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2009-04-26 21:34:06

ザ・テレビ欄

テーマ:昭和の本

テレビ欄研究会
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 昨日、久々に故郷の浦和に戻って小中学校の同級生と飲む機会を得ました。3カ月に1度くらいは実家に帰ってはいるのですが、浦和駅前近辺くらいしか近年足を踏み入れたことがなく、小学校の周辺など、もう20年以上ご無沙汰なのですが、級友たちと話している内に「あの道はこうなっていて、あそこの公園はこうで」と徐々に何十年も前の地図が脳裏に鮮明に浮かんできました。
 同時に、その何十年も前の自分の過ごした、平凡ながら楽しかった時間というのもいろいろ思い出されてきました。学校が終わったあと、別所沼公園で野球をして、薄暗くなって家に帰ると、再放送のアニメや特撮番組にかじりつき、夕飯を食べたあとは、何曜日には何時から何を見て、次はこれを見てと、いろいろ。まあテレビっ子だったなと改めて思い返した次第です。
 そんなことを考えながら、浦和最大の書店・須原屋を物色していると、なんと我が思いが通じたのか、とんでもない一冊を見つけてしまいました。それがきょう紹介する「ザ・テレビ欄」です。
 昭和50年から平成2年までの新聞のテレビ欄のみを集め、編者のコメントを添えたという極めて安直な内容ではありますが、きのう思い出したのが記憶の中の地図ならば、この本はまさしく「あの頃」の「時間の地図」に他なりません。帯で大槻ケンヂが語っているとおり「ここにあの頃のすべてがある!ここ以外のどこにある?」、まさに私の青春の時間はここに凝縮されております。
 内容をつらつらと眺めているだけで、思わず「あったあった!」と叫んでしまう再発見の連続。特に70年代のテレビ欄は、どの項目にも愛おしさを禁じずにはいられません。
 と同時に、当時のままちゃんと覚えていたはずの記憶に、かなりいい加減なものが多々あったことを恥ずかしながら再認識させられたりも。放送曜日やチャンネルなど、勘違いしていたものが騒動ありました。
 で、通しで見ていて気づいたことがいくつか。例えば、昭和50年当時、平日夕方5時から6時半までは、東京12チャンネル(まだテレビ東京じゃないですよ)を含め各民放ともアニメ・特撮の再放送を中心に子供・若者向けの番組がほぼ完全に占領していたのですが、これが平成に入った頃にはかなり少数派となり(もちろんテレ東は例外)、6時台でアニメをやっているのは50分から10分だけ放送しているテレビ朝日(かつてのドラえもんの枠ですね)のみとなってしまいます。
 これが7時台ともなると、さらに明確な差が見られます。昭和51年あたりだと、このゴールデンタイムにアニメ・特撮が普通にバッティングしまくっていたりしますからね。実際、当時私もどれを見るかで相当悩んだものです。今のように裏番組を録画できるような機械などありませんでしたから。
 そんな中、今、この16年の間に放映されたドラマやアニメが多数、DVD化されたりCSなどで放映されたりしているありがたいご時世になったのですが、その枠にも入りきらない、でも番組欄を見て「あ、これ覚えてる」とやっと思い出す数多のタイトルのVTRが今も各放送局に人知れず眠っていたり、下手をすると消失してしまっていたりする現実に愕然とするのです。そういった日の目さえ見なかった、記憶の奥の奥の奥に放置されていたタイトルが、コピーとはいえこうして面にさらされたことに、この一冊が果たした計り知れない偉大さを思わずにいられません。

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