100th.

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密かに。

ただ密かに時間が過ぎてゆく、1秒ずつ。

刹那という名の時間を刻みつつ、1秒を経てゆく。

認識できない時間、認識できている時間。

流されてしまう時間、汚されてゆく時間。


すべての時間を経て気づけばふと、100ヶ月という時期を迎える。


今はもうその時はすぎ、新しい時間の中に存在している。


さて、此処まででいったい何がどれだけ起きたのだろう?



初めて同じ存在を見つけ、初めて人間を心から助けたいと思い 感じ。

引き裂かれる痛みの中、どうすればいいか自分なりに模索し 試行錯誤し。

自分なりの解答を見つけ、その答えを血みどろになりながら吸収し、覚え、記憶する。


痛い。

ただ痛いだけだった、痛い痛い痛い 痛いどころじゃなかった。

初めて触れる人の心、ぬくもり、一度は怖くて捨ててしまったものたち。

少しずつ記録されてゆく事に軋み、歪み、音を立てて崩れてゆく。


今までの自分自身が。


何も知らなかった自分が死ぬ。何かを知ってしまった自分が生きる。


空っぽでからっぽでからっぽで、何も入っていなかった心の器に少しずつ水が満たされてゆく。

たった数滴、いや、ただの一滴すら激しく拒絶反応を起こし、自分を否定し

切り刻み、周りに当たり散らしてしまうほどの そんな自分の心を壊しながら 崩しながら。

殺しながら。


あの頃は本当に必死った、全てが、全身が直感した していた。

この存在を死なせてはならない、命の炎を消させてはならない。

この、私の世界に侵入させてはならない、同じにしてはならない。


きっと、悲しむから・世界が。

彼方が。


その人に必要なのは類まれのないモノだった。

当たり前であり必然であり、誰もが求めやまない、それでいて気付けない そんなモノだった。

至極単純であった至極難しいものであった。


存在を認めてもらうこと

恋と愛

真実


この三つなのは初めから理解していた、見えていた。

だから私はこの存在全てでそれを証明した、片時も離れず、時間の許す限り、延々に。

当時はニィトだったので、ぶっちゃけ時間は24時間あった 初めて自分の環境に歓喜した。

ニィトでよかった!…と。


痛みが、増えてゆく。

傷が増えてゆく。広がってゆくよ。

彼方の痛みが私の中で、温もりと同じ様に、私を温めつつ、癒しつつ、蝕みつつ。

愛しいヒト、本当にそう思った。

ただ今この糸を軽くひっぱる、ただひくだけで脆く崩れてゆくだろう。

そんな、壊れかけで壊れている彼方の心が本当に愛しかった、欲しかった。

彼方の記憶と存在と、存在証明と、過去とその先の未来が。

彼方の痛み、その総てが。


ボクは、そのために生きているんだと確信していた。

そこまで思わせていた、彼方の痛みとその生きるサマは、その必死に生き抜くサマは。

嗚呼、とても美しい。愛してる。


過去に、色々なものがあった。

過ぎ去っていった、自分は何者でもなくただ生きているだけの存在だった。

色は白黒、白黒よりも白と黒だった、灰色よりも灰色だった。

あまりに自問自答に蝕まれ、自分の中の自分は遂に自分とその周りを殺し始める。

寝て起きてその衝動に駆られたのは驚いた、怖かった 私はその時初めて自分を殺すという事を知った。

覚えた。そして

実行した。



その時が来るまでは。

そのままであったのだろう。

彼方がヒトコトいった、とある場所で

”だよね、私とあなたは今初めて会ったばかりで 何も知らないよねわからないよね”

ゴメンネ


言葉が突き刺さる、それは当たり前だろと。

だが、この瞬間から私の人生は決まっていたのだろう。

彼方に染まりきる事を、助ける事を そして。

助けられる事が。


ヒトコト、言葉を貰った。

過去の欠片を、何があったかを。

更に自分の覚悟は強くなった、もう、どうでもいいと。

しんでしまいたいとさえ思えた、何故、このような人間が世界に存在するのだと。

後悔し泣き叫んだ、こころの中で。

何故今まで気づけなかったのかと後悔した、何故、もっと早く見つけてやれなかったのだろうと。


時間はすぎる、一瞬で刻一刻と迫る 最後のトキ。

何故かわかっていた、結末が。

”最後に彼方の前から、私は消えさってゆくでしょう”

その先に未来はある、何れは私という柵は消す必要がある、全てが満了した時

私はただのカカシにすぎないのだから、完了した彼方の目から見れば。


が、間違っていたのかもしれない。

彼方は多分、私を見て心が痛くなり、これ以上壊さぬために そっと手を引いたのだろう。

知っていた気づいていた、が、この心の温もりは彼方からしか感じられないから。

感じないから、感じた事がないから。

親ですら認められた事のないこの身体と存在、彼方の温もりだけで生きていたから。

あたたかかったから。


”好きです”


伝えなかったほうがよかったことば。

うん知ってる知ってたよ、でもね、嫉妬しちゃったの。

手放したくない感覚と手放してはいけない感覚、まだ、放っては置けない感覚と。

嫉妬と、束縛と、誰にも渡したくないと。


”わたしは あなたが すきです”


貰った言葉。

初めてだった、その時が初めてのスキだった。

当たり前だった、言葉が できていなかった。

その時の意味が、ボクにはまだ理解できていなかったよ。

この言葉の重みと重要性と親密性と、崩壊性を。


様々な時を経てすぐに、手放す時が来る。

同じ名前の存在、違う場所の存在、だが私は見えていた知っていた。

可愛い娘には旅させろ、自分に染めてるだけでは彼方は彼方には戻れない。

彼方は喜んでその場所へゆく、”これでいいの?”という言葉を残して。

ああそれでいいよそれで、きっとその存在は私以上に教えてくれるから。

”人生”と”価値”を


彼方の


次第に距離が引いてゆく、満ちる塩が減るように。

それでも、これでいいと思っていた。

ふと彼方はこう、言葉をそっと はきだしていた。

”いつになったら あの遠い海まで行けるのだろう 見えるのだろう”

私は多分、遠い彼方を見過ぎていたのかもしれない。

目の前にある彼方を他所にし、来るべき未来だけを重視しすぎていたのかもしれないね。


次第に時が過ぎてゆく。

終りが来る。

今なら解るコト、きっとあれが最後のトキ。


言葉を貰った、あの時

”そう思ってくださないね でないと 私の価値 なくなりますから”

彼方は私を守るつもりで居たのだよね、私は誰にも守られた事もなかったのに。

だから鼻で笑ってしまった、今では情けなく思う。ごめんなさい。

ただそれが嬉しかった、けれども、彼方は私が守るのですよ。

笑いながら言ったつもりだった、だが、

きっとそれは傷の一つになってしまった いたのかもしれない。


薄れてゆく、そのヒトトキ。

いろいろな言葉をもらい色々な経験をし、彼方の遠くからくる束縛に安心し。

その時間が過ぎてゆく。

ノイローゼ

そう、遂に自分自身に限界がきた。

一ヶ月もの間顔を出す事ができなかった。

無理も無いだろう、今なら解る。


だが誓ったのだ、心の底から 奥から 全てから。

彼方だけは守りぬく、たとえ私が朽ち果てても。

死なない程度に、死なない程度に朽ち果てても。

誓った。

月と太陽に願いを捧げる、祈りを投げる。毎朝、早朝に。



結局私がしたことは、正しくなかったのかもしれない。

全てが結果として残っただけなのかもしれない、時間という流れとして。

余計なお世話だったのかもしれない、それでもただ。

ただ、、彼方に生きていて欲しかった。

欲しかった。彼方の痛みが。

世界が。

全てが。



時は経つ…



今、生きている。私は。

彼方は?彼方は?

今も幸せですか?笑えていますか?

生きていてくれていますか?


彼方に助けてもらった存在、今も生きているよ。

こうして文章を打っているよ、情けなく、どうしようもなく、

ただの自己満足かもしれないけれど。

ただの伝記かもしれないけど、私の思考の中だけの出来事なのかもしれないけれど。

でも、確かに彼方は存在していた。そこに。

私の傍に、心に。

私も傍に、彼方の心に。


今は、どうだろう?

わからない。でも解る気がする。

互いに想い合っている?

それはない。

ただ解る気がするの。

もしかしたら同じ事を考えていかもしれないって、ないな・

なくてもいいんだよ・もう。



似ていた。彼方は似ていた。私に。

だから私も似た。似たのだろう。あい似ていたい。

少なくとも私はそう思っていた。似ていた、と。


後悔はない。

躊躇いもなく。

今を生きているよ。

例え大きな傷を負ってしまっても、負わせてしまっても。

私は、生きているよ。ちゃんと。前を向いて。


誰が是非を決めるわけもなく、私が決めよう。

私はきっと。ただしい。あの頃は正しい事をした。全力だったもの。

ただそれで彼方が救われたかとなると、不安だけれども。




時はすぎる。永遠に。

永遠に流れ行く、もう戻らない。

それでも記憶す、ここに。

かの、物語を。

私の真実を 全てを 存在意義を 存在証明を 私の真実を。


嗚呼、自己満足。

すべて私が文章工作しているといっていい、思い知らずの見世物と思われても。

ただ、それが真実だ。

私は人を助けたかった、ただそれだけのことだ。

そこに。愛も恋もいらなかったのにね・ごめんね・

でも・うれしかったよ。


自己満足の解決方法。

それは自分の思うがままに物語を作り出し刻みこむ事だ。此処に。

ただそれでも記憶す。

私に。


全てを…忘れないために。

その真実を知るために。記す。此処に。

私を。私のありのままを。

此処に。

記す。



永遠の時の中でたとえ崩れ去ろうとしてもこれだけは消えない消えぬ。消させない。

消させてはならない。

温もりを。得た温もりの真実を、ヒトという愛を真を真の愛を。

貰ったものを。

絶やさずに。今を生きる


私は―幸せだ

ありがとう。Bell.


これからもよろしく。

この同じ世界の中で。舞台の中で。

これからもゆこう共に交わることのないときの中で。

未来を









みらいへと


100th.

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