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アドベンチャーゲームの値崩れソフトを追う!

テーマ:AVG特集! 2010-01-20 20:15:00
【概要】
額面の通り、値崩れしたアドベンチャーゲームをご紹介。
アドベンチャーはそもそも消耗されやすい(=中古が出やすい)ジャンルなので、
セールスが10万本を超えるソフトは値崩れはほぼ不可避なため、
基本的に売れた作品には触れない傾向にある。

【アドベンチャーゲームの値崩れソフトを追う!】

最終電車(再廉価)
PS『最終電車』
原因………廉価版

PS期のサウンドノベルを知るオールドユーザーにはそれなりに有名な、
ハイパーノベルシリーズの、恐らく最も知名度の高い作品。
ホラーっぽく見える外見だが、内容としてはアクション映画に近いアプローチで、
別に…いや、全く怖くないのが特徴。何故かカルトなパロディが多いのも有名。
続編のザッピングシステムを採用した『19時03分 上野発夜光列車』における、
大量発生する虫の死に様が一番ホラーというのが有力な判例である。

元はフルプライス(5800円)で発売された作品ではあるのだが、
90年代の後半に発生した廉価版ブームに乗っかる形で廉価版を発売。
ここまでは別段変な販売経緯ではないのだが、
この『最終電車』は人気だった影響なのか、このタイトルのみ再廉価されており、
最終的に、800円というワゴンを超えた定価で販売されることとなった。
つまり公式で値崩れしちゃったという訳である。これぞ零細の強み。
たまに店頭で定価を超えた値段で置いてあるので、それはプレミア価格ということになるのか。
ついでに、後にPS2向けとしてほぼベタ移植されているがあまり知られていない。
そしてそれがハイパーノベルで名を馳せたヴィジットの実質遺作でもある。

ルクス・ペイン(特典無し)
DS『LUX-PAIN』
原因………期待のされすぎ。

恐らく近代では一番名の知れた値崩れ作品。
原因は固定客向けに制作とプロモーションをした関係で予約は集まったものの、
ライトユーザーが全く動かず、初週販売は約1万本。消化率も低調に終わったため。
アドベンチャーというジャンル自体が登り調子だった08年序盤に発売で、
なまじ予約が取れたため受注が集まったのもあって、かなり早い段階で値崩れしてしまった。
他にも、『ガンダム00』『コードギアス』など客層の重複すると思われる
キャラクターゲームが発売したのも関係するのだが、まあこれは一要素でしょう。

この時期から右肩上がりだったDS向けアドベンチャーゲームの需要も、
徐々に縮小してゆくことを考えれば、ある種の時代の変化を感じさせるタイトルでもある。
ついでに本作を制作したキラウェアから後に『Another Time Another Leaf』という、
美少女ゲーム気質なアドベンチャーを発売したが、本作ほどではないものの値崩れしていた。

サーヴィランス 監視者
PS2『サーヴィランス 監視者』
原因………シリーズ実績としては少なすぎる販売数。ゲームデザイン。

『やるドラ』シリーズの正当な流れを汲んだ最後の作品。
PS2『スキャンダル』『BLOOD』ともにセールスとして芳しくなかった関係なのか、
この作品は厳密には「やるドラ」ではなくなっているのだが、
スタッフを始めかなり共通点が多く、システム一新といった方が正確。
しかし看板を取った関係なのか、初週で1万本を割り込むシリーズ最悪の数字となっている。
出荷が少なかった様で『サーヴィランス 監視者』自体の値段は意外と維持していたのだが、
『やるドラ』型式(ワンプレイが短い)の宿命で結局値崩れ。
この出荷に関係なく消費がかなり早いという点が『やるドラ』終焉の理由と言えるだろう。

やるどらポータブル ダブルキャスト

ついでに『やるドラ』シリーズで最も値段を維持しているのが、
このPSP向け移植である『やるドラポータブル』の『ダブルキャスト』。
これはPS版はディスク2枚組で、1周ごとにディスク入れ替えを必須とした
PSシリーズの仕様がようやくカバーされたのが理由と言われるが、
それにしても評価の高い『ダブルキャスト』のみ高値なのは流石というか何というか。

ワンチャイコネクション
SS『ワンチャイコネクション』
原因………ロンチソフト。

セガファンには色んな意味で有名な、元シブガキ隊のフッくん主演のゲーム。
脚本はジェームス三木、ヒロインに杉本彩を呼び、香港ロケを行った、
当時は『夢見館』などでアドベンチャーに定評のあったセガが制作する、
大作と言って良い規模の作品…だったはずの存在。

悲劇(値崩れ)の元凶はセガサターンと同時発売だったことで、
初期ソフトの大作故に需要が読めず、大量に出荷したのか大幅に値崩れ。
そのパッケージから放たれる尋常ではないカルトなオーラと、
似合いすぎるワゴンコーナーとの絶妙なハーモニーでネタにされる事が多く、
「無料配布」だとか「箱売りされてた」などの都市伝説が、まことしやかに噂されている。
まあ、それに説得力が生まれる様な値段で売られてたんだけども。

現在でもセガサターンコーナーがある小売りを見つけた場合、
ほぼ確実に1本は置いてあり、現在でもワゴンの定番として君臨している。
そのため評価は「ネタゲー」あるいは「クソゲー」と言われており、
実際まぎれもなく(自粛)ゲームとしては言うほど変ではないが、面白くもない。
シェンムーと似た雰囲気の作品とも言われるが、シェンムーと比べるのは流石に。
個人的にはパソナルームに在籍する(大嘘)鈴木祐に続編を…作らなくて良いです。

シャドウ オブ メモリーズ
PS2『シャドウ・オブ・メモリーズ』
原因………初期投入。

宮部みゆきが絶賛し、推薦文が掲載されたことで有名な作品。
なのだがPS2の定価が4万円弱だった頃に発売した関係で、
初週でギリギリ1万本とセールスで不振を極めたことはあまり知られていない。
ビジュアル的にはまだまだPSと五十歩百歩だったころの作品なため、
今となっては需要が殆ど無いらしくほぼ投げ売り価格で
販売されていたりするのだが、海外ではそこそこ売れたらしい。

なんというか派手に値崩れた割にはあまり語るエピソードがないんだよね、これ。
後年ベタ移植で発売されたPSP版の存在は永遠の謎。解明する気もない。
ついでに本作のプロデューサー河野純子は『タイムホロウ』のディレクターでもある。
あとドイツに取材旅行へ行ったのは…有名な話か。

白中探険部
PS2『白中探険部』
原因………謎。

TAITOより発売された、いわゆるひとつのワゴンの常連。
見た目から察してもらえる通りかなりの地味タイトルで、
普通に考えて出荷自体が少なそうなタイトルなのだが、
「体感アドベンチャー第一弾」と括り、シリーズ展開を視野に発売した関係なのか、
(言うまでもなさそうだが、第二弾は出ていない。)
それとも大人の事情なのか、何故か発売早々に値崩れを起こしていた。
しかしその発生要因もなにも(地味すぎて)理由が推測不能なため、扱いとしては「謎」。
デキは良くも悪くもないので、興味があるなら500円片手に小売り店へGO!

ワンダープロジェクト J2 コルロの森のジョゼット
N64『ワンダープロジェクト J2 コルロの森のジョゼット』
原因………ハードの客層完全無視。

SFCで発売された『ワンダープロジェクト』の続編。
この当時の64は大容量ROM規格だった関係で定価1万円時代だったため、
サードパーティのソフトは出ないし売れないと言う状況で、
主要客層も任天堂好き(今で言うアレではなく子供層ね)が集まっていたのだが、
※かの有名なCMや執拗にゲーム画面上へ現れるパンチラなど、
明らかに客層と合致していないイメージ作りをしてしまった。
そのためかそれとも64というハードの悪名高き少数精鋭体制が原因なのか、
ただでさえ芳しくなかったセールスは更に不振となり、見事に値崩れを果たす。

諸説あるが、本作が転けた関係で制作元のギブロは解散したと言われている。
(時期的には遺作の『七ツ風の島物語』発売直後に解散している。)
その出来に関しては、今更私が解説するまでもない佳作だが、
ギブロが解散したためなのかどうかは知らないが未だに日の目を見ていない。
新作はもう諦めたから、VCか何かで配信してくれないものだろうか。
もう値崩れした事実どころか存在でさえも知らない世代も多いだろうしな。


※これ。SFC向けに発売された初代『J』は少年誌でネーミングを募集していた、低年齢層をターゲットにした作品だったはずなのだが、64向けに発売されたこの『J2』はご覧の通りなCM(まるで、画面上の女の子と疑似恋愛するゲームと想像させるようなCM。これは当時『ときメモ』の大ヒットに肖った形だったと想像されるのだが…うーむ。)を放送しており、何かのボタンを掛け違える。結果、前作の層は総スルー。そして出荷過多へ…。

【コメント】
ネタに困ったら裏バージョン。
これ、ここ1年で培ったネタ切れ回避のノウハウね。



「シリーズ最新作が“いよいよ”登場」って、
ナンバリングでは最短スパンで発売してるのにその表現はどうかと。
シレンのナンバリングをふったということはシリーズとして信頼を取り戻し、
携帯機で続けていくという意思の表れだろうから、頑張ってはもらいたいけども…。

しかしなんというか、居るよね。グインが。PVに。

豹頭の仮面―グイン・サーガ(1) (ハヤカワ文庫JA)
グインとは。『グインサーガ』に登場する頭が豹の森を全裸でふらふらしていた、某グループのメンバーみたいな生き様を晒す主人公。解りやすく言えば『ベルセルク』のガッツの元ネタ。この作品は日本ファンタジーの始祖としても知られているが、最も有名なのはそのボリュームで、なんと全130巻。そして作者死亡のため未完である。

コメント

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1 ■無題

『19時03分 上野発夜行列車』はけっこう好きなタイトルです。というかなにげに色々買ってたなヴィジット。ADVGの値崩れ、ワゴン行きは宿命とは言え、今回のタイトル群に自分の買ったタイトルがありすぎる。しかもけっこう自分ではお気に入り。まぁ当時フルプライスで買ってたけど自分は充分元を取れるぐらい楽しんだし、早々に値崩れしても全然悔しくないさ!

2 ■無題

やるドラは確かにディスクチェンジが面倒でした。
ダブルキャストしかやってませんが・・・
他ので持ってないのはPSP版にしようかなと思ってます。
いつやるかは未定ですがww

3 ■>>タイマさんへ

『19時03分 上野発夜行列車』は『街』とほぼ同時期に発売された
ザッピングのあるサウンドノベルだったんですよね。VISIT侮る難し。

ADVは大量出荷されたソフトは殆ど値崩れする運命にありますからね。
値崩れ気にしてたら買ってらんなんないでしょう。20万本を売って市場価格2000円の『YU-NO』は偉い!
だからこそ、それなりの数のソフトが出ないとハードを移行する気にならない副作用もありますが(^^;
まあ、値段と内容は別問題!と割り切って生きていきましょうw

4 ■>>かえる52番さんへ

『やるドラ』は繰り返し前提の作りにして要ディスクチェンジは相当面倒ですよね^^;
PSで発売された4作全部ディスク2枚組なんで、PS2の時は少し感動を覚えた記憶がw
まあ今やるならPSP版でしょうね。『ダブルキャスト』以外は、妥当な値段なんで。
個人的には『雪割りの花』と『BLOOD』がお奨め…。

5 ■無題

監視者を見たときメガCDでのNIGHTTRAPを思い浮かべたのは私だけではないはずだ!コンセプトはともかくストーリーは結構独自性があっておもしろかったんですが、まあ売れるソフトではなかったんでしょうね

ネタに困ったら裏バージョンと聞いて
ひょっとしてアドベンチャーゲームのプレミアソフトを追う!なんて企画をやったのかなと思ってテーマで追ってみたりプレミアで検索してみたが見つからず・・・ひょっとしてそういう意味合いじゃない?
PS.ああついにここでもせっかくの作品を台無しにした黒歴史J2のCMがはられてしまったorz

6 ■>>饅頭こわいさんへ

監視者の発想はまあ知ってたら「NIGHT TRAP」を思い浮かべちゃいますよねw
まあ、この手の作品は(題材として地味だから)結局表舞台に上がりませんでしたけど。

ネタに困って裏バージョンは言葉の意味そのまんまです。
アメブロ検索は昔のものは全く反応しないんで、推測したタイトルをGooGleで検索してみましょう。
答えはそこにある!気がする!

ワンダープロジェクトJ2は、むしろこのネタをここまで温存していたのが自分としては意外。
まあ、シミュレーションかアドベンチャーかはっきりしないのがネタにしなかった原因なんですけどね。

7 ■無題

こんにちは

シャドウオブメモリーズのPSP移植は本当謎でしたw
シャドウオブメモリーズが面白かったのでタイムホロウも気になりましたが、あまり評判が良くないですね

私も雪割りの花好きです!
他のやるドラとはちょっと違う雰囲気と、全面的に明るくないストーリー展開が良かったです

BLOODも挑戦しましたが、システムがよく分からなくて挫折しました・・・

8 ■無題

値崩れって言うとムーンライトシンドロームを思い浮かべるなあ。
これは好評だった前作とギャップがありすぎ、須田電波飛ばし過ぎが原因ですね。
後は個人的に発売一年後に完全版を出した金八がチュンへの信頼度という意味で暴落しました(笑)。

9 ■>>りおさんへ

こんばんは。

『シャドウオブメモリーズ』は、ボクにはまあ普通という印象ですかね…
『タイム・ホロウ』ははっきり言って好きではないですかね。なんというかギミックがつまらない。
まあ、気になるなら値段落ちてますし肝試しに買ってみても良いかも知れませんw

『雪割の花』はやるドラの中では一番好きでしたねw
ただまあ、あの主人公は…ね。うーん^^;
画面の作り方や、作画の雰囲気はかなり違いましたよね。一番季節感があったと思います。

『BLOOD』はPS2版は凄い難しいんですよねw
ただPSP版はフローチャートが収録されてるんで、緩和化されてたりします。

10 ■>>くまうたさんへ

ムーンライトシンドロームは、明らかに違うアプローチの作品になってましたしね^^;
須田さんも名は知られてない頃ですし、いきなりあの電波やられても「ない」でしょうw

金八先生を発売日に購入し、セブンイレブン先行販売にも対応したボクには、何と言うことはありませんw
まあ、あの頃のチュンは小売に総スカンされてたりするほどアレな頃ですから…

11 ■無題

>>ユキさんへ

答えはそこにある!ということでぐぐったら・・・
自分(ノ∀`)ノ∀`)ノ∀`)ジェトストリームアチャー

すみません現行機編マイナーハード編どちらも私記事読んでました、コメント時完全に失念していました。申し訳ありません。

PCE(なぜか画像はPC-FX版)はたらく少女 てきぱき~とSSだいなあいらんでコメントしようかと思ったりしたけど文章がまとまらずに終わったんでしたorz

J2は1章は半分育成シミュでしたが2章がほぼ完全AVGになるので問題な・・・ってこれも前書きましたねw

12 ■>>饅頭こわいさんへ

まあ、他の記事との繋がりを言いつつリンク貼らなかったボクが悪いんですけどね^^;
それにほぼ毎日更新してますから、忘れられてもしゃーないということで。

…だいなあいらん?
うーむ…何だったっけかと思いつつ検索したら、なんか見たことあるものが出てきましたw
正直言って竹本泉も『ゆみみみっくす』もそんなに思い入れがないんで完全に失念してましたね^^;

J2の扱いに関しては、雑誌によって変わる~って受け答えを前にもした記憶が…!

13 ■無題

やるドラポータブルって、現在だと4作中3作がDL販売されています。(2800円)
で、サンパギータだけDL販売されてないのはどんな大人の事情かちょっと興味ありますw

14 ■>>Tarutoさんへ

まあ、今ならアーカイブスも出てますから、むしろDL発売も当然な気もするんですけどね^^:
正直『サンパギータ』なら収録されなくてもどうでも良(略

15 ■はじめまして

いつも楽しく拝見しています。

「LUX-PAIN」の初週販売本数が約1本になってますよ(正しかったらごめんなさい)。
「そりゃあ売れなかったわ・・」と笑っちゃいました。

16 ■>>nkさんへ

ご指摘ありがとうございます、修正しておきました。

逆に販売数1本だったら相当レア商品になりそうな気がしますw

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