Mon, April 30, 2012 12:49:23

周期が短く、量が少ない月経

テーマ:院長のお悩み相談
質問:

「30歳までは月経が7日で量もあったのに、ここ数年は1~2日で量も少ないです。
血液検査、ホルモン検査では異常がないので、月経の変化に関してはとくに治療をしていませんが、排卵誘発剤などホルモン治療を行っても妊娠しないのは、この月経が原因なのではと思っています。月経がくるたびにがっかりして、不妊治療にストレスを感じています。アドバイスをお願いします。」

答え:

月経の量や日数は年齢とそれに伴う生活習慣の変化により長くなったり短くなったりします。

多くの方が生理周期が短くなったり、量が減ったりするこにより、閉経に近づいてきたのではないか、妊娠力が落ちてきているのではないかと不安に思われる事が良くありますが、まったくそんなことはないので心配なさらなくても良いかと思います。

生理の日数や量の変動は同じ人でも変化するのが普通です。
長いから良い、量が多いから良いといった判断はまったく根拠がありません。

月経が来るたびにがっかりして、ストレスになることはほとんどの方が体験し、切実な悩みとしてます。また、排卵誘発剤などホルモン治療を行っても妊娠しない人も大勢います。

どうしたら必ず妊娠するといった答えがないのが、一番のストレスではないかと思います。そんな中で、人は色々と悩み、考え、自分なりの解決策を模索し、見つけるのだと思います。

答えになっているかどうかわかりませんが、参考になったのであれば幸いです。

アキュラ鍼灸院ファティリティーウェルネス
徐 大兼

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Sat, April 28, 2012 12:46:58

鍼灸と漢方の併用について

テーマ:院長のお悩み相談
質問:

「1年以上、当帰芍薬散の煎じ薬を服用しているのですが、月経痛は少し改善したくらいで、気になる冷えや月経前・中・後のひどい片頭痛とめまいが改善されません。不妊治療も並行して受けているのですが、まだ妊娠に至らないため薬を変えた方が良いのか、鍼と併用したほうがいいのかで悩んでいます。」

答え:

漢方は本来「証」を立て、それに基づいて処方されるものです。

現在では本来の「証」ではなくお薬と同じように処方されることにより、でたらめな処方になってしまうことがシバシあります。

よって、一年以上服用して症状が改善されないのであれば処方があったいない可能性がありますので、一度相談したほうがよさそうですね。またはセカンドオピニオンを他の先生からもらうことをお勧めしたいと思います。

さて、鍼灸との併用ですが、東洋医学とは本来生薬(漢方薬)と鍼灸治療がセットになっているのが普通です。世界どこをみても、漢方と鍼灸の免許が別々になっているのは例を見ません。日本だけ特有な制度です。

したがって、鍼灸治療と漢方を一緒に併用することは本来一番望まし形です。

ただし、漢方は正しい漢方についての知識を積んだ医師・薬剤師に出しもらうのは一番良いでしょう。最近では医学部で東洋医学についての講義が増えましたが、西洋諸国とくらべるとまだまだ少ないように思いますし、薬と同じように傷病名に対しての処方のされかたは本来の漢方の処方のされかたとまったく違いますので効果がないことがあります。

参考になったのであれば幸いです。

アキュラ鍼灸院 
院長 徐 大兼
Fri, April 27, 2012 12:51:37

東洋医学 韓国食文化にふれる旅

テーマ:その他

先日、友人と韓国に行ってきました。
大学時代からの友人ですが、彼女も鍼灸師。ショッピングやコスメにも興味はありますが、今回は、東洋医学、韓国の食文化にふれる旅が私たちのテーマでした。

地下鉄をフル活用してソウル中を歩きまわり、目的の一つ、薬令市場へ。最寄駅のホームに電車が到着すると、気のせいか漢方薬のにおいがどこからともなくするような気がします。市場の門をくぐると、道々に漢方薬の山、山、山!
さすが韓国最大の漢方市場。高麗人参や鹿の角など様々な薬剤卸売店のほか、韓医院や韓方薬局など約500店にのぼる韓方関連店がひしめき合っています。そこで知り合った、若い女性によると、韓国では鍼灸治療は身近なもので、風邪をひいたときなども伝統医療と西洋医学の医者にかかる人が半々ぐらいで、最近では美容鍼灸を受ける方もたくさんいらっしゃると教えてくれました。

時間の都合で治療は受けられなかったものの、鍼灸道具店を探して韓国で広く知られている独特の鍼療法「高麗手指鍼」用の鍼とディスポーザブル鍼(滅菌済の鍼)、お灸を購入することができました。高麗手指鍼は、手を全身の縮図と見立て、その器官や臓器にあたる手のポイントを刺激することによって、弱っている部分の機能の回復を助けたりするという療法です。ボールペン型の専用の管に短い鍼をセットし、手の反応点にストンと鍼を落として刺すという方式。日本式、中国式でも手に鍼を指すことはありますが、専用の道具は初めて見るものでした。

お灸は、アキュラでも使っている筒灸タイプですが、筒が陶器でできているのと、専用のもぐさが、タブレットのように成型してあるのが特徴的です。家で試してみたところ、煙はすごいですが持続時間が約20分と長く、体の芯まで温まりました。

        


翌日はごみごみとした都会から離れて、自然のある田舎で地元のものを食べたいということで、ソウルの中心地から電車を乗り継いで約1時間、さらにタクシーを山の方に走らせ、『サンサラン』という農園レストランへ。到着すると、平日だというのに広い駐車場は満車。地元の方だけでなく、遠方からわざわざ来たのだろうなという感じの人で大変なにぎわい。広い庭には様々な木々や花が植えてあり、案内されるまで飽きることなく散歩が楽しめます。

散策を楽しんでいると、遠くで店員さんが私たちを呼んでいるのでお店の中へ。待ちに待った食事は、一人ずつに石釜で炊かれたばかりのご飯と、おかずが全31種類の山ナムル定食。机に乗り切らなくて重ねられたお皿の数に圧倒されました。山菜や野菜は自家栽培で採れたもので、味付けの味噌や醤油も先ほど庭にずらりと並んでいた甕で熟成させた手作り。どれも体が休まる素朴で優しい味付けですが、これだけ種類があるのに味が皆違います。

茄子のナムルを口に入れると、味噌の味が実家のおばあちゃんが作っていたのとそっくりで、忘れていた色々な思いが蘇ってきました。家族のために、その時期にとれる野菜を使って毎日手をかけて料理を作ってくれていた事、旧暦の節目には特別な料理を1日かけて用意して、家族みんなでお祝いして食べた事など、私がこうして今元気でいられるのは、その愛情いっぱいの料理をいつも食べさせてもらっていたからだという事に、あらためて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

突然ですが、皆さんは「身土不二(しんどふじ)」という言葉を知っていますか?
近年、韓国では「身土不二」をスローガンにして、「国産農産物を愛用し、国産品を優先的に購入しよう」という活動を進めているそうです。「身土不二」は、もともと日本で生まれた言葉で、人間の身体と住んでいる風土や環境とは深く関係していて、その土地の自然に適応した旬の作物を育て、食べることで、健康で長生きすることができるという考え方です。

 日本でもかつて、それぞれの地域の気候や風土に合った作物が育てられ、食べられていましたが(地産地消)、生活様式の変化に伴い、消費者の「いつでもどこでもおいしいものを食べたい」という要望が強くなり、農作物の生産形態の変化や、保存方法や運輸手法の多様化などが相まって、地域の特性や季節感と作物との関係性が薄れてしまっています。しかし、植物も人間も自然環境の中で生命を育んでいる限り、気候や風土とは切っても切り離せない関係にあるはず。 大きな自然の流れに自分を合わせてこそ健やかに生活できるものの、流れに逆らえば、やはりどこかに無理や歪みが生じ不調や病を生んでしまうのではないかと、春の木々や花に囲まれ、旬のものを食したことをきっかけに、身をもって感じました。                              

海外に出かけると、いつも自然と日本のことや自分の普段の生活などを見直すきっかけになります。今回の旅も、良いリフレッシュになり、また生活のヒントをたくさんもらって日本に帰りました。皆様も五感をつうじて、一人一人違う自分のルーツや体が喜ぶものに気づき、毎日健やかに過ごされることを願っております。

鍼灸師  中嶋恵子

 

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