屍姫 赫 第3話「夜の声」
【ストーリー】
夜、赤子の鳴き声を聞く男女。星村眞姫那が男女と入れ違いに現場に向かうと、女性が殺されていた。
世間では次々と女性が殺されるという事件が発生していた。
マキナは伊佐木修二と彼に従う屍姫・瑠翁水薙生と共に事件を追跡する。
事件を追うマキナと田神景世は被害者が持っていた産婦人科の診察券から、産婦人科へとたどり着く。
花神旺里は夜な夜な子供の泣き声のようなものを聞いていた。
春日望たちは風邪を引いているオーリの身を案じて、自宅にまで送り届ける。
そしてその夜、件の黒猫に「お前を呼んでいる」と導かれて熱のあるまま町を歩き、産婦人科の前で倒れる。
産婦人科で目を覚ましたオーリは、そこで彼氏に騙された女子高生を演じるマキナを目撃する。
マキナは何故オーリが屍の現れる場所にいるのか、誰かに教えられているのかと疑念を抱く。
ここに屍がいる、マキナは連日赤ん坊の泣き声がすることから、ここにいた赤子が屍だと睨んでいた。産婦人科にいるはずの無い、乳幼児でない赤ん坊。
オーリは赤ん坊から屍の匂いがしないと主張するが、マキナは耳を傾けない。
そこに姿を現す医師が赤ん坊は屍ではないと告げる。
赤ん坊を連れて逃げるマキナだが、突然現れた屍によって捕らえられ、彼女を追いかけたオーリも医師に殴られて気絶する。
目覚めると、屍が医師の言うことを聞いて壁に鎖で継がれていた。
屍は我が子を産んだ時に死んでしまい、屍となった女性。赤ん坊を育てるため、医師の言う事を聞くようになっていたのだ。
一連の事件は、医師が屍を人工的に生み出すため、屍の皮膚を組織を女性に注入して起こしたものだった。
医師はマキナに屍の細胞を注射するが、彼女もまた既に屍であるがゆえに変化しない。
拘束具を引き千切ったマキナは、サブマシンガンを手に屍に襲い掛かる。屍は誰にも殺せないと主張する医師。
しかし──
「私は不死殺し……屍姫！」
屍を倒したマキナはオーリの呼びかけを無視して、事件の真犯人であった医師に銃口を突きつけるが、そこに景世が現れる。彼の姿を見たオーリは意識を失う。
オーリが再び目を覚ました時『大麟館』にいた。
全てが夢であり、医師は警察に捕まったと語る景世。
大麟館を出た景世に、マキナは何故オーリが屍のいる場所に現れるのかと問う。
景世は捕らえられた医者の下に行くと、赤ん坊は保護する事を伝える。
医者の妻の命を長らえるために屍の研究をするしかないと吹き込んだ者がいるはずだ、と追求するが謎の男性によって殺害された後だった。
次回 第４話「惨美歌」
【感想】
相変わらず主人公２人の棒っぷりが耳につく。光言宗は情報部のようなものを作って、まず調査してから屍姫を投入した方が良いのではないのだろうか。
マキナみたいに予断を持って状況判断する輩を現場にいきなり放り込んだら、関係ない人が屍扱いされて殺されそうなんですけど。
屍姫と星村眞姫那どっちが本当の名前？ 屍姫が本名のわけねぇだろ、とツッコミを入れたのは俺だけではないはずだ。
マキナを捕らえられた時に、彼女からマシンガンを奪っておかなかったのか……
戦闘シーンはよく出来ているのだけど、いまいち盛り上がらないなぁ。
なんつーか、屍姫という存在に価値が見つけられないのだろう。
屍姫じゃないと、屍を倒せないというのなら判るのだけど。
屍って頭を吹き飛ばすか、再生不能にぐらいにすればいいのだから、本来なら別に屍姫じゃなくても殺せるんだよな？
そう考えると、ただ突っ込んでマシンガン乱射しているだけのキャラクターに意味が感じられない。
マシンガンという武器もダメなんだろうな。たぶん戦い方が魅せる戦い方になってない。
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