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続・アドベンチャーゲーム黒歴史発掘調査委員会

テーマ:AVG特集! 2010-01-09 21:40:00
【概要】
もう触れるべきではない黒歴史を掘り返す、あのゲス企画が帰ってきた!
単なる雑学的知識(トリビア)という指摘は不要。

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アドベンチャーゲーム黒歴史発掘調査委員会

【続・アドベンチャーゲーム黒歴史発掘調査委員会】

1.小島秀夫のキャリアにおける『ときめきメモリアル ドラマシリーズ』の存在。

ときめきメモリアル ドラマシリーズ Vol.2 彩のラブソング PS one Books
変なイングリッシュを言いまくる電波ヒロインと楽しく会話するゲームとか言わないで。

MGSシリーズから入ったユーザーは知らない人も多そうだが、
実はその昔小島秀夫が監督総指揮として『ときメモ』を作っていたりする。
この事実を小島秀夫自身がどう思っているかは置いておいて、
『SD SNATCHER』でさえも開発履歴に載せている小島プロダクションHPにて、
紹介は勿論のこと小島プロダクションの歴史や小島秀夫の来歴にも一切掲載されていない。
公式ホームページは健在にしてリンクもなしということで、恐らく会社的に不味いのだろう。
ここにも会社ぐるみによる完全犯罪が…云々かんぬん。
ゲームとしては『POLICE NAUTS』のクローンで、“小島プロファン向け”の要素も豊富。
ストーリーもベタながら意外と面白いので小島ファンにはお奨め。

ついでに「小島プロダクション」としては、
『12人の優しい殺し屋』(乙女ゲー)の存在が黒歴史化を予定されていると思われる。
というかケータイアプリだから大きく取り上げられないだけか。

2.イシイジロウのデビュー作『IMITATION CITY イミテーションシティ』。

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昔懐かしいデータウェストより発売されたアドベンチャーゲーム。
この作品、なんと企画と脚本、そしてグラフィック(!)を務めたのは、
当時アルバイトで働いていたイシイジロウだったりするがやはり経歴では触れられない。
『SNATCHER』より前に『ブレードランナー』からパクった影響された、
サイバーパンクの世界を取り入れた作品だったのだが、デキは良くなかったそうな。
肩幅が尋常じゃないほどでかく、小顔揃いなのが当時のユーザーには有名。
また『イミテーションは愛せない』という名でアダルトゲームとしてリメイクされている。

ついでにその頃の企画書はインタビューで公開しているのだが、
これが明らかに永野護からの借用で、端から見ててもとても恥ずかしい。
若干『機動警察パトレイバー』っぽさを感じるのは先進性と解釈しておこう。

この作品から当時“映画っぽい何か”を作りたがっていたイシイは、
ゲームの表現力に限界を感じ業界から一時離れるのだが、
PC『スペースシップワーロック』をプレイしてゲームの表現力が
自分の理想としたところにあると判断してゲーム業界に復帰。色々あって現在に至る。
まあこの辺の経緯は上のインタビューを読むのが手っ取り早い。

映像畑を目指すも気づいたらゲーム業界に居た経緯は、
上で挙げた小島秀夫のそれと似た何かを感じなくもないが、
個人的にはそこからゲームという媒体で如何に物語を表現するか?
という方向性に両者とも傾倒していったという点が興味深い。

3.『探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実』が発売直前に延期された理由。

探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実

実はDS3作目の『伏せられた真実』は発売5日前に突如延期されている。
当時「印刷物中に情報の不備があった為、修正する為の延期」と公式発表されたが、
これはソフトの識別に使うJANコードの印刷ミスが直前に発覚したためで、
要は販売のアークシステムワークス側の超凡ミス。そんな真実を伏せる必要は無い。
結果、プロモーション不足や競合ソフトの後手になった関係でセールスは不振だった。

4.『EVE the Fatal Attraction』のシナリオ製作期間。

EVE The Fatal Attraction(ゲームビレッジ・ザ・ベスト)

EVEは※『the lost one』の嘘オープニングなんかもあるのだが、
それより壮絶な経緯で発売されているのが『The Fatal Attraction』だ。
というのもこの作品、『the lost one』の続きを描いたものの、
収集のつかなくなった結果、シナリオは続編を示唆した形での未完となった
PC『ADAM DOUBLE FACTRO』(『EVE』の冠が取れちゃっている事から何かを察して。)
を完結させる今で言う完全版だったのだが、制作はかなり難航。
シナリオも発売2ヶ月前にライターの代打を呼ぶという混沌ぶりだったそうな。
そしてこの前代未聞な見切り発車の結果、晴れて『EVE』冠付きで発売されたのが本作。
あまりに駆け込み乗車ぶりながら、話をどうにか終わらせてるのにはプロを見た。
まあ、この辺りの経緯はここが詳しい

元の『ADAM』は、公式掲示板で「the lost one」との矛盾を始め、
かなりの議論を呼んだ作品(PCは守備範囲外なので当事者ではない)。
特に北条まりな側がやたらハードな設定が追加されたのは有名で、
彼女のキャラクター性をほぼ否定しているため、
後のシリーズでこの部分は全く触れられていないなど、問題点が多かったのだが、
結局その辺りに関する修繕はあまり行われていなかった。
そのため『burst erorr』で爆発的な人気を獲得しながら
『the lost one』『ZERO』と順調に崩壊していた
EVEというブランドの信用も本作が決定打となり完全に死んだ訳なのだが、
それでも手を変え品を変え『EVE』は続いてる。げに恐ろしきはアダルトゲーム業界。

The Lost One Last Chapter of Eve
※存在自体が黒歴史『EVE the lost one』は、その内容もさることながらOPやムービーシーンも誇大表現が多いことでファンには有名。例えば、PCのエンターキーを押すと世界中にウィルスが広がってゆく…という描写がムービーであるのだが、劇中では現地の人がウィルスを一斉に散布してるだけだった。とか。他にもファンディスクにて声優が「100時間のボリューム。(実際は7~9時間ぐらい)」と発言しちゃってたり、制作の意識統一不足を感じずには居られない。本当に叩けばホコリがもの凄い勢いで出てくるので、黒歴史殿堂入りで良いよこのソフト。

5.『久遠の絆』のアダルトゲーム化。

久遠の絆 再臨詔 ナイスプライス!

私自身ファンが発売前からケチをつけるのは下品だと思うのだが、
それでもあえて言おう、この企画はない。

そもそも家庭用として制作したタイトルとして制作した作品が
18歳を超える高年齢層をターゲットに組み替えればそれは単なる別物だろう。
それに「アダルトゲーム」である限り、制約もあるわけだしな。
『久遠の絆』というタイトルの根幹をなしたクリエイターも、
ディレクターだった加藤直樹こそ参加しているものの、
BGMの風水嵯峨(故人)グラフィックの岸上大策、企画の小林且典が不参加。
作品の質がどうなるかは兎も角、ファンが受け入れるとはとても思えない。
はっきり言ってしまえば既に企画としては空中分解しているのだ。

いや間違いなく今のFOGでは一番売れる企画なのだが、
でもそれは現役で家庭用をやっていく上では禁じ手だ。
勿論、FOGも相当な決断に迫られての結論だろうし、
私自身『久遠の絆』には思いいれは無いが…メーカーとして、どうなの。
ということで最速で黒歴史入り。大人げない結論で申し訳ない。

6.パックスソフトニカの遺作はGBA『とっとこハム太郎3 ラブラブ大冒険でちゅ』。

とっとこハム太郎3 ラブラブ大冒険でちゅファミコンミニ ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島 前後編

『MOTHER』や『ふぁみこん昔話』シリーズでの製作元として名を馳せ、
80年代の任天堂作品では欠かすことのできない開発メーカーであるパックスソフトニカも、
末期の頃はキャラクターゲームや移植を手がけることが多かったりする。
遺作となった『とっとこハム太郎』シリーズは、ほのぼのファンタジーということで
パックスソフトニカが『3』まで制作しているのだが…最盛期を知っていると何とも切ない。
『とっとこハム太郎』の映画版に、ネズミ繋がりで
『ガンバの冒険』の出崎統監督が起用されたそれと同じ香りがする。

ゲームとしては一定の評価を得ている作品なのだが。
ある意味ギャルゲーより購入難易度が高いので未プレイ。
実はパックスソフトニカというソフトハウス自体がどうなったか公表されておらず、
死期を悟った猫の様にヒッソリと姿を消した関係で遺作と言えるかは微妙なところなのだが、
まあ新作から8年も経過しているのでもう活動はしていないと見て間違いないだろう。
ついでに『世界樹の迷宮』『7th DRAGON』の新納一哉は元パックスソフトニカ。
とりあえず誰もこの会社を弔わないので私が弔っておこう。南無。

7.『中山美穂のトキメキハイスクール』に関わったスタッフの豪華さ。

中山美穂のトキメキハイスクール

開発があの旧スクウェアで、販売は天下の任天堂。
プロデューサーは横井軍平、音楽が植松伸夫、グラフィック時田貴司。
今では考えられない超豪華な布陣が敷かれた作品が、この『トキメキハイスクール』。
そのためかどうかは知らないが、今ではプレミア価格で取引されている。
システムとしては先に発売されていた『ファミコン探偵倶楽部』のクローンだが、
感情を表情で選ぶ感情選択システムというゲーム性(激ムズ)もある。
後に『キャプテン・ラヴ』『ひぐらしのなく頃に絆』などで
似たシステムの作品もでているため、一定の影響力はあったと思われるが、
やはり最も有名なのは『ときめきメモリアル』登場の土台を作ったことだろう。
また業界人気は意外と高いらしく、某クリエイターは未だに好きなソフトとして挙げている。

ついでにこのソフトの影響でアイドルゲームが数作発売され、
主人公の名前をアイドルに言わせるゲームが出たのもこの時期。
その機能を使って、当時のアイドルのりp(時期的に危ない!)に
主人公の名前という形で下ネタを言わせるのが流行ったらしい。
マンモスかなピー。

余談。スクウェアのアドベンチャーゲームは黒歴史が多い。
例えば『ザ・デストラップ』(坂口博信のデビュー作。3000本売れた。)や、
『水晶の龍』(かの有名な野球拳デマと、その内容。)、
『アナザーマインド』(盗作疑惑や、そのセールス。)など。
こう考えると『ナナシノゲエム』は偉大だったのかも知れない。

8.西村キヌ企画『ときめきレクイエム(仮)』の存在。

ストリートファイターアートワークス 覇 (カプコンオフィシャルブックス)

ときめき繋がり…って一時期のゲーム業界は「ときめき」ブームだったんだなぁ。
捉え方によっては「時流に乗って栄える」とも言えるんだけどね。

本作、要は逆版『ときめきメモリアル』。つまり乙女ゲーだ。
コーエーの『ネオロマンス』シリーズもまだ頭角を現す以前の
98年にこの企画を通していれば、カプコン方向性も若干変わっていた気がする。
まあ、この後『逆転裁判』や『戦国BASARA』など女性受けの良いゲームは登場しており、
意外と今のカプコンから出しても人気が出るんじゃないかな、と思わなくも無い。

ついでにカプコンは『ふしぎ刑事』『プロ野球!?(多すぎるので略)など
数多くの黒歴史を抱えており、『逆転裁判』はその屍の上に立っているといえなくも無い。

【コメント】
まーた今年の企画一発目から変なので始まりましたとさ…まあウチらしくて良いじゃないか。
前回はとにかくネタの数に拘ったので、今回は文章量で勝負。
アホ記事なだけに下品にならない様に書いていたら、
黒歴史からクリエイターを見るみたいな内容になっている気がする。
中盤は書いてて悲しくなったぶん、『トキメキハイスクール』弄りが行きすぎているな。



デトロイト・メタル・シティの発表ちょい前に発売された
早すぎるヘビーメタルを通して人生を語っちゃったゲーム。
あらすじは30世紀の日本を舞台に、流行りのロボットファイティングゲーム
「ロボレス」でチャンピオンの父親を倒す…というものだったのだが、
このゲームの凄いところは時間が一気に進んでいったところで、
終盤は主人公もヒロインも40代。ともにバツイチという壮絶なものとなった。
つまりカスタムロボの主人公が40までそれやってる感じと言えば分かり易いか。
この投身自殺の様な企画を通したのは、やっぱりスクウェア・エニックス。今回大活躍。
当時の和田社長はこの企画をどう思って扱っていたんだろう。

ナレーション兼主演はアムロ・レイでお馴染み古谷徹。
キャラクターデザインは『ストッパー毒島』『BECK』のハロルド作石。
音楽はまさかまさかの難波弘之(『街』の音楽が有名)が担当。
主題歌を歌うのはSEX MACHINEGUNSと、あのMichael Schenker。
当然ながら楽曲のクオリティは異常なまでに高い。

あまりの金のかけっぷりに当時は豪華なバカゲーとして一部で話題となったが、
今となってはこの作品の宣伝番組によってマーティ・フリードマンが
日本のTV番組に進出する切っ掛けとなったことの方が有名。
ゲームはじゃんけんだけど後出し可という不思議な仕様だった。
ここまで黒歴史のコーナーにしてどうしたい…?

コメント

[コメントをする]

1 ■素晴らしい。

黒歴史すらみんなで楽しもうとする人間に、明るい未来を感じます。
コンプレックスさえもモチベーションにできるような、そんな人間になりたいです。
そしていつか、愛する人に伝えたいです。この気持ちを。

2 ■>>むじゅさんへ

今回は、前回でネタを出しすぎた関係でこんなことに…
これでは黒歴史を発掘する意味があまりないw
まあ、基本的には他人が嫌がりそうなことあげつらう企画ですし、
あんまり変な弄り方はしたくなかったんで、個人的にはこのデキも満足です。

愛する人に伝えれば、ええやないですか。
当たって。砕けて。飛び散って。それでも立ち直る人も居れば、立ち直れない人も居る。
そんな感じです。

3 ■無題

結局こういう話が一番面白かったりするんですよね~、ゲームに限らず(笑)。
黒歴史、いいと思います!

黒…ではないけど、堀井さんの『白夜に消えた殺人者』はどうなったんだろう、とか。

そういえば、スチームパンクじゃなくてサイバーパンクだと思います。

4 ■>>かばんさんへ

こういう企画は、まあ読む側には楽しいだろうなーと思いながら書かせてもらってますw
ただ、やりすぎると鼻につきますし、そもそも調べたり情報を集めるのに時間がかかるんですよね。
個人的には今度やるときは絶対(良い話を集めた)白歴史にしたいw

堀井さんは確かお蔵企画2つあったんですよねー。DSで復活…いや、なんでもありません。

スチームパンク…おお。ご指摘ありがとうございます。修正しておきました。

5 ■無題

ブレードランナーというと
give me four
2つで十分ですよ!のやりとりですか
確かにスナッチャーでもそんなやり取りがありましたねえ(PCEだと声付きで) 肝心のイミテーションシティは知らないので何もいえないんですがorz
しかし神宮寺三郎の件についてはJANコードとかどこから調べてきたんですかと聞きたくなってしまいますなw

6 ■>>饅頭こわいさんへ

ブレードランナーとスナッチャーは、リスペクトという名の(自粛)なシーンがいっぱいありますからね
イミテーションシティは今じゃ配信も販売もしてないですからねぇ。まあ知らないのが普通でしょうw

神宮寺三郎のJANコードは店員さん系のブログでほんの少しだけ話題になったんですねー。当時。
まさしく日々無意味な情報を仕入れてるからこそ書けた記事ですわ。あれ?涙が…

7 ■好きとか嫌いとか

今回も楽しく読ませていただきました。
片桐彩子っていうとヤマグチノボルというラノベ作家を思い出します。
映画を目指すゲームはすっかり海外にお株をうばわれてしまいましたねー。
ADV黒歴史…。
バイオハザード2、4が制作途中でフルモデルチェンジした事もそうかな?
どちらかっつーとイイ話っぽいか。

8 ■>>くまうたさんへ

バイオハザードの黒歴史はGBで発売された『GAIDEN』でしょう、間違いなく。
と言う言葉が最初に思い浮かびました。こんばんは。ネタ振りありがとうございます。
あの頃のカプコンは本気でやばかった!(バイオ4の頃がピークですけどね)

片桐は、ボク的には最初に思い浮かべるのはルー大柴な気がします。
そこから四八(仮)の沖縄篇まで発想を繋げると上級者。
映画的なゲームといっても、日本と海外じゃアプローチはかなり違ってる気がしますけどね。
まあ、映画の代用品ではなく媒体としてのゲームという発想になってるのが小島さんでありイシイさんでしょう。

『ときメモ』の主題歌については、あえて触れないでおきましょう。それが正解。

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