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2009-04-04 02:23:32

マリア様がみてる 4thシーズン 第13話「あなたを探しに Lesretrouv ailles」

テーマ:マリア様がみてる
社会科準備室を飛び出して薔薇の館へと向かった松平瞳子。
薔薇の館では、紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)福沢祐巳に、祐巳のカードの在処を見抜いた紅薔薇(ロサ・キネンシス)小笠原祥子が、今まさに声をかけようとしているところだった。
「お立ちなさい」
「は?」
「いいから、お立ちなさい」
終了5分前を迎えて、皆が諦めかけた中で祐巳と祥子に注目が集まる。
アニメ版では祥子が5分前まで動かないとハンディャップ宣言する事はありませんでした。

祥子に従って腰を上げようとしたその時、部屋に飛び込んで来た瞳子は、祐巳に今までの事を詫びる。
「その上で、私を祐巳様の妹にしていただけませんか?」
突然の台詞に驚きながら椅子から立ち上がった祐巳。
そのお尻の下から赤いカードが現れ、宝探しの終了時間を迎える。
瞳子の歩き方がズンズンじゃない!
原作では祥子にバレたと感じた祐巳は、アニメのように笑みを浮かべながら立つというより、ピンチに陥って諦めたように立つ印象があるんだけどなぁ。
それにしても瞳子の突然の申し出なのに、周りの人間は落ち着き過ぎだろう。特に祐巳の周囲には祐巳ファンの女の子たちがいっぱいいたわけなのだし、もっと周囲が騒ぐなどあってもいいかな、と思った。

赤いカードはの扱いをどうするのか、という祥子は、それを瞳子のものだと主張し、山口真美によって認められる。
真美たちは参加者たちに結果発表を行う。
藤堂志摩子の先生の車の下に隠されていた白いカードは誰にも見付ける事が出来ず、不在者投票から選ばれる事となった。
黄色のカードは2年連続で田沼ちさとのものとなった。
そして祐巳の赤いカードはもちろん、瞳子のものに。
実際には周囲のみんなが気にする祐巳のカードの行方。淡々と祥子の発言だけで決定です。
志摩子のカードはヒントが紹介されていたものの、正解が明らかにならないのでちょっと宙ぶらりん

祐巳と瞳子の事について、島津由乃と志摩子、二条乃梨子はどうなったのかと訊ねてくる。
だが、あれ以来まったくまだ進展していない二人。
下級生からスールの申し込みを紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)にしたことで、瞳子に注目が集まっており、乃梨子もクラスで質問攻めにあっていた。
しかし肝心の瞳子は、休み時間になるとどこかにいなくなってしまうのだという。
早く瞳子にロザリオを渡して正式に妹にした方が良いかと悩む祐巳。
事情を知る由乃や志摩子から見ると、黄薔薇革命に近いものがあるんだよね。
今回は流石の由乃も瞳子に話を聞きに、とはいかないようです。由乃はちょっと自重することを覚えた。
昔の乃梨子は野次馬な質問攻めなんて寄せ付けない空気を放っていたんですが……

祐巳は瞳子を部活棟で見つけて声を掛ける。
デートについての相談で、祐巳は瞳子の行きたいところを確認する。
基本的にこのデートはカードを見つけた人へのご褒美なので、相手の希望が優先されます。
デートは一組2000円という上限で考えなければならない。
しかし演劇部の練習があるため、祐巳は瞳子に練習へと向かわせる。
練習へと向かおうとした瞳子は足を止めると、祐巳に対して返事はデートが終わってからにして欲しいと頼むのだった。


そして宝探しイベントから2週間が経過した日曜日。
それぞれ、同じ日にデートをする3組。
デートプランを決めた瞳子は『ミステリーツアー』と称して、祐巳に行き先を教えなかった。
着ていく洋服で祐巳があれこれ悩んだ、という件はカットです。
バスや電車を乗り継ぎ、ドンドン東京から離れていく2人。
移動の間ずっと無口だった瞳子は、突然自分が小さい頃祖父に病院を継ぎたいと言って喜んでもらったという思い出話を始める。

その祖父が3年後に現役を退くこととなった。
父が後を継がなかった病院は、手伝いをしている人が継ぐ事になっていた。
誰も瞳子の話を本気にしていなかったのだ。
3年では瞳子はどう頑張っても医者になる事など出来ない。医者と結婚して病院の後を継ぐと主張したものの、両親から反対され、家出したのだと語る。
その時の家出が祐巳の家にやって来た日の事だった。
医者になりたいなんて素振りをまるで見せなかっただけにちょっと驚きの展開です。
リリアン女子大に医学部が存在しているのかは不明。存在していなかったら、大学を外部受験するつもりだったのかな。

祖父の後を継ぐ人が悪い人物であるわけではない。しかし医者になって祖父の後を継ぐ事は瞳子にとって重要な事であった。
「松平の家を継ぐという事は、私にとって生きていく拠り所になっていたんです」
何故そこまで頑なに家を継ぐ事に拘るのか、その時はまだ話そうとはしなかった。
瞳子が必死になる理由は、暫く後に判明します。

駅前から専用バスに乗って病院へと向かう祐巳。
バスの中でお昼ご飯の事を考えていた祐巳は、瞳子にお腹が空いたかと訊ねられて狼狽する。
感情は駄々漏れです。
瞳子は、自分の母親の写真を祐巳に見せる。
何人かのリリアンの女生徒の中から、祐巳は瞳子と同じ髪型をした少女を指さすと、瞳子は「そうです」と肯定する。
親子二代の電動ドリル。
まぁ、普通はそう思うよな。これで別の人を指差したら、よほどソックリなのか、ただの変わり者です。


昼食は病院の食堂を利用する事で安く済み、予算内に収める事が出来ていた。
こんな山奥だから、周りに食べるところがないので、見舞い客などのために食堂が必要なんですね。なら、こんな山奥に作るなよ、という感じですが。療養のために空気のいい場所に作る、などの目的があるのでしょう。
病院の食堂で昼食をとっていた2人のところに、瞳子の祖父がやってくる。
瞳子から祐巳のことを紹介された彼は、祐巳が祥子の妹(プティ・スール)である事に気付く。
瞳子の祖父が祐巳と祥子との関係を知っていたのは、祥子の祖母・彩子が彼に話していたからだった。
爺さんはなんか思ってたのとはちょっとイメージが違うな。
祐巳とは一切面識の無い彩子から聞いた話。
今期しか知らない人にはそもそも祥子の祖母と祐巳とが一切繋がらないでしょうが、これらは原作『レイニーブルー』および『パラソルをさして』に深く関わってくる人物です。ただしその姿は現れていない。第2期アニメでは少しだけ登場していたと思います。
瞳子の登場と、祥子が祐巳に対して事情を説明しなかった事で、祐巳と祥子の関係が悪化して沫や破局というところまでいった、マリみて史上で最も重たい話。
実は祥子は危篤状態にあった祖母の下に通っていて、祥子は祖母に祐巳のことを色々と話していた。で、瞳子の祖父も彼女から聞く機会があったのですね。
祐巳は間接的に彩子と関わりを持つ事になっているのですが、その辺の事実を祐巳本人はグレーのままになっています。

自分が「小さかった」のだと話す瞳子。
乃梨子に小さいから、大きな祐巳の事が見えていないのだと言われたことを話す。
時折、病院にやってくる瞳子は医師達とも顔なじみだった。
瞳子は患者たちにも明るく声を掛けて回った後、祐巳と共に病院の外へと向かう。


病院を離れて歩く2人。
瞳子は唐突に16年前にこの近くで発生したという交通事故の話を始める。
カーブで対向車線を飛び越えたバスが、反対車線からやってきていた夫婦の乗る乗用車と衝突し、夫婦は死んでしまう事になった。
しかし生後一ヶ月の赤ん坊だけが生き延びる事になったのだという。
その赤ちゃんこそが瞳子だった。
あ~、なんだろう、ここはもっと盛り上がる場面かと思ったのだけど、いまいち盛り上がらないな。既にこの事を知ってしまっていたからか、それとも演出がダメなのか。

両親を失った瞳子の身内は、年老いた祖母一人。その祖母さえも入院中であった。
施設に引き取られる事がほぼ確定したが、松平の両親が瞳子を引き取って育てる事になったのだ。
先ほど瞳子が見せた写真、祐巳が指し示した瞳子と同じ髪型をしているのは松平の母であり、実母は写真の左端に写っている人物だった。偶然にも瞳子の実母は、松平の母とクラスメイトだったのだ。
瞳子がその事実を知ったのは最近だが、実子でないのはかなり前から知っていた。口さがない大人たちが噂しているのを耳にしていたからだった。
あれ、松平母が自分の赤ちゃんを失った、というところがすっぽり無くなってるよ。そこは重要だから入れておかないと、彼女が寝込むようになってしまった理由が希薄になってしまうと思うのだけど……


実母は元々小さな劇団で演劇をやっていた。その事を知った瞳子は演劇を止めようかとも思っていたが、急に止める事は両親に不自然に思われるからと演劇は続けていた。
そして病院の事で親と揉めた瞳子は、自分がもういらないのかと口走ってしまった。そこで両親は初めて瞳子が自分の出生の秘密を知っているのだと気付く事になったのだという。
好きだからこそ口にしてしまった言葉に後悔する瞳子。

自分の生い立ちについて全て語った瞳子は、病院からの帰りに、祐巳が嫌いだったと告白する。
明るくて無邪気で、何でも持っててドロドロとしたところなどないと思っていた。
そんな祐巳にどんどん憧れていったた瞳子。祐巳との間に作った必死に作った壁を、祐巳はどんどん乗り越えてきてしまう。
そのうち妹候補という噂まで立つようになってしまい、祐巳との距離を置くようになってきた。
そんな中で祐巳から姉妹への申し込み。
祐巳は傍から見るとそういう無邪気さを感じさせるキャラクターだということなのか。細川可南子も同じように、祐巳のことを純粋な女性だと思い込んでいたし。
隠し事が苦手だったり、するところも影響しているのかもしれないな。

祐巳は謝りながら、瞳子の手を握る。
いつの間にか眠ってしまった瞳子。
祐巳はロザリオにそっと触れる。
「だって私たちは姉妹になるのだから。
 全部吐き出してすっきりしたら、空いた場所に
今度は楽しい思い出を詰めていこう。
 私が、祥子さまとしたように。
 もうちょっと待ってね。
 明日学校に行って、それから……」

夕焼けの空を見つめながら、祐巳は妹に差し出すロザリオに語りかける。
このデートで姉妹になるのかと思いきや、またもやお預けで、どうなるの、という感じでのラストとなりました。

祥子の前で姉妹(スール)の儀式をする夢を見る祐巳。
2人は肩を寄せ、手を握りながら静かに眠っていた。

予想通りのところで終わりました。
姉妹になる直前で終了です。
まぁ、実はここから姉妹になるのにもう少し掛かるのですけど……
最終回なのに令ちゃんは一言も台詞なしです。

続きはOVAか、はたまた第5期テレビか。
個人的にはOVAでまず補完をして、第5期テレビで続きでラストまでやって欲しいかな。
今期にカットされた白薔薇・黄薔薇のエピソードをなんとかして補完して欲しい人は多いはずだ。
今期は祐巳と瞳子の話をメインに据えて、話を進めたため、他の話をかなりカットせざる得なくなってしまいました。
今回の話ぐらいまではしないと、かなり中途半端なところで終わってしまうから仕方ないのだと思いますが。
せめて2クールでやってくれたら、もっと余裕が出来たんじゃないのかと思えるのだけど、どうして1クールになったんだろうか。
アニメ化したことで判りやすくなった場面もいくつかあったのは良かったかな。特に高城典の追加台詞は良かったと思う。あれで瞳子が立候補した理由が、かなり判りやすくいましたから。

よく考えると有馬菜々も結局殆ど出番がないままで終わってるんだね。
ちなみに原作では菜々も中等部なので不在者投票に参加ですが、剣道場というひねりない内容で、由乃はちょっぴりご立腹になるというエピソードがあります。
もっともその後に地獄から天国へと舞い上がるのですが……そういう小さな遣り取りが好きなんだけどねぇ。
やはりOVAで白薔薇・黄薔薇話を是非!!

今期で印象的だったのは、オープニングでしょうか。
これまでとは大きく違うポップなオープニングにビックリです。
歌詞は相変わらず紺野緒雪先生によるもののようですが、これまでクラシックな感じだったので、がらりと変わった感じ。しかも映像がかなり幻想的なものとなってて、何も知らずにあのオープニングを見ると、祐巳たちは超能力者か何かと思われかねないよなぁ、と。
後は何度か書いたのですが、やはり次回予告のショートコントが無くなったのが寂しかった。個人的に大好きだったので、DVDで復活してくれないかなぁ。


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2009-03-27 20:11:05

マリア様がみてる 4thシーズン 第12話「クリスクロス L'entrecroise」

テーマ:マリア様がみてる
中庭で泣いていた松平瞳子を見つけた二条乃梨子。数を数え続ける乃梨子の手に縋り付いて泣きじゃくった瞳子は、結局事情を乃梨子に話すことは無かった。
そして休みが明けて、翌週登校してきた時には瞳子は元に戻っており、宝探しイベントに参加するのかという乃梨子に対しても冷たくあしらう。
乃梨子からすれば気になって仕方ないだろう。
あれだけ泣きじゃくっていたのは祐巳に関係することだろう、というのは察しがついても何も教えてくれないし、おいそれと聞くことも出来ない。
聞けば頑なになるだろうというのが予測できるだけに、尚更のこと。

バレンタインのチョコレートを渡すため、紅薔薇様(ロサ・キネンシス)祥子の教室を訪れた紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)祐巳。
祥子は教室から人目の付かない中庭へと移動する。
わざわざ移動したのは、去年、差し出されたチョコレートを全て拒否しながら、祐巳からだけはチョコレートを受け取った祥子が、どんな顔をして受け取るのかと興味津々でクラスメイトが覗いていたからだった。
差し出されたのは昨年と同じくトリュフ・チョコレート。
去年と同じ『ビックリチョコレート』かと問いかける祥子に、祐巳は肯定してビックリチョコレート第2弾だと答える。
「びっくりするほど愛情がこもっています」
去年祐巳にチョコレートを貰って嬉しかった祥子は、今年は自分も祐巳のためにチョコレートを用意していた。
チョコレートは祥子にしか渡さないという祐巳は、瞳子とは暫くの間、距離を置くつもりでいた。何か誤解しているようだから、と事情を知らない祐巳は口にする。
「本当に勿体ない事。こんなに愛情たっぷりなのに」
祥子はトリュフを口へ運びながら、そう呟く。
甘々カップルここにあり、という感じです。

薔薇の館にやってきた祐巳は、藤堂志摩子と乃梨子の白薔薇姉妹によるチョコレートの受け渡し現場を目撃して焦る。
思わず扉を閉めた祐巳に、志摩子と乃梨子は別に見られて困るような事をしていたわけではないと気にした素振りを見せない。
だが、祐巳から見ると先ほどの二人には立ち入ることの出来ない空気が流れており、余人が立ち入ることの出来る雰囲気では無かった。そこで先ほどの自分と祥子も傍から見ると、同じように甘い空気が漂っていたのではないかと身をくねらせて悶える。
一人で百面相を続けている祐巳を呆然と見つめる志摩子と乃梨子。
「祐巳さんって」
「見てみてかなり面白いですよね」
「ええ」
結構失礼な発言ですが、的を得ているのでどうしようもない。

祐巳が志摩子たちと共に薔薇の館にやってくると、島津由乃が「遅い」と不満を漏らす。
黄薔薇様(ロサ・フェティダ)支倉令が試験で不在であり、妹(プティ・スール)もいない由乃は、祐巳や志摩子のように姉妹(スール)と仲良くチョコレートのやり取りは出来ないのだ。

校舎の階段で瞳子とすれ違った祥子は、瞳子に逃げるのかと声を掛ける。
祐巳が怖いのでしょうと指摘する祥子。
祐巳は真っ直ぐだから、鏡に映るように自分の弱い部分を突きつけられてしまう。
「それでも、一緒におられるのは何故ですか」
「決まってるでしょう。
 好きだからよ」
揺るがない意志の強さを見せ付ける祥子。
自分と祐巳の事で競える相手がいれとすれば瞳子だと思っていたと祥子だが、相手がスタートラインにすらたってもらえないなら仕方ない、と言い捨てて瞳子の前から颯爽と去っていく。
祥子の言葉が瞳子の心を揺れ動かす。


そしていよいよバレンタインイベント『次期薔薇様のカードを探せ』が開催される。
次期薔薇様の姉妹である二条乃梨子は手伝いに周り不参加、支倉令は不在者投票による参加となり、祥子のみが参加となる。
更に瞳子が姿を現して、こっそりと薔薇の館から様子を伺っていた由乃たちは驚く。
スタートの合図と同時にカード探しに興じる中で、5分遅れのスタートのハンデを持つ祥子に、祐巳のファンである1年生たちが何人も張り付いていた。祥子は自分の動向を窺う祐巳ファンをお茶に誘う。
昨年は追っ手を引き離すために掛けずり回った祐巳や由乃とは大違いの対応。

各所ではカードを探す生徒たちが、右へ左と駆け回る中白薔薇カードのヒントを見付ける参加者達。
全部で7つあるというカードの情報が飛び交う中、令が試験から戻ってきていた。
既に由乃のカードが発見されているかと気にかける令は、見つからずに自分の不在者チャンスに回ってくることを期待する。が、不図視線を上げた校舎の壁に貼ってある黄色のカードを見付けてしまう。そんな令にカードが張ってある壁の直ぐ側である職員室の窓から田沼ちさとが声を掛けてきていた。
ちなみに何故こんなところに由乃がカードを隠した(?)のか、そしてこんな目立つ場所にあるのに何故見つからないのか、というのはアニメでは語られていません。
アニメ内では説明されていないルールの一つで、カードの隠し場所が今回は範囲が指定されているのですね。そしてちさとのいた職員室はカードの隠し場所の対象外となるエリア。対して外側は対象となるエリア。そのため、外側である壁は対象なんだけど、渡されている地図を一見すると対象外になるので盲点となる。
みんなを悔しがらせたいという由乃らしい思いつきからこんな場所になっているのです。
意識しない令だからこそ、簡単に見つけてしまったとも言える。
この場所にカードがあった時点で、令は不在者投票でも望みがなくなってしまっています。

薔薇の館でゆっくりとお茶を飲み続けている祥子に、彼女に張り付く1年生たちはカードを探しに行かないのか疑問に思い、既にカードの在り処に検討がついているのか、それとももう諦めてしまったのかと訊ねる。
だが、祥子はどちらでもなく、ただ祐巳がボロを出すのを待っているのだと説明し、祐巳はドキリとする。
何しろ人一倍隠し事が苦手な性格をしていますから。
瞳子の事が気に掛かる乃梨子は、志摩子に断って薔薇の館から離れる。

社会科準備室で白地図の間を探す瞳子だが、生憎と祐巳のカードを見つける事は出来なかった。そこに現れた乃梨子は、カードがここにはない事を指摘する。
祐巳と瞳子との間に、白地図に纏わる何かがあるのだろうと感じる乃梨子。
自惚れているでしょう、と自嘲気味に笑う瞳子。
「瞳子は祐巳様を侮っている」
乃梨子は瞳子の予想外の言葉を口にする。祐巳は確かに瞳子のことを好きだが、瞳子のことだけを見ている訳ではない。だからカードを隠す場所も、二人にしか判らない白地図の間などには隠さず、みんなに平等にチャンスを与えている。
「祐巳様は、瞳子が思っているよりずっと大きくて。
 この部屋に入りきらないぐらいに大きくて、
 だから瞳子には見えないんだ。
 だから瞳子には祐巳様の心が判らないんだ」
自分の小さな部屋に閉じこもってしまっている瞳子を強く批判して、乃梨子は瞳子の前を立ち去る。
残された瞳子は、乃梨子の言葉にショックを受ける。
ここの件は原作を知らないと、ちょっと判りづらいところもあるかな。
瞳子と祐巳の白地図の件はともかく、何故乃梨子がこの部屋にやってくる事が出来たのかとか、祐巳が瞳子の事だけを考えているわけではない、というのは原作にて描かれているので、詳しく知りたい人は原作を買おう!
と、書くと不親切なので、簡単に言うと、カードを隠す場所をみんなで考えている時に、祐巳が白地図の存在を口にしてしまい、しかし思い直して誰にでも見つける事が出来る場所にしようとするのです。乃梨子はそれを知っているので、瞳子が白地図のあるここにやってくるというわけ。
とは言え、その前年には令は由乃に見つけてもらえるように、由乃が読む剣客物の本の間に挟んでいるのですで、この理論で言うと令が小さい人になってしまうなぁ、と。ま、由乃は令が読むお菓子作りとか編み物の本を探してしまい、カードをちさとたちに取られてしまったのですけど。

薔薇の館に黄色のカードを手に現れた令に、薔薇の館は突如騒然となる。
「令ちゃんのバカー!」
駆け寄った由乃がカードを確認すると、令に「バカ」を連発する。
実はそのカードは宝探し用のカードではなく、『バレンタインチョコレートリクエスト受け付けますカード』という令が由乃のために作ったカードだった。
由乃の好きなチョコレートを作ってあげるために考えたカードだが、由乃は受験生はバレンタインのことなんて考えず、受験にだけ集中していればいいと非難する。
白薔薇姉妹のもやってる事だし、よしのんからのチョコレートプレゼントのくだりもどうせなら入れてほしかったなぁ。他の生徒から令宛のチョコレートを紙袋いっぱいに預かっていて、その中にこっそりと自分のチョコを混ぜて渡そうとしていたという由乃らしいエピソードがあるんですけどね。

この状況で黄色いカードを持ってくれば、宝探しのカードだとみんなビックリすると怒る由乃に、令は「見つけたよ、カード」と事も無げに言い、室内が一気にざわつく。しかし参加者ではない自分がカードを持ってくるのは反則だからとそのままにしてきたのだ。
その本物のカードはちさとが見つけて持ってくる。
由乃ってちさとを呼ぶとき、何故か必ずフルネームなんですよね。
こうしたやり取りで、みんなが黄薔薇姉妹に注目している中、祥子だけは祐巳に注目していた。
これで2年連続で黄色カードを手に入れたのですが、実は令は去年黄色のカードを手に入れたのがちさとだと覚えていない事が随分と先で発覚します。

祥子が祐巳と一緒にいるのは「好き」だから。
祐巳は瞳子が考えているよりもずっと大きい。
祥子や乃梨子の言葉が脳裏を駆け巡った瞳子は、自分の気持ちを祐巳に素直にぶつける為、祐巳のいる薔薇の館に向かって駆け出す。
そして祥子は席を立ち上がると、ゆっくり祐巳の下に歩み寄る。
白いセーラーカラーは翻さないように、スカートの裾は乱さないように、ゆっくり歩くのが乙女の嗜み……

祥子が祐巳に声を掛けたその時、瞳子が派手に扉を開けて祐巳の名を呼ぶ。
ん~、ちゃんと「祐巳、お立ちなさい」まで言って欲しかったんですけど、これは来週に持ち越しでしょうか。蛇に睨まれた蛙のような祐巳が見てみたいんですが。


非常に百合百合しかった今回。
残念ながら白薔薇コードの在り処を当てる祥子とか、5分前まで動かない事にする祥子とか見る事は出来ませんでした。
あの辺は祥子の凄さが出ていて好きなんですけどね。きっと3rdシーズンまでなら、祐巳と祥子のお話だったんたけど、このシーンは描かれたんでしょうけど、4thシーズンは祐巳と瞳子の物語なので、カットされてしまった感じでしょう。
後半は若干駆け足な感じで話が進んだ印象があるかな。瞳子視点ではちゃんと描かれているけど、全体で見ると物凄いカード探しの時間が短く感じられてしまう。

次回 第13話(最終話)「あなたを探しに Les retrouv ailles」

いよいよ最終回。
偶然にもカードを見つける結果になった瞳子と祐巳のデートです。
予想通りに祐巳以外のデートは描写されません。

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2009-03-20 20:09:45

マリア様がみてる 4thシーズン 第10話「ハートの鍵穴 La sorrure du coeur

テーマ:マリア様がみてる
ベッドでうなされる母を見る松平瞳子。どこにも行かないで欲しいと弱々しい母。
「どこ行ったの、私の赤ちゃん」

母の部屋から出た瞳子は、仕事から戻った父親とばったり出くわす。
眠れなくなっている母親に、それは自分のせいなのではないかと思う瞳子だが、父はそれを否定する。
瞳子がそうやって無理に自分を抑え続けてきたのだと感じ取る父親に、瞳子は無理などしていないと否定する。
瞳子が家出をした日の衝突、それが母親にとっては凄くショックな出来事だった。だが、瞳子が感情をぶつけなければ、両親は共に瞳子が心の中に隠していたものに気付く事は出来なかった。
「それは私たち親が負うべきものだ。
 だからパパは、今でもおじいさまの決定に賛成だ」
自分が何者かなど考えることなく、真っ白なキャンバスに自由な人生を描くべきだと告げる父だが、瞳子はもらうだけもらって何も返さなくてもいいのか、と悩む。
「パパもママもお爺さまも、もう瞳子から沢山のものを貰っているよ」
純粋に両親に甘える事が出来ない。そういう思いに囚われてしまっているのが、瞳子という人物の背景にあるもの。
それが一体何であるのか、それはもう少し先のお話。
電動ドリルじゃない瞳子です。いや、まぁ寝る時ぐらいはドリルでなくなるのは当然なんですけど。この娘は毎朝どれぐらいの時間を掛けて髪型をセットしているのか気になる。
ここの場面は原作とちょっと変わっています。原作はもっと重たい雰囲気となっていて、母親は毎日のように魘されていて、いつもは父親が側にいるのだけど、この日は駆けつけるのが遅くなって瞳子がやってきていた、という設定。なので父親の方も疲れているんですけどね。
そこまで思い空気を出したくなかったのかもしれない。


演劇部に久しぶりに顔を出した瞳子は、部長の高城典と出くわす。
退部届の用紙をもらいに来たと語る瞳子に、典は選挙で破れた事と関係があるのかと問い掛けるも、瞳子は一身上の都合だと答える。
「こんな日が来るかもしれないって思っていたわ」
瞳子の退部を予感していた典。自分がいなくなれば、瞳子は演劇部で孤立してしまう。
しかし彼女は瞳子に演劇部の顔として活躍して欲しいと願っており、どんな形でも演劇部に残って欲しいと願う。
そんな典の気持ちに驚く瞳子。
部員達は瞳子から演劇について色々学ぶ事が出来るはずだと確信を持つ典は、先輩とソリが合わないのならば考えがあると告げる。
「私の妹になりなさい」
「は?!」
「部長である私の妹なら、そう攻撃される事もないでしょう。
 来年度になっても簡単に効力を失ったりしないわ」
「でも、私……」
「福沢祐巳さん?」
突然の申し出に困惑する瞳子に、彼女の迷いの中心にあるものを言い当てる典。
瞳子の事をずっと見続けてきた典には、瞳子が祐巳の事を好きだという事は判っていた。
祐巳の妹になって幸せになるのなら、それで良いと思っていた。
「でもアナタは、祐巳さんに近づくたびに、傷ついて戻ってくるじゃない!」
「きっと私に問題があるのでしょう」
「そう、アナタが変わらなければ、祐巳さんと一緒に歩く事が出来ない」
瞳子の言葉を肯定した典に、瞳子は驚く。
山百合会や薔薇の館から遠ざかるため、負けると判っている選挙に出馬した事まで典は見抜いていた。瞳子の苦しむ姿を見るのは辛いという典は、瞳子を抱きしめながら自分が守ってあげるから祐巳の事は忘れるように告げる。
部長の前では、瞳子は自分が祐巳の事を好きだ、という事実を隠さなかった。と、いうよりも寧ろ隠せないと踏んだのか。きっと演技してもばれてしまう事を直感的に見抜いていたのだろう。
実際、典はたぶん誰よりも瞳子の事を理解出来ている。誰にも見抜く事の出来なかった、彼女の選挙への出馬理由を唯一見抜いていた人なのだから。
典は沢城みゆきでした。意外な人が出てきたな。この人は主役は少ないものの、こうした名脇役が多いなぁ。


祐巳への気持ちを断ち切る為、典を姉に選ぶなんてしてはいけない事だと感じる瞳子。
悩む瞳子を、校門の前で「目立たないように」柏木優がサングラスを掛けて待ち伏せしていた。
いや、寧ろ目立っていますからね、柏木さん。変装のセンスは皆無です。
本来目立ちがり屋なんだから、目立たないようにする方が苦手なのだから仕方ないだろうが。

クリスマスの夜の事を聞きたいのだという柏木は、何故福沢祐巳に「あんな事」を言ったのか、瞳子の気持ちが理解できないと語る。
誰から聞いたのかという瞳子だが、柏木は見ていれば判ると応じる。
「あんな事」というのは実はカマをかけている柏木。実際、柏木が知っているのは、何かがあったらしいという事だけ、何を言ったのかはまるで知らないわけです。この辺りは柏木の狡猾さが良く出ている。
去年の夏、毎年行っているカナダには行かず、祐巳が小笠原家の別荘に行くと聞いて予定を変更した。初めは瞳子が祐巳に嫉妬して邪魔するために変更したのかと思っていた柏木だが、本当は祐巳を心配していたからだった。お嬢様たちが危険な存在である事を知っていたから。
自分が行ったからといって何が変わるのか、と反発する瞳子だが、柏木はそれでも気になって遠く離れた外国には行っていられなかったのだと、彼女の心の中を見透かしたように語る。
そこで柏木は気付いてしまう。瞳子がお嬢様たちに「何か」言われたのだと。
これまでの穏やかな姿から一変し、怒りに満ちあふれてくる柏木。
無意識に車を激しく飛ばしてしまう柏木の様子に、瞳子が怯える。
「一体、何時、誰に、何を言われた。
 京極か! 綾小路か! 西園寺か!」

瞳子が家出をする瞬間まで、瞳子が何も知らないのだ思っていた柏木。
典と同じように瞳子の事をずっと見ていて、彼女の事を思っている柏木。この思いが恋愛感情なのか、それとも妹に対するものなのかは、いまいち判別がつかない。
普段は飄々としている柏木が、珍しく感情を露わとした場面でもある。
柏木が好きなのは、瞳子か、或いは清子ではないかと思うのだけど。彼の口調からして、好きになってはいけない相手を好きになっている、という感じがしているから。
ダークホースは聖か蓉子なんですけど。

暴走する柏木に、瞳子は咄嗟に「おしっこ!」と行って柏木を我に返らせる。
瞳子の言葉で気持ちが落ち着きを取り戻した柏木は、瞳子をハンバーガーショップへと連れてきた。
あれ、原作ってファミレスじゃなかったかな。どうだったけ? このシーンはピザハットになったりするかと思ったけど、流石にそれは無かったようだ。
自分がお嬢様たちに、自分の事を言われた時、既にその事を瞳子は知っていたから、それほどショックではなかった。だから柏木はそんなに怒らなくて良いのだと微笑む瞳子。
「瞳子、お前は幸せになっていいんだよ
「何の事?」
「お前は目の前の幸せから逃げている。
 祐巳ちゃんの事にしたって」
「もう終わった事よ!」
自分の気持ちを隠そうとする瞳子に、語りかける柏木に、瞳子はあくまでも拒絶
「じゃああの時、ロザリオを受け取っていれば良かったとでもいうの?!」
話を終わらせようとしていた瞳子だが、突然自分の感情をむき出しにする。
「祐巳ちゃんが瞳子を妹に選んだ?!」
今更のように驚く柏木。
2人の間に何があったのか、具体的には知らなかった。カマをかけたのだという柏木だが、瞳子はそんな筈がないと信じようとしない。
信じて裏切られるのならば、始めから信じない方がいいのだと語る瞳子に、柏木は瞳子が信じないと良いながら、心の中では信じたい願い、逃げながら追い続けてくれるのを待っているのだと語る。
「そうやって何時までも逃げ続けていると、そのうち誰も追いかけてくれなくなるぞ」
あくまでも容赦のなく真実を突きつける柏木。
逃げ続けていながら、誰かに追いかけて欲しいのだと願う相反する思い。そんな事を繰り返していれば、いずれ疲れて誰も追いかけてくれなくなってしまう。それは確かな事だろう。
「みんなして、私を責めるのね」
「きっと、キミの事が好きだからさ」
「好きだから責めるの? 良く判らないわ」
「世の中、判らない事だらけさ」
待ち伏せまでして聞き出した真実。柏木は2人の間に何があったのか、ただ知りたかっただけだった。何故知りたかったのか、それは良く考えれば判ると柏木は告げる。
2人の事を過剰とも思えるほどに気に掛けている柏木。


「ブゥトンのカードはどこだ!?」改め『来期薔薇さまのカードはどこだ!?』と題された薔薇の館主催のバレンタインイベント。
悩みながらもその応募用紙に手を伸ばす瞳子。
1年前、初めて祐巳を見た瞳子。溌剌して真っ直ぐな祐巳の姿に、「恐ろしい」と感じた。
怖いと感じながら、何時しか祐巳に惹かれていってしまった瞳子。
――ぱっかみたい! 馬鹿みたい、馬鹿みたい、馬鹿みたい。
自分を卑下し続ける瞳子。
自分に無いものを持つ祐巳の姿に、心惹かれてしまったという事なのか。怖いというのは自分の理解出来ない相手という事だ。瞳子と違い、自分を隠す事無くさらけ出して他人と接する祐巳は、瞳子にとって怖い存在なのだろう。

瞳子は、帰ろうとする二条乃梨子とばったり出くわす。
仏像の特番番組をみたいために帰りを急ぐ女子校生ってどうなんだろうか……
立ち去ろうとした乃梨子を思わず呼び止めてしまった瞳子だが、上手く言葉を紡ぐ事が出来ない。
カードを隠すのは自分ではなく、2年生の3人だという乃梨子は、自分の持っていた申し込み用紙を差し出す。
まだ読んでいないと咄嗟に答えてしまった瞳子に、乃梨子は自分は読んでしまったし、何時でも薔薇の館で読めるからと瞳子にあげる。
手元に残った2枚の用紙。
2年生の3人がカードを隠す、その言葉が瞳子の中で巡り続ける。
参加したいという気持ちと、参加しちゃいけないという気持ちの板挟み。ここで参加しては、何の為に選挙に参加して薔薇の館との距離を置いたのかが判らなくなってしまいますから。


悩む瞳子は、靴箱の前でばったり祐巳と出くわしてしまう。
必死に作り笑いを浮かべる瞳子は、祐巳に「今帰るところ」かと訊ねられて肯定すると、祐巳は駅まで一緒に帰ろうと声を掛ける。
帰るところだと答えたため、逃げる事の出来なくなった瞳子。
原作ではここで祐巳の気遣いがあって、後になってから気付いたりするのですが、残念ながらカットです。
何か用事があるのかという瞳子だが、祐巳は特別用事があったのではなく、友達を見かけて思わず声を掛けてしまったようなものだと応じる。
以前なら瞳子に声を掛ける事が出来なくなっているのだけど、気持ちに整理がついた祐巳はそれが可能になっています。

自分が瞳子にロザリオを差し出した事を詫びる祐巳。
瞳子の気持ちを考えず、考え無しに瞳子にロザリオを差し出してしまった。
自分の感情だけで突っ走ってしまったという祐巳は、クリスマス以前の関係に戻れないかと提案する。
「私、祐巳様の心の中が判りません!
 何故ご自分を拒絶した下級生にそんなにも寛大なんです?」
「え?」
「そもそも、どうして私なんかを妹にしようと考えられたんです」
祐巳の気持ちを掴みきれない瞳子。
しかし祐巳は瞳子の「私なんか」という言葉に腹を立てる。
「あれは祐巳様の気の迷い、私はそう解釈しました。
 それで納得もしました。
 なのに、どうして私の事を構うんです」
「判らないの?」
悲しそうに自分を見詰める祐巳の姿に、瞳子の気持ちが揺れる。
「私ね、瞳子ちゃんに断られてからずっと考えていた。
 私と瞳子ちゃん、どうなって行くんだろうって。
 でも、どうしたいんだろうって考えるべきだと思った。
 そしたら、判っちゃったんだ。
 私は瞳子ちゃんが、瞳子ちゃんであればいいんだ、て」
自分の出した結論を語り始める祐巳。
「私が、私であれば……ですって」
「そうだよ。だから、瞳子ちゃんが何をしようと、私の気持ちは揺るがない。
 生徒会の選挙に出た理由だって、瞳子ちゃんが聞かれたくないのなら、探らない。
 どうして家出をしたかとかもそうだよ。
 ご両親がどんな人かとか、今どういう関係にあるのか、どんな子供時代を過ごしてきたのか」
険しい表情で祐巳の言葉を聞き続ける瞳子は、何かに思い付いたように驚きを露わにする。
語る言葉の中に、祐巳も知らずに含まれていた地雷

「そういう事は、私が瞳子ちゃんに抱いている関係とは、まったく別の次元の話だから」
「そうですか……そういうことですか。
 あの時の事は、結局私への哀れみからだったのですね!
 祐巳様は聖夜の夜に施しをなさりたかっただけなんです。
 ロザリオを差し出した時に、さぞかし気持ちよかったでしょうね。
 私が私であれば、親のことなんて関係ない?
 おかしいと思っていたんです。
 祐巳様が私を妹になんて望む訳がない。
 でもやっと謎が解けました」
「何言っているの?」
「無意識にされていた事なら、尚のこと始末が悪いです」
「何か誤解してない?」
「来ないで下さい!
 それ以上近づかないで!!」
言い訳なら聞きたくないと怒りに満ち、祐巳を激しく拒絶する瞳子。
自分の思い込みから、完全に瞳子は暴走しています。

突然豹変した瞳子の様子に、理由の判らない祐巳は、このままでは何を話したところで聞き入れてはもらえないと察する。
「瞳子ちゃん、その場で100数えなさい。
 数え終わるまで、動いちゃダメよ」
そう言って立ち去る祐巳。
瞳子は祐巳の言葉に従い、数を数え始める。
別に従う必要はないのだが、何故か祐巳の言葉に従って数を数える瞳子。
これは祐巳が瞳子の気持ちを落ち着けさせるために数えさせているのですが、この時点ではまだ気持ちがおさまりきっていません。

100を数え終えた瞳子は、3年の教室にやって来ると、祥子を呼び出すと、祐巳に喋ったのかと問い掛ける。しかしそれが何の事なのかまるで判らない祥子。
「私の出生に関わる話です」
「出生の?」
それでも判らない様子の祥子だが、瞳子は祥子はその事について知っており、祐巳に話したと疑わない。
「惚けないで下さい!
 私が松平の両親の子供ではないという事です!」

「…………!
 瞳子ちゃん、松平のおじさま、おばさまの間に生まれた子供じゃなかったの?」
「まさか……」
突然の瞳子の言葉に驚きを露わとした祥子の表情から、彼女が惚けているのではなく、本当に知らなかったのだと察した瞳子は、それなら誰が祐巳に話したのかと疑問を覚える。他に知っていて話をしそうな相手は、柏木ぐらいしか思いつかないが、先日の様子ではその可能性すらあり得ない。
瞳子の秘密を知っていて、祐巳と接点のある人間なんて、限られていますから。
しかしこの時点に来ても、祐巳が瞳子の秘密を知っているという真実を疑っていない瞳子。

「まったく、見くびられたものね」
祥子の言葉に、頭を下げる瞳子。
「わたくしじゃないわ、祐巳の事よ
 祐巳はきっと、瞳子ちゃんの家庭の事情を知らないと思うわ。
 たとえ偶然知ってしまったとしても、その事で瞳子ちゃんへの評価を変える子じゃない。
 それは姉であるわたくしが一番知っているわ
祐巳が知っているものだと思い込んでいた瞳子は、祥子の言葉に驚く。
冷たく瞳子を見詰める祥子。
自分の事よりも、大好きな祐巳の事を低く評価されていたことの方が祥子にとっては腹正しい事。自分が疑われるのなら、我慢も出来たのだろうが、一途に瞳子の事を考えている祐巳の事を理解出来ていない瞳子の事が我慢出来なくなってしまったわけでしょう。
「それなのに、アナタの事ばかり考えている祐巳が、哀れになってきたわ」
全ては自分の勘違いなのだと知った瞳子は、自分が祐巳にぶつけた言葉の数々を思い出して、思わず膝を落としてしまう。
祥子の立ち去った後、祐巳へ後悔の念が絶えない瞳子は、どうすれば良いのか判らないままに、祐巳の言葉を思い出して再び100を数え始める。
――もうわたくしはひとりぼっち。
――自分と繋がっていた絆を、一つずつ、自ら断ち切ってきた。
――でも、寂しくて寂しくて、誰でも良い、側にいて欲しい。
「そのうち、誰も追いかけてくれなくなるぞ」
柏木の言った言葉が、改めて瞳子の心に突き刺さる。
実は、この時、一人だけ瞳子の中に思い浮かんでしない人物がいる。

数を数えるのが怖い。数え終わって、ひとりぼっちとなった自分を見付けてしまう恐ろしさに震える瞳子。
だが、100が終わるまえに、瞳子の肩にそっと置かれる手があった。
驚き、目を開けた瞳子の目の前には、テレビを見る為に帰ったはずの乃梨子の姿があった。
瞳子と別れた後に、気になって戻ってきたいう乃梨子。
テレビ特番よりも、瞳子の話の方が大事なんだという乃梨子の言葉に、思わず乃梨子の手をとって泣きじゃくる瞳子に、乃梨子は訳もわからずにビックリする。
――マリア様、有り難うございます。
――乃梨子をお戻しくださって。
ただ名前を呼びながら泣きじゃくる瞳子の手を、乃梨子はただ優しく握りしめる。
大切な親友。それをもう失いたくないという思い。
乃梨子も敢えて訳を問いただそうとはしていない。ただ無条件で瞳子を受け止める、そういう関係。
実はこの乃梨子がここにやってきたのは偶然ではなく、祥子が教えたのですが、それがないので祥子はただ怒って立ち去っただけになってしまっています。


そんな訳で、電動ドリルが自爆してしまったお話。
別名「ヤマアラシのジレンマ」
近づけば近づく程に、傷つけてしまうという話。
瞳子が自分に素直になるためには必要な経過だったわけですが。
ここから瞳子の逆襲が始まる!! ……嘘です。
ようやく大切なものを失いたくないと思うようになった瞳子ですが、だからと言って直ぐに素直にはなれません。何よりも、彼女の中には祐巳に酷い事を言ってしまったという、自責の念が捨てられないでいますから。
だから、瞳子はここから今度は自分自身と向き合う事が必要となってくる。
描写がオーバーアクションだったのは、監督の趣味かもしれない。しかし表情などの演出がアニメだからこそ、判りやすくなっていたところも多々ある。


次回 第12話「クリスクロス L'entrecroise」
次回はいよいよバレンタイン。
祥子の恐ろしさがあきらかになる回なのですが、それはどこまで描写されるのか。
少なくとも山口真美&高知日出実のイベントがないのは確かのようです。

ラスト2回です。
やはりあなたを探しにまで描写されるのだろうな。てか、なければ瞳子の抱えているものが判らずに終わってしまうし。



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2009-03-14 18:49:18

マリア様がみてる 4thシーズン 第10話「キーホルダー Le porte-clef」

テーマ:マリア様がみてる
次期薔薇様を決める選挙に落選した松平瞳子。
瞳子の目的が落選する事にあったという事に気付いた二条乃梨子と福沢祐巳だが、その真意までは測りきれない。
瞳子を追いかけて事情を問いつめようと考える乃梨子に対して、祐巳は何故かそうした事情などもどうでも良くなったと言う。瞳子の事を見捨てたわけではない、しかし追いかけようともしない祐巳。
祐巳が乃梨子に見せた微笑みは、色々な想いを乗せたようなもの。乃梨子は、急に祐巳が遠くへ行ってしまったように感じる。
祐巳がここから急成長していきますが、どの程度それが描かれるのかは謎。

瞳子を追いかけようと姿を消した祐巳が、再び姿を見せた時、祐巳の様子が一変していた事に気付いた小笠原祥子。
祐巳にどんな心境の変化が訪れたのか、祥子にも判らない。
帰宅した祥子を出迎えたのは、母・小笠原清子と従兄妹の柏木優だった。
スキーで捻挫したという柏木の持ってきたおみやげを食べる前に、手洗いに行く祥子と柏木。
スキーで捻挫が完治するまで足止めされた話などはカットされました。
柏木は自分がスキーに行っている間、瞳子と祐巳の間に何か無かったか問い掛ける。
柏木は、瞳子が家出して、祐巳の家で発見された事を教える。それがクリスマス前の事だと知った祥子は、祐巳が妹(プティ・スール)の申し込みをして振られた事との関連性を考えるも、結論は出ない。
祐巳の事を気に掛ける柏木に、祥子は祐巳の事が好きなのか、と問い掛けるも、柏木はそれを否定。
しかしこれまでのように誤魔化さなかった事で、柏木の好きという受け止め方が女性に対する愛情として受け止めた事を祥子は察する。
質量で言えば祥子と祐巳では祥子の方が大きいが、その好きという感情が違うのだという柏木。
ここの下りはアニメでは柏木が同性愛者だという事にしているのが隠匿されているので、ちょっと分かりづらいものになってしまっているかもしれないなぁ、と。
結局、柏木が本当に好きな女性が誰なのかは、まだ判っていないんだよね。外伝などで明らかになったりするのだろうか?
お茶菓子の話がカットされてしまった。残念。ここでみせる清子さんの楽しそうなところが好きなんだけどなぁ。

今年も開催される山百合会役員によるバレンタインイベントとして山口真美が持ち込んだ企画は、昨年と同じく「ブゥトンのカードをさがせ」。去年よりパワーアップさせて、参加出来なかった人間にも敗者復活として、事前に隠し場所を書いた紙を投函して貰うという事が含まれていた。
しかしここでお題が次期薔薇様となるブゥトンという事に島津由乃が気付いたで、急に乃梨子と藤堂志摩子が対立してしまう。互いに譲らない2人、しかしその想いはどちらも相手のカードを探したいという気持ちから来るものだと知るところとなった。
激しくバカップルです……しかし白薔薇姉妹の話は黄薔薇姉妹同様につくづくカットされているので、数少ない貴重なエピソードでもあります。

2人に呆れてお茶を入れる由乃と、それに付き合う祐巳。
卒業するお姉様もなく、妹もいる志摩子を幸せそうだと感じた由乃。
由乃は祐巳にお姉様たちが勝手に企画を承認してしまって腹が立たないのか、と問い掛けるが祐巳は確かにちょっとは感じるが、断る理由がないと語る。去年、この企画で水野蓉子の願いだった薔薇の館を生徒達がたくさん出入りできる場所にしたいという願いが叶った。自分も同じ夢をみたいのだという。
何しろ、祐巳は蓉子様信者ですから。
そんな祐巳の様子に、最近祐巳が落ち着いて見えるようになったという由乃。
「アタシが落ち着いて見えるのは、それは……
 焦らなくなったからじゃないかな」
これまでは祥子が卒業するまでに、早く妹を作らなければと焦りのあった祐巳だが、今はそういう事がなくなった。切っ掛けは生徒会役員選挙。あの時を切っ掛けに、祐巳は瞳子とどういう関係を築きたいのか、腰を据えて考えるようになっていた。
「祐巳さん、一人で大人にならないでよ!」
祐巳の手を取って訴えかける由乃。
しかし祐巳は、真美が乃梨子に話す去年の様子から、突然中等部の生徒の参加を提案する。
――まったく、祐巳さんってば……
――だから置いてかないでって言ってるでしょ。
もちろんこの提案は、由乃のために有馬菜々が参加できるようにしたもの。

中学生の参加は結果として、折衷案で不在者投票にのみ参加できるようになった。
由乃に伝えた真美は直ぐに菜々に教えに行くか問い掛けるも、由乃は焦らなくてもいいんじゃないかと思うようになった、と自分から教える事はしない。
祐巳の真似をしてみた由乃。ま、長く続く筈もないのですが。

祐巳と偶然2人きりとなった乃梨子は、今なら瞳子の事を聞けるんじゃないかと考えていた。と、祐巳から話があると聞いて期待するも、何も進展していないから話せる事はないというも、聞きたい事になら答えてあげると答える。
色々聞きたい事は沢山あり、何を聞くべきか悩む乃梨子。
「瞳子の事……好き、ですか?」
「好きだよ……大好き
訊ねたのは単純な内容。
祐巳のはっきりとした答えに、
――祐巳様は瞳子が好き。
――これが、唯一……一番聞きたかった事だった。


今回は祐巳の周りの人たちのお話。
瞳子と祐巳の関係が進展しないまま、祐巳が悟りの境地に達してしまっているので周りの人はただやきもき。
ここらあたりは瞳子と祐巳の関係にとっても、重要なシーンが多いからか、かなり原作に忠実な感じで進んでいます。

次回 第10話「ハートの鍵穴 La sorrure du coeur」
次回は瞳子のターン!


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2009-03-06 20:16:40

マリア様がみてる 4thシーズン 第9話「仮面のアクトレス」

テーマ:マリア様がみてる
新学期の始まり、マリア様にいつものようにお祈りをしていた福沢祐巳に、まるで何事もなかったかのように挨拶してきた松平瞳子。
──始業式が始まった。
──瞳子ちゃんから目が離せない。


瞳子はクリスマスの事など無かったような顔して登校してきた、と薔薇の館で祐巳に報告する二条乃梨子。今朝方顔を合わせた祐巳もその事はもちろん承知していた。
藤堂志摩子は瞳子がますます心を隠すようになっていると感じ、もう少し心を開いてくれたらと語る。


リリアン女学園では生徒会役員選挙が開催される時期となっていた。
それはいよいよ3年生が卒業に近づいているということでもある。
生徒会役員選挙の選挙説明会に参加する事になった祐巳・島津由乃・志摩子を応援する1年生たちに包まれながら、3人は説明会へと向かう。
乃梨子は話があるという瞳子に声を掛けるが、瞳子は用事があるからと翌日に回してもらう事に。

〆切の時間を迎えて、3人だけで説明を受けようとしたところで、急に廊下が賑やかになる。何事かと委員会のメンバーが廊下に出てみると、別の立候補者が遅れてきたのだと判明した。
〆切時間を過ぎてしまったからと拒絶する委員会だが、祐巳のその相手を入れてあげて欲しいという申し込み頼み受け入れる事になる。
そうして部屋に入ってきたのはなんと瞳子だった。

薔薇の館で瞳子の立候補の事を乃梨子は一言も言ってなかった、と驚く。
予想しなかった事態に混乱する薔薇の館の中で、小笠原祥子は「瞳子が何故立候補したのか」を考えるべきだと提案する。
乃梨子は「当てつけ」や「嫌がらせ」と言った事柄が真っ先に浮かび、祐巳を意識しているのは確かだろうと語る。
志摩子は瞳子が立候補するのは悪い事でない、と落ち着いた意見を口にするが、由乃は今の3人でなければダメだと感情を爆発させる。
瞳子が当選するという事は、自分たちの誰かが落ちるという事。
由乃はこの仲間と離れたくないのだという。自分が我侭である事は理解しているが、それでも時として感情をぶつけるのが大切なのだと主張する。
「みんな志摩子さんみたいに、他人の事を思って発言ばかりしていないって言うの!」
「由乃さんのそう言うところ好き」
突然の志摩子の発言に噴き出す由乃。
祥子や令も、今の2年の3人はとても良い組み合わせと考えていた。
3人の中で、落選する可能性があるとすれば、それは由乃。現薔薇様として実績を持つ志摩子や、下級生から人気の高い祐巳に比べれば、明らかに不利。以前の「守ってあげたい」由乃なら問題なかったのでしょうが。
由乃は「いけいけGOGO」で特攻型、志摩子は冷静に分析するタイプ、祐巳は他のメンバーの間を取り持つタイプと、みんなバラバラだからこそ上手く綱引きが出来てバランスが取れているのだろう。

乃梨子は不意に瞳子が以前、「薔薇様になりたがっていた」とクラスメイトから聞いたことがあると口にする。
その当時の乃梨子は瞳子とも別段仲良くも無く、他の人と深く付き合おうとはしていなかったから、あくまで他からの情報でしか知らないんだよね。
ならば祐巳の妹になれば良かったのではないかという由乃。
由乃言うとおり、祐巳の妹になれば、次期薔薇様になれる可能性はかなり高いが、それでも瞳子は妹になることを拒んだ。
それほど自分の妹になりたくなかったのではと口にしてしまう祐巳だが、乃梨子は瞳子が祐巳の事を嫌っていないと強く否定する。
結局、祥子の取り纏めで暫くは様子を見るしかないという結論に達する。
あれこれ推測を出しても、憶測の息を抜けられないから、結論としてはそこに達するしかないんだろうね。


翌日には瞳子の立候補の事が、学園中で話題となっていた。
瞳子を呼び出した乃梨子は立候補の理由を問い掛けるが、瞳子は友達だったら何でも言わなければならないのか、と理由を口にしようとはしない。
瞳子の事が好きで、彼女の力になりたいと思っている乃梨子ではあるが、生徒会選挙だけは別だった。彼女の姉である志摩子に絶対当選して欲しいからだ。
「友達だって言ってくれて、嬉しかった」
心は開いてくれなくても、自分のことを『友達』と認めてくれている。仮面を捨てて感情的に発した言葉だからこそ、それが本心だと思えて乃梨子は嬉しかったのだろう。


瞳子のことが判らないで悩む祐巳。
付き合いの長い武嶋蔦子は祐巳の悩みを見抜いていた。瞳子がいつも仮面を被っている、と蔦子は語る。。
祐巳の良いところは、いつも素顔でいる事だと告げる。
祐巳が今のままでは瞳を理解する事は出来ないのだとアドバイスする蔦子。
カメラちゃんは良く人を見ているので、こーゆー時にはいつも的確に指摘しますね。

瞳子のクラスの様子をそれとなく窺う事にした由乃と祐巳。
しかしクラスは生徒会選挙中にもかかわらず、まるでいつもと変わらないが、由乃はそれが逆におかしいと語る。
乃梨子によると、誰もクラスで瞳子を応援しようとはしていないのだという。それは瞳子にも原因があり、彼女が回りを寄せ付けないようにしているのだ。
これを感じたのは、1年前の生徒会選挙で立候補した“ロサ・カニーナ”こと蟹名静の一件があるからですね。同じように薔薇様の妹ではない状態で、立候補した彼女のクラスメイトは当選させようとクラス一丸となって盛り上がっていましたから。
薔薇様の妹でないというハンデを抱えた上で、本気で当選しようというなら、当然大勢の人の協力が必要だろう。


祐巳は娘の忘れ物を届けに来たという女性と出くわす。
祐巳はクラスに案内しようとするも、クラスに親が忘れ物を届けにくるのは恥ずかしいだろうという彼女の気遣いから、彼女を職員室に案内する。
その女性は今の薔薇様の妹たちが素晴らしい人たちで、必ず当選すると語ったという。
誰の母親なのかは一発で検討がつきますね。直接「誰」とは描写されていませんが。

スリッパを履いていた瞳子に驚く乃梨子。
上履きを隠されたりしたのではと感じた乃梨子に、瞳子は上履きを忘れただけだと説明する。しかし上履きを持ち帰らなければならない理由があったという事に他ならないことに、乃梨子は直ぐに気付く。
乃梨子の察しの良さに関心しながら、瞳子は上履きを洗わ無ければならない理由が出来たからとだけ答える。
乃梨子が瞳子に声かけたのは、元々はスリッパの件ではなく先生が職員室で呼んでいるから、瞳子に伝えにきたのだった。
瞳子が職員室に呼ばれたのは、彼女が忘れた上履きを母親が届けてくれたからだった。
ここで先の女性=瞳子の母という構図が見えてくるわけですが、そうなると瞳子は自宅では今の2年生たちが当選すると言っている事になる。自分が当選する気がまるでない、というのが見えてくる。それは瞳子がクラスメイトたちに対しても協力してもらおうという態度を見せないのにも繋がって来るわけですね。


保護者から自分たちの事を応援してくれている人がいる事と聞いた祐巳は、これまで瞳子の事ばかり考えていたが、応援してくれる人のことを忘れてはいけないのだと感じたと志摩子たちに語る。
祐巳の言葉を聞いた祥子は、今の調子で演説をすれば良いと笑う。

演説の応援に駆けつけた令や乃梨子は、それぞれ由乃と志摩子を励ます。
「ぜっっっったい大丈夫です。
 それから、ファイト!ファイト!ファイト!」
乃梨子の方がテンパってます。逆に志摩子は性格もそうだし、2回目というのもあって落ち着いたもの。でも志摩子も乃梨子の応援で力を貰って、ついでに祐巳たちも元気が出たというオチ。
震えていた祐巳の手を取る祥子。
「いい、あがったっていいの。
 自分を自分以上に見せる必要なんて必要ないわ」
抱きしめて欲しいとお願いする祐巳の願いを叶えて、祥子は祐巳をそっと抱きしめる。
──お姉様の温もりが暖かい。
──包み込んで守るのだ。
祐巳は『姉』という存在について改めて感じる事になった。
対立候補がいたのは祥子たちの時も同じだから、祐巳たちの気持ちが少なからず判ったのでしょう。


瞳子も立派に演説し、志摩子や由乃も立派に終える。
──選挙とスールになる事は何処か似ている。
──私は、今だって瞳子ちゃんを妹にしたいと思ってるけど、
──でも、瞳子ちゃんは瞳子ちゃんの信じる道を進めばいい。
──それは私に判らなくたって良い……
──瞳子ちゃんが幸せなら……
そして祐巳も壇上へ。

選挙結果発表の日──
大勢の生徒が集まる中、離れた所にいた瞳子は祐巳に一礼する。
緊張する中、当選は2年生の3人で確定した。
喜びに沸く中、瞳子が落選したのだと改めて感じた祐巳は咄嗟に瞳子の様子を見るが、祐巳に一礼して立ち去る。
──瞳子ちゃんが生徒会選挙に出たのはイヤガラセなんかじゃなかったんだ。
──薔薇様になりたかった、そんなに理由でもない。
瞳子の様子から、彼女の本心を垣間見た気がした祐巳。
当選発表の瞬間、瞳子の顔を見た乃梨子は瞳子の目的が「負ける事」だったんだと祐巳に伝え、祐巳は自分の考えを確信する。
祐巳は立ち去る瞳子の背中を見て名を呼ぶ。
ここは祐巳のどっしりしたところの始まりで、立ち去る瞳子を敢えて追おうとはしないんじゃなかったかな。だから乃梨子はちょっと不満が募ってくるんだったはず。


次回 第10話「キーホルダー Le porte-clef」
ここでのキーホルダーは一般的に言われるキーホルダーよりも、むしろ鍵かけやキーリングの意味合いかな。
原作は『大きな扉 小さな鍵』から「キーホルダー」。
「ハートの鍵穴」はやらないかなぁ。
映像からは既に宝探しが始まるみたいだから、クリスクロスなのかとも思ったけど、もしかしたら事前に祐巳たちが隠し場所を考えている話が入るのかもしれないな。


どうやら、今期は祐巳と瞳子は姉妹になるところまで行かないっぽいです。姉妹になるんだろうという感じで終わるらしいので、「あなたを探しに」で終わるのではないかという気がしてきた。
「薔薇の花かんむり」は3年生の卒業が本格化してくるから止めたんだろうなぁ。


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2009-02-28 00:59:19

マリア様がみてる 4thシーズン 第8話「くもりガラスの向こう側」

テーマ:マリア様がみてる
福沢祐巳はクリスマスパーティの日、松平瞳子に姉妹(スール)への申し込みをして断られてしまった。
姉である小笠原祥子の胸の中で号泣した祐巳の様子に気づいて心配する薔薇の館の住人たちに対して、祥子は祐巳の泣いていた理由は「瞳子に姉妹の申し込みをして振られた」ただそれだけだと語る。
予想外の事実に二条乃梨子は思わず「ウソっ!」と呟いてしまい、藤堂志摩子に「言葉を選びなさい」と叱責されてしまう。
乃梨子が「うそ」と言ったのは、祥子の言葉を信用していないとかではなく、祐巳が瞳子に姉妹の申し込みをしたという驚きと、まさか瞳子が断るなんて思ってもみなかったから口から漏れてしまった。
二人に姉妹(スール)になって欲しいと強く願っていた。問題があるとすれば祐巳が瞳子を選ばないかもしれない、という点だと思っていた。そして望みどおりに祐巳が申し込んだのに、まさか瞳子が断るなんて、という感じたろう。
祥子はみんなに祐巳と瞳子の事を、二人だけの問題だから何もしないで放置しておいて欲しいと告げる。祥子がそうするなら、自分たちが出しゃばる事が出来る筈がないという支倉令に、ほかのみんなも納得。
こーゆー時は決まって由乃だけが内心凄い気になっていたりするだけど、Noとは言えないよな。
祐巳がまだ諦めていないのだと志摩子理解する。

冬休みに入ったある日。
祥子からの手紙が送られて来て、女性限定の新年会の申し出がある。
もちろんこれを受ける事にした祐巳は、祥子にその旨を電話で伝える。
瞳子にも招待状を出した事を告げる祥子。
みんなに二人の事は放っておくように言いながら、気を回した祥子。しかし祐巳にとってそれは決して嫌な事ではない。
「超能力者ですか、お姉様は」
「超能力者などではないわ。
 でも私はアナタのお姉様だから」
祐巳の気持ちを敏感に感じ取れる祥子。この学園の姉妹の繋がりは異様なほどに強いです。
手紙そのものは確かクリスマス前に出したんじゃなかったっけ。


新年1月2日。
小笠原邸へ向かう途中、祐巳は電車で乃梨子と出くわす。
乃梨子は瞳子の事で祐巳に詫びる。ずっと祐巳が瞳子の姉になって欲しいと思いながら、祐巳が瞳子の事をなんとも思っていないまま、軽い気持ちに瞳子に接していると考えていた乃梨子は辛く当たってしまっていた。しかし祐巳が瞳子のことを真剣に考えていてのだと知って反省する事になったのだ。
姉妹の申し込みを断るのは良い事でも悪い事でもないという祐巳だが、自分の気持ちを偽るのは良くない事だと乃梨子は口にする。
乃梨子から見て、瞳子は祐巳の事を嫌っていないはずだった。
「じゃあきっと私が、何かを間違えちゃったんだね」
「間違えた?」
「時とか場所とか、相手の気持ちとか、伝え方とか……かな」
それが何であるのか、今の祐巳には判らない。
乃梨子はこの件について話題にしないという約束がありながらも、それをどうしても言っておかなければいけないという思いに駆られていたのでしょう。
この頃から祐巳は焦るということが無くなっていくんですよね。祐巳の成長が加速していきます。

駅に着くと着物姿の志摩子も合流。
新年初顔合わせの志摩子と乃梨子に気を使おうとする祐巳ですが、そんな事を気にする二人ではありません。
由乃と令は自転車にて直接。
初めて小笠原邸を訪れた乃梨子は、屋敷の大きさにビックリして公園じゃないのかと口走る。
原作では駅から徒歩で行くのは初めての祐巳と、初来訪の二人で道があっているのか不安になり、見覚えのある場所を見つけた祐巳が犬のように走り出すというところがあって、個人的には好きな場面だったのですがカットです。
まぁアニメ版では志摩子が去年も小笠原邸を訪れてしまっているので仕方ないなぁ、と。


出迎えた祥子はもちろん着物姿です。
令と島津由乃は既に到着済み。そして瞳子はやはり来ていない。
豪華お節に混ざって、祐巳の持参したたこ焼きやお好み焼き、イカの姿焼きなど屋台の食べ物がテーブルに並び、去年それらの食べ物におおはしゃぎした小笠原清子は大喜びです。ピザハットのピザもありますね……
瞳子が何をしているのかと考えてしまっていた祐巳は、やってきた寿司やの呼び鈴に誤解して、落胆してしまう。
そんな祐巳の様子にちょっと悲しそうにする他のメンバー。
相変わらず感情が外に駄々漏れです。

食事も終えて、ゲームを始めることになった一同。
表現はされていませんが、各薔薇のチーム対抗戦となっています。
まずは百人一首。
祐巳は志摩子に完敗。祐巳の札はちょろっとですが、去年よりは少し多いと祥子は褒めてくれるも、とった札は思い詰めた歌ばかり。
「百人一首占いですか?」
しかし占いなら、大量にとった志摩子は喜怒哀楽が激しくて仕方なくなってしまう。
もちろん、祥子様も大量にゲットしております。

続いて人間双六。
順番にサイコロを振って、出た目だけ双六を進め、そこに書かれた名前の部屋へ行き、その部屋に用意されている指示に従うというもの。祥子だけ有利にならないように、部屋の場所ではなく、清子が考えた名前が付けられています。
図鑑から取った名前ばかりなのですが……それにしても、こんな人間双六なんて出来てしまう巨大な家というのが凄いよ。
祐巳と祥子は「フリソデウオの間」
行ってみると、そこには3つの着物が用意されていた。祥子は早速、置いていた着物を祐巳に着せる事にする。
こういう嫌な役をやるのが妹の役割で、自分が着替えても着物の色が変わるだけという祥子に押し切られて着物を着ることになった祐巳。
すごろくは紅薔薇チームが優勝。
負けず嫌いの由乃はガッカリ。そしてやはり融おじ様とか、柏木優イベントはありませんでした。
個人的に融と清子のラヴラヴっぷりが大好きなんですけどね。柏木の骨折イベントはあるのだろうか?
実は優勝商品は清子のお古になるのですが、祐巳の着ている着物です。
みんな用事があったかもしれないのに、祐巳のために集まってくれたという事を察していた祐巳はみんなの優しさに感謝。
本当に良い仲間たちに恵まれています。


「楽しい。楽しい。
 なんて幸せなんだろう。
 でも、どういう訳か心の中にすーっと冷たい風が忍び込むんだろう」
「それはきっと気持ちをしまっておく部屋が違うのよ」
お風呂の脱衣場で呟く祐巳に、由乃が答える。
思わず口に出していた事を伝える乃梨子。
祐巳は口に出していたつもりが無かったのに、気持ちが独り言となって口にしてしまっていた。
無意識に寂しさを口にするとかいうのは、かなりの重症です。
姉や仲間の部屋は楽しさでいっぱいでも、妹の部屋が空っぽだからそう感じるのだという。
祐巳は最近になって妹の部屋を増築してしまい、そこにすきま風が吹いている、と由乃は説明する。
ちょうどお風呂から上がってきた志摩子は「良い事していうわね」と由乃の言葉に賛同する。
由乃は自分もまた妹の部屋を増築工事の途中なのだと話す。
自分に近いから、祐巳の気持ちが一番判るという事なのだろう。
ここはお風呂も来客用っぽい。トイレも来客用のトイレとかあるし、豪邸過ぎる。

眠る前には「なかきよ」をしなくちゃという祐巳。
なかきよを知らないほかの面々は首を傾げるが、そこに祥子が千代紙を持って現れる。
『なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな』
(長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船の 音の良きかな)
回文歌であるこの歌を千代紙(または折り紙)に書いて、船を折り、枕の下に敷いて眠ると良い初夢が見られるというもの。
この世界でも小笠原家(性格には清子の実家)以外ではほとんどみないという行為で、原作者の紺野緒雪先生が実際やっていた事だが、周りの人間が実はやってなかったと驚いたという。作中で初出の時は結構話題となった。
電気が茶色じゃない……

「私の初夢は、案の定瞳子ちゃんの夢だった」
自分の隣の部屋に瞳子がいるが、二人の部屋は曇りガラスで仕切られていた。二人が出会うには、自分だけでなく瞳子にもガラスを拭いて貰わなければならないと、瞳子に呼びかけるが瞳子がそれに答える事はなく、祐巳は瞳子の事を思いながら涙する。
果たして良い夢なのか悪い夢なのか……
一つ確かなのは、祐巳は夢に見るほど瞳子のことを思うようになっている。
一度振られた事で逆に思いが強くなっているのかもしれないな、と。

翌日、祥子の家から帰宅の途中、祐巳は瞳子に会いたい、瞳子の事をもっと知りたいと思う。
柏木優に事情を聞けばもっと判るかもしれない。
柏木に聞きに行こうかと悩む祐巳だが、瞳子がそれを嫌がるかもしれない。それでは瞳子がもっと離れていってしまうかもしれないと感じ、柏木に訊きに行く事を止めてしまう。
本当は柏木の家の前まで行くのですが、まぁ、なくても話は通じるね。
そしてこの考えは正しい。秘密を自分の知らないところで聞いていたと知られれば、頑なになってしまうタイプの人間は確かにいて、瞳子はその手のタイプでしょうからる


新学期。
マリア様にお祈りしていた祐巳と志摩子に対して、いつものように「ごきげんよ
う」と挨拶してくる瞳子。
――瞳子ちゃんは微笑んでる。
――去年の事など、私たちの間の事など、何も無かったかのように。
――全て忘れてしまっているかのように。
とはいえ、笑顔がちょっと怖いです。初登場の頃のような無邪気な笑顔でもなく、純粋な感じでもなく。完全に演技している笑顔。

今回は暗く沈んだ話から一転。仲間たちの暖かさの感じる話でした。
もちろん何も問題が解決していないので、祐巳の心中はちょっと沈んだままなんですが。

次回 第9話「仮面のアクトレス L'acrtrice masquee」

由乃の見守る中行われた令と菜々の剣道での対決。
自転車に乗る練習をした由乃と令。手を離さないでと言ったのに、手を離した令。
でも、それは原作小説「仮面のアクトレス」であった「黄薔薇真剣勝負」の話。
今回は本筋である祐巳・瞳子ライン以外はほとんど描かれないので、アニメ本編ではやっぱり描かれません。唯一描かれたのはOVAの続きで描写の必要があった可南子ぐらいだよね。それもかなり簡略化されてたし。

次回は生徒会役員選挙です。
瞳子が四面楚歌となる話。

残りは「クリスクロス」「あなたを探しに」「薔薇の花かんむり」かな。
もしかすると「ハートの鍵穴」が入るかもしれないな。


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2009-02-20 23:40:48

マリア様がみてる 4thシーズン 第7話「未来の白地図 La carte vierge」

テーマ:マリア様がみてる
福沢祐巳が島津由乃と共に薔薇の館にやってくると、藤堂志摩子が支倉令と一緒にブッシュ・ド・ノエル(bûche de Noël)を作っているところだった。
『クリスマスの薪』という名前のお菓子はケーキ屋やスーパーなどでも良く見かけるケーキの一つ。その名前の通り、西洋風の薪の形をしています。
お菓子作りに目覚めたという志摩子が、令にケーキの作り方を教えてもらっていた。
3年生である令がいなくなれば、彼女の作るお菓子を食べる事は出来ない。だから志摩子はその味を引き継ごうとしているのだと感じ取った祐巳。
こうして3年生の卒業を感じていく祐巳。

水野蓉子の字で「クリスマスパーティー用」と書かれたダンボールを運んできた二条乃梨子。
去年のクリスマスで作られた飾りつけに、盛り上がる祐巳や由乃。
原作では志摩子さんも加わって、乃梨子はきょとんと取り残される感じがあったはず。
綺麗に保管している辺りが蓉子様の几帳面な性格を表している。

細川可南子・松平瞳子も後でやってくると聞いた由乃は、いそいそと自分も有馬菜々を呼びに行く。その姿に令は一人溜息を吐く。
たぶん由乃は令にばれていないつもりなんだろうけど、完全にだだ漏れです。
隠し事の出来る性格でもないから仕方あるまい。

祐巳が志摩子や乃梨子と共に飾りつけをしていたところへ、小笠原祥子が可南子と瞳子を連れてやってくる。
瞳子は相変わらずあまり乗り気ではない。
続いて意気揚々と元気に現れたのは写真部のエース武嶋蔦子。

そして最後に菜々を連れた由乃がやってくる。
途端、王冠を手にして固まる令。その令の姿に動けなくなる由乃。
漂う緊張感の中、蔦子が集合写真を撮ると告げ、場の空気が変わる。
蔦子さんグッジョブ!グッド!ふきだしグッジョブ

祥子の提案でくじ引きで席を決める事になり、由乃は菜々の隣どころか長テーブルの端と端で、向かい同士とは言え最も遠い場所になって落ち込みモード。菜々の隣に座る事になった祐巳も瞳子とは離れてしまい、ちょっぴり残念。
由乃のいじけ方が判りやすすぎ!!

祥子の発言で今度は自己紹介。何故今更、と一瞬感じた祐巳だが、それが菜々のために行われるのだと察する。
令の自己紹介は明らかに菜々を意識したものだったが、「ひょんな事から」年下のボーイフレンドが出来たという発言に祐巳たちは騒然。
事情を知る由乃はふくれっ面で、フォローを入れたのは祥子。何歳かと訊ねた祥子に、令は10歳だと答え、祐巳たちは肩の力が抜けたように溜息。
ボーイフレンドが日本で一般的に言われるボーイフレンドではなく、言葉どおりの少年の友達ですから。まぁ、後10年もすればこの年の差も決してありえないものではなくなるのですが。
志摩子はお菓子作りに興味が沸いていた。
あれ、ここって「ひょんな事」が無かったかな? まぁいいか。
菜々は「ひょんな事から」由乃と知り合って、今回のパーティーにぜひ参加させて欲しいと申し出たと、そつないどころか由乃のフォローも忘れない自己紹介ぶり。緊張など微塵もなく、むしろ緊張していたのは由乃です。由乃の未来の妹は大物。どっしり構えて暴走してあたふたする姉をしっかり支える未来が見えてくる。
瞳子はあまりにも簡素な挨拶。「他には?」という可南子の言葉に、突然一人芝居を始める。小公女を演じた瞳子の演技力に感心する祐巳。
……由乃の自己紹介がないよ。菜々のためだけに行ったお決まりの自己紹介が。

自由時間となり、みんなが席を立ったりして話を始める中、いつの間にか姿を消していた可南子。瞳子にばれないように、祥子にだけ挨拶して帰ってました。

部屋を出る志摩子を追いかけて、志摩子と瞳子が何を話していたのかと聞く祐巳。
瞳子は志摩子に家業を継ぐのか訊ねていた。
継ぐかどうかは判らず、兄がいるので兄が継いでくれたら良いのだけど、と話す志摩子。何気なく兄がいると説明された祐巳はビックリです。
基本的にここのメンバーてあまり家族についてとか話していないよな。家族構成がだだ漏れなのは福沢家ぐらいではないだろうか。
令と由乃についてはある程度共に一人っ子で両親が仲が良いことぐらいは知っているでしょうが。

部屋に戻った祐巳は、いきなり由乃が令に対して声を荒げている場面に遭遇。
菜々を令に紹介しようとした由乃は、いきなり令にリリアン大には行かないと聞かされたのだ。
聞かれなかったから教えなかったという例に、ずっとリリアン女子大に行くと聞かされていたのに、突然変わった事に驚く由乃は「何故」かと問いかける。
まさに令の予想通りですが、もう自分の中で答えが用意できていたようで、何れ道場を継ぐことになるだろうという事も踏まえて、体育の勉強をするために違う大学に通うのだと説明。
それでも「一番に聞きたかった」と泣く由乃。
令はわざと由乃を最後にして自分を追い込む形にしています。由乃に詰め寄られても、もう後に引けない状況にしたんですね。


その様子に、祐巳はこれまで気に掛かっていた祥子の進路を、この場で問いかける。
祥子は逆に、2人きりの時に話したかったと言いながらも、リリアンへ進学する事を伝え、祐巳は一安心する。


そうした空気の中、人目をはばかるようにしてそっと抜け出す瞳子の姿を見つけた祐巳は、瞳子を追いかける。
途中で抜けて良いという許可を得ていた瞳子は帰るのだと説明し、祐巳は校門まで付き合うことに。
3年生は将来に向けて歩き出しているのだと感じた祐巳。しかし瞳子は誰でも望む未来へ行ける訳ではないと口にする。
初等部の頃の白地図を貰った瞳子は、そこに色々な可能性を見つけて、自分だけの世界を作ることが出来ると感じた。だが、実際には思い通りに描くことが出来なかった。ただの白地図ですらそうであり、人生など思い通りにはならないという瞳子。

マリア様の前で、祐巳は瞳子を妹にしたいと告げて、ロザリオを差し出す。
「“ありがとうございます。
 祐巳様はなんて親切なお方なんでしょう”
 なんて、私が言うとでも?」
瞳子はロザリオ拒否する。
冷たい態度で突き放して立ち去る。

近づいたと思っていた瞳子との距離だったが、突然引かれた線引きに呆然とする祐巳。
とぼとぼと薔薇の館に戻った祐巳を外で待っていた祥子は、クリスマスプレゼントとして祐巳に自分で薔薇の刺繍を入れたハンカチを差し出す。
祐巳も持ち歩いていた祥子へのプレゼントである手編みのブックカバーを差し出す。
去年もハンカチだったと記憶していないといけないよな。

明らかに気落ちした様子の祐巳に気付いた祥子は事情を訊ね、祐巳が姉妹(スール)への申し込みをして断られた事を告げる。
1年生は一人ではないという祥子だが、祐巳は素直に頷く事が出来ない。
祥子はなら諦めなければ良いと告げる。
志摩子に振られたときには直ぐに諦めた、しかし祐巳に振られた時には絶対に祐巳を妹にしようという強い意志を持って頑張ったのだという。
祥子の言葉に、励まされながらもその胸の中で泣きじゃくる祐巳の声が響く。
予想外にも思わずうるっ泣ときました。
最後に薔薇の館のみんなが気付いて出てくるという場面があるかと思ったけど、無かったな。

次回 第8話「くもりガラスの向こう側 L'autre face de la vitre embuee」
お正月にはこんな話もありました。
と、次回予告で婚約破棄の話が出たという事は、本編では婚約破棄の話が無いという事。
つまり次回は小笠原融の出番がないのかな。
柏木優は流石に出番がないと、スキーに出掛ける、という伝言が祐巳に伝わらないから出てくるだろう。

なんとなく、このままの調子だとバレンタインデートも祐巳と瞳子のデート以外は描かれない気がしてきたな。
OVAなり、5期なりで今回端折られた話を盛り込んでほしいなぁ。

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2009-02-14 01:43:35

マリア様がみてる 4thシーズン 第6話「予期せぬ客人 L'invitee surprise」

テーマ:マリア様がみてる
小笠原祥子との遊園地デートで柏木優に差を感じる事になった福沢祐巳。
柏木から電話が掛かってくる。
不思議に思いながら受け取ると、柏木は松平瞳子が来ていないかと問い掛けてくる。親と喧嘩して飛び出したきり戻ってこないという事だった。大事にはしたくないという松平の両親の願いを受け、柏木は小笠原邸にぶらりと寄った事にしていた。小笠原祥子に事情を話そうとしたものの、支倉令が来ていたため話す事が出来ず仕舞いとなっていた。
祐巳が柏木と電話している間、母親の福沢みきは終始ニコニコスマイルくん。柏木を気に入っているみきは祐巳の彼氏に柏木のような人がなってくれたら、と思っているようだった。
傍目に見れば、柏木は品行方正、眉目秀麗、更に少しだけ事情を知れば学業優秀、運動神経抜群と非の打ち所の無い男だからなぁ。お金持ちでもあるし。
普通に考えたら、女性がほおっておかない人間だろう。


祥子と令は、令が従姉妹の島津由乃に親しい下級生が出来たと話す。相手は中等部3年の有馬菜々。令は何時の間に仲良くなったのかも知らない。
お見合いの時にどさくさで見てしまっただけなのだが。そのお見合いも後からお見合いだと知らされただけで、令は当初10歳の子供が由乃と同じ手術を受けるという事で、励ましてあげようとしていただけ。
令は推薦で受ける予定だったリリアン女子大を止めて、外部の大学を受験する決意を固めていた。由乃が心臓の手術をして、一人で歩き出すようになり、一生側にいるつもりが自分が取り残されたのだと気付いた。だから由乃が巣立つ前に、自分が子離れしようと考えたのだ。
令、カステラ崩しすぎです。もはや見るも無惨な有様で、カステラと呼べる代物ではなくなってるよ。
「何故」と聞かれると決心が揺らぎそうだから、由乃にはまだこの事を話していない。
祥子はリリアン女子大を受けると令に話す祥子。
……なんか、令の自転車の後ろに乗る祥子の図はまるでカップルだよな。

瞳子の事で電話を掛けようかと祐巳が迷っていた時、外出から帰宅した福沢祐麒が瞳子を連れて帰宅して、祐巳はビックリ。
偶然近くを歩いていたところでばったり出くわし、祐麒は自宅に招いたのだという。
祐巳の部屋に入ろうとした瞳子だが、まだ祥子はもちろん、由乃や藤堂志摩子もまだ部屋に来た事がないと知った瞳子は帰ろうとするが、こんなのは順番じゃないと強引に引き込む。
祐巳たちって、そう言えばあれだけ中が良くても、休日に一緒に遊びに出かけているという事がないよな。高校生なんだし、もっと一緒に遊びに出かけても良さそうなもんなんだけど。それとも描写されていないだけで、実際には出かけていたりするのだろうか?


部屋に入った瞳子は目聡く机の上にある電話の子機と手帳を見付け、既に電話をしてしまったかと訊ねるも、祐巳はまだ誰かに電話する前だった。
偶然近くを通りかかり、祐巳の家がこの辺だと思い出したから家を探していたものの見つからず、次第に暗くなってしまって諦めて帰ろうとした時に、祐麒と出くわしたのだという。
どんな形にしても、結果的に瞳子が来てくれたのだと心の中で喜ぶ祐巳。瞳子の手が凄く冷たくなっていたと感じた祐巳は、今は彼女の手を温め、疲れた心を癒してあげたいと感じる。
思わず無意識に抱きしめそうになっていた祐巳は、母親がご飯に呼ぶ声で我に返る。
明らかに無理して笑っているという感じが流石の祐巳にも感じ取れているのだろう。

食事を終えた瞳子は帰宅すると口にする。
祐巳の父 福沢祐一郎が送っていこうと提案するも、タクシーを呼ぶと遠慮する瞳子。が、既に祐麒が柏木を迎えに手配していた。
柏木の車で帰宅する瞳子を見送る祐巳に、みきが瞳子のような子が祐巳の妹になってくれたら良いのにと言う。すると、祐巳は顔を真っ赤にして逃げだし、みきは柏木の時と明らかに反応が違うと、祐巳の隠し事の出来ない性格に笑う。
祐巳の隠し事が出来ないのは今に始まった事ではないですが、今更の指摘だよ、母。
佐藤聖には「百面相」とまで言われたほど、感情がだだ漏れの顔なんだから。


それから暫くして、柏木が松平家の名代として福沢の家に手みやげを持参して、改めて礼を述べに来た。松平の母親がショックで寝込んだからだ。
その折り、祐巳は柏木に瞳子が家出した理由を尋ねる。
事情を知っている事を匂わす柏木は、事情を聞くのは祐巳の気持ち次第だと言う。
「誰彼構わず話せる内容じゃあない。
 でも、祐巳ちゃんになら……ボクの独断で」
独断という言葉に驚く祐巳。
「いいかい、キミは瞳子の秘密を知る事になるんだ。
 それも、瞳子の知らないところで。
 受け止める覚悟があるかってことさ」
「私は……」
「キミの為に、そして瞳子の為に。
 もう一度考えてから聞いてくれ。
 次に質問されたら、ボクは答えるからね」
そう告げて車で立ち去る柏木を見送る祐巳。
――受け止める、覚悟。
短い下りに凝縮された内容。
柏木さんシリアスモード発動中です。これから暫くは柏木がなりを潜める事に。とは言えども次の出番は正月だから、次々回ぐらいかな。


薔薇の館で開かれるクリスマス・パーティ。
由乃は菜々を誘いたいが、祐巳が瞳子や細川可南子を誘ってそれに乗っかった事にしたいと祐巳に相談を持ち掛ける。まだ姉妹(スール)にする約束はしていないものの、奈々に令を紹介してくれと持ち掛けられたのが切っ掛けだった。
祐巳はこれか切っ掛けで瞳子と自然に会えるかもしれないと期待も込め、由乃の提案に乗ると、白薔薇姉妹に瞳子と可南子を参加させないかという提案を持ち掛ける。
これがまさか、あんな騒ぎになろうとは、この時の祐巳は思ってもみないのでした、とナレーションが入りそうな場面です。

祐巳は二条乃梨子に2人を誘ってくれないかと問い掛けるも、乃梨子は即断で拒否する。
パーティに誘いたいのではなく、自分から誘うのが嫌だから祐巳が自分で誘いに行けば良いとと拒絶する乃梨子。
気まずい空気が流れる中、不意に志摩子が立ち上がると、自分が声を掛けに行くと口にして乃梨子を驚かせる。
志摩子が行く必要はない、祐巳に言って欲しいのだと口にする乃梨子だが、志摩子はどうしても祐巳に言って欲しいのならその理由を言うのも筋の一つだと譲らない。
ぶつかる白薔薇姉妹に、祐巳は自分が行くと言うも、志摩子はそれなら一緒に行こうと言う。
志摩子は本当は乃梨子の考えを見抜いていて、それでも必要だと感じたのでしょうね。
こーゆー時の志摩子はおそらく2年生3人の中一番頑固者。
こうと決めたら一番動かないタイプが志摩子だろうな。
由乃はどちらかと言うと引くに引けなくなって、意地になってしまうタイプだし。


何故わざわざ志摩子が誘いに行こうと思ったのか、道々問い掛ける祐巳。
「瞳子ちゃんを誘った方が良い、なんとなくそう思ったのよ」
「何となく?」
「何となくの中には、意外と大切なものが隠れている事があるものだから」

前を進む2人について歩く乃梨子に、同じくついて歩いていた由乃が耐えきれなくなって誤る。志摩子と乃梨子の関係が気まずくなってしまった原因は、自分が下級生を誘いたいがいるため、そのダシに瞳子と可南子を呼ぼうと提案したのは自分なのだと告白する。
まだ姉妹になるというような段階ではないが、責められるべきは自分なんだという由乃は、それを聞いて祐巳に感じていた反発が薄らいだだろうと指摘する。
「本当はこう言いたかったんでしょ?
“瞳子を誘いたかったら、祐巳様が自分で誘えば良いのに。
 祐巳様にとって瞳子はその程度の存在なんですか?”て」
乃梨子の気持ちを理解していた由乃。
由乃も理解していて、たぶん乃梨子があそこまで意固地になった理由が判っていないのは、祐巳だけなんだろうな。


乃梨子もこれが祐巳と瞳子の2人の問題だとは理解していたが、友達だからどうしても気を揉んでしまうのだ。
1年松組を訪れた祐巳達に、可南子は夕方から用事があると断り、瞳子も用事があると断る。
仕方ないと諦め掛けたその時、突然可南子が途中で抜けてもいいのなら「是非参加したい」と口にする。突然走り出した可南子の勢いに追いつけず、可南子と一緒に参加する事にさせられてしまう瞳子。弱々しく口を挟もうとするも、可南子に手を強く握られて言葉を紡ぐ事が出来ず、やむなく参加することになる。
友達思いの可南子ちゃん。最初の頃は絶対にこーゆー事をするタイプの子で無かったのに、すっかり変わってしまって。瞳子に有無を言わせず話を進める辺りは上手い。

1年の教室を後にした2年生3人。
可南子の気配りを理解した志摩子は由乃に、瞳子が良い友達を持っていると告げ、乃梨子の想いを感じていた由乃もそれに同意する。
良い友達関係を持つ1年生たちですが、2年生組も全く負けてはいない。
不意に祐巳が振り返ると、瞳子が一人祐巳に向かって頭を下げていた。
――先日はありがとうございました。
――言葉に出せない気持ちを、瞳子ちゃんはその一礼で示している。
――瞳子ちゃんは、ちょっとつむじ曲がり。
――それでいて真面目で凄くデリケート。
――だからいつでも心に厚着をしているのだろう。
――ちょっとやそっとの攻撃には耐えられるよう……
瞳子の事をそう感じた祐巳だが、それが自分で勝手に想像して判った気になっているだけだと思い当たる。
このままではどんどん瞳子が離れて言ってしまうように感じるものの、どうすれば良いのか、判らない祐巳は、柏木の言う覚悟について考える。
判ったつもりになってる自分に自己嫌悪したり、祐巳も自分の気持ちがちょっと判らなくなってきているところ。
その覚悟が次回に形となって現れるのですが、それがとんでも展開へ。


次回 第7話「未来の白地図 La carte vierge」

もう次がクリスマス。展開が早いなぁ。
たぶん次回はまるまるパーティとその後なのかな。たぶん正月まではやらないよな。
一番の山場とも言える場面だし。

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2009-02-07 03:38:56

マリア様がみてる 4thシーズン 第5話「紅薔薇のため息」

テーマ:マリア様がみてる
今日は朝からお姉様(グラン・スール)である小笠原祥子と電車で遊園地へお出かけの福沢祐巳。
祥子も遊園地デートに興奮していると聞いて、ちょっと嬉しそうな祐巳。
家の人々は車を出すから乗っていけと言っていたものの、その申し出を悉く断った祥子。
祐巳と満員電車のに揺られたり、乗り換えで迷ったりするのが楽しいのだという。
今日の祐巳は髪型がいつもとは違います。
服も私服なのでリボンがないものの、リボンの代わりにコートの襟を正す祥子は完全に癖というか習慣になってる。

祐巳は祥子のために女性専用車両をチェイスして、「あたま取り」を開始。
頭とお尻に同じ文字をもって来る祥子。完全に祐巳が遊ばれてるんだけど、これはこれで難しそうだよな。

二人がデートする切っ掛けになったのは、期末試験の勉強を薔薇の館でしたいた時の事。
勉強に頭を悩ませている島津由乃に、二条乃梨子は試験が終わった時のご褒美を用意するのだと告げる。乃梨子のご褒美は仏像を見に小旅行するのだと藤堂志摩子が説明すると、由乃も何処かに遊びに行きたいといい、祐巳にも訊ね掛ける。
と、祥子が遊園地に行こうと言い出す。それをみんなで、と思い込んだ祐巳だが、祥子は祐巳と二人で行く気だった。
祐巳のアホな遣り取りが素晴らしい。
遊園地へはデートという事は、祐巳以外のみんなが気付いていた事なのだろう。


喜び勇んで辿りついた遊園地では、何故か柏木優と福沢祐麒が待ちかまえていた。
たまたま居合わせていただけだと悪びれた様子のない柏木と、突然誘拐されてきたため恐縮しまくりの祐麒。
祥子は二人を意識しないようにして、祐巳と二人で遊園地を満喫。
順番待ちの時に、前の女の子達と明るく会話するとか、柏木はナンパ師としても一級品です。


お昼前、祥子は突然これまで相手にしていなかった祐麒にジェットコースターが得意かと訊ねる。あまり得意ではないと知ると、柏木に祐巳と一緒にジェットコースターに乗って欲しいと頼む。
突然の事態に狼狽する祐巳に、祥子は自分が祐巳の乗る様子を見たいのだと語り、柏木には自分が祥子と二人で待っている方が良いか、と言われて渋々柏木と二人でジェットコースターに乗る事を同意する。
順番待ちの間、柏木がどういう人間で何を考えているのか判らないという祐巳に、柏木は自分は何かあった時の「保険」なのだと祐巳に語る。柏木は自分が必要にならなければいいのだという。
それらの遣り取りで、祐巳は柏木が遊園地にのでやってきたのは、祥子のためなのだと気付く。自分の知らない祥子を知り、自分が気付かない事を早く気付く事が出来てしまう。
その柏木に祥子は祐巳を預けた、それは取りも直さず、祥子が柏木を信頼しているという事に繋がってしまう。
祐巳としてはかなり複雑な思い。

ここからは柏木・祐麒ペアもなし崩し的に行動を共にする事になりました。
お昼はカレーカレーからピザハットのピザピザになってる……ここはカレーが重要だと思うのになぁ。
駅でも広告として出しているわけだし、そこまでスポンサーとしての力が強いという事なのか。ちなみにピザハットのマリみてキャンペーンはいよいよ来週から開始です。

昼からも楽しく遊んでいた二人だが、マスコットキャラの曲芸を見ていた時に祐巳の思いを吹き飛ばす出来事が発生。
突然祥子が座り込んで苦しそうにしてしまう。
動揺する祐巳を余所に、駆けつけた柏木が祥子を支えて人混みから抜け出すと、近くのベンチで休ませる。

大病というわけではなく、人に酔っただけだという祥子。
昔から出先で気分を悪くしていた祥子だけど、それが治っていなかった。
柏木は今日はここまでにして帰宅する事を提案。
もう大丈夫だという祥子だが、柏木はこれは自分たちのためなのだと説得。今のままではこのまま遊園地にいても、みんなが祥子の心配をして純粋に楽しむ事が出来なくなってしまうからだ。遊園地は逃げないから、また来ればいいという柏木に、祐巳と祐麒も同意し、4人は柏木の車で帰宅する事になる。
柏木の対応が実にスマート。帰宅に関しても祥子の事を心配しているのは確かだけど、同時に自分たちが心配になってしまうというところを前面に押し立てる事で、祥子が無駄に
原作では祐巳はこうした事の出来た柏木に、祐巳は負けた気分になってしまうんだよね。本当なら自分が気付かなければいけなかったのに、全て柏木に先にされてしまってるからと。そうと感じさせる部分もあるが、アニメでは明確に表現されませんでしたけど。

祥子は知らない人が大勢いるところが苦手で、柏木はそうなる可能性に気付いていた。
しかし祥子が今回の遊園地を凄く楽しみにしていたから、それを邪魔したくは無かった。危険だからと言って事前に全てを排除したのでは何も残らない。それでは籠の中の鳥と同じで、何も出来ない人間になってしまう。
祥子は祐巳と色々な事をやりたい。それを阻む方が酷だと柏木は感じたという事。


小笠原宅ではミルフィーユの作りかけだった小笠原清子が出迎え。電話で伝え聞いただけだったため、主治医まで呼んでしまっていたので、祥子はやむなく見て貰う事に。
祐麒も自宅に電話をするために部屋を出て、残ったのは祐巳と柏木の二人。
「やっと2人きりになれた……
 と、思っているのは祐巳ちゃんじゃないのかな」
柏木の開口一番に驚きながらも、図星を指された祐巳。
祐巳が柏木に聞きたい事があるのを見抜かれてました。
わざとこういう言い回しをするのが実に柏木クオリティ。
初登場の時にはただの嫌な奴だった柏木が、この辺りからドンドン違う側面を出してくる。

柏木の事を嫌いだという祐巳に、柏木は寧ろ良かったと笑う。
それは祐巳が相手が嫌いだったとしても、本人に対してそれを口にするタイプではないから、それを敢えて口にするというのはよほど意識しているという事。何とも思われていないより、よっぽど嬉しい。
嫌いよりも無関心でいられる方が辛い、というのは時々聞く言葉。

祐巳は柏木に嫉妬している。柏木も祥子の事が好き。
しかし彼は敢えて祥子から婚約解消するように仕向けていた事が理解出来ない祐巳。
アニメ版では意図的に柏木が同性愛者というフラグが隠されてますね。ここまでは聖も柏木もそれに関わるところは全部消えてる。
「ボクは確かにさっちゃんが好きだ。
 でも好きにも色々ある。
 さっちゃんが好きだが、祐麒も好きだ。
 そして、祐巳ちゃんの事も好きだよ」
「祥子様が一番じゃないんですかっ」
「一番ってなんだい?」
「え?」
「犬が好きだ。メープルパーラーのゼリーが好きだ。
 どれも同じ天秤では量れないだろう」
「でも、人だもの」
「祐巳ちゃんは、お父さんとお母さんのどっちが好き?
 それに祐麒を加えたら? さっちゃんは?
 一番なんて決められないだろう。
 さっちゃんを好きだよ。でも結婚する気はない。
 それが今の……正直な気持ちだ」
柏木にとって、祥子は同じ愛でもLOVEではなくLIKE。
妹のような存在で、その枠からは出てない。だから彼は祥子を結婚の対象とは見る事が出来なかったのですよね。

柏木が祥子とは結婚する気がないのか、それとも誰とも結婚しようとは思っていないのか、祐巳の問い掛けに柏木は冗談ではぐらかす。
「最後に一つだけ。
 ボクを倒したって、キミは勝てないよ。
 キミはボクに嫉妬しているようじゃ、まだまだって事。
 こんなところに留まっていないで、もっと上のステージを目指せよ」

柏木から祐巳へのヒントはここまで。
これ以上問いつめようと、柏木は絶対に話さないところに引っ込んでしまった。
柏木は“敵”ではなく、“同志”だと語る。
そこに祥子から、祐巳に来て欲しいという伝言を持ってきた祐麒。
原作では祐巳が去った後、祐巳の異変に気付いた祐麒は柏木に問いつめる場面があるのですが、そこはカットです。
アニメでも辛うじて祐巳の異変にだけは気付いているようですけど。

ベッドで横になる祥子の下にやってきた祐巳は、自分が柏木に嫉妬した事を告白する。
しかし祥子は祐巳にしか出来ない事があると笑う。
「今、私が会いたいと思ったのは祐巳の笑顔よ。
 車の中で私の手を握っていて欲しかったのは祐巳の手だわ。
 それはダメ?」
知っている事の多さは付き合いの長さが違えば発生するのは当然の事。それでは祥子も祐麒に嫉妬しなければならなくなってしまう。
お見舞いに来て逆に励まされてしまった祐巳。
必ず今日のリベンジをするという祥子に、祐巳はリベンジなんて気を張らずに肩の力を抜いて行こうと提案する。
「今日はちょっと頑張りすぎちゃったのね」
そう笑う祥子に頷く祐巳。
と、言いつつも祥子はちゃっかり「リベンジ」をするのですけどね。
リベンジというのが実に負けず嫌いの祥子らしい発想。

清子の作った沢山のミルフィーユを手みやげに、柏木の車で送られる祐巳と祐麒。
この前にあった一悶着は、その前にあった祐麒と柏木の口論が消えているので当然ありません。
この辺りは祐麒のシスコンぶりが遺憾なく発揮されていいのだけどね。
もう少し優しく運転しろと怒る祐麒に、瞳子の方が良かったと嘆く柏木。
柏木は従姉妹の松平瞳子を先に誘ったけど、断られたので祐麒を誘ったらしい。
以前の瞳子なら、喜んでついてきたところなんだろうが、仮面を捨てた最近の瞳子は祐巳との接触を避けてるからね。
しかし今の祐巳はそんな事を気遣う余裕もなくて、壊れたレコード盤の様に「祐巳 ミルフィーユ」というしりとりを繰り返し続ける。

次回 第6話「予期せぬ客人 L'invitee surprise」
次回は家出してきたツインドリルを祐麒が拾ってくるというお話。
ここで良い関係になりかけるものの、この先に一機に祐巳と瞳子は鬱展開へ……

今回は原作小説の薔薇のミルフィーユから、バッサリ3分の一だけ。
同じ時に起きた黄薔薇と白薔薇の話はカットです。黄薔薇については、前回の次回予告で少し話したけど、白薔薇についてはフォローもない。
ただでさえ影が薄くなってる白薔薇姉妹の貴重な話なのに。

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2009-01-31 02:30:53

マリア様がみてる 4thシーズン 第4話「未来の妹 La future soeur」

テーマ:マリア様がみてる
紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)小笠原祥子から「妹を作りなさい」と命じられた紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)福沢祐巳は、同じく妹(プティ・スール)のいない黄薔薇のつぼみ(ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン)島津由乃の提案によって妹(スール)オーディションを開こうという話となる。オーディションという形式に抵抗のある祐巳の発案により、それは茶話会と形式で広く姉妹(スール)を求める人々の交流の場として開催されることとなる。

妹が出来るのが楽しみだという由乃。従姉妹でありお姉様でもある支倉令とはまったく違う関係になるだろうと語る。
令が鳥居江利子の妹となった時、嫉妬したが今なら令の気持ちがわかるのだという由乃の気持ちを受け止める令。
百合百合モード全開の黄薔薇姉妹。残念ながら由乃を取り合う事は出来ません。
ピザハットのピザ食べてますな……

薔薇の館に集まった生徒たち。
既に姉妹となっている藤堂志摩子と二条乃梨子はお手伝い。
由乃の自己紹介から始まる。
自己紹介でお姉さまが小笠原祥子だという祐巳に心の中でツッコミを入れる由乃。確かに、そんな人はいないだろうし、もしもそれを知らない子がいるとしたら、この場には来ていないだろう。
中等部から山百合会の人々に憧れていたという内藤笙子。
美人だ。笙子ちゃんってこんなに美人だったか思わされる。
原作では由乃は笙子が内藤克美の妹と知っていたのですが、アニメでは知らないのでただの失礼な子としてしか見えてません。
積極的に色々な生徒たちと会話する由乃と対照的に、祐巳はさすがに大人気で、祐巳目当ての3人の子から質問攻め。。

笙子と会話をする機会を得た祐巳は、彼女が薔薇の館の一員になりたかった理由を知る。
リリアン学園祭で写真部のパネルで、薔薇の館の面々の写真があまりにも活き活きとしており、自分もその中の一員になりたいと感じたのだという。
しかし祐巳は彼女の間違いを指摘する。そうして輝くのは何も薔薇の館の住人である必要などないのだと。
「つまり、私は振られてしまったのですね」
笙子の言葉を躊躇なく肯定する祐巳は、心から自分の妹になりたいと思ってくれる人に妹になって欲しいのだと願っていた。
この後の蔦子さんと笙子ちゃんの話はまるまる無くなりました。

結局茶話会では2組の姉妹が出来るも、肝心の由乃と祐巳には出来ずに、祥子からは何も変わってないと呆れられてしまう。
しかし妹候補として祐巳に3人、由乃に2人、これから毎日薔薇の館へ手伝いにやってくる事となっていた。
一人目、祐巳妹候補 藍子 髪の毛の手入れで遅刻し、祥子が怒りに震える
二人目、由乃妹候補 その子 令たちにサインをねだる
三人目、祐巳妹候補 のぞみ お友達を4人も連れてくる
四人目、由乃妹候補 美佐江 由乃が少し叱ったら泣いて出て行ってしまった
五人目、祐巳妹候補 千草 現れず
かくして全滅となった。
藍子ちゃんをフォローしようとする祐巳とかはお姉様らしくて好きなんだけど、
原作では瞳子と可南子が引き合いに出されて、二人の優秀さが語られてたりしていますが、逆にこんな2人が先に手伝いに来てしまっていた事も問題なんだろうな。
1人目の子なんかは、上手く導いてやればなんとかなったのかもしれないし。

そうこうしている間に太仲女子高校剣道部との交流試合。
相手は令の宿敵田中姉妹が2人。
由乃は鳥居江利子が約束を忘れている事に期待するも、儚い夢。
原作にあるここでの細かいやりとりは全てカットされた!
唯一元薔薇さまによる由乃の妹当てだけが描かれたよ。
佐藤聖  : 山口真美
水野蓉子 : 二条乃梨子
鳥居江利子: 松平瞳子or細川可南子 → 有馬菜々
菜々はちょっと江利子に似ている評価する。
そして中の人は一緒(笑)。
現白薔薇姉妹は西洋人形と日本人形呼ばわり。日本人形の方は髪の毛伸びそうだけどな。
瞳子と可南子が別に参加必須の行事というわけでもないこの大会の見学に来ているのが原作を読んだ時からの不思議な感じ。
そして更に今回の映像で気になったのは、席が埋まってるから山百合会の面々は姉妹事にバラバラになったのに、ガラガラで一緒に座れそうなのに、白薔薇姉妹が別の場所にいることかな。

試合では最初のうちこそ江利子の事が気に掛かってる由乃。
試合は大将戦となり、田中次女に苦戦する支倉令の姿にハッとなって声を張り上げて応援する由乃。その声に押され、相手を押した令は勝利。
しかし試合は残念ながらリリアンの負け。
    リリアン    太仲女子
先鋒 島袋 × - ○ 西脇
次鋒 今井 × - ○ 田中(い)
中堅 上原 ○ - × 樫野
副将 新垣 × - ○ 大本
大将 支倉 ○ - × 田中(ミ)

負けた悔しさに無く仲間を励ます令。それを見詰めていた由乃だが、不意に江利子の事を思い出して、逃亡を図ろうとする。会場の外に江利子の姿を見つけた由乃は脱兎の如く逃亡するも、江利子に呼び止められる。
妹が出来なくて逃げるつもりじゃないわよね、という江利子の挑発に乗ってしまい進退窮まる。
まだロザリオを持っている事を指摘されると、ロザリオは江利子の前で渡すつもりだと口にする。
由乃は妹が手洗いの中にいると言うとトイレに逃げ込もうとする。
しかしそこでお手洗いから出てきた菜々と鉢合わせになり、彼女がリリアンの生徒だと気付いた由乃は咄嗟に話をあわせてくれるように頼むと、彼女が妹だと紹介する。
菜々の機転で彼女の事情でロザリオの授受をしていないという事にした二人に、江利子はあまり深く追求する事をやめる。
実は奈々は中等部3年で、江利子はその事をしっかりと見抜いていた。
菜々は由乃の妹になれば、彼女の持つロザリオを貰えるのかと問う。
この時点で菜々の由乃に対する認識は「支倉令様の妹」というカテゴリー。
これがまさか随分と先のヒキになっていようとは……

土日の間に有馬菜々の情報を収集した由乃は、彼女が太仲の田中四姉妹の末っ子だったと祐巳に話す。
苗字が違うのは菜々が祖父の養子になっていたからで、その祖父の意向で太仲ではなくリリアンに入学したのだという。
色々とワケアリだった菜々だが、由乃はもし3年になっても妹が出来なければ彼女を自分の妹にすると決意を表明するのだった。
山口真美も新聞部の後輩である高知日出実と茶話会をキッカケに姉妹となっていました。そっか、この2人は茶話会がキッカケだったのを忘れてた。

隔して祐巳は更に追い込まれる事となる。
しかし茶話会を開いてよかったという祐巳。茶話会を開いた事で妹について真剣に考える事が出来たからだと祥子に説明する。
お互いに心から好きだと思える相手に出逢えたらいいと思うようになったという祐巳。
「そうね。それは本当に単純だけど、意外に難しくて、そして、一番大事な事だわ」
祐巳の言葉を肯定する祥子。
「祐巳、わたくし達みたいにお互い大好き……
 そう思える妹を見つけなさいね」

祐巳と手をそっと繋いで校門を出て行く二人。
何気に自分たちの絆について確固たるものをもっているところが伺えるな。まあ山あり谷ありのスールだからね。に、してもベタ甘。
たぶん3組の中で一番ベタベタです。

物凄い駆け足の回でした。アニメは全体の流れと祐巳にスポットが当たっているとは言え、あまりにも端折り過ぎな気もするな。
今までの中でも飛びきり駆け足だったのではないだろうか。
茶話会の話が霞んでしまうほどに薄い。
祐巳と瞳子の関係を成立させるところまで進めるためなんでしょうが、あまりにも早すぎる。そこまでやるなら、2クールで持ってきて欲しいなぁ。

次回 第5話「紅薔薇のため息 Lesuir de la rose rouge」

次回は祐巳と祥子様の遊園地初デート。
柏木さんのナイトっぷりが披露される場面だね。
予告では令ちゃんのお見合いを見に行く由乃と奈々について触れられていたけど、予告映像の中に無かったという事はアニメ中では省かれてしまうのかもしれない。


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