?
素人的には、Adobe CS3に一緒に付いて来た「After Effects」と「Premiere」との違いもイマイチピンと来なかったり、「SoundBooth」ってなんのソフトだ?とかいろいろ疑問もあったのですが。After Effectsだけでも映像の編集は出来てしまうようですが、よりトリッキーなエフェクトを掛けるのに特化したソフトのようです。クラブのVJさんなんかは「After Effects」オンリーで、映像を一本仕上げてしまうようです。
グラフィックに置き換えて考えるとわかりやすいと思いますが、
Adobe Premiere → インデザイン
Adobe InDesign的編集の役割
After Effects → イラレCS3
Adobe illustrator的単品素材作成の役割
を果たしているようです。illustrator単体でも印刷物を作成出来るように、After Effects単体でも映像制作から編集まで出来るんだね、と考えたら何とか違いを理解出来ました。

SoundBoothでサウンドトラック編集もばっちり
「SoundBooth」は結局、音声・音楽の波形編集ソフトだったのですが、映像のサウンドトラック編集に特化しており、ネーミングのまんまでした。非常に簡単にトリミングやフェードアウトの設定が出来ました。

ちなみにスライドショー制作をプロに頼むと
ちなみにプロに頼むと、こんな仕上がりのようです(サンプルムービーあり)。
【サイト】結婚式プロフィールDVD www.memoris.co.jp/
【サイト】HAPPY MOVIES www.happymovies.jp
【サイト】ブライダルDVD 8,888円bridal.dvdcraft.com
Macとやる気さえあれば、実はみなさん自身でも結構簡単にこのレベルで作れちゃいます。時代ですね~。(リンクを貼らせてもらった業者の方、ありがとうございます!!)

絵は鉛筆1本から、音楽なら歌から。
絵であれば鉛筆1本から、音楽なら歌やギター1本だけでも簡単に始める事が可能なのに対して、映像は非常に現代技術のインフラに依存した存在です。商業グラフィックの世界も15年ほど前までは職人の世界で、技術がなければ出来ない職業でしたが、映像の世界はさらに技術だけでなく高価な機材も必要としたので、以前は「ちょっとかじってみよう」なんてお気楽にやってみる事が非常に困難な世界でした。仮に映画を作るとしても役者や音楽家まであらゆる分野のプロが必要になる、まさに総合芸術って感じ。

若者の熱いリビドーと老後の余暇には映像を
しかしインフラに依存するとは言いながらも、現在では自宅のパソコンだけで全部簡単に出来てしまう時代になりました。最新のMacを持っている人であれば、標準添付のソフトだけで上記のプロが作ったサンプルムービーとほぼ同じクオリティの物が簡単に作れてしまいます。もちろん時間と根気があればですが。
若者ならば熱いリビドーを映像にぶつけるも良し、熟年ならば老後の余暇を映像制作に当てるも良し、技術の進化は個人の芸術の昇華を非常に身近にしてくれました。って大風呂敷広げ過ぎか(笑)。

さあ、今度は結婚式当日の写真をスライドにムービーにしてみようっと!!
ではでは。
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