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チュンソフト新作はPSP。『トリックロジック』が発表。 平成22年の2回表 3球目

テーマ:ブログ 2010-02-03 20:05:00
【平成22年の2回表】

チュンソフト新作PSP『トリックロジック』が発表。参加作家はどんな人?

極限脱出 9時間9人9の扉428 ~封鎖された渋谷で~

ということで、今度はPSPで発売ですよ。
実はチュンソフトってPSPで移植は山ほど出してるけど新作は初。
豪華作家陣が売りで、なんと2部でわけられて発売されるらしい。
販売がADVは不振続きのSCE…というのはかなり意外ですけども、
麻野一哉(元チュン社員)が監修の『銃声のダイヤモンド』を出して失敗した流れから、
今度は本家を呼んでブランドで売ろう、という意図を感じなくはない。
しかし、なぜここまでSCEはADVに熱心になってくれるんだろう。謎。

ゲームの流れは小説を読み、その謎を推理していくものになるらしい。
要は『スローンとマクヘール』や『West Village』の様なクイズ型式を、
チュンソフトなりに推理ものへ発展させた作品…というのが妥当な解釈でしょう。
2部構成でわけてるのも、「スローン」的な手軽さを狙ってるのは明か。
でもこれ、素直な感想としてライトなミステリファンに向けた「DS系の企画」だよなぁ。
この手の作品は気軽にプレイして気軽に終われるのが前提だから、
バッテリーが持たない、気軽に起動やスリープがし難い
PSPというハードに向いてるか、というとね。私は疑問だと思う。
個人的には長編ができるサウンドノベルの新作とかのほうが相性が良い気がするんだけど…。
そこは有名作家が参加という「売り」でカバーする狙いなのか、
それともチュンソフトなりの工夫が用意されているのか。まあ楽しみなタイトルが増えた。

で、今回はゲーム畑外から7人の作家が参加しているんで、この7人を紹介していくと…

殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子武丸
TVゲーム関連作品 『かまいたちの夜』シリーズ『428』ボーナスシナリオ

言わずもがな、『かまいたちの夜』のテキスト担当。
意外ながらあれと『428』のボーナスシナリオくらいしか、ゲーム絡みの仕事はしていない。
恐らく今回発表された作家の中では最もゲームとしてのシナリオを心得てる人物だが、
シーズン1とシーズン2でわけられてる時点で何とも言えない不安が…。

十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人
TVゲーム関連作品 『YAKATA』『黒ノ十三』

※新本格(1)の始祖的な作家。代表作は『十角館の殺人』『緋色の囁き』など。
『YAKATA』(1998年)ぶりのゲームの仕事なんで、この人がまたこの業界に絡むこと自体が意外。
視聴者参加型のTV推理ドラマ※「安楽椅子探偵」(2)に参加するなど、
ゲーム的な発想の推理ドラマには意外と積極的な人物でもある。

(1)新本格…リアリティではなくトリックの意外性を追求した推理作家の総称。綾辻行人の小説に用いられた帯の煽り文句が元ネタなので、明確な定義は存在しない、実は何でもありの世界でもある。そのため「首なし死体が一つあれば新本格」と皮肉られることもある。 (C)講談社

安楽椅子探偵 ON AIR [DVD]
(2)安楽椅子探偵…TV朝日系で不定期放送されている視聴者参加型のTVドラマ。2部構成で、まず前編に「出題編」として事件発生までを描き、翌週までにその事件の犯人および根拠をネットや葉書で視聴者が解答し、後編の「解決編」でネタばらしを行うというゲーム的なスタイルを採用している。恐らく本作の元ネタ。


絶叫城殺人事件 (新潮文庫)
有栖川有栖
TVゲーム関連作品 なし。

これまた有名人。紹介するまでもない、売れっ子推理小説家。
綾辻行人と共に「安楽椅子探偵」を企画していたので、彼が参加した時点で予測の範囲内。
しかし、こんな有名人がゲームシナリオに関わるなんて時代が変わったというか、
ソニーは本当にアドベンチャーをPSPで定着させたいんだなぁ、というか。

逆転裁判 (1) (ヤンマガKCスペシャル)
黒田研二
TVゲーム関連作品 『逆転裁判(マンガ版)』『極限脱出9時間9人9の扉オルタナ』

一番参加が意外ではなかった人物。
そりゃ『極限脱出』のノベライズ担当としてバンバン出てりゃ、ねぇ。
小説家としてはメフィスト賞の受賞者であることが有名だけども、
ここ的にはやっぱり※マンガ版『逆転裁判』(3)で脚本をした人と言った方が分かり易い。
マンガ版自体が「コミカルな普通のミステリー」だったけど…さてさて。

(3)マンガ版『逆転裁判』…『逆転裁判4』の発売1年前から月刊ヤングマガジン連載されていた、成歩堂龍一が主人公のタイアップマンガ。無理矢理レギュラーキャラクターが登場したり、世界観に明かな違和感がある(作画もかなり…)ため、ありがちなキャラクターものかと思われがちだが、内容は意外と普通のミステリーをしている。人気を博したため、後期は週刊ヤングマガジンに格上げされた。続編として『逆転検事』版も存在している。

あいにくの雨で (講談社文庫)
麻耶雄嵩
TVゲーム関連作品 なし。

カルトな設定を好んで使う小説家。
読者をおちょくってるとしか思えないミステリを書いてる新本格の変わり者。
メルカトル鮎シリーズが有名だが、私自身がデビュー作の
『翼ある闇』でぶちのめされたので解説できるほど知識はない。

匣の中の失楽 (講談社ノベルス)
竹本健治
TVゲーム関連作品 『月花夢幻譚~TORICO~』

未読。

仮面幻双曲 (小学館ミステリー21)
大山誠一郎
TVゲーム関連作品 なし。

今は亡き※「e-Novels」(4)(我孫子センセも執筆してたよなぁ)で小説家デビューした作家。
『安楽椅子探偵』型のクイズ形式で犯人当てミステリを執筆していたらしい。
この位置に持って行ってる時点で未読なのは確定的に明かだというのに。

(4)e-Novels…インターネットでの小説販売を行っていた作家団体。井上夢人や我孫子武丸など著名な作家が参加しており、Web配信の利点を活かした小説が多く配信されていた。90年代のインターネットが普及していなかったころから存在する老舗サイトだったのだが、今では閉鎖されている。そう言えば、『かまいたちの夜2』発売当時に田中啓文もここで連載を持ってたよなぁ(遠い目)。

- 終わり -

と言う感じ。
注目すべきはやっぱり、ゲームの仕事をしてるのが綾辻と我孫子の2人しか居ないという点か。
(竹本健治も『月花夢幻譚~TORICO~』に関わってました。ご指摘ありがとうございます。)
逆に言えばここからテキスト的には純粋な推理小説になるのでは?という予想が可能。
まあ、こんなのゲームの概要を読めばすぐにわかることか。

しかし、チュンは結局どのハードを買って欲しいんだろう。ハッキリさせてくれ。
ま、この辺はSCE販売の時点で突っ込むのはタブーかもしれないが…。
従順なチュンソフ党員である私は、言うまでもなく購入決定。

そのほかの雑誌情報。

斬撃のREGINLEIV(レギンレイヴ) 特典 Amazon.co.jpオリジナルCD「LIMITED SOUND TRACK - 神話の旋律 -」付き

意外なのは『斬撃のREGINLEIV』が8776で28点と低得点だったことか。
まあ、『地球防衛軍』の壮絶な手のひら返しや、『鉄人28号』の低得点など、
元々ファミ通のクロスレビューってサンドロッドには厳しいんだけどね。
Amazonランキングでは気づいたら17位まで上昇してるんだけども、
コア層ってこういう情報に敏感だから、今後どうなるかはファンとして少し不安。

ほかに個人的に目がいくのは、『逆転裁判』でお馴染み巧舟さんの、
「逆転裁判の今後は僕の口からはなんともいえない」というコメント。
いやー…やっぱり『5』が出るとしてもかなり後になるか、巧さん抜きで行くことになるのかね。
まあ来週『GHOST TRICK』の新情報が出るそうなんで、そっちに期待したいですな。

あと『ゼルダ』新作がモーションプラス専用ですとな?
どうせならモーションプラスと一体化したリモコン出してくれないかなぁ…。
グラスホッパーも微妙に規模拡大してるみたいだけども、
それならそろそろアドベンチャー出してくれたって良いじゃないか、っと。

コーエーテクモが第3四半期の連結業績を発表

AGAIN FBI超心理捜査官

やっぱり中堅ソフトハウスはかなり苦しい…
ってちょっと待て、「『AGAIN~FBI超心理捜査官~』が好調を博し」って何だ。
『AGAIN』は成功してたのか。初週は圏外だった気がするが…いや、ユーザーからの評判?
まあ、続編ありそうな終わり方だったし、大人の事情なのかも知れんな。
うーむ…これなら『采配のゆくえ2』も夢ではない、ということにしておこう。

【コメント】
眼鏡を買い替えたら、凄く周りがくっきり見えます。
そうか、どんなに画質が上がっても、肝心の視力がないと意味がないんだな!



若干ルパン特集になってきた気がするこのコーナー。
完結させるためにはこれしかないでしょう、
ピートマック・ジュニア(個人)が歌う『ルパン3世のテーマ』。
いわゆる赤ジャケの2ndシーズンで起用されたオープニングソングだけど、
歌詞がついたのは後期で、実はシーズン初期に歌い手は居なかった。
最も有名なシーズンなんだけど、スタッフのみんながあまりに各自の個性を押しだした結果、
宮崎駿(1stシーズンの立役者)が最終回を「今までのルパンは偽物」的なものしてたりもする。
ついでにルパンの2ndシーズンで最高傑作は『国境は別れの顔』というのが持論。
ああ長編は『VS.複製人間』ね。やっぱりハードボイルドなルパンが好きなのよ。

ルパン三世「ルパンVS複製人間」[Blu-ray]
吉川惣司の最高傑作。といっても解りにくいか。要は伝説になった『星のカービィ』アニメ板の総監督や『装甲騎兵ボトムズ』の脚本やってた人ね。不毛な生への渇望という高い討論性と、ルパンらしいストイックな世界観が見事に合致した娯楽大作であり、不朽の名作。見たい人は春~夏にかけての金曜ロードショーを毎週みてたら何時か出会えるでしょう。

コメント

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1 ■無題

PSPは、電源スイッチを長押ししちゃうと完全に電源OFFになっちゃうのがマズイですね。
スリープしようと思って、電源切っちゃったことが何度かあります・・・

しかしSCEってADV好きなんですかね~?
商売的に成功したのってやるドラの最初の頃くらいでしょうけど、途切れないですね。
今回はなんとなく本気度が結構高いような気がしますが、それでもCM全然流さなかったりしてやっぱり売れなかったなんてオチになりそうな気もします。
まあ売れなくてもチュンの被害はないでしょうが、今後もSCEとやっていく意向ならそれなりの数字は欲しいところでしょうか。

2 ■チュンソフと

百発百チュンのチュンソフトはずが、最近は数撃ちゃ当たるみたいなことになってますね。大丈夫なんですかねえ。個人的にはPSPで新作っていうのは嬉しいんですけどね。

3 ■無題

竹本健治氏は、セガのADV月花夢幻譚~torico~に関わっていたような。

4 ■>>Tarutoさんへ

PSPはそのハードの仕様として、気軽さというのはどうしても向いてないんですよねぇ。
なんせバッテリーも6時間ぐらいで終わっちゃいますし、スリープもソフトの入れ替えも面倒ですから。
「スペックの高い携帯機」という立ち位置だと思うんで、気軽さよりゴージャスさを推すべきだと思います。
スリープの誤爆?何度も体験してますけど何か。

SCEのADV好きは、PSPになってから何故か復活した印象。
それなら『やるドラ』新作を…と思うんですけども、ほっといたら本当になりそうだから言わないでおこうw
この作品自体は、本気かどうかは置いておいてライト向けの作品と言う印象ですけど、
そもそもコレを買ってくれる層がPSPにいるかが一番疑問。まあ解ってやってるんでしょうけどね。

しかし今回はSCEで当然PS系で、前回はセガで任天堂系。本当にチュンが平成の渡り鳥化してます。
あなたはガン○ムの放送権ですか?という状況です。
ファンが付いてこれるかが一番の心配事になってまいりましたw

5 ■>>タイマさんへ

まあ、ドワンゴの子会社化した時点でこの路線は仕方の無いことではあるんでしょうけどね。
『428』みたいにじっくりちゃんと作ってくれる作品がある間はそれでもファンは見捨てない…と思いたい。

PSPの新作はなぁ…それは良いアイデアだけど、このハードではないよね?としか言い様がないですw
神宮寺がPSPでアプリみたいな短編集を出してる感じというか、なんというか。

6 ■>>与一さんへ

ご指摘ありがとうございます。確認、修正させていただきました。

7 ■無題

え、『トリックロジック』ってPSPなんですね…話を聞くだに面白そうと楽しみにしてたのでショック…。

8 ■>>かばんさんへ

DSで新作を投入したかと思ったら即PSPですから、もうどこで売る気か良くわからないですw
まあこれSCE販売なんで、オファー自体を出したのはチュンではなかったって可能性もありそうですけど。
PSPは、売れないですけど何故かADVが良く出てるんで、
低下も安くなってますし、買ってみるのもありかもですよ。っと。まあ、最後は自己判断!

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