2008-06-22 14:53:54
posted by adam
ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~ 第12話(最終話)
テーマ:アニメ感想 よろず
「喧嘩をふっかけるのなら、
もっと本気でやれ!」
『天空の宮』で邪神ドルアーガとの決戦を挑む決意を決めたジル。
ドルアーガを倒す為、その動きが十分に出来ないようにと最上階の部屋に誘い込んで戦う事を提案する。
その為にはドルアーガを誘い込む必要がある。
囮役はジルが自ら引き受けると告げる。
自らの計画が破綻したニーバ。
ニーバの前に現れたサキュバスは『虚無の矢』を差し出す。
ドルアーガはサキュバスにとって恋人と呼べる存在だった。
だが、今動いているのは本物のドルアーガではない。
ギルガメスとの戦いでドルアーガは死に、サキュバスは塔の奥深くで封印されていた。その封印を解いた者こそニーバだった。
いつ封印を解いたのでしょうか?
目覚めたサキュバスには自らの開封者を助け、この塔の頂点へと誘うという新たな役割が与えられた。
「これはあなたの運命なのよ」
「その筈だった……だが!」
「もう勝てそうにない、そう思ってるの?
大丈夫よ。あの子達が頑張るもの。
横から見てれば良いだけ。
幻の塔を見たくないの?
本当の旅はこれからなのに」
幻の塔、それが最上階の先にあるというものなんですね。この時点で物語がここでは完結しないことが100%確定してしまいましたよ。
戦いの準備を揃える一行。
みんなの前にして「これまで登頂者を軽蔑していた」と語るケルブ。この戦いを前にそれが誤りだったと知った彼は、みんなの勇気だけは称えたいと告げる。
ジルに労りの言葉を掛けるメルトだが、予想外の事態にジルは困惑する。何も答えない彼に「泣いて這い蹲って感謝したらどうなんだ」とキレるも、クーパに耳を抓られて「空気読む事を覚えて下さいませ」と怒られてしまう。
相変わらずの凸凹コンビ。
「これが最後になるかもしれないので言わせてくださいませ」
ジルの去った後、メルトの袖を引くクーパ。
「旦那様にお仕えして、気苦労ばかりの毎日でございました」
「そ、そうか」
「貧乏だし、見栄っ張りだし、我が儘だし、ひ弱だし……
旦那様は本当にどうしようもない穀潰しでございます」
「それが言いたいことかっ」
「でも、来世でもお仕えするつもりでございます。
このクーパめがいないと、旦那様はな~んにも出来ないダメ男でございますから」
何処までも良い子です、クーパ。メルトはこの娘がいなかったら、きっと不平不満を並び立てるだけの、本当のダメ男に成り下がっていたのかもしれない。こんな娘を従者にしているメルトは幸せだと思うよ。
戦力面ではまるで役に立ちませんが、食事やら精神的サポートでは重要キャラでした。
アーメイの敵討ちに行こうというクーパに、珍しく真面目に応じたかと思いきや、ケルブ軍の兵士が護衛についた途端再び横柄な態度……何処まで行ってもやはりこの男はギャグキャラか。
ファティナはカーヤにジルと付き合っているのかと問いかける。
そういう関係ではないと言うカーヤ。
「どっちにしても思わせぶりな態度は止めといた方がいいんじゃないのぉ?
あたし隠し事の多い女って嫌いなの。
たぶん、良い子なんでしょうね、あなた。
でも好きになれない、ゴメンね」
言いたいことだけ言って去るファティナは何故自分がカーヤを好きになれないのか、自問自答する。
それはファティナがジルに惹かれているからなんでしょうが、こんなところでファティナの恋愛フラグが……ニーバとは絶対に結ばれないの確定ですからね。
さすがはツンデレ娘。オープニングの映像からして、ニーバでなく、ジルの方に気持ちが傾くだろうとは思っていたのですが。
そんなファティナの元にやってきたウトゥは口籠もりながら、ファティナに言葉を掛ける。
「これが最後の戦いになるかもしれないから……
怖い話しねぇか!?」
緊張したからというウトゥに激怒したファティナは謎のぬいぐるみを叩き付ける。
ウトゥ死亡フラグかと思いきや、ギャグですか? どれだけ怖い話好きなんだよ、この男。
ファティナもこの気持ち悪いぬいぐるみどっから持ってきた?
ジルに精霊の盾の魔法を掛けるカーヤに、ジルは感謝を述べる。
「もしかしたら僕、これから死んじゃうかもしれないけど、あまり気にしないでね。
だって、こんな僕がここまで来て、すごい仲間と一緒に戦って、夢みたいな話だよね。
そう本当、こんな夢を見たことがあるんだ。
君と出会う前……」
ジルの言葉に驚くカーヤ。
この反応からすると、ジルの夢はただの夢ではなく、カーヤが何か関わっているという事なのでしょうか。
「もし、この先が片道切符だったとして、もう二度と戻れないとして……やっぱり無理」
ジルに手を伸ばそうとしながら、それを押しとどめたカーヤは泣きながらジルに抱きつき、ジルに謝らなければならない事がたくさんあると口にする。
「でも……ジルはいい人だから。
凄く好きな人だから。
もうこれ以上」
突然のキスに戸惑いながらも、それを受け入れたジル。
死なないで欲しいというカーヤの言葉に、ジルは素直に頷く。
この先の真実にジルを巻き込みたくないと思っている感じが見受けられますね。片道切符という事は、絶対戻ってくれないという理由があるのかな。
その一部始終を見ていたケルブとエタナ。
エタナは自分もハグしていいかとケルブに訊ね掛けるが、「さっさとやってこい!」と彼女の背中をジルの方へと押し出す。
この人マジボケです。
鈍いを通り越しています。
しかしそんな空気もそこまで。
突然ドルアーガが壁を突き破ってジルの前に出現する。
作戦通り自らが囮となり、みんなが最上階へと向かうまでの時間を稼ぎながらドルアーガを引きつけるジル。
カーヤの魔法のサポートを受けているとは言え、ドルアーガの攻撃を耐え続けるのは彼の力の強さを物語っているのでしょう。
最上階で待ち受ける登頂者とケルブたち。
ドルアーガは階段ではなく、床を突き破って姿を現す。ジルはドルアーガの腕にしがみついていた。
石版の力を使い、ドルアーガの障壁を破るカーヤ。
えらい破壊力。虚無の矢と言い、それぐらいの力でないと障壁は破れないという事か。
ドルアーガを前に力を合わせて戦う一同。
ファティナたちは遠距離攻撃を行う。
一方で、地形を利用して塔を破壊してドルアーガの身体を破壊していく。
メルトはこれまで一度として使ったことのない『0番ロッド』をクーパに要求する。驚くクーパだが、だからこそ今使うのだと告げる。
その一撃はクーパや護衛の兵はもちろん、撃った本人すら驚くほどの破壊力を秘めていた。
ジルが注意を引きつけながらも、次々とドルアーガにダメージを与えていく。
メルトのロッドの違いがいまいちわからないままです。距離とは破壊力をロッドによって調整しているのだろうという事ぐらいかな、推測できるのは。かなり特殊な魔法なのだとは思いますが。
「凄い力……まるでイシターに選ばれし者たちね」
戦いを見守るサキュバスはジル達の戦い振りに驚きを隠せずにはいられない。
「いいえ、選んだのは彼ら自身。
彼らはそう、ただの登頂者よ」
「……登頂者」
「大志、欲望、好奇心、それぞれ勝手な理由でここに来ただけの、普通の人間たちよ。
決して英雄なんかじゃない。ギルもただの恋する男の子だったから」
特別な存在なんかではない。ただ一人の人間なのだと語るカイ。
これが今回の話で一番示したかったテーマ、なんでしょうね。
何かを成すのが特別な選ばれた存在なのではなく、結果を出した人間が特別な人間のように後で言われるだけ。
大切なのは、何の為、どうするか、なんだと。
「お前なんか、神じゃない!」
仕掛けを使い、ドルアーガの腹に大きなダメージを与えるジル。
だがなおも倒れないドルアーガはジルを捕らえる。握りつぶされそうになるジルだが、そこにニーバが虚無の矢を放ち、ジルの開けた腹の穴に叩き込むと、ドルアーガの身体を両断する。
「これで、貸し借りなしだぞ。ジル」
矢がホーミングしましたね。
そんな技が使えるなら、前の時ももっと上手くドルアーガを倒せたのではないのだろうか。
助けたのはジルがやられてはドルアーガを倒す道が潰える事と、言葉通りに借りを作ったままというのがイヤだったのでしょう。プライド高そうだからね。
腕から解放されドルアーガにしがみつくジル。その手に武器は無い。
だが、アーメイが残した槍がドルアーガの後頭部に突き刺さっているのを目にすると、一目散に駆け寄って槍を回転させる。力の限り槍を押し込めていき、ジルは遂にドルアーガを倒すことに成功する。
予想通り、最後はアーメイの残した槍で決着でした。アーメイの死は決して無駄では無かったのですよ。
無駄死にだったのはカリー……
ドルアーガが敗れ、各地に溢れたいたモンスターの大群もその姿を消していく。
そして遂にみんなの前に出現するブルークリスタル・ロッド。
このまま行けば、みんなはロッドをジルに託したのでしょうね。なんだかんだで倒したのはジルがいたからこそですし。
それを目にしたジルは願いが叶うのならばアーメイを蘇らせることが出来るかもしれないと願うジルだが、そんな彼の背に矢が突き刺さる。
ブルークリスタル・ロッドを手にしたニーバは「これは本当のブルークリスタル・ロッドなんかじゃない」と告げる。
「見せてやろう、このロッドの真の役割をな!」
ニーバの掲げたロッドが光り輝き、塔の上空から幻の塔と呼ばれるものが出現する。
「この塔の最上階こそが、真の終着点だ。ここは旅の折り返し点に過ぎない」
「そんな」
「このロッドは幻の塔への道を開く鍵だ」
ドルアーガとは幻の塔へと続く道を守る為の門番に過ぎなかった。
それほどまでして守る必要のある幻の塔とはなんなのでしょう。よほどのものが眠っているのか。
そこにいる魔物も相当に強力なのでしょうね。
塔の出現に喜びを露わとするニーバ。
ファティナは目的は財宝だけであり、カリーの村の面倒を見ると口にしたニーバに詰め寄るが、ニーバはそう言わなければファティナが戦わなかったからだと冷たく突き放す。
怒りに満ちるウトゥだが、ニーバはウトゥに対して容赦なく攻撃を仕掛ける。
「何も言わずについて来るなら、これからも仲間として迎える。
だが、俺の行く手を邪魔するなら」
容赦なく殺そうという気配を漲らせるニーバ。
もしかしてファティナ達がついて来ない場合は、ニーバはこの幻の塔に一人で挑むつもりだったのか? いくらなんでも無謀すぎると思うのだけど。それともなんとか丸め込むつもりだったのだろうか。
更なる高みに上る言うニーバに、仲間を騙してまでかと憤るジルに、ニーバはジルの仲間にも一人いると告げる。
「来るか?」
ニーバへと歩みよるカーヤは「はい」と躊躇無く答える。
「ありがとう、ここから先はもういいです」
ニーバと共に幻の塔への階段を歩き始めるカーヤ。
これでカイの預言のうち、裏切りが2つ発生ですね。もしジルがもっと早くにカーヤの気持ちを受け止めて、彼女の言葉の意味とかを考えていたら違ったのかもしれないが、全ては後の祭り。
そんなカーヤの気持ちが理解できないジルはカーヤに訴えかけるが、カーヤは僅かに涙をにじませながらジルには聞こえることのない小さな声で「さようなら、生きて」と呟く。
最後の戦いの前にジルに言ったのはこのことなんですね。本当はジルと共に幻の塔に挑むつもりだったのだけど、ジルを死なせたくないという思いからジルを残していく事にしたのでしょう。
何も出来ずニーバ達の去る様を見つめるジルたちは、突如上空から降り注ぐ大量の水に押し流される。
この仕掛けは幻の塔に進まない者を塔から排除してしまうという役割を持っていたのでしょうか。
サキュバスがそれらをただ見つめていた。
サキュバスの使命はあくまでもここまでなのかな。幻の塔の最上階まで導くという役割は別に負っていないのか。
同じ頃、パズズの運んでいた棺から放たれ、命令を受けた4体の魔物が動き始める。
「パズズか、貴様、こんなもの、なんのつもりで」
パズズは生きていたのか、それとも瀕死の状態で棺を解放して死の間際に命令を下したのか。
パズズの運んで来た棺の正体はドルアーガの部下だった魔物としか判らないままでしたが。
何かが光っているようなので、魔物に何かを残していたのかな?
宰相マーフを自らの手で殺害したギルガメス王。
「全てが終わっただと?
戯れ言を申すな。
これから始まるのだ。
本当のブルークリスタル・ロッドは確かにある。
なぜなら、この僕が持っているんだからね」
ギルガメス王は不敵に笑う。
3つ目の裏切りはやはりこの人だったようですが、ジルにとって裏切りと呼べる程のものなのでしょうか? 結局、この人については殆ど謎のまま終わってしまったな。何がしたいのでしょうか。カーヤに託した事からしても、幻の塔を制覇して塔を浄化したいのではないかと思っていたのですが、違うのか?
ギルガメス王が死なないのはそのロッドの力なのか?
塔での出来事、そしてギルガメス王の動きを余所に、平和を取り戻した街。
3人娘、やっぱり生きていたのか。てか、とっくに塔を降りてたの? 片羽の鱗、まだ持っていたんですね。魔物の消滅に伴って消えかけているようですけど。
気付いた時、ジルは地上にまで押し流されていた。周囲には他の仲間の姿はなく、意識を失ったファティナの姿だけが存在していた。ファティナを抱きかかえるジルはドルアーガの塔を見上げながら、ニーバへの怒り、そしてカーヤの名を叫ぶ。
ファティナお姫様だっこです。この2人がやはりくっつくのかな。

ジルはもう一度上を目差す決意をする。
ジャンプの打ち切り最終回みたいになったな……かなり後味は悪い。出来は秀逸なんですけど。
に、しても第1話のあのアホっぷりは何処へ……
ちなみにタイトルになった「the Aegis of URUK」とは。
直訳すると「ウルク国の盾」もしくは「ウルク国の後ろ盾」という意味になりますね。
ウルク国の後ろ盾を得て戦う者たち、という意味なのか。
それともウルク国とそこに住む者たちを守る為に戦うジルを表した言葉なのか。

続編は2009年に行われるらしい。時期が書いていないけど、2クール後? そうだよな、まったく解決してないもんな、話。よかったよ、.hackみたいに投げっぱなしで終わらなくて。
次の話の放映時期的に考えるともしかすると人気がなければ作らないつもりだったのかもしれないな。ゲーム会社がメインスポンサーだし。
パーティーはジル・メルト・クーパ・ファティナ・ウトゥという編成になるのかな。ケルブとエタナはどうなるのか。ウルク軍として再度挑むのか……しかしギルガメス王の雰囲気からして、もう軍が派遣されない可能性もあるから、その場合は軍を辞めてジル達と行動を共にする可能性も残っているかな。
塔の最上部までは数話で進んで、本命は幻の塔編という感じでしょうか。下手すれば1、2話であっさり幻の塔にまで辿り着いてしまうかもしれない。
しかしドルアーガはどうやって倒すつもりなんだろうか。障壁の事は知っているから、事前に準備をしていけるのか。それとももう倒す必要がないのか。
でも倒さないと幻の塔へ続く鍵は手に入らないよな。
てか、幻の塔に行くにはアムの夏が来ないといけないので、彼らが挑むのは1年後。
ニーバ達は1年間も幻の塔にいるのかよ。
ドルアーガが死んで魔物が消滅したから、アムの夏は関係ない? でも、そうすると誰でも行けてしまうし、ブルークリスタル・ロッドもないんだよね。
なんにせよ、当分先の話のようだ。
今クールの話は戦闘描写が凄まじかったな。
通常シーンの絵も綺麗だが、戦闘シーンが凄く丁寧に描かれている。
第表1話のギャグはいらなかったと思うけど、ある意味アレがその後を上手く引き立てていたとも言えるか。アレだけで見なくなってしまった人がいる可能性は否定できないけど。
カリーのあっけない死に方を描いたかと思いきや、
-------------------------------------------
(ピッコロさんの企画による評価)
ストーリー ★★★★☆
これで第2期へ続くというのではなく、2クールならなぁ……
キャラクター性 ★★★☆☆
みんな個性がハッキリとしていて良かったと思う
画 ★★★★★
良質。崩れる事もなかったしね。
演出 ★★★☆☆
普通かな
音楽 ★★★☆☆
場面場面にはマッチしていましたが、極端に印象に残る程でもなく
総合的な評価 ★★★★☆
かなりの良策。つくづく惜しいのは2009年に続編という形で終わったことか
ベストキャラクター賞: アーメイ あの死に方は反則だ!!
ベストOP賞: 1曲しかないので
ベストED賞: 1曲しかないので
ベスト声優賞: 茅原実里 クーパの持ち味を存分に発揮していたと思う
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アニメ 感想 レビュー
もっと本気でやれ!」
『天空の宮』で邪神ドルアーガとの決戦を挑む決意を決めたジル。
ドルアーガを倒す為、その動きが十分に出来ないようにと最上階の部屋に誘い込んで戦う事を提案する。
その為にはドルアーガを誘い込む必要がある。
囮役はジルが自ら引き受けると告げる。
自らの計画が破綻したニーバ。
ニーバの前に現れたサキュバスは『虚無の矢』を差し出す。
ドルアーガはサキュバスにとって恋人と呼べる存在だった。
だが、今動いているのは本物のドルアーガではない。
ギルガメスとの戦いでドルアーガは死に、サキュバスは塔の奥深くで封印されていた。その封印を解いた者こそニーバだった。
いつ封印を解いたのでしょうか?
目覚めたサキュバスには自らの開封者を助け、この塔の頂点へと誘うという新たな役割が与えられた。
「これはあなたの運命なのよ」
「その筈だった……だが!」
「もう勝てそうにない、そう思ってるの?
大丈夫よ。あの子達が頑張るもの。
横から見てれば良いだけ。
幻の塔を見たくないの?
本当の旅はこれからなのに」
幻の塔、それが最上階の先にあるというものなんですね。この時点で物語がここでは完結しないことが100%確定してしまいましたよ。
戦いの準備を揃える一行。
みんなの前にして「これまで登頂者を軽蔑していた」と語るケルブ。この戦いを前にそれが誤りだったと知った彼は、みんなの勇気だけは称えたいと告げる。
ジルに労りの言葉を掛けるメルトだが、予想外の事態にジルは困惑する。何も答えない彼に「泣いて這い蹲って感謝したらどうなんだ」とキレるも、クーパに耳を抓られて「空気読む事を覚えて下さいませ」と怒られてしまう。
相変わらずの凸凹コンビ。
「これが最後になるかもしれないので言わせてくださいませ」
ジルの去った後、メルトの袖を引くクーパ。
「旦那様にお仕えして、気苦労ばかりの毎日でございました」
「そ、そうか」
「貧乏だし、見栄っ張りだし、我が儘だし、ひ弱だし……
旦那様は本当にどうしようもない穀潰しでございます」
「それが言いたいことかっ」
「でも、来世でもお仕えするつもりでございます。
このクーパめがいないと、旦那様はな~んにも出来ないダメ男でございますから」
何処までも良い子です、クーパ。メルトはこの娘がいなかったら、きっと不平不満を並び立てるだけの、本当のダメ男に成り下がっていたのかもしれない。こんな娘を従者にしているメルトは幸せだと思うよ。
戦力面ではまるで役に立ちませんが、食事やら精神的サポートでは重要キャラでした。
アーメイの敵討ちに行こうというクーパに、珍しく真面目に応じたかと思いきや、ケルブ軍の兵士が護衛についた途端再び横柄な態度……何処まで行ってもやはりこの男はギャグキャラか。
ファティナはカーヤにジルと付き合っているのかと問いかける。
そういう関係ではないと言うカーヤ。
「どっちにしても思わせぶりな態度は止めといた方がいいんじゃないのぉ?
あたし隠し事の多い女って嫌いなの。
たぶん、良い子なんでしょうね、あなた。
でも好きになれない、ゴメンね」
言いたいことだけ言って去るファティナは何故自分がカーヤを好きになれないのか、自問自答する。
それはファティナがジルに惹かれているからなんでしょうが、こんなところでファティナの恋愛フラグが……ニーバとは絶対に結ばれないの確定ですからね。
さすがはツンデレ娘。オープニングの映像からして、ニーバでなく、ジルの方に気持ちが傾くだろうとは思っていたのですが。
そんなファティナの元にやってきたウトゥは口籠もりながら、ファティナに言葉を掛ける。
「これが最後の戦いになるかもしれないから……
怖い話しねぇか!?」
緊張したからというウトゥに激怒したファティナは謎のぬいぐるみを叩き付ける。
ウトゥ死亡フラグかと思いきや、ギャグですか? どれだけ怖い話好きなんだよ、この男。
ファティナもこの気持ち悪いぬいぐるみどっから持ってきた?
ジルに精霊の盾の魔法を掛けるカーヤに、ジルは感謝を述べる。
「もしかしたら僕、これから死んじゃうかもしれないけど、あまり気にしないでね。
だって、こんな僕がここまで来て、すごい仲間と一緒に戦って、夢みたいな話だよね。
そう本当、こんな夢を見たことがあるんだ。
君と出会う前……」
ジルの言葉に驚くカーヤ。
この反応からすると、ジルの夢はただの夢ではなく、カーヤが何か関わっているという事なのでしょうか。
「もし、この先が片道切符だったとして、もう二度と戻れないとして……やっぱり無理」
ジルに手を伸ばそうとしながら、それを押しとどめたカーヤは泣きながらジルに抱きつき、ジルに謝らなければならない事がたくさんあると口にする。
「でも……ジルはいい人だから。
凄く好きな人だから。
もうこれ以上」
突然のキスに戸惑いながらも、それを受け入れたジル。
死なないで欲しいというカーヤの言葉に、ジルは素直に頷く。
この先の真実にジルを巻き込みたくないと思っている感じが見受けられますね。片道切符という事は、絶対戻ってくれないという理由があるのかな。
その一部始終を見ていたケルブとエタナ。
エタナは自分もハグしていいかとケルブに訊ね掛けるが、「さっさとやってこい!」と彼女の背中をジルの方へと押し出す。
この人マジボケです。
鈍いを通り越しています。
しかしそんな空気もそこまで。
突然ドルアーガが壁を突き破ってジルの前に出現する。
作戦通り自らが囮となり、みんなが最上階へと向かうまでの時間を稼ぎながらドルアーガを引きつけるジル。
カーヤの魔法のサポートを受けているとは言え、ドルアーガの攻撃を耐え続けるのは彼の力の強さを物語っているのでしょう。
最上階で待ち受ける登頂者とケルブたち。
ドルアーガは階段ではなく、床を突き破って姿を現す。ジルはドルアーガの腕にしがみついていた。
石版の力を使い、ドルアーガの障壁を破るカーヤ。
えらい破壊力。虚無の矢と言い、それぐらいの力でないと障壁は破れないという事か。
ドルアーガを前に力を合わせて戦う一同。
ファティナたちは遠距離攻撃を行う。
一方で、地形を利用して塔を破壊してドルアーガの身体を破壊していく。
メルトはこれまで一度として使ったことのない『0番ロッド』をクーパに要求する。驚くクーパだが、だからこそ今使うのだと告げる。
その一撃はクーパや護衛の兵はもちろん、撃った本人すら驚くほどの破壊力を秘めていた。
ジルが注意を引きつけながらも、次々とドルアーガにダメージを与えていく。
メルトのロッドの違いがいまいちわからないままです。距離とは破壊力をロッドによって調整しているのだろうという事ぐらいかな、推測できるのは。かなり特殊な魔法なのだとは思いますが。
「凄い力……まるでイシターに選ばれし者たちね」
戦いを見守るサキュバスはジル達の戦い振りに驚きを隠せずにはいられない。
「いいえ、選んだのは彼ら自身。
彼らはそう、ただの登頂者よ」
「……登頂者」
「大志、欲望、好奇心、それぞれ勝手な理由でここに来ただけの、普通の人間たちよ。
決して英雄なんかじゃない。ギルもただの恋する男の子だったから」
特別な存在なんかではない。ただ一人の人間なのだと語るカイ。
これが今回の話で一番示したかったテーマ、なんでしょうね。
何かを成すのが特別な選ばれた存在なのではなく、結果を出した人間が特別な人間のように後で言われるだけ。
大切なのは、何の為、どうするか、なんだと。
「お前なんか、神じゃない!」
仕掛けを使い、ドルアーガの腹に大きなダメージを与えるジル。
だがなおも倒れないドルアーガはジルを捕らえる。握りつぶされそうになるジルだが、そこにニーバが虚無の矢を放ち、ジルの開けた腹の穴に叩き込むと、ドルアーガの身体を両断する。
「これで、貸し借りなしだぞ。ジル」
矢がホーミングしましたね。
そんな技が使えるなら、前の時ももっと上手くドルアーガを倒せたのではないのだろうか。
助けたのはジルがやられてはドルアーガを倒す道が潰える事と、言葉通りに借りを作ったままというのがイヤだったのでしょう。プライド高そうだからね。
腕から解放されドルアーガにしがみつくジル。その手に武器は無い。
だが、アーメイが残した槍がドルアーガの後頭部に突き刺さっているのを目にすると、一目散に駆け寄って槍を回転させる。力の限り槍を押し込めていき、ジルは遂にドルアーガを倒すことに成功する。
予想通り、最後はアーメイの残した槍で決着でした。アーメイの死は決して無駄では無かったのですよ。
無駄死にだったのはカリー……
ドルアーガが敗れ、各地に溢れたいたモンスターの大群もその姿を消していく。
そして遂にみんなの前に出現するブルークリスタル・ロッド。
このまま行けば、みんなはロッドをジルに託したのでしょうね。なんだかんだで倒したのはジルがいたからこそですし。
それを目にしたジルは願いが叶うのならばアーメイを蘇らせることが出来るかもしれないと願うジルだが、そんな彼の背に矢が突き刺さる。
ブルークリスタル・ロッドを手にしたニーバは「これは本当のブルークリスタル・ロッドなんかじゃない」と告げる。
「見せてやろう、このロッドの真の役割をな!」
ニーバの掲げたロッドが光り輝き、塔の上空から幻の塔と呼ばれるものが出現する。
「この塔の最上階こそが、真の終着点だ。ここは旅の折り返し点に過ぎない」
「そんな」
「このロッドは幻の塔への道を開く鍵だ」
ドルアーガとは幻の塔へと続く道を守る為の門番に過ぎなかった。
それほどまでして守る必要のある幻の塔とはなんなのでしょう。よほどのものが眠っているのか。
そこにいる魔物も相当に強力なのでしょうね。
塔の出現に喜びを露わとするニーバ。
ファティナは目的は財宝だけであり、カリーの村の面倒を見ると口にしたニーバに詰め寄るが、ニーバはそう言わなければファティナが戦わなかったからだと冷たく突き放す。
怒りに満ちるウトゥだが、ニーバはウトゥに対して容赦なく攻撃を仕掛ける。
「何も言わずについて来るなら、これからも仲間として迎える。
だが、俺の行く手を邪魔するなら」
容赦なく殺そうという気配を漲らせるニーバ。
もしかしてファティナ達がついて来ない場合は、ニーバはこの幻の塔に一人で挑むつもりだったのか? いくらなんでも無謀すぎると思うのだけど。それともなんとか丸め込むつもりだったのだろうか。
更なる高みに上る言うニーバに、仲間を騙してまでかと憤るジルに、ニーバはジルの仲間にも一人いると告げる。
「来るか?」
ニーバへと歩みよるカーヤは「はい」と躊躇無く答える。
「ありがとう、ここから先はもういいです」
ニーバと共に幻の塔への階段を歩き始めるカーヤ。
これでカイの預言のうち、裏切りが2つ発生ですね。もしジルがもっと早くにカーヤの気持ちを受け止めて、彼女の言葉の意味とかを考えていたら違ったのかもしれないが、全ては後の祭り。
そんなカーヤの気持ちが理解できないジルはカーヤに訴えかけるが、カーヤは僅かに涙をにじませながらジルには聞こえることのない小さな声で「さようなら、生きて」と呟く。
最後の戦いの前にジルに言ったのはこのことなんですね。本当はジルと共に幻の塔に挑むつもりだったのだけど、ジルを死なせたくないという思いからジルを残していく事にしたのでしょう。
何も出来ずニーバ達の去る様を見つめるジルたちは、突如上空から降り注ぐ大量の水に押し流される。
この仕掛けは幻の塔に進まない者を塔から排除してしまうという役割を持っていたのでしょうか。
サキュバスがそれらをただ見つめていた。
サキュバスの使命はあくまでもここまでなのかな。幻の塔の最上階まで導くという役割は別に負っていないのか。
同じ頃、パズズの運んでいた棺から放たれ、命令を受けた4体の魔物が動き始める。
「パズズか、貴様、こんなもの、なんのつもりで」
パズズは生きていたのか、それとも瀕死の状態で棺を解放して死の間際に命令を下したのか。
パズズの運んで来た棺の正体はドルアーガの部下だった魔物としか判らないままでしたが。
何かが光っているようなので、魔物に何かを残していたのかな?
宰相マーフを自らの手で殺害したギルガメス王。
「全てが終わっただと?
戯れ言を申すな。
これから始まるのだ。
本当のブルークリスタル・ロッドは確かにある。
なぜなら、この僕が持っているんだからね」
ギルガメス王は不敵に笑う。
3つ目の裏切りはやはりこの人だったようですが、ジルにとって裏切りと呼べる程のものなのでしょうか? 結局、この人については殆ど謎のまま終わってしまったな。何がしたいのでしょうか。カーヤに託した事からしても、幻の塔を制覇して塔を浄化したいのではないかと思っていたのですが、違うのか?
ギルガメス王が死なないのはそのロッドの力なのか?
塔での出来事、そしてギルガメス王の動きを余所に、平和を取り戻した街。
3人娘、やっぱり生きていたのか。てか、とっくに塔を降りてたの? 片羽の鱗、まだ持っていたんですね。魔物の消滅に伴って消えかけているようですけど。
気付いた時、ジルは地上にまで押し流されていた。周囲には他の仲間の姿はなく、意識を失ったファティナの姿だけが存在していた。ファティナを抱きかかえるジルはドルアーガの塔を見上げながら、ニーバへの怒り、そしてカーヤの名を叫ぶ。
ファティナお姫様だっこです。この2人がやはりくっつくのかな。

ジルはもう一度上を目差す決意をする。
ジャンプの打ち切り最終回みたいになったな……かなり後味は悪い。出来は秀逸なんですけど。
に、しても第1話のあのアホっぷりは何処へ……
ちなみにタイトルになった「the Aegis of URUK」とは。
直訳すると「ウルク国の盾」もしくは「ウルク国の後ろ盾」という意味になりますね。
ウルク国の後ろ盾を得て戦う者たち、という意味なのか。
それともウルク国とそこに住む者たちを守る為に戦うジルを表した言葉なのか。

続編は2009年に行われるらしい。時期が書いていないけど、2クール後? そうだよな、まったく解決してないもんな、話。よかったよ、.hackみたいに投げっぱなしで終わらなくて。
次の話の放映時期的に考えるともしかすると人気がなければ作らないつもりだったのかもしれないな。ゲーム会社がメインスポンサーだし。
パーティーはジル・メルト・クーパ・ファティナ・ウトゥという編成になるのかな。ケルブとエタナはどうなるのか。ウルク軍として再度挑むのか……しかしギルガメス王の雰囲気からして、もう軍が派遣されない可能性もあるから、その場合は軍を辞めてジル達と行動を共にする可能性も残っているかな。
塔の最上部までは数話で進んで、本命は幻の塔編という感じでしょうか。下手すれば1、2話であっさり幻の塔にまで辿り着いてしまうかもしれない。
しかしドルアーガはどうやって倒すつもりなんだろうか。障壁の事は知っているから、事前に準備をしていけるのか。それとももう倒す必要がないのか。
でも倒さないと幻の塔へ続く鍵は手に入らないよな。
てか、幻の塔に行くにはアムの夏が来ないといけないので、彼らが挑むのは1年後。
ニーバ達は1年間も幻の塔にいるのかよ。
ドルアーガが死んで魔物が消滅したから、アムの夏は関係ない? でも、そうすると誰でも行けてしまうし、ブルークリスタル・ロッドもないんだよね。
なんにせよ、当分先の話のようだ。
今クールの話は戦闘描写が凄まじかったな。
通常シーンの絵も綺麗だが、戦闘シーンが凄く丁寧に描かれている。
第表1話のギャグはいらなかったと思うけど、ある意味アレがその後を上手く引き立てていたとも言えるか。アレだけで見なくなってしまった人がいる可能性は否定できないけど。
カリーのあっけない死に方を描いたかと思いきや、
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(ピッコロさんの企画による評価)
ストーリー ★★★★☆
これで第2期へ続くというのではなく、2クールならなぁ……
キャラクター性 ★★★☆☆
みんな個性がハッキリとしていて良かったと思う
画 ★★★★★
良質。崩れる事もなかったしね。
演出 ★★★☆☆
普通かな
音楽 ★★★☆☆
場面場面にはマッチしていましたが、極端に印象に残る程でもなく
総合的な評価 ★★★★☆
かなりの良策。つくづく惜しいのは2009年に続編という形で終わったことか
ベストキャラクター賞: アーメイ あの死に方は反則だ!!
ベストOP賞: 1曲しかないので
ベストED賞: 1曲しかないので
ベスト声優賞: 茅原実里 クーパの持ち味を存分に発揮していたと思う
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無関係なモノは削除します。







































1 ■無題
この度は私の企画に参加して頂きありがとうございました。
この作品は良作でした。正直、期待以上だったと私は思っています。
作画も良質で、おっしゃられているようにキャラの個性もはっきりしていて、それぞれの役割というものを心得ていたと思います。
私もアーメイは・・・ああ、あんないいキャラいませんよ。
評価点は集計に加えさせて頂きますね。ありがとうございました。