4月1日、次男の高校でオリエンテーションがありました。

次男の通う高校(私立)では、高校の予想を裏切って
公立高校を不合格になった子供が多く
大量入学となったとのことで、1クラス55人という状態になっていました。

大阪では【橋本大阪府知事】がいろんな改革をおこなって
大阪の財政の建て直しを実行されましたが、その結果、大阪の私立高校(私立全般)への
補助金の削減や、公立高校の人員削減などが行われたようです。


そして、大阪では私立離れが起こり、滑り止めを受けない生徒が増えました。
あるいは、府立高校の人員削減で高校の募集人数が減った学校ができました。

これらを合わせて、4月1日現在
高校進学を希望しているのに、高校の進学先が決まっていない生徒が200人ほどいるとの副校長先生のお話でした。


もちろん、公立も、私学も定員割れを起こしている学校は複数あるにもかかわらず
このような事態になってしまいました。
これは異例のことだそうです。

実際
次男の友人たちも、もちろんお勉強はできない子ばかりですが
ほとんどが私立の滑り止めを受けずに(学費の余裕がないため)
公立の前期入試で工業高校を受けるも不合格
その後、後期入試を受けるも、例年なら定員割れを起こしている学校が
定員を減らしたため多数の不合格者を出してしまい、そこも不合格となって
みんな行くところがなくなってしまいました。(1人、2人ではないです)

橋本知事に言わせると
勉強しなかった子供が悪い ということになるのだと思います。
橋本知事は母子家庭で団地暮らしから公立トップ高校へ入学されました。
スポーツもラグビーで活躍しました。
しかし、世の中のすべての人が同じようにはいきません。

私は勉強できない子、不登校の子、非行の子、のすべてが
それを希望していたはずがないと思います。

そこにいくまでに、大人の助けが必要だったと思います。

子供だけの責任ではないと思います。

橋本知事は大きく財政立て直しに貢献されて、すばらしいと思いますが
日のあたる場所には必ず影ができるように
こういった部分もあるということを知ってもらいたいとおもいました。

橋本知事に知ってもらうにはどうしたらいいのでしょうね。

高校受験は大学受験ほど浪人はポピュラーではありませんし
浪人したらそれなりに余分なお金もかかります。


私はどこにも進学できなかった子供たちのその後の人生を考えると
とても不憫です。
息子の友人たちは「はたらくわー」と言っているそうですが
働く場所も限られています。


本当は高校に入学したかった子供たちがいることを
橋本知事には知っておいてほしいです。