二木拓磨のブログ

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おはようございます。二木拓磨です。


先日、東京で開催された

「ジャイアン出版塾」

で講師をさせていただきました。

ジャイアン出版塾は、
出版プロデューサーの吉田浩さんを
メイン講師としながらも、

導入の1回目、2回目は、
私が5時間講義、吉田浩さんが1時間講義と

私がたくさんお話させていただいています。


* * *


出版塾が月1回、開催されているので、
月1回は東京に行っていますが、

東京に行くたびに、東京の大型書店に

「お参り」

しています。特に用事がなくても行くのです。


そして行くと、実感するのが


『企画の勉強になるなぁ~』


ということ。


今回の東京滞在3日間では、
羽田空港についたその足で、
ビジネス書を日本一売っている
あの書店に行ってきました。

紀伊国屋書店ではないですよ。


さて、どこでしょうか?


A)ジュンク堂書店 池袋本店

B)丸善 丸の内本店

C)三省堂書店 神保町本店



正解は・・・














「丸善 丸の内本店」です。

東京駅の丸の内北口徒歩1分にあります。


なぜビジネス書を日本一売っていると言い切れるのか。


それは、【ダイヤモンド社】が公表している

書店の単店別の売上ランキング1位だからです。


1位:丸善 丸の内本店

2位:紀伊国屋書店 梅田本店

3位:紀伊国屋書店 新宿本店


※2013年1月~8月


ちなみに、【東洋経済新報社】は

単店別の販売冊数まで公表しています。


なんと、丸善 丸の内本店が、

3倍近くの大差をつけて、

【圧勝】

しています。


1位:丸善 丸の内本店(40,966冊)

2位:紀伊国屋書店 新宿本店(16,144冊)

3位:紀伊国屋書店 梅田本店(15,106冊)


ビジネス書をどの書店が
たくさん売っているかを知れば、

ビジネス書を出した著者が、
どの書店でプロモーションを行うのが
いいのかが見えてきます。

【ダイヤモンド社】が公表している
1位から20位までの書店売上ランキングを
下記に載せておきますね!



1位:丸善 丸の内本店
2位:紀伊国屋書店 梅田本店
3位:紀伊國屋書店 新宿本店
4位:丸善 日本橋店
5位:ジュンク堂書店 池袋本店
6位:三省堂書店 有楽町店
7位:紀伊国屋書店 新宿南店
8位:ブックファースト 新宿店
9位:三省堂書店 名古屋高島屋店
10位:八重洲ブックセンター 本店
11位:文教堂書店 浜松町店
12位:リブロ 池袋本店
13位:三省堂書店 神保町本店
14位:丸善 ラゾーナ川崎店
15位:ジュンク堂書店 福岡店
16位:有隣堂 ヨドバシAKIBA店
17位:有隣堂 アトレ恵比寿店
18位:MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
19位:ジュンク堂書店 三宮店
20位:丸善 博多店

※出版業界紙「新文化」2013年10月3日号より作成
※ダイヤモンド社が発行するビジネス書・一般書が対象
※2013年1月から8月の販売実績を単店別に集計

全ジャンルのランキングについてはまた別記事で書きますねー。

* * *

町の小さな書店で本を1冊置いてもらう活動を
がんばる著者さんもいますが、

言っちゃあ悪いですけど焼け石に水なわけです。


出版してはじめの1~2週間が勝負なわけですから、
この期間中に大型書店での売上を上げるべく、


1.書店(と密約して)平積みしてもらう
2.書店(と密約して)ワゴンに50冊くらい置いてもらう
3.自己買いで1冊ずつ購入して、書店員に売れる本だと勘違いさせる
4.1週間で一気に買い上げて週間ランキングに載せる
5.書店(と密約して)ランキングに載せる


ランキングに関しては、ランキング棚が目立つ位置にある
書店で行わないと意味がないです。

渋谷のブックファーストのランキング棚とかは最高です。


はい、つまりは、書店って、
こういった場所貸しビジネスをしているわけです。


本の表紙自体が、本の存在をアピールする

「ポスター」

なのです。


POPを作っても、書店でPOPを立ててもらえるのは

「売れている本」

もしくは

「売れると書店員に思われている本」

です。


というわけで、

本を売るための販促というのは、

非常に難しいというのが結論です(なんじゃそりゃ)


3万円の教材を3000個売ったという著者が、

自分で本を3000冊売るのなんて楽勝だと思ったら、

「予想していた10%しか売れなかった・・・」


という話は、よく耳にする話です。



逆に、3万部、5万部を超えていく本というのは、

大したプロモーションもしていないのに
発売1週間でドッカン行くケースを

30冊以上、見てきました。


本を売るためには、

「売れる本」

をつくることが、
あたりまえと言えば当たり前ですが、
大切なんですね~。


みなさん、自分を磨き、企画を磨きましょう!


販促はあくまでも、その上での取り組みですよ~!!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


二木拓磨