テーマ:小説
久々に、雑記を書きたくなったので書きます。近況整理。
〆仕事について
最近、忙しいです。
新しい課に異動して一ヶ月。仕事は新しいことばかりで、とにかく周りの皆さんに助けられ、勉強の日々。
粒揃いの特殊部隊のような課なので、自分の個性を活かしながら頑張れるように努めたいと思います。脳みそと感性を使うのです。フル回転させて、世界を見る必要があります。
明日も前向きに頑張ろう。
〆文章について
短編を短い期間で集中して仕上げていくことに挑戦しています。一本三~四時間程度、二日間で仕上げる。
先週は、
・シロユメユリの部屋
・Apple
・人の不幸を食べるナマズ
・雪だるまのはせがわさん
四本アップいたしました。
あと、ショートショートでT-REXという小話も。これは近々、短編に成長させたいです。
これらの試みは来るべき長編執筆へのトレーニングとネタ集めでもあります。
昨年の暮れにはじめての長編を終えて投函し、少し休みすぎてしまったので、年明けに一本書き、先週から連続で書き続けています。
気に入った作品は、再度手直しをして、近々の公募に随時投函していこうと考えてます。
文章を書くこと自体はいつでもできますが、何かを描写したり、物語を表現したりすることは鍛錬が必要です。そしてそれらを継続するモチベーションが何よりも重要だと思っています。
結論、僕は長編が書きたいのです。
しかし、着手するにはそれなりの覚悟と、相応の英気を養わなくてはなりません。
長い物語を書くことは本当に大変で、つらい作業です。それを昨年、僕は身をもって学びました。
日常が物語の影と足音によって分断され、夜は眠れず、負荷を省みず書き続けたため身体も壊し、何よりも書き終えたあとの無力感に衝撃を受けました。
原稿用紙300枚の物語を書き終えても、世界はなにひとつ変わらなかったのです。
むしろ世界はより複雑になり、課題ばかりが浮き彫りになりました。僕はより不完全な僕として、逃げ場もないほどはっきりと、無様に、自分自身に認識されることになりました。
『お前には足りないものが多すぎる。
お前は何ひとつ大切なことがわかっていない。
お前は何ひとつはじめていない。
お前はいったい何がやりたいんだ?』
今、僕はその課題ひとつひとつと向き合っていく決意を固めています。
僕は逃げないと決めたのです。
具体的には、どれだけ日常が忙しくとも文章を書き続けるという決心と、この世界には力強い物語を書くことのできる人間が、あと何人か必要なのだという使命感です。
どこまで行けるかなんて、やってみなくてはわからないじゃないか。
少なくとも、僕たちの世代は、僕たちの言葉で語ることが必要なのです。いつかその仕事を、成すことができるように。
今はひたすら、努力努力の日々です。
物語を書くことは、自分のつくる世界に責任をもつことだと思います。
直近で書いた四作品の中には、それぞれの主人公の生活があり、世界があるのです。
それはもう、本当にそこに存在しているのです。
今この瞬間だって、『シロユメユリの部屋』の男は白い壁を見つめ続けているかもしれないし、『Apple』の女の子は彼と会うことを拒み続けているかもしれないし、『人の不幸を食べるナマズ』のうす耳たぶの彼女は冷めたコーヒーを飲み続けているかもしれないし、『雪だるまのはせがわさん』の妻夫木くんははせがわさんのことを寝床で思い出しているかもしれない。
彼らは確かに生きているのです。僕にはそれがわかる。だから、小説を書く以上、そこには造物主としての責任があるのです。
『きみが物語を書くことを投げ出した瞬間に、彼らは永遠に出口のない世界に閉じ込められることになる。
きみが書くことをあきらめるのは、きみの自由だ。
時間がない、疲れている、アイディアがない、体力がない、言い訳はいくらでもある。
きみはいつでもやめることができる。正直に言ってごらん。別に誰も攻めはしない。だから本当の気持ちを言ってみなよ。
きみはこれからどうしたいんだ?』
僕は書き続ける。僕には責任がある。彼らをほったらかしにすることはできない。
僕だって、そうやって大切に育てられて生きてきたのだ。
今度は自分が、恩義を返す番だ。
〆
日常は一本道のトロッコだ。
人生は続いていきます。
『これまでとは違う小説を書こう、と淳平は思う。夜が明けてあたりが明るくなり、その光の中で愛する人々をしっかりと抱きしめることを、誰かが夢見て待ちわびているような、そんな小説を』
村上春樹 / 蜂蜜パイ より
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