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日本一ソフトウェアの新作ADV『特殊報道部』はTV局を舞台にしたオカルトもの。 530角館の殺人

テーマ:ブログ 2012-05-30 20:00:00
【530角館の殺人】

日本一ソフトウェアの新作ADV詳報など今週末&来週頭発売雑誌情報(げーむにゃーす1.0)

↓日本一ソフトウェアの新作ADV『特殊報道部』はTV局を舞台にしたオカルトもの。

$アドベンチャーゲーム研究処-特殊報道部

プラットフォームがPSVitaである旨のみ発表されていた
日本一ソフトウェア20周年作品の正式タイトルが『特殊報道部』で決定。発売日は8月23日。
ジャンルはアドベンチャーだが、普通のテキストものとは異なる形式をとるとのこと。

ストーリー内容は地方局にあるオカルトを取り扱う部署「特殊報道部」を舞台に、
番組制作のため超常現象を調査するという、『流行り神』とほぼ同じ路線。
ただしゲームの目的は世にあるオカルトの「真相究明」になっており、
プレイヤーの思考で展開がオカルトと科学に分岐するのが大きな特徴だった
『流行り神』のそれとは異なるアプローチになるかと思われる。
ビジュアルも寺田克也風のゴツイものからアニメチックなものに切り替えられ、
代替わりと合わせ、ホラーとしてつっぱねて来た部分を
ユーザー層に合わせモデルチェンジを図っている印象だが、
やはりPSVitaにニーズがあるかというと。未知数としか。

↓『スーパーダンガンロンパ2』に登場する生徒が公開に。

また、PSP『スーパーダンガンロンパ2』の登場人物も発表されている。
前作にも登場したキャラクターの名前が確認でき、
はっきり言えばネタバレなので、気になる人のみリンク先を参照しよう。
キャラクターデザインそのものについては、なんだか色々とデコレーションされた結果
初代『機動戦士ガンダム』と『機動戦士Ζガンダム』くらいの差異を感じなくもない。

↓3DS向けに『真・女神転生』のナンバリング新作や『メダロット』の新作が発表。

デビルサマナー ソウルハッカーズ

他のジャンルでは、3DS向けに『真・女神転生Ⅳ』が発表に
プラットフォームが3DSであること以外に情報はない告知のようなものだが、
約9年ぶりのナンバリング新作を3DSへ投入というのはインパクトが充分にあり、
これで『ペルソナ』系列はPS、『女神転生』系列はDSという方向性が強固になった印象。
発売元のインデックスは経営状態が芳しくないだけに、

同じく3DS向けに『メダロット』の新作が正式発表
従来通り2バージョンに別けて発売され、グラフィックスや通信機能が強化されている。
これについては2010年の任天堂カンファレンス時にメーカーが表明していたので驚きはないが、
3DSの普及と合わせてこの規模の作品が今後増えてゆくかと思われるので、
市場にどう受け止められるかは少しだけ注視したい。

↓『真・三國無双Empire』『アンチェインブレイズレクス』の続編など、その他の発表。

戦国無双3 Empires(通常版)

あとは『三國無双』シリーズのナンバリング新作とセットで展開している
『Empire』シリーズの新作がPS3向けに発表。エディットが大幅強化が行われている。発売日は6月。
また昨年フリューより有名クリエイターの起用を売りにして発売された
ダンジョンRPG『アンチェインブレイズレクス』の続編がPSP・3DS向けに発表。
今回もスタッフは共有しつつイラストレーターを大量に起用しいているようだ。

ここ最近は毎週発表されるローカライズ枠ではスクウェアエニックスが大量に公開しており、
PS3・XBOX360向けに『コールオブデューティブラックオプス II』や
『香港秘密警察 スリーピングドックス』『ヒットマン アブソリューション』
『Quantum Conundrum クウォンタムコナンドラム 超次元量子学の問題とその解法』など
有名シリーズ作や新規もので4作ほど発売が決定している。

↓3DS『閃乱カグラ Burst』には前作が丸々収録など、その他の情報。

閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-

配信ものでは5pb.より美少女ゲームの格闘ゲームとして昨年発売された
『ファントムブレイカー』をSD化しベルトスクロールアクションとしてスピンアウトした
『ファントムブレイカー:バトルグラウンド』がXBOX360向けに発表。
この規模のタイトルなら配信で、というのは妥当なところだが、
微妙なセールスだった作品が元なのでそもそもスピンオフが出るのが意外ではある。

またPS3向けには『初音ミク ProjectDIVA エクステンド』のハイエンド版が配信決定。
ただしプレイするにはPSP版が必要となるそうな。

詳報系では、3DS『閃乱カグラ Burst 紅蓮の少女達』に前作が収録され
更衣室が立体視へ対応し、システムやグラフィックスも再調整する旨が公表に。
発売から1年足らずでこの展開というのはどうかと思うし、
新作部分のボリュームに不安も出てきそうだが、お得感があるのは確か。
また、PS3『スーパーロボット大戦OG』の発売時期が今冬で決定。
こちらは結局1年も延期することになってしまったが、まあ商材的にはあまり関係ないか。

↓クロスレビュー

PS3『TOKYO JUNGLE トーキョージャングル』 8/8/8/8

PSV『機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY』 8/8/8/8
PSV『ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュV』 6/6/6/6
PSP『STORM LOVER 快!!』 8/8/8/7

『動物番長』をスケールアップさせたような変わり種な設定から
物好きを中心に注目を集める『TOKYO JUNGLE』は8/8/8/8で32点を獲得。
なにかと引き換えに一時代を築いた『ガンダムSEED』のPSVita向けゲームも8/8/8/8で32点。
『STORM LOVE 快!!』が微妙に高得点なのを気にしつつも、まあ無難な配点としか。
ああ、あとついでにファミ通XBOX360では『ルートダブル』が32点を獲得しているとのこと。




どんな判断や!

PSP『バクダン★ハンダン』のプレイムービーが公開(公式)

稲船さんの声が稲船さん本人じゃないとは…。
とりあえずヒロインの髪型ネタが素敵なので最後のほうだけでも見よう。
システムはどことなく『玻璃ノ薔薇』風味だ。

『探偵 神宮寺三郎 復讐の輪舞』Web小説の第6話で熊さんが気になったこととは!?(電撃)

PVの時点でちょこっと映っていたが、
とうとうパッケージ未収録のアプリ『ゆらめくひととせ』ネタが…。
唯一配信されていたDocomoユーザーしか解らんぞ、これ。

『タイムトラベラーズ』キャッチコピーは「あの時を、やり直せ。運命を変える、命を繋ぐ、プレイングシネマ。」(iNSIDE)

ロールプレイングドラマという謎の単語を思い出したのは私だけではないと確信している。

『コープスパーティー 2U』ナンジャタウンとコラボ!お化け屋敷も再登場(Gpara.com)

もはや恒例イベントだな。

燐と雪男、2つの視点で深みのあるゲームオリジナルストーリーが楽しめるPSP「青の祓魔師 幻刻の迷宮(ラビリンス)」のプレイレポートをお届け!ゲームソフトも1名様にプレゼント(Gamer)

アプリ版から大幅ボリュームアップの『アブナイ★恋の捜査室』で恋も犯人も確保!(電撃)

女性向けゲームの制作会社は女の園なのか? ボルテージの女性副社長に聞いてみた!(ファミ通)

無言の圧力を感じる記事だ。

ポケットサッカーリーグ カルチョビットペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ 特典 「P4UアレンジサウンドトラックCD」付き

社長が訊く『ポケットサッカーリーグ カルチョビット』編が公開(公式)

公式サイトもオープン。
『カルドセプト』も『カルチョビット』もディープなユーザーに強い中小タイトルなわけだが、
任天堂のプロデュース方針は、固形化の打破なようなので、どう出るかには注目。
しつつ、『神宮寺三郎』もほぼ同枠なので負けずに頑張ってほしいという気持ちも。

海外誌で3DSの悪魔城新作『Castlevania: Lords of Shadow - Mirror of Fate』が発表(iNSIDE)

開発元は『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ』のあそこ。

「Xbox」がMicrosoftの総合エンターテインメントブランドに Windows 8にも搭載(ITmedia)

ほぼ確実にE3で話題に出るであろうアレ。

マジコン販売業者に対する初の刑事摘発――不正競争防止法違反容疑で男性を逮捕(ファミ通)

だそうです。このブログが取り扱ってる情報的には、なんも言えません。

「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」の発売日が7月26日へと変更に(4Gamer.net)

今夏はタイトルが密集しているので、こういった話も多くなるな。

ゲーム業界の劇的な変化にE3は追いつけているか?(Gpara.com)

えー、毎度おなじみコンシューマー斜陽論でございます。
シリーズ大作、特殊機器、次世代ハードなどがございましたら気軽に声をおかけください。

音楽とストラテジーの不思議な融合『オルガリズム』が8月9日に発売決定! E3にてプレイアブル出展も(電撃)

マイクロソフト、E3カンファではカプコン/スクエニ/THQ/ユービーアイのワールドプレミアを用意(iNSIDE)

「FINAL FANTASY 25周年記念公式サイト」がオープン(公式)

初代『ファイナルファンタジー』の発売日は1987年12月18日。
時期が時期なので、E3へ向けての前フリに見えるのは自然な流れだが…。

『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』の予約特典となるアイテムコードの内容が発表(ファミ通)

『GRAVITY DAZE』メインイラストが世界のビデオゲーム・アート代表作に(Gpara.com)

前例なき市場急拡大 インドネシアで伸びるゲームの条件(日経新聞)

【コメント】
コメントのネタが切れる。



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今週発売の注目ゲーム 5月5週の再訪

テーマ:総合情報 2012-05-29 01:00:00
【今週発売のADV】

なし。

【中間地点】

GUILD01 (ギルドゼロワン)
3DS『GUILD 01』
販売:レベルファイブ

レベルファイブの仕掛ける、オムニバスゲーム集『GUILD01』が登場。
著名クリエイターを起用した実験要素と題材の多様さコンパクトさが売りで、
続編の『02』も既に発表済みでシリーズ展開を示唆しているため、
ATAMANIAシリーズのゲーマー向けゴージャス版、と言えなくもない。
収録作品を紹介すると

『クリムゾンシュラウド』
担当:松野泰己

S・RPG『オウガ』シリーズの生みの親として知られる松野氏が手掛けるのは
TRPG代替のゲームブックを更にデジタルゲームへ変換したようなアドベンチャーRPG。
ストーリー展開はサウンドノベル形式で、選択肢(クリア後に増えて行く仕組み)や、
ダイスロール(ランダム要素)が分岐に関わってくる。
ダンジョン探索や、戦闘システムもあるため、「RPGを」ゲームブックとして噛み砕いた様な印象。

『解放少女』
担当:須田剛一

『シルバー事件』『ノーモア★ヒーローズ』で知られる須田氏が監督した3Dシューティング。
100年後の侵略された日本を舞台に、大統領になって各地を解放していく…
というXBOXで発売された『メタルウルフカオス』を彷彿とさせる設定だが、
ビジュアルや魅せ方はアニメ調で、どこからか末期ヒューマン臭さえもしてくる。

『レンタル武器屋 de オマッセ』
担当:平井善之(アメリカザリガニ)

お笑い芸人のアメリカザリガニが担当する武器屋経営SLGで、
冒険者に武器を貸出し、そこで得た収益でより強い武器を作るという内容。
他業種のクリエイターなので嘗められがちだが、まあ15年位前まではそう珍しい話ではない。
珍しい話ではないのだが、ここまで全面に押し出されると話題作りな感も否めない。

『AERO PORTER』
担当:斉藤由多加

『シーマン』『TheTower』などを手掛けた斉藤由多加が担当する
LRボタンでベルトコンベアを操り、空港の荷物を仕分けることで
報酬で空港を拡張させてゆくパズル+シミュレーション的な作品。

『タイムトラベラーズ 特別編』

7月12日発売予定の『タイムトラベラーズ』の特別編。
条件をクリアすればプレイ可能な隠し要素で、特別編と名乗っているのだが、
報道のされ方かた見るに、本編の一部を楽しめる体験版的な内容のようだ。
まあはっきり言えば、それこそ配信でしてくださいとしか。



並んでいるタイトルは全体的にレベルファイブ色は薄く
これまで狙っていな客層をターゲットにしているかと思われるが、
DLで個別販売しろという野暮ったい声も聞こえてくるだけに、
同時収録で興味の薄いソフトもつまみ食いできる雑誌のようなやり方が
どう受け止められるかは出たとこ勝負、としかいいようがない。
とりあえず『GHOST TRICK』以上にナンセンスなパッケージをどうかと思いつつ、
企画趣旨は嫌いではなく、『02』のラインナップが気になるので、注目。

【今週発売の注目ゲーム】

ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D

3DS『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』

1998年にGBで発売された『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズの
第一弾『テリーのワンダーランド』を3DS向けにリメイクした作品。
自動生成のダンジョンやシナリオなどの基礎部分は原作から引き継ぎつつ
グラフィックスはフル3D化し、シンボルエンカウントやスカウトシステムなども取り入れ、
ゲーム内容を近年採用しているものへ刷新しているのが大きな特徴。
当然モンスターの数も増加し、通信機能の充実も図られている。
元はポケモンブームの絶頂期に投入された作品なので、
その『ポケモン』と同じく「一周した」ユーザーが復帰してくる可能性もあり、
プロモーションもその層を意識した面を感じるので、商業的にはそこの動きがポイントだろう。

アブナイ★恋の捜査室(通常版)予約特典ドラマCD付き

PSP『ブレイブルー コンティニュアムシフト エクステンド』
PSP『ファイ・ブレイン ~絆のパズル』
PSP『神さまと恋ゴコロ』
PSP『蒼黒の楔 緋色の欠片3 明日への扉』
PSP『断罪のマリア~ラ・カンパネラ~』
PSP『アブナイ★恋の捜査室』
PSP『つよきす 3学期 Portable』
PSP『マル合格資格奪取!ケアマネジャー試験ポータブル』
PSV『ネクレボ行政書士試験』

ソフトのリリース数はダントツだが、話題作が少な目なのがPS携帯機。
メインは『ブレイブブルー』だがあくまで移植で大きな動きには成り得ず、
あとはあえて挙げれば乙女ゲームの新作が大量に発売、くらいしか話題はなし。
個人的に「おっ」と一瞬だけ思ったのは恋愛×刑事という組み合わせの
アプリからの移植+αを行った乙女ゲーム『アブナイ★恋の捜査室』だが、
その昔「トムキャットシステム開発だから」という理由だけで購入し
手ひどく返り討ちにされた『令嬢探偵』を思い出し、
悲劇は繰り返してはならないと再自覚したので特に言及はしない。
この路線は難易度付けを易しくし過ぎてゲーム的に良い評判を聞くことが少ないので、
それ専門ではなく、それを匂わせる程度のアレで良いのではと思わないでもない。

実戦パチスロ必勝法! 北斗の拳F 世紀末救世主伝説

PS3『実戦パチスロ必勝法! 北斗の拳F 世紀末救世主伝説』

据置き市場は『アトリエ』シリーズ3作や『ポータル3』の廉価版が発売されるが、
新作はこの『北斗の拳』のパチスロシミュレーターのみ。
かつてミリオンセラーを記録した作品だが、それは最も勢いのあった時期の数字で
ブームも過ぎた現在、どの程度のセールスになるかと言えば。なあ。

【コメント】
『ファイブレイン』はパズル・バトルアドベンチャーです。

2011年テレビゲームソフト売り上げTOP1000(メディアクリエイト版)(GEIMIN.NET)

ニュースがないので取り上げる話題はこれのみで。

↓TOP500以下タイトルよりピックアップ

薄桜鬼3D(限定版:ドラマCD/3Dカード(全3枚)同梱)

3DS『謎惑館~音の間に間に~』 初週:6888本 → 累計:1万9935本
3DS『ドクターロートレックと忘却の騎士団』 初週:4032本 → 累計:1万3706本
3DS『びっくり!とびだす!魔法のペン』 初週:1055本 → 累計:5870本
3DS『薄桜鬼3D』 初週:2970本 → 累計:5531本

 3DS市場は立ち上がったばかりなため、ブランド力のある『レイトン教授と奇跡の仮面』を除けば2万本が天井で、『薄桜鬼』のような一定数が稼げるシリーズも伸びきれておらず、市場のシェアも移行度も低め。ジャンル的にハードの購入動機になるほど市民権もないので、他のソフトで拡張していけば状況は変わるかもしれないが、2011年のゲーム市場においては存在感が薄いと言わざるを得ないだろう。

たんていぶ THE DETECTIVE CLUB -探偵と幽霊と怪盗と- (通常版)

PSP『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』 初週:9222本 → 累計:1万5753本
PSP『日常(宇宙人)』 初週:5581本 → 累計:1万0848本
PSP『メモリーズオフ ゆびきりの記憶』 初週:6310本 → 累計:1万0117本
PSP『どきどきすいこでん』 初週:4559本 → 累計:7344本
PS3『そらのおとしものf Dreamy Season』 初週:4630本 → 累計:7247本
PSP『たんていぶ THE DETECTIVE CLUB-探偵と幽霊と怪盗と-』 初週:2808本 → 累計:4952本

 話題になりそこねたPSPソフトたちの結果。巻別けして展開したブーストオン関連は『たんていぶ』の1巻しか見当たらないあたり、一本2~3000本程度で×4巻と計算しても1万本前後にしか届かず、これで立行くのか少し心配にならないでもない。基本的には値崩れグループなので他にコメントはしないでおこうか。

インスタントブレイン (通常版)

XBOX360『マブラヴ ツインパック』 初週:5009本 → 累計:7156本
XBOX360『インスタントブレイン』 初週:3287本 → 累計:4991本
XBOX360『DUNAMIS15』 初週:3444本 → 累計:4774本
XBOX360『CROSS†CHANNEL ~In memory of all people~』 初週:2980本 → 累計:4153本

 年末発売とはいえ高い知名度を誇った『Ever17』のリメイクでさえもTOP1000内に引っかからないという、死屍累々としか形容しようがない状況だったのはXBOX360のADV陣。これらは『マブラヴ』を除けば『Steins;Gate』の後続とも言える立ち位置の作品だったが、結果から見て『Steins;Gate』のムーブメントは他に波及するには至っていなかったようだ。

うみねこのなく頃に散 ~真実と幻想の夜想曲~(通常版)

PSP『うみねこのなく頃にPortable 1』 初週:2263本 → 累計:4981本
PS3『うみねこのなく頃に~魔女と推理の輪舞曲~』 2011年間売上:6793本 → 累計:2万6347本
PS3『うみねこのなく頃に散~真実と幻想の夜想曲~』 初週:9833本 → 累計:1万1829本

 家庭用では『ひぐらしのなく頃に』ほどのコンテンツにはなれなかった『うみねこのなく頃に』は、こんな感じ。PS3『魔女と推理の輪舞曲』の後編である『散』は、商品性質から前作より若干下降しているものの固定層がいたので初週の動きはほぼ前作並み。ただし以降の上積みは『魔女と推理の輪舞曲』より低く、比較的ライトな層を巻き込めておらず、それは不振にも程があるPSP版の数字にも現れている。

ゴースト トリック NEW Best Price! 2000

DS『ゴーストトリック(NEW Best Price!2000)』 初週:3347本 → 累計:1万5944本
PSP『とらドラ・ポータブル!(PSP the Best)』 2011年間売上:1万3029本 → 累計:1万9887本
XBOX360『シュタインズ・ゲート(Xbox360プラチナコレクション)』 初週:3914本 → 累計:1万2307本
PSP『428~封鎖された渋谷で~(スパイク・ザ・ベスト)』 2011年間売上:7977本 → 累計:1万0169本
PS3『428~封鎖された渋谷で~(スパイク・ザ・ベスト)』 2011年間売上:6377本 → 累計:8584本

 廉価版は、『逆転裁判』のような定番グループを除けばこんな感じ。iOS市場への投入で再度注目度を上げていた『ゴーストトリック』は1.6万本と、今年の『逆転裁判』シリーズの廉価版とほぼ同等の動きで、新作ということを考えればもう少し伸ばして欲しかったような、3DSへの移行期だったことを考えれば仕方ないような。『428』は2010年末発売なため表面化しなかったが、PSP・PS3版ともに初週3桁から驚異の追い上げをみせ2011年ランキングに食い込んでいる。

PSP『コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー』 2011年間売上:5538本 → 累計:4万5360本
PSP『探偵オペラ ミルキィホームズ』 2011年間売上:7301本 → 累計:2万4681本
DS『怪談レストラン 裏メニュー100選』 2011年間売上:4130本 → 累計:7万3805本

 越年グループは、定番化していたり年末発売の関係だったり。

PS3『DUNAMIS 15』 初週:5970本 → 累計:9977本
Wii『イケニエノヨル』 初週:1905本 → 累計:5213本

その他のブツ。特にかける言葉は思いつかず。

ザックとオンブラ まぼろしの遊園地

DS『ザックとオンブラ まぼろしの遊園地』 2011年間売上:5520本 → 累計:1万8280本
DS『スローンとマクヘールの謎の物語2』 2011年間売上:4049本 → 累計:10万0457本

 どちらも2010年発売作品なので驚異の粘り、というより出荷が多すぎてワゴンセールスの販売分でランキングに載ってしまった類の怪談話。DSのADVブームにおける、最後の断末魔的ななにかとも言える。

2011年アドベンチャーゲームセールスTOP10(過去ログ+データ更新)



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ミステリーアドベンチャーにおける推理とシステムの関係性について考える

テーマ:AVG特集! 2012-05-26 21:30:00
【概要】
シナリオ上に用意されたトリックとシステムの関係性をタイプに別けて考える記事なのですが、
細分化しすぎるとキリがないので、まあ大まかすぎるのは気にしない方向性で。

【ミステリーアドベンチャーにおける推理とシステムの関係性について考える】

↓ 整理型

ウィッシュルーム 天使の記憶

章の終わりなど区切りのつくところで主人公が脳内でプレイヤーへ質疑応答をする形をとり、
トリックに対する推理ではなく、これまでに起きた事実関係を問うタイプのものとする。
最近の事例を挙げれば『ウィッシュルーム』『探偵 神宮寺三郎』などがモデルになるが
遡ればレトロゲーム時代からある、古典的な手法と言えるだろう。
起用しているものの殆どがいわゆるコマンド総当り系のゲームで、
ゲーム内でこれまで起きた展開を選択肢でまとめる(整理する)ことが主なため
快楽性よりも長編化するゲーム内容の理解度を均一化する目的が色濃い。

このタイプはトリックを推理しながらプレイヤーの手で氷解するのを楽しむのではなく
事件が発生した理由や関係図という「展開」を聞き込みなどで発見することを楽しみにしており、
専ら事件構造をつきとめていくことがゲームのカタルシスになっているため、
ミステリーの形式としてはどちらかと言えば本格より社会派推理小説に近い印象を受ける。
またその特性から犯行動機のような「事件以前のバックボーン」にドラマのスポットが当たり、
システムも概ね会話から情報を引き出すことに主眼を置いているものが多い。

流行り神 警視庁怪異事件ファイル (通常版)
例えば分岐ものでも、『流行り神』シリーズにおける「推理ロジック」「セルフクエスチョン」のような整理型のシステムは存在する。これが面白いのは、整理する解釈の仕方で展開の方向性が「オカルト」と「科学」に分岐してしまう点で、整理と分岐を上手く融合させているとも言える。もっと分岐の振り幅さえ大きければ、の話だが。

↓ 推理型:一本道

逆転裁判 蘇る逆転 NEW Best Price!2000

トリックの推理とその回答をゲームシステムの主目的とし、
推理はアイテムや証言に対する突っ込みにより矛盾点を指摘する形式をとり
ミスが「GAME OVER」以外の展開に影響を与えない、つまり一本道タイプのものとする。
代表例は言うまでもなく『逆転裁判』で、追従している作品が多く枚挙に暇がないため
現在のミステリーアドベンチャーにおけるスタンダードと見て問題ないだろう。

このタイプはゲーム上で常に推理すべき論点が用意されており、
多少シナリオが荒唐無稽やベタになろうとも矢継ぎ早に新しい議論を登場させ、
尚且つトリックは回答可能な(“当たり”を付けれる程度の)難易度を維持し続ける必要があるため
物語の出来よりもプレイヤーをゲームに参加させることを重視している印象が強い。
このためストーリーそのものに大がかりな仕掛けを用意したものはあまり見受けないが、
小さな話(見えている真相)が最終的に大きな話(見えていなかった真相)
へ汲み取られる構成で物語に起伏を持たせ盛り上げたり、
『ダンガンロンパ』のように解かせるトリックと解かせないトリックを隔離し、
ゲームシステムとは無関係な部分でトリックを用意するものもある。
また、解かせるトリックは消耗品なため小さなゴールを幾つも作らなければならないことが、
地続きな大長編ではなくオムニバス形式が基本になっている原因にあるかと思われる。

トリックは「ハウダニット(犯行方法)」を問うものが積み重なって展開するため、
ゲームプレイは「できあがった推理」をアウトプットする、数式の証明的な面があり、
(ここがクセモノで、このタイプは正解が解っていても表現方法が解らないという欠点を抱えている)
既存ミステリとして類型すれば倒叙ものに近い性格を持った作品が多い。
ただし、『トリック×ロジック』のような推理すべき部分と議論(証明する楽しさ)を
分割しているゲームも存在しているので、必ずしも数式の証明であり倒叙というわけではない。

DS山村美紗サスペンス 舞妓小菊・記者キャサリン・葬儀屋石原明子 古都に舞う花三輪 京都殺人事件ファイル
DS全盛期に発売されたライト層を意識した推理ゲームなどに顕著なのが、推理型の体裁をとりながらプレイヤーに問う部分を整理型と混同している節のある作品で、今まで見てきた事象を「確認している」だけのことが如何にも推理であり討論かのようにゲーム上で展開されている(つまりプレイヤーの感情とゲームの展開にギャップがある)さまは、プレイヤーがゲームから「馬鹿されている」ように映ってしまうのも、無理のない話だったかと思われる。

↓ 推理型:分岐

かまいたちの夜

トリックの推理とその回答が選択肢で表現することが可能で、
推理の失敗がバッドエンドの理由として持ち越しあるいは直結し、分岐するタイプとする。
初代『かまいたちの夜』を筆頭にした、ふた昔前のスタンダードとも言える。

このタイプはクイズ形式の推理:一本道型とは異なり、
推理は数が制限された選択肢で(主人公の思考や行動を通し)問うため、
ある程度のところまでゲーム側が推理の誘導もしてくれるものの、
ミスをしてもプレイヤーにそのことは知らされずゲームの進行し累積してゆくので、
ほぼ確実に一周目ではバッドエンド行きにされる設計となっている。

ただし、このシステム構造のはしりである『かまいたちの夜』は
バッドエンドへの誘導はしているものの推理によっては一周目から真相に辿りつけてしまうため、
多くの後続ソフトは一周目に真相ルートをキーロックしてしまったり、
推理する場に行くためには条件を整える(フラグ立て)必要があったり、
タネ明かしをシナリオの最深層に沈めてしまう(トゥルーエンディング構造)など、
ゲームプレイの誘導性やシナリオを優先する方向へ進化の舵を取ってしまい、
トリックに対する「推理」ではなく、逆読みでバッドエンドを避けるゲームと化し、
進化の過程で、純粋な意味で推理を求めるゲームが小数派になってしまっている感は否めない。

まあ、どちらにしようとバッドエンド後に「どうすれば良かったのか」という
目的意識を持たせなければならないだけに、テキスト面でのバランスにハードルがあり、
加えて周回プレイを前提としたゲームデザインから快適性も求められるので、
推理をちゃんと楽しめるところまで持って行けているソフトは決して多くはなく、
以前はアドベンチャーゲームにおけるスタンダードだったものの
『逆転裁判』の登場と入れ替わる形で斜陽に転じているのも、この点は決して無関係ではないだろう。

↓ 分離型

ゴースト トリック NEW Best Price! 2000

トリックに対する推理や整理がゲーム性が分離したタイプとする。
つまりプレイヤーのトリックに対する思考をアウトプットするシステムを用意していないもので、
例としては『GHOST TRICK』や『428 ~封鎖された渋谷で~』などを挙げればイメージしやすい。
分岐ものでもヒロインごとにルートで別れるようなノベルゲームなどは、
トリックに対する思考は求めないため、形式的にはこちらに近く、
それを類型すれば、世に出ているアドベンチャーでは最も多いと言えるかもしれない。

このタイプは劇中のトリックをプレイヤーに解かせる必要がないので
優良作と呼ばれるものはインパクトのある仕掛けが用意されているが、
ゲームを進行することとトリックが氷解することの関連性が薄くなるため、
シナリオと同期したカタルシスを解りがたくしていることが
近年ライトユーザー向けに大きなヒットが出にくくなっている原因かと思われる。
(このケースでは『レイトン教授』シリーズのような※例外もあるが、
 アレは純粋なミステリーアドベンチャーとして売れたのかと言えば疑問が残る。)

上の「推理型:分岐」で挙げた推理性を廃しているものはこちらと言る。
これらは「推理型:分岐」のバッドエンドから修正して行くゲームプレイの流れを
“シナリオ”で描いているが、システムとしては隔離、あるいは「ない」ため、
ゲーム的な試行錯誤も少ないので常に新しいシナリオを消費させなければならず、
最深部が真相というトゥルーエンディング構造から避けられない。
このため最後までゲームプレイをダレさせず、尚且つ強烈なオチをつけるべく
『ひぐらしのなく頃に』のように序盤はミスリードを重視しすぎる節が
(ある時期から叙述トリック的な仕掛けが多くなっているのもこの関係かと思われる)あり、
やりすぎて収集がつかなくなるケースも少なくないのは、ここに原因があるかと推察される。

※例外…持論を突き通すために使う常套句。逃げ口上ともいう。他のヒット作では『Steins;Gate』や『HeavyRain』などもここに当てはまるが、どちらもストーリーへの一体感をウリにしているので、ミステリという観点では語りづらい。

428 ~封鎖された渋谷で~(初回入荷分) 特典 スペシャルDVD「SHIBUYA 60DAYS ~Making 428~」付き
『428 ~封鎖された渋谷で~』をここ入れるのには異を唱える方もいそうだが、ザッピングシステムの場合は進行が妨害されている理由、つまり「展開の逆読み」が主になってしまうため、ストーリーそのものの「推理」とは隔離されている。まあ、このゲームがパズルを成立させながらストーリーを展開させるため、ゲームシナリオとしての理詰めな作り込みは他を凌駕するほど徹底しているのは言うまでもないが。

【コメント】
他所さまのデータではなく自力で記事を作りなさい、という熱いお達しを受けたらしい。



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