ミステリー作家が原作のアドベンチャーゲーム -単品編-
テーマ:AVG特集!
2009-11-03 19:00:00
【概要】
アドベンチャーゲームとは切っても離せない関係にある原作つきゲームでも、
そこそこの量を締めるミステリー作家が原作のゲームをまとめて紹介する記事。
今回は赤川次郎や西村京太郎など、ソフト数が多い定番作家は除外して、
関わっている作品が少数の作家をピックアップ。だって、別けなきゃキリがないんだもの。
【ミステリー作家が原作のアドベンチャーゲーム -単品編-】

PS『黒ノ十三』
原作者 綾辻行人 原作 なし
80年代終盤に発生した新本格派ブームのはしりとなった有名作家。
師匠である島田荘司と、その持ちキャラ御手洗潔をかけた主人公の名前が
すごい安直だったため、著者が後悔したことが有名な『館』シリーズが代表作。
叙述トリックが得意なのだが、多用しすぎてもはやお約束となっている。
小説以外のメディアでも出題編と解答編に別れた推理ドラマ『安楽椅子探偵』の原作、
そして『黒ノ十三』や『YAKATA』などのゲームの監修を務めており、
意外とゲーム的な試みには積極的に参加していている人物ではある。
TVゲームについては、洋館を舞台にした“RPG”の『YAKATA』はまあ置いておいて、
底抜けで絶望的なシナリオしかないサウンドノベルとして今でも語り草な、
『黒ノ十三』の監修を勤めていたことは、コアなADVファンにはあまりにも有名。
しかし肝心の綾辻行人のシナリオは短編の再掲載が一遍のみで、
他のシナリオに関しては、実は京大ミス研とプロライターが手がけているらしい。
それでも綾辻行人を看板に持ってくるんだから、この業界ダーティである。
確か、宮部みゆきにゲームを紹介したのもこの綾辻行人だったはずなのだが、
宮部の昔のインタビューでゲーム作ったのが原因でゲームしなくなった
作家の知り合いが居るという趣旨のコメントをしていて、
条件的に考えて合いそうなのがこの人ぐらいしか居ないため、
恐らく今後ゲームに関わる可能性は低いんじゃないかと思われる。

DS『内田康夫DSミステリー 名探偵・浅見光彦シリーズ「副都心連続殺人事件」』
原作者 内田康夫 原作 『浅見光彦シリーズ』
マルチエンディングであることを発売直前で公開しちゃう販売元のお茶目加減に、
多くの浅見ファンは脱力させ、案の定セールスでは『相棒』との競合に敗れた作品。
この傾向はドラマ版でも受け継がれ、現在『相棒』と同時刻に、
連続ドラマ版の『浅見光彦』を放送して、見事に競合に敗れている。何かの因縁か。
浅見光彦というとTVサスペンスでもかなり有名シリーズなわけで、
既にゲームで発売されていそうなものなのだが、実はこれが初のゲーム化。
これぞDS作家ブームの賜物なのか。それとも、単なる乗り遅れなのか…、
といはいえ有名シリーズなのは紛れもない事実で、
実際、販売元のD3パブリッシャーも定番路線で攻めていて
いきなりシリーズ括りにしちゃうほど気合を入れたのだが、
ゲームとしても、販売戦略としてもパッとせずあまり話題にはならなかった。
安易な企画がいかにして失敗するかという、良いモデルケースではある。

DS『ガリレオ』
原作者 東野圭吾 原作 『ガリレオシリーズ』
『容疑者Xの献身』『手紙』『さまよう刃』など原作となった映画が次々と大ヒットし、
今をときめく直木賞受賞作家となった東野圭吾も、ゲーム関連はこの『ガリレオ』のみ。
まあ、90年代中盤以降はかなり現実的なテーマを取り扱っている作家なので、
ゲーム的な仕掛けに興味もなければ縁もない…というだけだろうけど。
で、この『ガリレオ』。
『THE推理』『THE鑑識官』のトムキャット・システムが制作しているのは有名だが、
内容的にはドラマのダイジェスト版で、商業的な意味以外は大してない。
ついでにジャケットは実写だが、ゲーム内のビジュアルは絵。それで良いのかD3!

DS『ブレイブ・ストーリー ボクとキオクとネガイ』
原作者 宮部みゆき 原作 『ブレイブ・ストーリー』
アクションアドベンチャー『ICO』を小説化したことを筆頭に、
出る著作にゲームテイストあふれるものが良くあったり、
『ICO』の原作である上田文人や『ファミコン探偵倶楽部』の坂本賀勇と対談したりと、
公私ともにゲーム好きと公言していることはかなり有名な宮部みゆきだが、
唯一の趣味であるゲームを仕事にしたくないというスタンスから、
彼女の著作では、映画のメディアミックスという形でリリースされた、
この『ブレイブ・ストーリー』ぐらいしか実はゲーム化作品がない。
しかもこれはメディアミックスの一興なので宮部はノータッチだったはず。
彼女のゲームは恐らく趣味がゲームでなくなるまで無いんじゃないだろうか。
ついでに、爆笑問題の太田光もこれとほぼ同じ理由でゲームとは関わっていないらしい。

DS『チームバチスタの栄光 ~真実を紡ぐ4つのカルテ~』
原作者 海堂尊 原作 『チームバチスタの栄光』
医療ミステリーとして大ヒットを放った小説『チームバチスタの栄光』を、
ドラマ化と合わせるかたちでリリースした、DS向けのアドベンチャーゲーム。
DS向けアドベンチャーの熱も冷め切っていた時期に発売した関係で大不振だった。
しかしこう見返すと、本当にDSはミステリー作家原作のゲームが多いな。
解説?読んだこともプレイしたことも無いので出来ません。

PS『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』
原作者 森博嗣 原作 『すべてがFになる』
後に『EVER17』などのinfinityシリーズに参加するスタッフが
多く関わっていたことが有名な、『すべてがFになる』も原作付き。
この作品はPS末期に発売された関係で、確か現在では若干のプレミアがついていたはず。
ゲームとしてはオーソドックスな選択肢分岐型(一応独自システムもあり)だが、
テキストのテンポがやばいぐらい遅いというinfinityにも受け継がれる特徴から、
好みがかなり二分している作品ではある。
原作者は小説を書くのが趣味の森博嗣。と言うと、悪意がありすぎかな。
まあ、正直言って好きな作家ではないのは確かだけど。

PCE『定吉七番 秀吉の黄金』
原作者 東郷隆 原作 『定吉七番シリーズ』
これを現行世代で知ってる人って、多分100人も居ないんじゃないだろうか。
ギャグアドベンチャーがまだ商業として許されていた88年の作品で、
設定も歴史物にみせかけてスパイ物で現代劇。ノリが『ゴエモン』が許されてた頃のそれである。
キャラクターデザインはあの※安永航一郎が担当している事から、内容は察して貰いたい。
原作者は大して有名ではない(失礼!)が、何度か直木賞候補に挙がる実力派。
ゲーム畑でも、かつては『信長の野望』のノベライズなんかもしていたそうな。
※80年代を代表するマンガ家のひとり。特徴は限界を超えた下ネタと、ギリギリアウトなアニメパロディの2つ。『火星人刑事』という連載が終了以降、商業誌では消息不明となっており、干されたマンガ家としてたまに語られる。

FC『時空の旅人』
原作者 眉村卓 原作 『とらえられたスクールバス』
日本版、即死ゲーとして有名な作品。と言えば聞こえは良いが、
解りやすく言えば「はい いいえ」のどちらかを選択しミス=BAD ENDという
ゲーム性皆無な理不尽アドベンチャーゲームの“はしり”というのが実態。
ゲームデザインとしてみれば、今のキャラクターアドベンチャーゲームと
根本では変わりないという事実が、ある意味衝撃的な存在でもある。
原作は眉村卓。と来れば同時期に活動した光瀬龍や福島正実なんかも、
古いSFファンには近しい存在…ってこの話題はアドベンチャーから離れすぎか。
ついでにこの作品の「はい いいえ」精神は、後に遠藤雅伸に受け継がれ、
『ザ・ブルークリスタルロッド』という作品が作られたのである…はい、嘘。

PS・SS『Cat the ripper 13人目の探偵士』
原作者 山口雅也 原作 『キッドピストルズシリーズ』
今回は割と活躍しているトンキンハウスから発売された、
3DにしとけばなんでもOKだった90年代中盤の時流を感じさせる一作。
ゲームとしてはオーソドックスなクリックアドベンチャーなのだが、
フラグが厳しい上にバッドエンド遭遇率が高いため話を進めるのが面倒。
更には当時のお約束で3Dのキャラクターたちは限界までローテク…
というか明らかに開き直っていて、キャラのポージングで笑かしに来ている。
そのくせ、声優陣はかなり実力派が集まっているので何ともいえない混沌とした雰囲気が漂う。
原作は『生ける屍の死』で知られる山口雅也のキッド・ピストルズシリーズで、
シナリオ的に見ればかなり破天荒ではあるが、一応は整合性もとれてはいるので、
興味があるなら、原作の『13人目の探偵士』を読もう!……あれ?

PS・SS『七つの秘館』
原作者 志茂田景樹 原作 なし
謎ベンチャーという、不思議ネーミングで異次元空間を作った快作。
カラフルなファッションで有名な志茂田背樹が原作として参加している。
…というと、何だか嫌な予感がするだろうが、まあその予感は的中していて、
舞台となる館は居住空間として明らかに狂っており、置いてあるものが意味不明。
更には各所で志茂田先生の御尊顔が絵画や写真、彫刻の顔と言う形で登場する有様。
彼を発見すると動画でプレイヤーにヒントを与えてくれる…けど、不気味すぎてそれどころではない。
声優はやっぱり有名どころが揃っていて、総じてハイレベル。
ゲームとしてはオーソドックスなクリックアドベンチャー…上の解説でこれは嘘っぽいな。
脱出ゲームとしてみれば、当時としても古めかしいデザインなので、その手の作品好きなら。
DCで続編が出ていたりもするのだが…この事実はADVファンでも知ってる人は少なそう。
【コメント】
後ろに下がるほど、黒歴史発掘調査委員会になってる気がする。
これなら『てきぱきワーキン・ラブ』とかにも触れたほうが…いや、絶対知ってる人いないな。
そもそも竹本泉はミステリー作家ではないですよ!それにプレイしたことないしね。
ということで今回は珍しくPCEに触れてるけど、
この頃から「コミックアドベンチャー」なんてジャンルも台頭して、
80年代からの伏線が消化。そして美少女ゲームへ…だった印象なのであまり思い入れはない。
まあ、ほぼ全部がセガサターンに回収された辺りはハドソンらしいしね。
えー…『銀河お嬢様伝説ユナ』と言う存在やら、愛、覚えてますか?…覚えてません。



絵面が凄くPCエンジン!
大迫純一関連や、御茶漬海苔のTHEホラーミステリー、時空探偵DDなどは、
ミステリー作家と呼べるか微妙なので除外…体の良い手抜きではない。
山…田……桜丸?なにそれ?
どーでも良いけど、『舛添要一 朝までファミコン』は原作者つきになるんだろうか。
今回書いてて、一番気になった事由なのですよ。
本日のBGMは『雪の女王』のEDソング『大好きな君に』。
歌い手はお馴染み小田和正…全部おなじ曲に聞こえるいうなー!
まあ、『雪の女王』とは関係なく有名曲なので、聴いたことのある人は多いのでは。
この『雪の女王』は、韓国のドラマ…ではもちろんなくて、
近年の出崎統では一番出来が良かったアニメ…って言っても普通の人には通じないか。
アンデルセン童話『雪の女王』を原作にしたアニメシリーズなのだが、
原作には登場しないレギュラーキャラクターが登場していたり、
明らかに出崎監督の過去作が元ネタと思われる小話が出てくるので、
どちらかと言えば出崎アニメのスターシステムという色合いが濃い一作ではある。
中盤からエンジンがかかってくるので、序盤は大人が観るには多少は忍耐力が必要だが、
大団円で終わるNHKの児童アニメらしい作品でもあるので、お奨めは可能。可能ですよ!
アドベンチャーゲームとは切っても離せない関係にある原作つきゲームでも、
そこそこの量を締めるミステリー作家が原作のゲームをまとめて紹介する記事。
今回は赤川次郎や西村京太郎など、ソフト数が多い定番作家は除外して、
関わっている作品が少数の作家をピックアップ。だって、別けなきゃキリがないんだもの。
【ミステリー作家が原作のアドベンチャーゲーム -単品編-】

PS『黒ノ十三』
原作者 綾辻行人 原作 なし
80年代終盤に発生した新本格派ブームのはしりとなった有名作家。
師匠である島田荘司と、その持ちキャラ御手洗潔をかけた主人公の名前が
すごい安直だったため、著者が後悔したことが有名な『館』シリーズが代表作。
叙述トリックが得意なのだが、多用しすぎてもはやお約束となっている。
小説以外のメディアでも出題編と解答編に別れた推理ドラマ『安楽椅子探偵』の原作、
そして『黒ノ十三』や『YAKATA』などのゲームの監修を務めており、
意外とゲーム的な試みには積極的に参加していている人物ではある。
TVゲームについては、洋館を舞台にした“RPG”の『YAKATA』はまあ置いておいて、
底抜けで絶望的なシナリオしかないサウンドノベルとして今でも語り草な、
『黒ノ十三』の監修を勤めていたことは、コアなADVファンにはあまりにも有名。
しかし肝心の綾辻行人のシナリオは短編の再掲載が一遍のみで、
他のシナリオに関しては、実は京大ミス研とプロライターが手がけているらしい。
それでも綾辻行人を看板に持ってくるんだから、この業界ダーティである。
確か、宮部みゆきにゲームを紹介したのもこの綾辻行人だったはずなのだが、
宮部の昔のインタビューでゲーム作ったのが原因でゲームしなくなった
作家の知り合いが居るという趣旨のコメントをしていて、
条件的に考えて合いそうなのがこの人ぐらいしか居ないため、
恐らく今後ゲームに関わる可能性は低いんじゃないかと思われる。

DS『内田康夫DSミステリー 名探偵・浅見光彦シリーズ「副都心連続殺人事件」』
原作者 内田康夫 原作 『浅見光彦シリーズ』
マルチエンディングであることを発売直前で公開しちゃう販売元のお茶目加減に、
多くの浅見ファンは脱力させ、案の定セールスでは『相棒』との競合に敗れた作品。
この傾向はドラマ版でも受け継がれ、現在『相棒』と同時刻に、
連続ドラマ版の『浅見光彦』を放送して、見事に競合に敗れている。何かの因縁か。
浅見光彦というとTVサスペンスでもかなり有名シリーズなわけで、
既にゲームで発売されていそうなものなのだが、実はこれが初のゲーム化。
これぞDS作家ブームの賜物なのか。それとも、単なる乗り遅れなのか…、
といはいえ有名シリーズなのは紛れもない事実で、
実際、販売元のD3パブリッシャーも定番路線で攻めていて
いきなりシリーズ括りにしちゃうほど気合を入れたのだが、
ゲームとしても、販売戦略としてもパッとせずあまり話題にはならなかった。
安易な企画がいかにして失敗するかという、良いモデルケースではある。

DS『ガリレオ』
原作者 東野圭吾 原作 『ガリレオシリーズ』
『容疑者Xの献身』『手紙』『さまよう刃』など原作となった映画が次々と大ヒットし、
今をときめく直木賞受賞作家となった東野圭吾も、ゲーム関連はこの『ガリレオ』のみ。
まあ、90年代中盤以降はかなり現実的なテーマを取り扱っている作家なので、
ゲーム的な仕掛けに興味もなければ縁もない…というだけだろうけど。
で、この『ガリレオ』。
『THE推理』『THE鑑識官』のトムキャット・システムが制作しているのは有名だが、
内容的にはドラマのダイジェスト版で、商業的な意味以外は大してない。
ついでにジャケットは実写だが、ゲーム内のビジュアルは絵。それで良いのかD3!

DS『ブレイブ・ストーリー ボクとキオクとネガイ』
原作者 宮部みゆき 原作 『ブレイブ・ストーリー』
アクションアドベンチャー『ICO』を小説化したことを筆頭に、
出る著作にゲームテイストあふれるものが良くあったり、
『ICO』の原作である上田文人や『ファミコン探偵倶楽部』の坂本賀勇と対談したりと、
公私ともにゲーム好きと公言していることはかなり有名な宮部みゆきだが、
唯一の趣味であるゲームを仕事にしたくないというスタンスから、
彼女の著作では、映画のメディアミックスという形でリリースされた、
この『ブレイブ・ストーリー』ぐらいしか実はゲーム化作品がない。
しかもこれはメディアミックスの一興なので宮部はノータッチだったはず。
彼女のゲームは恐らく趣味がゲームでなくなるまで無いんじゃないだろうか。
ついでに、爆笑問題の太田光もこれとほぼ同じ理由でゲームとは関わっていないらしい。

DS『チームバチスタの栄光 ~真実を紡ぐ4つのカルテ~』
原作者 海堂尊 原作 『チームバチスタの栄光』
医療ミステリーとして大ヒットを放った小説『チームバチスタの栄光』を、
ドラマ化と合わせるかたちでリリースした、DS向けのアドベンチャーゲーム。
DS向けアドベンチャーの熱も冷め切っていた時期に発売した関係で大不振だった。
しかしこう見返すと、本当にDSはミステリー作家原作のゲームが多いな。
解説?読んだこともプレイしたことも無いので出来ません。

PS『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』
原作者 森博嗣 原作 『すべてがFになる』
後に『EVER17』などのinfinityシリーズに参加するスタッフが
多く関わっていたことが有名な、『すべてがFになる』も原作付き。
この作品はPS末期に発売された関係で、確か現在では若干のプレミアがついていたはず。
ゲームとしてはオーソドックスな選択肢分岐型(一応独自システムもあり)だが、
テキストのテンポがやばいぐらい遅いというinfinityにも受け継がれる特徴から、
好みがかなり二分している作品ではある。
原作者は小説を書くのが趣味の森博嗣。と言うと、悪意がありすぎかな。
まあ、正直言って好きな作家ではないのは確かだけど。

PCE『定吉七番 秀吉の黄金』
原作者 東郷隆 原作 『定吉七番シリーズ』
これを現行世代で知ってる人って、多分100人も居ないんじゃないだろうか。
ギャグアドベンチャーがまだ商業として許されていた88年の作品で、
設定も歴史物にみせかけてスパイ物で現代劇。ノリが『ゴエモン』が許されてた頃のそれである。
キャラクターデザインはあの※安永航一郎が担当している事から、内容は察して貰いたい。
原作者は大して有名ではない(失礼!)が、何度か直木賞候補に挙がる実力派。
ゲーム畑でも、かつては『信長の野望』のノベライズなんかもしていたそうな。
※80年代を代表するマンガ家のひとり。特徴は限界を超えた下ネタと、ギリギリアウトなアニメパロディの2つ。『火星人刑事』という連載が終了以降、商業誌では消息不明となっており、干されたマンガ家としてたまに語られる。

FC『時空の旅人』
原作者 眉村卓 原作 『とらえられたスクールバス』
日本版、即死ゲーとして有名な作品。と言えば聞こえは良いが、
解りやすく言えば「はい いいえ」のどちらかを選択しミス=BAD ENDという
ゲーム性皆無な理不尽アドベンチャーゲームの“はしり”というのが実態。
ゲームデザインとしてみれば、今のキャラクターアドベンチャーゲームと
根本では変わりないという事実が、ある意味衝撃的な存在でもある。
原作は眉村卓。と来れば同時期に活動した光瀬龍や福島正実なんかも、
古いSFファンには近しい存在…ってこの話題はアドベンチャーから離れすぎか。
ついでにこの作品の「はい いいえ」精神は、後に遠藤雅伸に受け継がれ、
『ザ・ブルークリスタルロッド』という作品が作られたのである…はい、嘘。

PS・SS『Cat the ripper 13人目の探偵士』
原作者 山口雅也 原作 『キッドピストルズシリーズ』
今回は割と活躍しているトンキンハウスから発売された、
3DにしとけばなんでもOKだった90年代中盤の時流を感じさせる一作。
ゲームとしてはオーソドックスなクリックアドベンチャーなのだが、
フラグが厳しい上にバッドエンド遭遇率が高いため話を進めるのが面倒。
更には当時のお約束で3Dのキャラクターたちは限界までローテク…
というか明らかに開き直っていて、キャラのポージングで笑かしに来ている。
そのくせ、声優陣はかなり実力派が集まっているので何ともいえない混沌とした雰囲気が漂う。
原作は『生ける屍の死』で知られる山口雅也のキッド・ピストルズシリーズで、
シナリオ的に見ればかなり破天荒ではあるが、一応は整合性もとれてはいるので、
興味があるなら、原作の『13人目の探偵士』を読もう!……あれ?

PS・SS『七つの秘館』
原作者 志茂田景樹 原作 なし
謎ベンチャーという、不思議ネーミングで異次元空間を作った快作。
カラフルなファッションで有名な志茂田背樹が原作として参加している。
…というと、何だか嫌な予感がするだろうが、まあその予感は的中していて、
舞台となる館は居住空間として明らかに狂っており、置いてあるものが意味不明。
更には各所で志茂田先生の御尊顔が絵画や写真、彫刻の顔と言う形で登場する有様。
彼を発見すると動画でプレイヤーにヒントを与えてくれる…けど、不気味すぎてそれどころではない。
声優はやっぱり有名どころが揃っていて、総じてハイレベル。
ゲームとしてはオーソドックスなクリックアドベンチャー…上の解説でこれは嘘っぽいな。
脱出ゲームとしてみれば、当時としても古めかしいデザインなので、その手の作品好きなら。
DCで続編が出ていたりもするのだが…この事実はADVファンでも知ってる人は少なそう。
【コメント】
後ろに下がるほど、黒歴史発掘調査委員会になってる気がする。
これなら『てきぱきワーキン・ラブ』とかにも触れたほうが…いや、絶対知ってる人いないな。
そもそも竹本泉はミステリー作家ではないですよ!それにプレイしたことないしね。
ということで今回は珍しくPCEに触れてるけど、
この頃から「コミックアドベンチャー」なんてジャンルも台頭して、
80年代からの伏線が消化。そして美少女ゲームへ…だった印象なのであまり思い入れはない。
まあ、ほぼ全部がセガサターンに回収された辺りはハドソンらしいしね。
えー…『銀河お嬢様伝説ユナ』と言う存在やら、愛、覚えてますか?…覚えてません。



絵面が凄くPCエンジン!
大迫純一関連や、御茶漬海苔のTHEホラーミステリー、時空探偵DDなどは、
ミステリー作家と呼べるか微妙なので除外…体の良い手抜きではない。
山…田……桜丸?なにそれ?
どーでも良いけど、『舛添要一 朝までファミコン』は原作者つきになるんだろうか。
今回書いてて、一番気になった事由なのですよ。
本日のBGMは『雪の女王』のEDソング『大好きな君に』。
歌い手はお馴染み小田和正…全部おなじ曲に聞こえるいうなー!
まあ、『雪の女王』とは関係なく有名曲なので、聴いたことのある人は多いのでは。
この『雪の女王』は、韓国のドラマ…ではもちろんなくて、
近年の出崎統では一番出来が良かったアニメ…って言っても普通の人には通じないか。
アンデルセン童話『雪の女王』を原作にしたアニメシリーズなのだが、
原作には登場しないレギュラーキャラクターが登場していたり、
明らかに出崎監督の過去作が元ネタと思われる小話が出てくるので、
どちらかと言えば出崎アニメのスターシステムという色合いが濃い一作ではある。
中盤からエンジンがかかってくるので、序盤は大人が観るには多少は忍耐力が必要だが、
大団円で終わるNHKの児童アニメらしい作品でもあるので、お奨めは可能。可能ですよ!









