ザクBOOK・誰のものでもないザク〈その1〉
同じバンダイの別セクションからの製品には、ホネのあるものが増えている。
またメーカーでなくモデラーでも、プロの提案に刺激されて、
- 岡プロの「モナカキット」ガンプラ改造講座/著者不明
- ¥3,885
- Amazon.co.jp
- MSVモデリングカタログ―1/144+α/月刊モデルグラフィックス
- ¥3,990
- Amazon.co.jp
個人モデラーでも、おなじみの設定画の立体再現にこそ心血を注ぐ人もいて、その代表が、ざく太郎さん(カズ@zakuさんから改称)のブログ、
だということには、このブログでも、前に二度ほど触れたことがある。
しかし、さしものざく太郎氏でも、設定画どおりにできないところがあって、
それは、両脚の開き加減と、隙間にできる空間だった。
しかしこれは、設定画が歪んで描いてるだけのことにすぎず、
↑Jタイプの迷彩
その歪んだ絵の通りにならないから、即刻ダメな立体というわけではないし、他の立体でもここをクリアしたものを目にした覚えはないんで、
↑MS-05旧ザク
ないものねだりというか、これ以上を望むのは酷じゃないかと思ってた。
↑MS-07Bグフ。
ところが、ザクBOOKを眺めていたら、
- モビルスーツ全集3 ザクBOOK (双葉社MOOK)/著者不明
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
- 脚の開きが、ほぼ設定画どおりの画像があるではないか!
- このように。
↓実際には、ファースト当時の設定画(左)よりも、
プラモMG(1995年発売)用の設定を流用した、『第08MS小隊』の陸戦型ザクⅡ(MS-06JC・右)
以降のスタイルに準じている。
これらは実際の立体でなくCGとはいえ、三次元データで可能なことは、現実の三次元空間でも可能なはず。↓左から、MSV(モビルスーツバリエーション)のMS-06Sシャア専用機、MS-06J指揮官機、MSV-RのMS-06S黒い三連星ガイア機。
どうなってるのかをよく見ると、脚を左右均等に八の字に大きく広げる仁王立ちではなく、
↓機種はMS-06K。通称ザクキャノン。
- ↓上述のMSVモデリングカタログでも、脚の開き具合までは再現されていない。
右足を若干引き気味に、左足を少しだけ前に踏み出しているらしい。
なるほどね。
この左右非対称のポーズこそが、大河原立ちの秘密だったのか!
すると、ざく太郎さんのブログで、
7/27から、HGUC(ハイグレードユニバーサルセンチュリー)ザクの製作が始まって、
- HGUC 1/144 MS-06 量産型ザク (機動戦士ガンダム)/バンダイ
- ¥1,050
- Amazon.co.jp
↓素組みだとこういうザクが、
そのパイプにメタルパーツをかぶせたりして、↓サフを吹いた状態の時には、
ここまでザクにこだわっている人を、私は他に知らない……。
↑左から素組みのHGUCザク、ザク太郎氏の徹底改修版、MSVのMS-06F画稿。
- <復刻版>機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション(1)ザク編 (KCデラックス)/著者不明
- ¥840
- Amazon.co.jp
ざく太郎氏の快進撃は止まらず、全てのMSが見違えるような迫力の完成品に仕上がっているので、
↑現時点で最新完成作のアッグガイ。オリジナルの滑稽さが後退して、毒蛇のようなおどろおどろしさが増している。
ぜひぜひ、サイト「ジオン驚異のメカニズム」をご覧ください。
今日はこんなところで。
本ブログでのガンダムネタも、まだまだ続きま~す。
- HGUC 1/144 MS-06 量産型ザク (機動戦士ガンダム)/バンダイ