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2011-05-19 22:06:53

「昭和40年男」がエロ雑誌扱いされている、のに嬉しいのはなぜ?

テーマ:昭和40年男のはなし
発売から1週間が過ぎた「昭和40年男」6月号ですが、多少ばらつきがありながらもおおむね順調な売れ行きのようで、携わった一人として密かに喜んでいる次第です。

そんな中で、本屋に立ち寄るたびに「昭和40年男」の並び位置、減り具合を思わずチェックしてしまっているのですが、きょうはちょっと虚を突かれた置かれ方を目にしました。

場所は神田神保町の書泉グランデ。ご存じ、日本一の書店街で三省堂と並ぶ大型書店です。まずこの店で目に入ったのは、1階の男性総合誌の売り場に平積みにされていた「昭和40年男」。かなり分かりやすい位置に、そこそこ減ったと思われるあんばいで置かれておりました。ありがたいことではありますが、ここまではまあ、普通によくある状態。

で、そのあとマンガやサブカル系書籍が置かれている地下1階へ。なんそのフロアの、エロ雑誌売り場の一角に「昭和40年男」があったのです。しかも最前列に。一瞬、誰かが一度買おうとしてやめてそこにおいていったのかとも思いましたが、近づいてみると5冊ほどまとめておいてあり、これは間違いなく店の人の意図による陳列と考えられます。つまりこの店のこのフロアの責任者が、「この雑誌はここにあるべき」と判断したわけですね。おお、ついに「昭和40年男」も18禁か、石原規制適応か。まあ昭和40年生まれ限定と唱っていますから、あながち間違いではないのですが(実際には誰でも買えますからね)。

なんで?とお思いの方は、まだ買ってませんね。そう、この店の人の判断は間違ってないのです。この6月号の中には4ページにわたって「昭和40年男のエロ」について語るページが掲載されているのです。もちろん、書いたのは私。

え?おまえがエロの話なんか書けるのか?って?いや自分でもこんなはずじゃなかったんです、当初は。ところが「エロ未満エッチ以上」的な視点のページを作ろうと編集会議で話しているうちに、何となくの成り行きで私が書くハメになったのでした。その着想は、「アンヌ隊員はエロい」という話から。

ウルトラセブンのヒロイン・アンヌ隊員をエロいと見るか、これは微妙な問題です。彼女は劇中で特に脱いだりしません。でも、オッパイはでかいし、ちょっと甘ったれた感じのハスキーボイスで「ダ~ン」と男を呼ぶ声はセクシーであるのは確か。彼女が宇宙人に襲われるシーンなどは幼少の私たちでさえも心穏やかならざる思いで見たはずなのです。これはもう十分「エロ」の範疇に入ると言っていいのではないか。

こんな話から始まって、思春期一歩手前の頃の我々のエロ環境について、駄文を書き連ねたのがエロのページだったわけです。書き上げた直後、これでいいのか?という思いはよぎりました。でも、エロの感覚なんて100人100エロ。読者の100分の1が理解してくれさえすればいい、そう開き直ることにしたのです。

ところが、ふたを開けて見たところ「このページ最高でした」という意外な反応を何人かから頂いたのです。嬉しいことではありますが、自分としては半信半疑。そんな中で出くわしたのが書泉グランデのエロ本売り場だったのです。プロの目が「これはエロい」と判断してくれた、執筆者冥利ですな。

そんなわけで、現在発売中の「昭和40年男」、買ったけどまだそこは読んでないという方、是非目をお通しになって感想をお寄せくださいませ。そしてまだ買ってないという方、浅草ROX4階のリブロには山積みになっていますので、是非手にとって読んでみてくださいな。
タンデムスタイル増刊 昭和40年男 Vol.7 2011年 06月号 [雑誌]/著者不明

¥680
Amazon.co.jp

2011-05-16 10:45:23

昭和40年男 最新号発売中 買ってね

テーマ:昭和41年男のラテ欄
私のメインの仕事であります、雑誌「昭和40年男」の最新6月号が、このほど発売されました。なんと今号から、めでたく季刊から隔月刊へと昇格いたしました。これも熱い読者諸氏のおかげと感謝しているところです。発売サイクルが短縮されたことで、多忙、は問題ないまでもネタの供給に一層励まねばと改めて気を引き締めている次第です。

で、最新号ですが、隔月化スタートということで、改めてこの雑誌のメインターゲットである昭和40年生まれの男を改めて解析しておこうと考えまして、「Who are we?」つまり我々とは何ものぞ、と題して、7つの側面から解き明かしていこうという特集を組みました。

その7つの側面とは「テレビっ子」「マンガ」「ヒーロー」「プラモデル」「オカルト」「プロ野球」そして「エロ」。40年男以外の世代(特に下)の人々には「なぜ?」の7つと思われるでしょうが、同世代を知っている人なら「はは~ん」と共感してもらえると確信しています。

我々は情報のほとんどをいまに鎮座する四角いブラウン管から享受し、床屋で順番を待ちながら少年ジャンプや少年チャンピオンを読みふけり、仮面ライダーやルパン三世にあこがれ、戦車やスーパーカーのプラモを組み立て、ユリゲラーの超能力や木曜スペシャルのUFO番組をまともに信じ、空き地で野球をしたりたまには本物の野球場へ出かけてみたり、そして夜10時のテレビで一瞬のオッパイ映像に興奮してすごしてきた。これがまさに昭和40年前後に生まれた我々ならではの生活習慣だった。それを誌面に反映したのが今回の特集というわけです。

まあ、正直、ちょっとネタを出し過ぎた感なきにしもあらずで、次号からどうしようという戸惑いも多少あるのですが、それくらい濃い内容を詰め込んだつもりです。ですから世代ドンぴしゃの方々はもちろんですが、昭和40年~50年代のカルチャーに興味がある方なら必読の一冊と断じてはばかりません。

そしてもう一つの特集は、「昭和52年を振り返る」。これまで本誌では、「夢あふれたオレたちの時代」と題して、我々が歩んできた年代のある特定の1年を深く見つめ直すシリーズを続けてきておりまして、今回は小学6年生だった昭和52年、1977年を取り上げております。

昭和52年といえば、マンガ「サーキットの狼」に端を発したスーパーカーブームが我々少年たちを席巻し、一方女子たちはピンク・レディーにあこがれて学校の教室で歌やふり真似を競い合っていました。「宇宙戦艦ヤマト」のブームは映画化という形で頂点に達し、テレビマンガが“アニメーション”へと出世した年とも言えます。そんな記憶に鮮明なブームの数々をたどっています。

そしてこの年、忘れてはならないのがキャンディーズの解散宣言です。7月17日、テレビカメラが回る日比谷野外音楽堂のステージで、彼女たちが突然発した「普通の女の子に戻りたい」という発言は本当に衝撃でした。これにまつわる周辺の反応から翌53年4月のファイナルカーニバルにかけての伝説の経緯を、今回改めた書かせて頂きました。そして、ご存じの通り、私はこの原稿執筆の真っ只中でしたが、スーちゃん、田中好子さんの訃報が飛び込んできました。今回の本誌を読まれた方の中には、「スーちゃんの訃報に便乗した特集じゃないか?」思われる方もあるかも知れませんが、決してそうではなく先にこの企画があって、進行中にたまたま悲報に接してしまった事実を敢えて記しておきます。一方でこのような折に、私も好きでたまらなかったキャンディーズのお話を書かせて頂けたことに、感謝したいと思っております。

さらに、今回の号では子供の頃のあこがれだった「ウルトラセブン」のモロボシ・ダンこと、俳優の森次晃嗣さんへのインタビューも書かせて頂きました。いま68歳という森次さんですが、格好良さは当時のまま。震災が起きたとき「おれが変身できたなら今すぐ飛んでいって津波を止めてやりたかった」とおっしゃって頂いた言葉に、涙が出てきました。

これらのほかにも、プラモデルやオカルトのページも読み応え充分。決して読者の期待を裏切りら内容だと確信しています。一部品切れの書店もあるようですが、もしご希望であればこのブログの表紙のサムネイルをポチッと押して、アマゾンから購入して頂ければと思います(タイトルがストレートだけに店頭で手にするのは恥ずかしいという声もあるようですからね。ネット購入なら安心です)。

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