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芸能人を起用したアドベンチャーゲームを振り返る

テーマ:AVG特集! 2010-07-04 21:15:00
【概要】
額面通り、芸能人がゲーム内で出演しているゲームを振り返ってみる。
そういう企画。内容は額面通りに受け止めてね!

【芸能人を起用したアドベンチャーゲームを振り返る】

ディスクワールド
PS・SS『ディスクワールド』
発売日 1996年7月5日 販売元 メディアエンターテイメント
出演者 高田純次 役 リンスウィンド(主人公)

海外のアドベンチャーゲーム開発会社では老舗である
ルーカスアーツ(1)が制作した長編アドベンチャーゲームであり、
欧州では30巻以上が出版されているファンタジー小説『ディスクワールド』のゲーム化作品。
といってもディスクワールド自体が国内では翻訳が殆どされていないため、
原作つきのゲームとして捉えている人が国内で如何ほど居たかは謎。
そもそも国内におけるルーカスアーツ制作のADVは、
PCでこそMS-DOS時代にキャラクターゲームを中心に何作かローカライズされたものの、
家庭用ゲーム機では本作を除けば『マニアックマンション』(FC)
『Monkey Island』(MEGA-CD)『LOOM』(PC-ENGINE)ぐらいしかなかったので
知名度は「マニア向け」の領域で留まっている…のが現実だったため、注目もされてなかった。
ついでに私はPCゲームをプレイしない人なので、ルーカス作品の個々の説明はここを参照のこと。

※(1)ルーカスアーツ 『スター・ウォーズ』『インディ・ジョーンズ』シリーズで知られるジョージ・ルーカスが設立した映画スタジオであるルーカス・フィルム作品のゲーム化を行うために起業したゲームメーカー。アドベンチャーも得意としており、マルチエンディングに複数視点、ポイント&クリックなど先進的なインターフェースとシステムを作り上げた『マニアックマンション』から始まるグラフィックアドベンチャーシリーズは…国内では無名。『マニアックマンション』で確立されたSCUMMシステムは、その後改良を重ねられ、80年代から90年代までハイペースにADVが発売していた、らしい。そこの辺りの流れは4Gamerに載っているこの記事が詳しい。現在は『スターウォーズ:バトルフロント』や『LEGO』が主柱シリーズだが、海外のみではあるが『Monkey Island』を7年ぶりに復活させWiiWareやPCで新作を、XBOX live!ではHDリメイクを配信している。

人生の言い訳

で、その知名度の低さもあってなのか何故か声優に起用されたのが、
当時はバラエティよりもクイズ回答者として仕事の多かった高田純次。
なのだが、会話をボイスのみで表現している関係で、
初回は聞きとばしが許されず、オブジェクトをクリックするたびに
高田純次の愉快なコメントを聞くハメになるというなかなか楽しい仕様になっており、
更に言えば表紙で「超長編ファンタジーアドベンチャー」と煽っているのは伊達でなく、
難易度が異常に高い(=ボリュームがある)ので「つまり」も頻出。
このため何度となく高田純次の声を聞き続けなければならない
楽しいゲームプレイを強要され、正直に言うと聞くに堪えない。
(翻訳されたテキストのため、理解できない言葉遊びもあるしなぁ…。)

ついでに高田純次というと『ユーラシアエクスプレス殺人事件』も有名
(演出上の都合で、椅子をクルクル回る高田純次を何度も観れます!)だが、
こっちについては小島秀夫やら飯野賢治やら金子一馬など、
有名クリエイターが出演しているためインパクトはそこまでなし。
まあつまり色んなタレントにとっての黒歴史なので触れないのが吉ということで。

キャプテン・ラヴ
PS『キャプテン・ラヴ』
発売日 1999年3月11日 販売元 東芝EMI
出演者 遠藤久美子 役 永堀愛美(ヒロイン)

今となっては、そもそも東芝EMIってゲーム作っていたの?
という声も聞こえてくるような、こないような。
と言っても東芝EMIはFCから『ゾイド』『ハイドライト』などを発売しており、
この遺作である『キャプテン・ラヴ』まで14年間も家庭用展開をしていたりする。

それはさておき、『キャプテン・ラヴ』。
コンセプトは「愛を見つける」のではなく「愛を突き通す」という変わったものになっており、
恋愛モノにして「求愛してくる相手をフリまくる」というゲームプレイになっていた。
…ってまあ、もうこのサイトでは取りあげすぎてるタイトルなんで、
読者の方には「もう良いよ、解説は。」と思われていそうだな。


今では女優です。

そもそもヒロイン役が遠藤久美子だったのも東芝EMI繋がり。
当時はアイドルということになっていた遠藤久美子を、
歌手として活動させうようと色々と仕込んでいた時期だったためで、
本作のOPに起用された『好きなら好きっ!』も、実は彼女のデビュー曲。
そう、つまりメディアミックスという大義名分の元、
こんな訳の解らないゲーム(と、あえて言う。)に出演しちゃったわけである。
まあその辺の経緯は脚本を勤めた須甲和彦のHPにバッチシ記載されてる。

しかし元々ハスキーボイスで知られる遠藤久美子なうえに、
アニメ絵で平均的なヒロインな外見とのギャップから
「エンクミの声が合ってない」という声が発売当初から上がっていたりする。
ここに、メディアミックスゆえに起きた悲劇があーたらこうたら。
ただし当時としては珍しくオプションでキャラ別に音声をOFFできるので、
(まあ、その機能を入れた理由はだいたい察しが付くけど。)
気に入らなければ切ってしまえば良いだけの問題だったりもする。

超名作アドベンチャーDS レイモンド・チャンドラー原作 さらば愛しき女よ
DS『超名作アドベンチャーDS レイモンド・チャンドラー原作 さらば愛しき女よ』
発売日 2009年5月28日 販売元 フリュー
出演者 山本高広 役 フィリップ・マーロウ

フィリップ・マーロウ…と言えば、ハードボイルド小説界を代表する
トレンチコートに中折れ帽子、そしてくわえタバコ…
というアメリカ小説の刑事像(実際は探偵だけど)を作り上げた、
誰もが認める名キャラクター。であり、ステレオタイプ。

日本でも影響力は当然高く、
例えばアメリカ小説に影響されたことで有名な村上春樹が、
好きな作家には必ずと言っていいほど著者のチャンドラーを挙げていたり、
三島由紀夫賞の第一作である『THE WRONG GOODBYE』(著 矢作俊彦)は、
『長いお別れ(THE LONG GOODBYE)』のパロディだったり、
最近だと『仮面ライダー』の主人公がフィリップという名前だったり。
ま、この辺りはウチよりどこかの文芸サイトでも巡ればいくらでも出てくるか。

で、この『さらば愛しき女よ』。
原作は『長いお別れ』と並ぶシリーズの傑作としてしられるナンバーで、
世界的に知名度の高い原作のゲーム化…だったはずなのだが。
新興メーカーであるフリューが開発したこともあってなのか、
選択肢はほぼストーリーに影響しない上に、絵柄はアニメ調。
原作のイメージに合わない上にインタラクティブ性のイの字もない仕様だったこともあって、
「チャンドラー」という名を語って良いのかと思えるほど「お粗末」なものになっていた。

山本高広が・・・きたーーーっ!! [DVD]

本作で主人公のフィリップ・マーロウに声を当てたのは、
織田裕二「キター!」の物まねで一斉を風靡した山本高広。
しかし山本がブレイクしていたのは2008年の序盤から中盤の話で、
発売当時は既に賞味期限切れだったため「なぜ今更?」という反応しかなかった。
そもそも曲がりなりにもフィリップ・マーロウの役を、
ものまね芸人にさせる理由とは、いったいどこにあったのか。
ハードボイルドファンに山本高広が魅力になるのか、その逆もありえるのか。
恐らく本作最大のミステリーが、ここにある。
ああ、演技は素人としては可もなく不可もなく…。

映画 レイトン教授と永遠の歌姫 スタンダードエディション [DVD]
DS『レイトン教授シリーズ』
発売日 2007年2月15日~ 販売元 LEVEL5
出演者 大泉洋 役 エルシャール・レイトン

オチは何が良いだろう、と考えるとやっぱり知名度が高いモノが良いわけで。
というわけで、最後は『レイトン教授』シリーズである。
…のだが、主演の大泉洋をはじめ芸能人を起用しまくってるため、
紹介するにも認知度が高すぎで、今更キャストになにか言うことがあるわけでもなく。
かといって、このシリーズでパブリッシャーとしてのレベルファイブの認知度を挙げたとか、
もう少しで世界で一番売れてるアドベンチャーになっちゃうだとか、
そもそも国内では歴代で一番売れたアドベンチャーがこれだとか、
映画化や元ネタの『多湖輝の頭の体操』のゲーム化は壮絶にコケただとか。
そういう話もネットで検索すれば山のように出てくるわけで、
ここで解説する意味があるのか、ためらいを覚えるところではある。



だがしかし、あえてつっこんだ解説をすれば
エルシャール・レイトンに大泉洋、ルーク少年に堀北真希を、
そして毎作ゲストに有名タレントをキャスティングし、
プロモーションのイメージキャラクターとする広報戦略が
このシリーズの国内セールスを引き上げたのは誰も異を唱えないわけで。
はっきり言えば声優として上手いかと言えば博打である芸能人を、
あえて起用する意義を最大限まで活かしたメーカーであることも、間違いはない。
逆に言えば、芸能人起用の恩恵を受けてるゲームに
めったにお目に掛からない現実も、そこにはあるのかもしてないが。

【コメント】
まとめが弱いかなぁ。ああ、『ガラスノバラ』とか実写モノはあえて外してます。

コメント

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1 ■芸能人ネタ

なんか芸能人起用っていうのはいろいろ裏事情がチラホラ垣間見えますね。

今だったら角界をテーマにしたゲームとか面白そうですね。相撲部屋の経営シミュレーション+力士の育成要素+本編を忘れて熱中必死の野球賭博のミニゲームとか。


って芸能人じゃないな。


遅れましたが誕生日おめでとうございます。

2 ■なつかしい

『ユーラシアエクスプレス殺人事件』は、昔プレイした
記憶があります。高田純次が出演してたのは覚えているのですが、
小島監督や金子さんも出演されていたのですか~
たぶん、その時は「誰だこのおじさん」という目で見てた気がしますw

ZOEやメガテンシリーズが好きなので、もう一回見てみたい気もします。

『キャプテン・ラヴ』は以前、シュタインズゲートと比較されるタイトルとして
挙がっていましたよね。ちょっと興味があります。
PC版のシュタインズゲートの発売が延期してしまったので、他のタイトルも
やりたいのですが、EVE、DESIREとういう流れから、現在YU-NOをプレイし始めました。

終わりを考えると果てしなく長いですけど、以前、プレイしたのが10年以上前なので、
その時、理解できなかったことも少しは理解できるのではないかと思いプレイしています。

遅くなりましたが、日付が変わる前に、誕生日おめでとうございます。

3 ■>>タイマさんへ

まあそもそも、事情がないかぎり別畑の芸能人を起用しませんわね。というかなんというか。

つまり「大相撲64」をミニゲームつきでHDリメイクして欲しい、ということですね。解ります。
個人的にはMDの名作「ああ播磨灘」をHDリメイクして、プロレスモードを満喫したいです。

誕生日はもう迎えたくないですね。ええ。

4 ■>>アスラーダさんへ

『ユーラシアエクスプレス殺人事件』。
あのソフト、当時のプレイヤーにはなぜか思い出タイトルに挙げられますけど、
リアルタイムの時間制とかよーわからんシステムが採用されててボクは評価してないんですよねw
あのセクハラ視点も…ああでも田口さんの足下が眺めれたのは一発ネタ的に面白かったかなw
小島さんたちは確かオープニングで確認できた記憶が…

『キャプテンラヴ』は内容というよりゲームデザインが似ている作品という感じです。
なんで同じもの期待しちゃダメですよ!という釘指しをしちゃうボク。
まあプレミア化してるんで、店頭で見かける事自体があんまりないですけどねw
『EVE』『DESIRE』『YU-NO』ですか。うーん、セガサターン大活躍ではないですか。
じゃあ次は『黒の断章』か『慟哭、そして…』でw

『YU-NO』のあのシステムは作り込みが半端ないぶん、プレイ手間も凄いんですよね…
ルート探しがマッピングで、アイテムが経験値のADVという名のダンジョンRPG、それが『YU-NO』。
と言っていた知り合いがいましたけど、だいたい同じ感情を覚えますw

誕生日は3日だったり。うひひ、ありがとうございます。

5 ■無題

タイトルから「チャイルズクエスト」とか「たけしの挑戦状」の話かと思いましたw

ADVじゃないですけど、最近だと「龍が如く」シリーズが凄いメンバー使ってますね。
そのまま実写映画作れるでしょう。
一昔前だと、「鬼武者」の金城武が・・・あれはシリーズが右肩下がりになった原因のような気がしないでもないです。

外国産だと、「ヘビーレイン」とか演技と声担当の人の顔までキャプチャーしてキャラ作ってますね。
だからもうほとんどその人そっくりのキャラがゲームに出てきます。
日本だと顔までキャプチャーしたものってほとんどないでしょうが、その辺はお国柄でしょうかね。

6 ■無題

おおお、ついにディスクワールドに触れてくれましたか(`・ω・´)
ゲーム内にかなりダーティな言い回しや会話がある所からも、完全に訳しきれなかったのはしょうがないと思います。
というか訳は全く気にならなかったw元小説読んでないせいもありますが
想像以上に高田さんもいい喋りしてて(それでも繰り返しの嵐は無理ですが)
声優としては当たりだったと思います。

レイトンにはチャーリーとチョコレート工場のウィリーウォンカに訳を当てた人
(名前わからない)辺りをあててもよかったかもしれませんね、動画見たらそっちを連想しちゃった^;

7 ■>>Tarutoさんへ

ちょ、どっちもウチで取りあげるアドベンチャーゲームじゃない気が(;^ω^)

『龍が如く』、じゃあ北村一輝主演で劇場版を作ってみるというのはどうでしょう。
三池監督あたりをひぱってくれば、認知度の高さもあって大ヒットまちがいなし!
…なんだろう、凄い疲れを感じていますw

まあモーションキャプチャーが流行れば、そういうものになっちゃうんでしょうね。
そもそも日本のアドベンチャーはキャプチャーしちゃうほどお金をかけるメーカーはないかとw
やるとすれば『428』みたいな実写で試み的には充分でしょうし。

8 ■>>饅頭こわいさんへ

『ディスクワールド』って待望されてたんですか(`・ω・´)
まあ原作小説からしてかなりブラックらしいんで、その辺りの流れもあったのかなぁ…と。
高田さんのしゃべりは、発音のアクセントが独特というかなんというかw
そもそも繰り返しボイスを聴くゲームデザインに問題がある気がする、あの作品には。

レイトンは平田広明ですかぁ…うん、気持ちは解りますw

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