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2009-10-13 21:39:00

人口問題を環境問題にすること自体問題では?

テーマ:世界を考える本

何のための地球温暖化防止か、再認識するきっかけに

今回はレビュープラスさんより献本いただきました「クーリエ・ジャポン」11月号から、気になった記事をピックアップしたいと思います。

今号の特集は、教授こと坂本龍一さん責任編集による「サステナブルな文明へ 森と地球の未来」。その中で私が気になったのは、「すでに20億人が定員オーバー!? 人口増こそ最大の環境問題だ」という英国人記者のリポート。

地球温暖化の問題として一般的に指摘されているのが、急速な産業の拡大とそれに伴う人間の消費活動の活発化によるCO2など温暖化ガスの排出増加な訳ですが、そもそも人が増えすぎてしまったことこそが根本的な問題としてあるというのが本記事の骨子。「人口を減らせ」と声高に叫んでしまうと、人権問題にも引っかかる非情にデリケートな要素を含んでいるため、環境専門家もなかなか口にできない現状を指摘しつつ、もっと正面から捉えるべきと問いかける筆者の問題意識は確かに新鮮です。

人口増加が未だ活発なアフリカなど途上国にとってこの問題が深刻なのはいうまでもないことですが、「少子化対策」にやっ気になっている我が国に関していうと非情に複雑な問題と言えます。CO2の25%削減をぶち上げた鳩山政権ですが、一方でこの方向性と実は真っ向から矛盾している人口増加政策がはたして両立するのか?われわれは生むべきか生まざるべきか、この記事を全面的に受け入れる限り、非情にシビアな選択を迫られているということになるのでしょうか。

私が思うに、敢えて誤解を恐れずにいえば、今世界各地で行われている温暖化防止策は結局は「悪あがき」、いや「良あがき」だと考えています。温室ガス排出量を数10%削減しなければならないはずなのに、実際には数%ずつ増えているのが現状で、これがマイナスに転じる可能性を断言できる材料が見つけられていないまま。さらに、この記事にあるような人口増加こそ問題とするならば、子孫を残そうとする生物としての本能的行動すら否定するところにまでいってしまうことにもつながり、人間の存在意義そのものにまで議論は及んでしまうのではないでしょうか。そこには人権問題どころか、ものすごく人間の根本に触れざるを得ない問題を含んでいると思わずにはいられません。

人口が増えることを環境保護において問題視すること自体、矛盾へと議論を追い込む元凶であり、人口が増えても生きながらえる文明社会を少しでも長く持続できるかを考える方向に持って行かねば、環境問題を考える意味はないのではないでしょうか。


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