書評時々仕事

書評を書きます。仕事は二の次で。


テーマ:
仕事をしているほとんどの人達は本当の自分ではなく、対お客様用の振る舞いや明るさで物事を遂行している。それは、会社を知って頂き商品を気に入って購入して頂く事で利益を上げる事に繋がる。多くの企業で経営理念に掲げる一つの目標であり、会社を後生存続させるための仕組みでもある。

本質的には間違っていない。会社は利益を上げてその過程で新規事業を起こしたり、優秀な社員を揃えて上場を目指す、これも組織、一つの形である。そんな中で、面白い事こそ生き甲斐という世間とのギャップを効かせた会社がある。〝株式会社バーグハンバーグバーグ〝。主にインターネットを中心にプロモーションや企画立ち上げなどを生業としている会社だ。企業理念は「頑張るぞー!」。仕事内容は「ふざけたこと以外しない」という変わった会社である。

本書はバーグハンバーグバーグの成り立ちやこれまでに立ち上げた企画、そしてどうやって他社との差別化を図り中小企業は勿論、時には皆さん誰しも聞いたことがある超大企業と取引を行ってきたかの仕事でも応用が効く内容あるビジネス書となっている。そして何と言っても、お笑いを追求してきた著者ならではの色が随所に見られ、いつもクライマックスを見せてくれる。

他社との差別化は中小含めほぼ全ての会社が試行錯誤する、いわゆる自社の武器。それは他社よりも効率的で低価格、高機密で新機能搭載など何かで他社の商品より群を抜いている様なものでなければ世間には認めてもらえない。例えば、今注目のドローン。今まで人の足では踏み入ることの出来なかった大自然をコントローラー一つで動画に取り、世間に発信している。

名前が出てこないがテレビ番組で、つい数年前まで大型の扇風機の様なものを背中に背負い、自分の体一つで命がけで動画を撮ってきた人からすれば商売上がったりである。常識を覆す、これが他社との差別化に繋がる。

そこでバーグハンバーグバーグは幾つかの企画を紹介しているが、その中の一つで「インド人シェフを監修として招き、その全てのアドバイスを無視して作ったカレー」がある。インド人シェフから冷凍カレーを作成したいということで依頼があったにもかかわらず、シェフからあった全ての指示を聞くことなく製品を完成させたものだ。ただ、この企画は実行し大成功を収めている。

本書では〝ギャップ〝という文字が多く飛び交う。著者が言うギャップとは、一言で言うと「落差」。世間一般に当たり前と思われているものや常識的なもの、それは違うだろっ!とツッコミたくなるような的外れな事。そんな些細なことが強いインパクトを残す企画を作るためのポイントだそうだ。例として「首相が全裸で海水浴」や「うんこの味がするカレー」など、意外性を前面に出すこのギャップこそが手法の一つと説明する。

ギャップの作り方として明記されているのは、

①まず一般的な常識(デフォルト)を見つける
②その常識に対して逆の印象や違和感を与えるような変化球を考える
③①と②で落差が生まれれば、それが「ギャップ」になる

ここで考えるのは「常識」が世間にどれだけ浸透しているか。例えば、学校で面白い奴はいつの時代もいるが、それはいわゆる身内ネタに過ぎず「常識」には程遠い。芸術は爆発だ!でおなじみの岡本太郎やブラックジャック作書手塚治虫など誰もが知っているものでなければそこに落差は生まれない。

その他にも、会議は少数精鋭で行うことや社員に大きいものを幾度となく送りつけると面白いなどお笑いベースに作成されているはずなのに意外に真面目に作成されているところに少々疑問を覚えるが、言葉を自分の頭で変換さえすればこれほど面白い本も多くない。今、社会人になろうとしている人は本書を始めとして本の虫になることをオススメする。秋だし。


AD
いいね!(80)  |  コメント(3)  |  リブログ(0)

AD

Amebaおすすめキーワード

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

ランキング

  • 総合
  • 新登場
  • 急上昇
  • トレンド

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。