早速ですがタイトル。
僕は曲を作ろう、と思って作るタイプではなく、ピアノを弾いている時に産まれたメロディーを録りだめしておき、それを必要に応じて曲にしていくのですが。
韻と楼、はまさにストックしてあったメロディーをつなぎ合わせて形にした曲です。
個人的に思い入れのあるメロディーは、後半のメロディーでして、このメロディーに関してはずっとストックしまして、早く形にして世に出してあげないと、と思っていました。
正確に言えば、もともと歌メロとしてあった曲の所謂Bメロだった部分なんですが、それを最後に持ってきた、という訳です。
なので韻と楼を作るために、既存曲のBメロだけを使ってその一曲を犠牲にした、という事ですね。
グルメリポーターだったら「すごい贅沢な使い方ですね」と言い、ナレーションで「惜しみなく使った珠玉の一品」みたいなのが入りますね。
ありがとう、他の部分のメロディー。
ありがとう、そのBメロについていた歌詞。
たまには、こうして潰した曲やメロディー、歌詞を供養しないとね。
メロディーは有限、産まれてきたメロディーに感謝。
ボツにしたとしても感謝を込めてボツにする。
また新しい素敵なメロディーが産まれますように。
パンパン。
韻と楼のイメージは朝かな。
それも夜明けくらいの朝。
去年、アルバムをリリースする前にこの曲をかけて浜松の国道1号線の新居から弁天あたりの橋を渡る時に、我ながら感動したものよ。
この辺り。
そしたら、その後朝6時からのSBSラジオ「IPPO」のテーマソングになったのでした。
1日のイントロ。
アルバムのイントロ。
でも、イントロというタイトルにすると飛ばされて2曲目から聴き始めることもあるので、ちゃんとした曲名をつけたい。
ただ、ちゃんとした曲にしては短いので間をとって、韻と楼。
この曲を好きになってくださった方、ありがとうございます。
曲も喜んでいます。
ではまた。
・いつも世界のどこかで朝が訪れている。
byリチャード・ヘンリー・ホーン