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TOMCAT SYSTEM
2010-08-09 19:27:14

告白 レビュー(ネタバレあり)

テーマ:映画視聴録
 【ストーリー】
市立中学校1年B組の3学期の終業式の日、担任の森口悠子(松たか子)は生徒たちを前に間もなく自分が教師を辞めることを告げる。
「命」について語り始めた森口は、数カ月前に起きた娘の死に触れる。学校のプールで溺れ死んだ彼女の一人娘は、警察には事故死と判断されていた。
一人娘の森口愛美(芦田愛菜)の父はエイズに感染しており、彼女の父親である事を公表すれば、娘がいらぬ迫害を受ける事から父親である事を伏せ続けてきた。その父は同じ教員である桜宮正義(山口馬木也)であった。
シングルマザーとして愛美を育てていた森口は娘を学校の保健室に預けて授業を受けていた。生徒の一部から可愛がられていた彼女は、こっそりと抜け出して学校のプールから犬に餌を与え続けており、この時に誤ってプールに落ちて死んだのだと警察は判断した。
しかし森口は娘は死んだのではなく、このクラスの人間によって殺されたのだと衝撃の告白を始める。

それまでざわついていた生徒達の空気が一変し、誰が犯人なのかと気になり始める。
警察が事故死と判断した以上、犯人を名指しするつもりはないと森口は犯人である二人の生徒を「A」「B」と仮称する。
Aは成績優秀で問題のない生徒だが、その一方で『天才博士研究所』というホームページで虫や小さな動物を実験道具で殺していると公表していた。そんな彼は、ある日森口に自分が開発したという開けようとすると電気が流れる『びっくり財布』という防犯財布をコンテストに応募したいと持ってくる。実験台にされた森口は、彼に関する噂で、これを使って動物を殺すのかと疑念を抱きながらも彼のコンテストの申し込みに署名し、Aは見事にコンクールで入賞を果たす。
そしてもう1人のBは大人しくてクラスでも目立たない存在ながら、周囲に対して不満を抱えており、その事を見抜いた修哉に仲間へと誘われる。森口は彼の母親の下へ事件について話をしに行くと、彼の母・下村優子(木村佳乃)は「可哀想に」と口にするが、それは死んだ愛美に対してではなく我が子に対する想いだった。
あくまで匿名という形をとりながらも、生徒達には誰なのかが分かる形で語り続ける森口は、二人がAの作った財布の強化版の実験台に幼く弱い愛美を選んだのだという。
愛美が欲しがっていながら、森口が買い与えなかった『わたうさちゃんポシェット』に仕掛けを行い、愛美を実験台にした。驚かせるだけだと思っていたBはAが愛美を殺すつもりだった事に驚く。
だが、実は愛美はこの道具では死んでいなかったのだ。彼の作った道具では子供といえども人間を殺すほどの威力は無かったのだ。直接の死因は、Bが愛美をプールへと投げ込んだ事にあったのだという。
少年法に守られている彼らについて、警察に真実を告げるつもりはないという森口は、代わりに彼らが飲んだジュースに父親である桜宮の血を、エイズ感染者の血を混ぜた事を告白し、命の尊さを語る。

森口が去り、2年生となった彼らの担任となったのは寺田良輝(岡田将生)であった。熱血教師を夢見る彼は「ウェルテル」というニックネームを自ら名乗るが、彼が尊敬する本の著者の名を聞いた時、クラスは壊れる。
本の著者は桜宮正義、死んだ愛美の父であり、森口の恋人であった人物だった。
森口が「B」と呼んだ下村直樹(藤原薫)は精神的に病んでしまい学校へと来なくなっていたが、「A」こと渡辺修哉(西井幸人)はまるで何事も無かったかのように学校へと登校を続けていた。
クラスメイトの中で修哉に対して、「人殺し」としてイジメが始まり、やがてイジメに応じて『制裁ポイント』というゲーム感覚のイジメへとエスカレートしていく。
ウェルテルは委員長である北原美月(橋本愛)と共に直樹を立ち直らせて学校へと来るように、通い始める。
必ず立ち直らせるという彼の言葉に優子は最初こそ期待するも、ウェルテルは何ら成果を上げられず、彼が来るたびに取り乱す息子にやがて家に来るだけで追い返すようになっていく。
自分のしている事は正しいと信じるウェルテルはクラスメイトに直樹宛の寄せ書きを書く事を提案して、彼の家へと届ける。そこに「人殺し死ね」という隠語が隠されている事も気付かず……
執拗に続けられるイジメにも学校へと通い続けていた修哉だが、ある日イジメはウェルテルの知るところとなる。だが、それをただ修哉の成績の良さを妬んだものだと勘違いしていた。クラスでは唯一イジメに参加していなかった美月を密告者だと考え、彼女にもイジメの矛先を向ける。
二人を無理矢理キスさせるクラスメイトたち。

夜、美月を呼び出した修哉は自分がエイズに感染していないから安心するようにと語る。
やがて二人は自然と交流を深めるようになっていく。
美月は世間を賑わしたルナシー事件で事件を起こした少女に憧れる少女の一人だった。少女と同じく毒薬を集めて、ルナシーはもう一人の自分だと語る美月。
美月は真実を知らずに独り善がりの正義感を振りかざしているウェルテルに苛立ちを覚える。
当初は森口が桜宮の血などジュースに混ぜておらず、命の尊さを教えるためだと思っていた美月だが、次第に本当にそうなのか分からなくなっていた。

そうしている間にもより引き籠もりでの生活が悪化していく直樹。
風呂などには入らず自身は不潔にする一方で、自分が触れたモノには異様なまでに綺麗にしようとする異常さを見せていた。
優子はただ1人で直樹は良い子であり、立ち直るモノと信じ続けていたが、次第に疲労の色が濃くなっていく。
口先ばかりで役に立たないウェルテルへ苛立ちを覚え、クラスメイトの寄せ書きに籠められた悪意を感じ取るようになる。
そんなある日、直樹が自分の身体を傷付けてコンビニで沢山の商品に血まみれにしてしまうという事件が起こる。自分の血の付いたものだけを口にする直樹から、優子は彼がエイズ患者の血の入ったジュースを飲んだのだという真実を聞かされる事になる。
直樹は病院で検査を受けようとはしない。
そしてやがて疲れた優子は、日記に夫や娘への別れの言葉で締め括ると、息子を殺して自らも死ぬ決意を固める。

・キャスト
森口悠子(松たか子)
森口愛美(芦田愛菜)
桜宮正義(山口馬木也)

渡辺修哉(西井幸人)
下村直樹(藤原薫)
北原美月(橋本愛)
星野祐介(一井直樹)
土田綾香(三吉彩花)
前川優真(井之脇海)
松川早紀(野本ほたる)
内藤由香里(山谷花純)
佐々木真樹(栗城亜衣)

寺田良輝(岡田将生)
下村優子(木村佳乃)
八坂亜希子(黒田育世)
戸倉(高橋努)
修哉の父親(新井浩文)
渡辺 美由紀(山田キヌヲ)



 【感想】
「これが私の復讐です」
見に行こうと思いつつもなかなか見る事が出来なかった作品ですが、人気が出たおかげで上映期間が長くなったので見る事が出来た。
湊かなえ原作の小説を映画化。
映画館でCMを見た時はてっきり森口が娘を殺した真犯人を捜すという推理ものの形式になっていくのかと思ったが全然違いました。
最初の40分ぐらいで森口の語りが終わり、犯人も発覚。
その後はそれぞれのキャラクターの語りで、みんなが何を思っていたのか、何を感じているのか、そしてどんな行動に出るのかが描かれてます。

娘を殺された母の復讐を描いたこの作品。
少年法に守られた子供はただ警察に任せても大した罪には問われない事から、二人を追いつめていく方法を影で画策するという代物。
ちなみにエイズはあんな軽いキスでは移りませんし、血を顔に擦りつけたからといって感染しない。ただエイズというだけでちゃんとした知識も持たずに感染を恐れる無知さや、執拗なイジメなどを行うだろう陰湿さを把握した上で子供達に公表したのだろう。

はっきり言って見終わってもスッキリはしません。
物語としてはあくまでも復讐が描かれるし、それぞれの行動の動機というのは実は些細なものだったりもします。
しかしその些細な事が、子供にとってはもの凄く重要な事である場合もあるわけですが。

一番報われなかったのは美月だったのだろうか。
彼女自身もどこか歪んだところがあったものの、現実に向き合ってはいたわけだが、それでも相手の気持ちを思いやってやる事が出来なかったところが殺害された原因であり、彼女の幼さか。

家を出て行ってしまった母親に振り向いてもらいたいという一心で、しかし会いに行って拒絶される事が恐ろしいから、母親に見つけてもらいたいという歪んだ心の修哉。
そんな彼の心を個人的には理解は出来るが納得はしかねるというか。そんな事で人を殺すまで至るという気持ちは判らない。普通の人間が抑制する事が出来ないのかもしれない。
まぁ、最近はそんな事件が多いのも確かで、些細な事で普通の人間なら殺すまでに至らない理由から殺人に至る人間が増えているのも確かです。

何にせよ、出来は良い物の題材からして少年法、エイズ、イジメ、引き籠もり、家庭問題など多岐に渡り重たい作品です。見る時は明るい作品と二本立ての方が良いかも~

個人的評価:75点

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