チュンソフト 応援バナー ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 DS全般・攻略ブログ

このミステリーアドベンチャーがすごい! 1990~1999年版

テーマ:AVG特集! 2009-11-29 22:45:00
【概要】
ミステリー(要素のある)アドベンチャーゲームをランキング形式で紹介。
選考基準は、やっぱりどうして著者の独断と偏見。対象は家庭用作品のみとする。
今回はスペック、シナリオともに円熟した黄金期だった90年代をば。

【関連記事】

このミステリーアドベンチャーがすごい!2000~2008年版

【このミステリーアドベンチャーがすごい! 1990~1999年版】

1990年

1.FC『探偵 神宮寺三郎 時の過ぎ行くままに…』
2.PCE『謎のマスカレード』
3.FC『西村京太郎ミステリー スーパーエクスプレス殺人事件』
4.FC『山村美紗サスペンス 京都財テク殺人事件』
5.PCE『逐電屋 藤兵衛』


― 解説 ―

探偵神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに

 ※家庭用アドベンチャーゲームブームが終焉したこの年はリリース数が減少し、SFCが発売されたハードの過渡期ということもあって競争率はかなり低く選考に苦戦。一応の首位は、意外ながら『探偵神宮寺三郎』シリーズから『時の過ぎ行くままに…』を選択。この作品の質が凄く高かった…というより安定して同じゲームデザインの作品を作り続けていた関係で、全体のレベルが下がるとこのシリーズが浮上した形。後のシリーズにおける最大の特徴となる、心情描写とコマンド選択型を合致させたのがこの『時の過ぎ行くままに…』で、当時としては画期的な内容だったのだが、現在プレイすると心理描写に偏重しすぎてボリューム面に不満が残る。とはいえ、『西村』(3位)『山村』(4位)を含めて、ゲーム進行に理不尽なイベント探しが殆どないのでプレイ感覚は現在のアドベンチャーゲームに近く、今でも楽しめるだろう。

 この年は『時の過ぎ行くままに…』ぐらいしか今でも知名度のある作品がないので、非常に弄り難い。これでPC許してもらえるなら『黄金の羅針盤』を2~3位に捻じ込んでいるが、今回の選考基準では不可。90年代全体を通してみると、93年に並ぶ地味な年かもしれない。

※アドベンチャーのブームは大きく分けて5つ。まずPCの『ミステリーハウス』から始まるコマンド入力型ブームを第一次。『ポートピア連続殺人事件』の移植によって、家庭用に伝播した第二次。サウンドノベルブームによる第三次。サウンドノベルの衰退と入れ替わる形で発達した美少女ゲームの第四次。そして現在のDSによる第五次ブーム、という分割が可能。この90年から『かまいたちの夜』の94年くらいまでは空白期間でPCEやMCDでコミックアドベンチャーと言う名のキャラクターものが多く発売されるぐらいしか商品として機能していないマニアなジャンルだった。ついでに私は第三次と第四次の間世代かな。

1991年

1.FDS『タイムツイスト 歴史のかたすみで…』
2.MCD『ノスタルジア1907』
3.FC『赤川次郎の幽霊列車』
4.PCE『電脳都市OEDO808 獣の属性』
5.FC『メタルスレイダーグローリー』


― 解説 ―

赤川次郎の幽霊列車

 この年の首位は、『ファミコン探偵倶楽部』『探偵 神宮寺三郎』などの名作アドベンチャーを量産した「ディスクシステム」の※最期を看取ったSFアドベンチャー『タイムツイスト 歴史のかたすみで…』。この作品は『ふぁみこん昔話』の製作で知られるパックスソフトニカの最後のディスクシステム向けゲームだったのだが、ほのぼの昔話がらタイムパラドックスを軸にしたSFへ路線変更しておりより大人受けし易い内容になっている。ゲーム的にはオーソドックスなコマンド選択型で、後編に多少難アリだが十分面白い。ただしプレミアがついているのが最大のネック。VCによる配信はまだだろうか。

 2位の『ノスタルジア1907』は知る人ぞ知る、爆弾解体とアドベンチャーを合体させやがった作品。難易度はそこまで高くないのだが、問題の爆弾解体だけは難しい。セピア調に配色されたビジュアル、心得られた演出と世界観。システムに癖があるものの秀作。3位以降も玄人なら誰もが知る配置の作品がチャートインしており、アドベンチャー冬の時代ながらそれなりのラインナップとなっている。ある意味、FC・FDSアドベンチャーブームの最後っ屁と言うべきか。

※『タイムツイスト』はディスクシステム最後のパッケージ作品だった。そのため、プレミア化の原因もそれと言われている。

1992年

1.PCE『SNATCHER』
2.MD『ライズ・オブ・ザ・ドラゴン A Blade Hunter Mystery』
3.PCE『北斗星の女 西村京太郎ミステリー 』
4.MCD『ゆみみみっくす』
5.SFC『弟切草』


― 解説 ―

SNATCHER 【PCエンジン】

 首位の『SNATCHER』は、『メタルギアソリッド』シリーズで知られる小島秀夫の初期作。いわゆる浸れるゲームのはしりで、ハリウッド映画の輸入という形での世界観の作りこみ、ストーリーにラインが引かれたゲームデザインなど後のコマンド選択型作品へ与えた影響は決して小さくない。元はPCで展開されていたのだが、初代『SNATCHER』では「ほんとうの たたかいは これからだ!」という如何にもな終わり方をした後、完結偏となる『SDスナッチャー』(全キャラSD化+RPGへ変更)が発売され、そのギャップから当時のファンが戸惑ったらしい。このPCE版は『SDスナッチャー』の完結部分をアドベンチャーでリメイクという、今で言う完全版商法の更に斜め上を行く販売方法を行っていたのはそこそこ有名。それだけ勿体つけただけあって、ロード時間の長さなど劣る面もあるが現行作品に引けをとらない出来になっている。

 2位の『ライズ・オブ・ザ・ドラゴン』は、はまりポイントがあったり、なんとクリックアドベンチャーにしてリアルタイム制だったり、そりゃもう「これぞ海外産アドベンチャー!」といった趣の作品。無理に付けられたアクションパートなど粗も目立つが、ハードボイルドとスチームパンクの世界を上手くゲーム化しているのでこれもそれなりに楽しめるだろう。4位と5位のアレは少しだけミステリー要素があるので一応。ゲームとしては両方ともに世界観を散歩する感じというかなんというか。

1993年

1.MCD・PCECD『PSYCHIC DETECTIVE SERIES Vol.4 Orgel』
2.MCD『風見館の物語』
3.MCD・PCECD『PSYCHIC DETECTIVE SERIES Vol.3 AYA』
4.MCD『NIGHT TRAP』
5.PCE『闇の血族 遥かなる記憶』


― 解説 ―

Orgel Psychic Detective Series Vol.4

 マニアックなランキングにだけはしたくない…というより、この時代のゲームはあまり詳しくない上に現在ではプレイも困難なので、あまり知名度の低い作品は取り上げない様にしているのだが、この93年はジャンル的に過渡期だったためMCDとPCEが中心で紹介を避けれず。

 首位はPSYCHIC DETECTIVEシリーズこと、探偵降矢木シリーズの家庭用第2弾『Orgel』…なのだが、今のゲームユーザーで発売元のデータウェストや降矢木シリーズどころか、展開していたメガCDやPCECDの存在を知っているのはいったいいかほど居るんだろうか。ゲーム内容は昔のコマンド選択型、現行世代には『琥珀色の遺言』と表現すればわかりやすいか…要は怪しい洋館をうろうろ捜査するゲーム。システムとしてはありがちなこの作品の大きな特徴は、精神世界に入り込むことが出来ると言う設定で、そこから普通のアドベンチャーとは一味違う世界観を作っている。元がPCゲームだけあってシックな雰囲気にして猟奇性の高いシリーズとも知られており、特にこの『Orgel』終盤の展開はミステリーというよりホラーサスペンスと言われるほど残虐。後の『シルバー事件』とは異なる方向に狂っている。

 しかしPCで展開された、しかもアドベンチャー冬の時代の作品と言うことで、家庭用には『Vol.3 AYA』と、この『Vol.4 Orgel』のみ移植(他の作品も移植予定だったが頓挫)されるに留まっている。意欲的な設定だっただけにとても勿体無い。評判のいい『Invitation』と『Memories』を、どこか酔狂なメーカーがリメイクでもしてくれないものか。

1994年

1.SFC『かまいたちの夜』
2.SS『MYST』
3.MCD『ダブル・スイッチ』
4.SFC『ワンダープロジェクトJ ~機械の少年ピーノ~』
5.3DO『時を超えた手紙』


― 解説 ―

かまいたちの夜

 この年の首位に関しては、誰も文句をつけることは出来ないでしょう。サウンドノベルにゲーム性を持たせたバランスはもちろん、繰り返しプレイによって死につつ犯人を推理する本当の意味での「ミステリーアドベンチャー」なゲームデザイン、シナリオの分岐の明確化など、その完成度の圧倒的な高さは筆舌に尽くしがたい。セールスも国内アドベンチャーでは未達の地である100万本に迫る販売数を記録し、ゲームファン、ミステリーファン、そして一般的なライトユーザーをも楽しませた怪物タイトルと言って問題はないだろう。誰でも楽しめる世界観、バランス、そしてゲームデザイン。これぞ“プロ”と言うべき作品。

 2位の『MYST』は実は世界で一番売れてるアドベンチャー。確か世界累計で1000万本を超えるセールスを記録している…のだが、有名な話だが難易度がかなり高くストーリーも海外産にありがちな想像させるタイプなので、今プレイするとかなり人を選ぶはず。とはいえ、脱出ゲーム的な思考の遊びが好きなプレイヤーには確実に楽しめる完成度。4位の『ワンダープロジェクトJ』は、育成シミュレーションかアドベンチャーか良く議論され、実際当時の雑誌を読み返すとジャンルがアドベンチャーだったりシミュレーションだったりする不思議な作品。目新しいシステムに王道で、現在でも続編が望まれる独創性からチャートイン。SFCからのチャートインはこの年が最多。ジャンルとして“死んで”いたSFCのアドベンチャーでは最も盛り上がった年だったのではないだろうか。

1995年

1.3DO『POLICENAUTS』
2.SFC『学校であった怖い話』
3.PCE『真・怨霊戦記』
4.PCE『プライベート・アイ・ドル』
5.PS・SS・3DO『刑事J.B.ハロルドの事件簿 ブルー・シカゴ・ブルース』


― 解説 ―

ポリスノーツ 【3DO】

 1位は小島秀夫がディレクションしたSFアドベンチャーの第二弾である『PLICENAUTS』。実質前作である『SNATCHER』を更にパワーアップさせた内容で、シナリオのボリュームアップやロード時間の短縮などゲームとしての完成度はかなり上がっている。現在のアドベンチャーと比べても全く引けはとらない作品だ。ただしこちらは映画のジャンク屋であることを更に明確化しているため、キャラクターが偶像的になりすぎている嫌いがあるため、浸るべき世界観に対して好みが別れやすい。また、ミニゲームの「爆弾解体」の難しさやテンポの悪さは一部で伝説となっており、そこがクリアできるかが評価の分かれ目とも言われているらしい。

 2位以降も、どれも秀作揃い。2位は今更語るまでもないので置いておいて、『真・怨霊戦記』『プライベート・アイ・ドル』はゲームデザインこそオーソドックスながら世界観が独特なので現在プレイしてもそれなりに楽しい…と思う。『怨霊戦記』に関しては最近ケータイアプリにてリメイクされている(私の持っているSoftBankは未対応…)ので、現在でも手軽にできると思う。全体的にコマンド選択型の地味な秀作がそろった年と言えるだろう。…3DO『Dの食卓』は入れたくないので入れてない。

1996年

1.PS・SS『探偵 神宮寺三郎 未完のルポ』
2.PS『トワイライトシンドローム 探索偏』
3.SS『月花霧幻譚 -TORICO-』
4.PS『トワイライトシンドローム 完結偏』
5.SS『野々村病院の人々』


― 解説 ―

普及版1,500円シリーズ 探偵 神宮寺三郎 未完のルポ 普及版トワイライトシンドローム探索編

 この時期はサウンドノベルブームも落ち着き、美少女ブームは到来したもののこれと言った作品出てこなかった狭間と言うべき期間。なので、PS・SS期では最も不作だった。そのため90年と同じパターンで今回も首位はまさかの『探偵 神宮寺三郎』シリーズより『未完のルポ』で。この作品はアドベンチャーゲームには珍しい社会派に属していて、環境問題や外国人労働者問題などを取り上げるシナリオ展開は切り口としては面白い。ただし発展途上の作品なため、システム的には未完成の部分が目立つのも現実。世界観が完成されているので現在でも通用する質を持っているのは確かだが…。

 2位以降はやはり横スクロールによるホラーアドベンチャーとして現役で活躍する『トワイライトシンドローム』が目に付くところか。3D音源を用いた“音”に拘るというホラーのはしりで、演出力は頭ひとつふたつ出た作品。なのだがキャラクターの動作がかなり重く、更に周回プレイにしてスキップ機能が殆どないのは厳しい。5位の『野々村病院の人々』に関しては、「掛け合い」の楽しさ。ただその一点。

1997年

1.SS『この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO』
2.SS『EVE burst error』
3.SS『黒の断章』
4.SS『DESIRE ~デザイア~』
5.PS『マリア ~君たちが生まれた理由~』


― 解説 ―

この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO

 この年の家庭用ゲームはほぼ菅野ひろゆき脚本作品に占拠されているといっても支障はないだろう。なんせ、『EVE burst error』『YU-NO』『DESIRE』の現在でも名作と誉れ高い三作が一気に家庭用へ移植されているのだから、普通の作品が立ち入る隙なんてありはしなかったのも頷ける話。特に確固たる世界観を作り上げた『EVE burst error』と『YU-NO』は甲乙付けがたい完成度で、他の年に出れば首位になるレベル。システムとシナリオの合致、というゲームデザインの秀逸から『YU-NO』を取ったが、どちらもアドベンチャーというジャンルでは高レベルな立ち位置にある。飛び石されている『DESIRE』に関しては、苦手というか、菅野三部作でも一番話が尻切れトンボなので低めに。

1998年

1.SS『街 -machi-』
2.SS『クロス探偵物語 縺れた6つのラビリンス』
3.PS・SS『探偵 神宮寺三郎 夢の終わりに』
4.PS『やるドラ ダブルキャスト』
5.SS『慟哭 そして… 』


― 解説 ―

街 (サウンドノベル)ダブルキャスト

 90年代では最もアドベンチャーの多様性に富んだ年であり、そして出るソフト完成度が高かったかなりの当たり年が98年。その中での首位は、この当たり年に相応しく未だに名作と唄われる『街 -machi-』で文句なし。説明もなにもなしに“渋谷”という世界に放り込むという、いささか突き放したゲームデザインなため『かまいたちの夜』の様な初心者をカバーできていないのが玉に瑕なのだが、一つの「街」を壮大に描いたその圧倒的なゲーム世界は絶対に他のタイトルでは体験できない唯一無二のもの。完結しきれていないという最大の短所も、この作品にとっては「世界観を想像する余地」としてミロのヴィーナス的なものに昇華している…というと良い方向に捉えすぎか。文句はいくらでもあるが、だからこその名作。

 2位のブツには触れたくない。3位は今回大活躍の神宮寺シリーズでは最も人気の高い『夢の終わりに』なのだが、この年ではむしろランクを下げざるを得ない。4位は『ゆみみっくす』からのアニメーションとアドベンチャーの融合の完成系、『ダブルキャスト』。一見美少女ものだが、後半に行くほどサスペンス食が強くなる秀作。ディスク入れ替えが面倒なのが残念。このほかにも『夜想曲』や『御神楽少女探偵団』『アナザー・マインド』などの中堅作品も登場しているが、この年ではチャートインできる余地がない。伝記がこの業界ではセカイ系のことを指すという不思議な方式を作った『久遠の絆』や、『Noel3』などの美少女ゲームもやたら活発的だったのも印象的。

1999年

1.SFC『はじまりの森』
2.PS『探偵神宮寺三郎 灯火が消えぬ間に』
3.PS『続・御神楽少女探偵団 -完結偏-』
4.PS『シルバー事件』
5.PS『サーカディア』


― 解説 ―

シルバー事件

 昨年ほどではないものの地味に当たり年だったのは、このランキングを見れば明らか。なのだが、『シルバー事件』を筆頭に首位に持ってゆくには躊躇われる様な“好みの別れる作品”ばかりなので、とても扱いにくい年でもある。そのため、首位を決めるのにかなり苦心しており、ランキングは順不同と捕らえてもらっても結構。一応首位ということにさせてもらった『はじまりの森』に関しても、ただ単に「この中なら最も取っ付きやすいから」と言う理由での選出で、それ以上でも以下でもない。

 全体的にハイレベルな年なので、ランキング内ならどれもお勧めできるのだが、どれも嫌われても仕方ない部分を抱えており、どうしても「二番手タイトル」という印象が拭えず。特に4位の『シルバー事件』は、一応一本道のクリックタイプなアドベンチャーなのだが、世界観が恐らくアドベンチャーゲーム史上で五指に入る狂った(=パンクな)作品なので確実に人を選ぶ。断言しても良い。なぜなら私は選ばれなかった側なのだから。個人的に残念だったのは、この年の最も評判が良い『夕闇通り探検隊』が現在ではプレミアソフトになってしまった関係でプレイしていないので、ランキングへ入れることが出来なかったこと。

【Best of BEST】

1.SFC『かまいたちの夜』
2.GBA『逆転裁判』
3.Wii『428 ~封鎖された渋谷で~』
4.SS『この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO』
5.SS『街 -machi-』
6.3DO『POLICENAUTS』
7.GBA『逆転裁判3』
8.SS『EVE burst error』
9.PS2『ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び』
10.DC『MISSING PARTS 3 the TANTEI stories』


― 統括 ―

かまいたちの夜 特別編逆転裁判 蘇る逆転 NEW Best Price!2000428 ~封鎖された渋谷で~

 選考範囲が広がったので、趣旨であるべきミステリーのランキングへ回帰。“誰でも出来るゲーム”という点を念頭にした結果、一位はミステリー上級者から初心者までカバーしたゲームデザイン、とっつき易い世界観、そして完成度の高さから、ベタながら『かまいたちの夜』を選択。SFC版とPS以降版ではフローチャートの有無という差があるのが気になるところで、当時のプレイヤーにはSFC版の評価が高いのだが、SFC版では何度も同じ文章を読むことになるため現在プレイするならPS以降の方が入り込みやすい。

 2位となった『逆転裁判』は唯一ナンバリングが2つチャートイン。爽快感のあるロジックパズル、親しみやすい世界観など、こちらもミステリー上級者から初心者まで楽しめる懐の深さは『かまいたちの夜』に勝るとも劣らない。こちらもGBA版とDS版で大きな変更があるが、既読スキップのあるDS版の方がやり易さは上。
 3位は最も新しいタイトルながらその完成度の高さから『428』に。ほぼ同じシステムにして『街』より『428』を取った理由は、『街』をミステリーとしてみるとこれほどチープな作品もないという結論と、スピーディな展開から興味のないプレイヤーも惹きつける能力があるという考えから。ゲームとしてはキャラクターの運命を変更することで世界観に入り込むという、コマンド選択型のテイストなので最もゲーム性が解りにくいタイトルなのだが、ストーリー主体で見れば最も優秀な作品でもある。

 4位以降は難易度の高い作品もあるため、上位グループの2本目候補と言ってもいいだろう。お奨めは特にないが、4位の『YU-NO』以外はどれも現行機へリメイクや移植がなされているので、敬遠せずにプレイ環境に合ったタイトルに手にとってもらえると嬉しい。

【コメント】
やはり円熟期ということもあって、ランキングの作成はかなり順調に進んだ。
…様に見えて、かなり苦心している。特に90年代序盤は引き出しが少なくて泣いた。
そもそも浮き沈みの激しい業界で年別ランキングなんて無謀だったんだな、と実感。

しかしこう見返すと『神宮寺三郎』は優遇しすぎかな。
データイースト時代が安定しすぎという側面もあるけど…単なる私の思い入れもあるかな。
まあ、こんなに長い期間、コマンド選択し続けてくれている作品って、
これしかないから少しぐらい思い入れがあるのも仕方ないのかなぁとも思ったり。



80年代編はやりませんので、この企画はこれで完結。
そしてエンディングソングということで、何か感慨深い曲を…
と考えた結果、なぜか頭の中でこの「青葉城恋唄」が再生されたので、これを選曲。
思い入れは全くないので語れないが、スッキリした気分にはなれそうな気もする。

コメント

[コメントをする]

1 ■素晴らしいノデ。

やったことないゲームばっかりだけど、
すンごく楽しく読ませてもらったよン(*^▽^*)

小島さんのADVっておもしろいのね。
これからADVをやるときは、ユキさんの記事を参考にすれば間違いなさそうo(^▽^)o

『野々村病院の人々』って、18禁だったよねン(///∇//)
僕が小さかった頃、なんだこの変なタイトルwって思って、
タイトルを連呼してたわ(/ω\)
僕のエロスの才能は、先天的だったのかしら。

やっぱ『かまいたち』は偉大すぎますよねー。
おっぱいを10としたら、6くらいはあると思う!
ADVをやるときは、ユキさんオススメのヤツからやりまーす(*゚ー゚*)

2 ■>>むじゅさんへ

これと並行して428発売一周年記事書いてたら、ちょっとトランスしちゃいましたね、ええ。煮詰めすぎたw
古い作品だとどうしてもマイナーになってしまうのが、この記事最大の短所かな。

小島さんのADVは映画の世界にいかに入り込むかってコンセプトが秀逸でしたね。
ちゃんとテンポを重視したバランス、そして飽きさせないギミック。これぞプロですよ。
ただまあ、ここで挙げてるのは旧作だけなんで、出来れば新作してあげてくらはい\(^o^)/

『野々村病院の人々』どころか、ここで挙げてるSSのタイトルは結構な数が18禁ですけどね。
ただまあ、最近のマンガ本だともっと過激なのあるんちゃうの?ってくらいの描写ですけど。
あ、暴力描写(ヒロインの女の子がミンチになっちゃう)の『慟哭、そして…』は流石にアレですけども。
昔からむじゅさんのエロスには度肝を抜かれます(*^▽^*)
中学時代に授業で「メロスは激怒した」を「エロスは激怒した」と言い続けていた自分が恥ずかしい!

『かまいたちの夜』がすばらしいのは、初心者から上級者までプレイできるバランスですね。やっぱ。
おっぱいが10なら、9はありますよ。僕には。
いやいやいや、むじゅさんにはむじゅさんの価値観があるんだから、
それに合ったものからすれば良いと思うよ(゚◇゚;)?

3 ■無題

こんばんは。
いつも楽しく拝見させてもらってます。
長文お疲れ様でした。

93年のAYAは頭を痒きむしって頭皮が捲れるシーンが未だに印象に残っています。
あまりの怖さにオルゴールやれずじまいでした。
PSYCHIC DETECTIVE SERIESは本当にリメイクで一括発売してもらいたいものですね。

あと、Best of BESTに逆転裁判が2つもとは。 
私的にはEVER17が入っていないのは意外でした。
1位のかまいたちは納得です。一番人に薦めやすいですよね。
逆にYU-NOは説明しずらい・・・
自分的にはYU-NOは1位なのですが。
以下、勝手に自分的Best・・・スイマセン

1.SS『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』
2.SFC『かまいたちの夜』
3.SS『POLICENAUTS完全版』
4.PS2『EVER17』
5.GBA『逆転裁判』
6.SS『EVE burst error』
7.PS2『CROSS CHANNEL』
8.MSX『アニマルランド殺人事件』
9.PS2『I/O』
10.同人『うみねこのなく頃に』

4 ■やってみたいけど・・・

最初の方のランキングに入ってる作品が殆どわからなんだw
YU-NOや慟哭はいつかやってみたいなーとは思ってるのですが・・・
うむむ・・・ちと買いづらいかもw(^^;

99年にサーカディアが入ってるのはちょっと意外です。
まあ、マイナーだけど結構面白いですよね。
夕闇はホント・・・アーカイブスあたりに来ると良いのになあorz

5 ■>>±零さんへ

こんにちは。
ありがとうございます。読者あってのBlogなんで励みになりますw

「AYA」は話にまとまりがないのがなぁ…
オルゴールは更にスプラッタな内容になってるんで、プレイせずに置いたのは正解かも知れませんw
データウェストも倒産しちゃいましたし、浮いた権利でアプリ化でもしてくれると有り難いんですけどねぇ。

Best of BESTは「気軽に読める、ゲームとして遊べる、世界観が入りやすい」という三つを念頭にしてるんで、
『逆転裁判』の様に「ゲーム性が分かり易く、テンポ良く読める」ゲームは優遇してますね。
逆に『EVER17』は、ゲーム性が解りにくく、文章のテンポが“極めて”悪いんで華から選考外でした。
『ひぐらし』も悪いんですけど、こっちはシナリオ構成と普通のテーマ語りしてるのを評価したかたちです。

『かまいたちの夜』は、ゲーマーから初心者までカバーする懐の深い作品ですからね。
なんせ推理力が計られてるわけで、ゲームのスキルは全く必要ないゲームですから。
YU-NOは説明しづらいのが逆に4位にした理由かな。
いや、1つくらい難易度高いの入れたかったんですよ。
で『YU-NO』は出来が良くて、それでいてこのラインナップで現行機でプレイできない。
だからよっぽど環境の揃った人でないとプレイできない(=初心者はしない)、と。

Bestの8位は『アニマルランド殺人事件』ですかw
確かにあのラストは衝撃的でしたけども。…知ってる人はいるんかいな。

6 ■>>隊長さんへ

いやー、年代順に選考してゆくと冬の時代はどうしてもマイナーになっちゃうんですねw
YU-NOも慟哭もセガサターン以外で出てない上に、18禁ですからねー。今やるには環境悪すぎです。
しかも表紙から放たれるガッチガチの美少女ゲーム臭…買いづらいのはボクも同じでしたw

99年の『サーカディア』は、一周目だと面白いのを評価してますかね。
まあ、アーカイブスで配信してるって点と、マイナーであまり知られていないので、
このサイトにくる人くらいマニアな人にとって触れたことのない作品の可能性があったと言う点もアリですけど。
『夕闇』はここまでアーカイブスが充実しながら配信されないのは本当に悲しい…
再販なんてもう絶対ないでしょーしねぇ。

7 ■無題

ついに1990年代のランキング来ましたね~~作成作業お疲れ様です
神宮寺作品は安定した作品になる分年毎の評価では残るんですが逆に
そのせいで総合のトップからはどうしても除かれちゃいますよね
後実験的システムを導入して欠点を自ら生んでしまうのもマイナス点に・・・・
その分他から見ると「夢の終わりに」が光るのかもしれません。
しかし懐かしい作品が次から次へと出てきてうれしくなった反面
でも今ではもう製作会社が存在していない作品もちょくちょくあってちょっと寂しくなったりもしますね。

いかん、この時代だと語りたいことが多すぎてどうコメントしたらいいかわからないw
とりあえずマイナー所ですぐ思い返せた奴をコメントしちゃいます
MCD版ノスタルジア1907はPC版にボイスとサウンドが足されててまさに完成してたし
(声優がちゃんと役者してたし本文中にある爆弾解体もそうでしたがカードゲームと最後の心理戦も中々よかったですね~)
PSYCHIC DETECTIVE SERIES Vol.4 Orgelは序盤の導入部演出にしてやられたし(余りの残虐性で気づかされるはずなのに中々気づけなかった)
DESIREは3人目の解説兼真相で泣けたし・・・
後はSS版RETURN TO ZORKやディスクワールドとかも(相当理不尽&人を選ぶのでランキング外は当然ですが)
個人的には発売年のランキングに加えたかったですね~

そして勝手に私の中での90-99年TOP5を書き込んじゃいます、いや申し訳ないorz

1.SFC『かまいたちの夜』
2.MCD『ノスタルジア1907』
3.SFC『学校であった怖い話』
4.SS『探偵 神宮寺三郎 夢の終わりに』
5.SS『DESIRE ~デザイア~』PC版から強引に演出を変えなければもうちょっと↑だった
5(オマケ).64『ワンダープロジェクトJ2』 中身は良かったのにあのCMのせいで・・・

8 ■>>饅頭こわいさんへ

90年代は、特に後半は黄金期ですしね。ランキングを作るのはそこそこ楽しかったですよ。
それに日ごろはマニアックなこと全く言わないことにしてるんで、鬱憤は晴らせたかもしれませんw
神宮寺は総合力は高いんですけど、結局文法的には「夢の終わりに」で完成してしまってるんですよね。
ボクは『灯火が消えぬ間に』も旅行ゲームとして評価してるんですけど、
その分難易度が上昇したのも事実ですし、どうも10年以上「次の一手」に苦しんでる気がしますな。
最近はバランスを激甘にしたおかげで、一度作った完成形からむしろ離れてるのが悲しい。

しかしこう見返すと、序盤に挙げた作品のメーカーは大手以外はものの見事に潰れてますねw
ま、元々ゲーム業界って浮き沈みが本当に激しいですから仕方ないのかもしれないですけど。

え。『Return to Zork』って…ひ、ひぃい。あの極悪難易度のアドベンチャーは思い出したくないよぅw
『ノスタルジア1907』は、確かメガCDのローンチ作品だったんですよね。
まあ、ボクは後からやった人なんで、当時の感動は良くわかんないんですけどね。
でも、やたら難しい爆弾処理させられた時は「こいつか、本元は~」と思ったのは克明に覚えてますw
『Orgel』のアレはなー。怖すぎて思い出したくないんですけどもw
多分、『シルバー事件』に並ぶ狂ったゲームだったと思うんですけど、日の目に当たらないのは悲しい。
DESIREはマコト偏が嫌いなんですよね。あの言い訳臭いのが。別れるなら最初からハッキリ言えよ、と。
真相と展開もアル偏の終盤で読めるんで、どうも個人的に評価は高くないですねー。


やっぱり『かまいたちの夜』は高評価ですよねw
まあ、それだけ完成度と解りやすさのあった作品ですからね。
『2』『3』が評価低いのも、比較対象が凄すぎたという点は原因のひとつにあるでしょう。間違いなく。
ワンダープロジェクトJ2のあのCMは弄りたくありませんw

9 ■無題

なるほど、気軽に読める点ではEVER17は除外になりますね。
打越節が炸裂してすから、人によってはテキストを読むのがダレてきますね。


総じて菅野三部作は評価が高いように思います。蓮○議員の事業仕分けの様にギャルゲーだからプレイしないというのは勿体無いので是非皆さんにプレイして欲しいですね。
(自分はギャルゲーだとは思ってないし。)
ミステリートアザーサイド・オブ・チャーチもPSPかPS2に移植して欲しいのですが、ギャルゲーっぽくなってますね。推理する部分はあるのだろうか?ミステリート2は更にギャルゲーっぽくなってるし…大丈夫だろうか。
おそらく菅野三部作での感動を再度味わいたい為にアーベルのソフトを買っているのですが中々でてきませんね。

まあ、EVEフルリメイクは反論できないのでギャルゲーでいいです…。(氷室が幼女とか設定変えすぎでしょ。)

10 ■>>±零さんへ

まあ『EVER17』に関しては、このBlogで何度も宣言してることではありますけども、
ボクは嫌いなんで、それも少なからず影響してるのかな。
いやまあ評価すべきは評価するスタンスなんで、嫌いでも2002年の1位には選んでますけどね。

菅野三部作は、むしろギャルゲーらしさ満載な気もしますけど。
だからこそ生まれたノリみたいなのと、普通の美少女系に対する反骨精神みたいなの有ると思います。
アレを非ギャルゲーと言うのは、ガンダムをSFと言っちゃう違和感と言えば解り易いかな(逆に解りにくい)

『アザーサイド・オブ・チャーチ』は、多分『ミステリート2』を移植展開する時ぐらいしか
家庭用には出せるタイミングはなさそうですから、当分はできそうにない気がします。
『ミステリート』は、ギャルゲーっぽいというより設定がベタとファンタジーの成分が強すぎなのが…。
何というか最近の菅野さんは、いつまでも『エクソダスギルティ』と『探偵DASH!』引きずってる印象です。

EVEフルリメイクは、もうアンテナ張ってないんで良くわからないですw
氷室が幼女って、小説で小次郎より年(略)

11 ■大作記事乙です

いやーよくまとめましたね。スゴイ。個人的には
98年の久遠の絆がランク外だったのと、96年の
バイオハザードがノミネートされていなかったのが
意外だったでしょうか。ユキさん的にはBHは
アクションゲームというカテゴリに分類という事なのでしょうね。
個人的には洋館でアイテムを探しながら死の
トラップをかわす初代BHは当時理想の次世代
ADVに思えました。まあ続編やそのエピゴーネン達は
「ジャンル・バイオハザード」になってしまって
初代の洋館探索ADVの趣はなくなってしまいましたが。

個人的にはオールタイムベストは「街」
裏ベストは「シルバー事件」です。

12 ■>>くまうたさんへ

まあ、この回はずーっと構想にあったものだったんで数日かけてシコシコ書けば何とかなりました。
『久遠の絆』は超当たり年の98年発売ですし、どーもゲーム性が薄いので評価できずです。
バイオは…まあアクションという判断もありますけども、
アクションアドベンチャーまでカバーしたら、ど偉い範囲になっちゃうというという大人の事情も込みですw
バイオにしようとゼルダにしようと、A・ADVは仕掛け面では脱出ゲームの思考プロセスなんですよね。
そのことに関しては、かなり前の企画記事で書いたんで、良かったらチェックしてやってくださいw

この回はミステリー括りだったんで、ミステリー的な作品を選んだんですけども、
アドベンチャーのランキングを作るとなれば、恐らく面子はかなり変わってくるかな。
まあ、弄り始めると終わらないんで、そこには触れないでおこうw

コメント投稿

一緒にプレゼントも贈ろう!

Amebaおすすめキーワード