高齢マウスでも血管作製=iPS細胞、同じ効果—名古屋大 | アクティブエイジング アンチエイジング
[高齢マウスでも血管作製=iPS細胞、同じ効果—名古屋大]

(時事通信  2012年6月28日)


高齢のマウスから作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)が、若いマウスの
iPS細胞と同等の血管再生機能を持つことが分かったと、名古屋大の室原豊明
教授らの研究チームが27日付の米科学誌プロス・ワンに発表した。

室原教授によると、若いマウスから作ったiPS細胞による血流改善は確認
されていたが、高齢マウスで同じ結果が確認されたのは初めて。

室原教授は「高齢者でも自分の体からiPS細胞が作れるようになれば、
拒絶反応が起きにくい治療法の開発が期待できる」と話している。


研究チームは、左足の動脈の一部を取り除いたマウスを24匹用意。
マウスの胎児から作ったiPS細胞を注射したグループと、ヒトで言えば
80歳以上(生後20カ月)のマウスから作ったiPS細胞を注入したグループ、
iPS細胞を加えていないグループの3つに分け、血管を取り除いた部位の
血流を観察した。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120628-00000012-jij-soci