テーマ:フィギュア
バンクーバーのアイスダンスを見ていて、ホールドした時の体勢や2人の足を交差させて滑る所でなぜか違和感を感じてモヤモヤとしていたのですが、やっぱり気のせいじゃなかったんだ…と少しガックリしてしまいました。
比較するつもりじゃなかってけど一目瞭然。ちょっと時間を置いて見たら良かったかもしれない動画。
スピーディーで優雅。2人の距離や目線も自然で足元に焦りや乱れがまったく感じられません。2分22秒あたりからのグリシュクのドヤ顔すごい(ずっと映し続けたカメラワークもスゴイ)。プラトフも大変だっただろうなぁ…いろいろと。この組の踊ったリベルタンゴも悶絶モノでした。
コンパルソリーでも圧倒されますが、こちらも圧巻のフリーダンス。長野オリンピックなので、コールで日本語のアナウンスが入っています。
ものすごいスピードを出しながら、一瞬の隙もなく繰り広げられる華麗な足捌き。
とっても濃密なプログラムのなかで繰り広げられる恐ろしく正確な技術と鬼気迫る表現でまばたきをするのも惜しくなります。フィニッシュに向けて駆け出す所ではグリシュクが既に感極まった弾けるような笑顔になっていますね。演技終了後には泣いています…そしてタラソーヴァ先生は雄たけんだ後涙。プラトフは…バックステージで緊張のあまり嘔吐していたそうです。
時代が変わり、ルールも採点基準も変わっていくなかで演技だけ同じままなんて有り得ませんし、あまり「昔は良かった」みたいなことも言いたくもないのですが…。自分の心の原風景となっているような素晴らしい演技を頭から抜いてしまうことも出来ません。
アイスダンスを「ジャンプを跳ばない方」「リフトが低くていいやつ」と言っていたのはオットですが、こう続けて見てしまうと今はそう言われても仕方がない面もあるかもと思ってしまいます。最近のアイスダンスはドラマチックな振り付けと派手なリフトや高速ツイズルへ注目が集まり、パターンの美しさなどが後回しとなっているようで。選手の皆さんにしたら、あれもこれもやらなきゃいけなくて大変な中、点数になるものを重点的に練習していくのは当然のことでしょう。コンパルソリーが廃止された今、アイスダンスのアイス・スポーツ・ダンス化の傾向はますます進むはず(ISUのバカ!)。とちょっとさみしい気持ちもありますが、温故知新。今は今、これからのアイスダンスを愛していきたい。そう思います。



