口臭の原因

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目口臭の主な原因物質は揮発性硫化物(Volatile Sulfur Compounds)


硫化水素 メチルメルカプタン ジメチルサルファイド(ジメチルスルフィド) が主な揮発性の硫化物でよく知られている。


この揮発性硫化物は非常に強い毒性を持つ。

思い出していただきたいのはこのところの硫化水素による自殺。


この揮発性硫化物の毒性は青酸ガスに類似し、ミトコンドリア、チトクロームオキシダーゼFe3+に結合して、呼吸鎖を阻害して細胞内窒息を引き起こす。


通常の口臭濃度 0.3ppm で悪心・呼吸障害などが発生。


口臭の1/5以下の 20ppb 程度でも眼・呼吸器・中枢神経症状が現れる。


この揮発性硫化物は直接的には含硫アミノ酸から産生されるが、口腔内タンパク質に由来する。

主なタンパク源は食渣(食べかす)ではなく、舌苔、すなわち脱落上皮細胞、歯周ポケットから漏出した白血球である。


メモ口臭の分類


1.真性口臭症

 

 ・生理的口臭


 ・病的口臭


    口腔由来の病的口臭 → 歯周病が原因のことが多い


    全身由来の病的口臭


2.仮性口臭症 → 口臭がないのに口臭を訴える


3.口臭恐怖症 → 口臭がないのに口臭を訴える

             精神疾患・心身症が原因


メモ歯肉粘膜への影響


粘膜組織に有害物質が侵入すると、生体は影響を受け、疾病や異常の原因となる

そこで上皮には有害な物質の侵入を防ぐためのバリアー効果があり、未然に疾病や以上の発生を防いでいる


歯周病は、歯周病菌が産生する内毒素(Lipopolysacharides LPS)やその他の起炎物質、抗原物質が歯肉溝粘膜内へ侵入して歯周炎が発生し始める。すなわち、歯肉粘膜のバリアーが破壊されながら病原物質、病原性細菌の侵入が始まり、歯周炎が発生する


揮発性硫化物は粘膜のバリアー効果を弱める。粘膜透過性を強く亢進させる。


さらに炎症が起きた時に放出されるプロスタグランジンProstaglandin(PG E2)やLPSのの透過性も亢進することから、口腔内では揮発性硫化物により歯周病の危険性が高まると考えられる。


また揮発性硫化物は歯肉線維芽細胞、および上皮細胞にアポトーシス(細胞の自殺)を惹起する

揮発性硫化物は抗酸化酵素(Superoxide disumutase  SOD)を阻害、ミトコンドリア由来の活性酸素を増加させ、アポトーシスを惹起する。


揮発性硫化物は歯周炎の初期発生因子と考えられる。


メモ歯肉細胞に及ぼす影響


線維芽細胞は結合組織成分であるコラーゲンを多く生産する。


歯肉ではコラーゲンが減少すると歯周疾患の原因の1つとなる


揮発性硫化物は歯肉繊維芽細胞のDNA合成を阻害し、タンパク合成とくにコラーゲン合成を抑制する。

コラーゲンの易溶化を引き起こし粘膜のバリアー効果を減弱させる。

結合組織の恒常性維持に必須のフィブロネクチンをモノマーに分解

基底膜の新生が著しく阻害、創傷治癒が著名に遅れる

破骨細胞の活性化、骨芽細胞の増殖阻害


        ダウン


歯周病の初期発生ばかりでなく、歯周病進行の要因となる。


メモ揮発性硫化物の発癌性


揮発性硫化物には発癌性があると示唆されている。




ヒヨコまとめ


日本では40歳以上の80%が歯周病だと言われている。

口臭の原因が歯周病菌が産生する揮発性硫化物である以上、日本国民の40歳以上の80%に口臭があると言わざるおえない。


つまり、日本人は “口の臭い民族である” ということになるガーン

この事実・・・目の当たりにするとショックだ汗