中に入ると2年半前と何も変わらない部屋―
写真もトロフィーもまるでこの空白の時間は
なかったかのように
定位置におさまっていた
ユチョンもジュンスも夢を見てるみたいに
部屋中を見渡してまわってた
それをまた恥ずかしそうにみるユノ
「だから、あんまり見るなって~
何もかわってないよ…」
『かわってない』
それがどんなに嬉しいことか
このヒョンはわかってるのか、わかってないのか…
「さ、ご飯食べよ
チゲだよ~♪」
ジェジュンが言う
「俺が運ぶよ」
「え…いいよぉ
あっついしぃ…
ユノは座ってて♪
大黒柱なんだしぃ…」
『『『なんの??』』』
ユチョンとジュンスがチャンミンを見る―
(まさか…これがままごとのはじまり…?)
無言でチャンミンに問いかけると
「ははっ」
そう空笑いをしバカ夫婦に突っ込むこともせず
5人のイスが並んだテーブルのいつもの席に座るチャンミンだった
「座って下さい」
マンネが言う
みんな自然に席に着く
そして始まる
やり残したことの数々
「じゃあ、みんな…」
『いただきます!』
そう言ってジェジュンの作ったチゲを食べ始めた
…あの日冷めてしまったチゲを一人で食べた
味もなにもしない
ただ冷たくなったチゲに
ユノの涙だけが落ちていった
そのとき誓ったんだ
『いつかまた5人で…』
それがいつかなんて確証はもてなかった
今があのとき願った日とは違う形で叶ってしまったのだとしても
今日という日を迎えれたことが嬉しかった
和気あいあいと食べる中
みんなといるときはひたすら涙を隠す男が
一番先に涙をこぼした―
「ジェジュン…おいしいよ…」
「そんなの…いつもは言ってくれないくせに」
ジェジュンは照れ笑いしながら
横にいるユノの手を握った
「本当においしいですね」
チャンミンが続けていう
そしてずっと頷きながら
ポロポロ涙をこぼしはじめたユチョンを
ジュンスが優しく撫でていた
どんなに5人が願っても
別れの時間はやってくる
「もうそろそろ時間ですね…」
一斉に暗くなる4人に向かって
ユノは言った
「ジェジュン、ジュンス、ユチョン…
ゆっくりでもいい
欲しいものとかあのとき持っていけなかったものとか
今度こそ…
荷物全部もってけ…」
!!!??
一番驚いたのはチャンミンだった
「ヒョン!どうしてです?
あんなに守ってきたのに…」
これが始まりじゃなかったの?
この日を夢見てると何度僕に伝えたんです
だから僕は今まで…
なんのために…
落胆するチャンミンの頭に手を置き
「ありがとう、チャンミン
今まで付き合ってくれて…」
そういい
髪をぐちゃぐちゃにして撫でた
そしてユノは深呼吸してこう告げた
「今日でこの家とはお別れだ
やり残したことがあったから
ずっと残してた
その日まで守ろうと決めてたんだ
やり直すことができるなら
やり直したいと思ってた
そして願いは叶った…
お前たちに帰ってきて欲しいから
この家を残してたわけじゃない」
きっぱりというユノ
「…今はそれぞれの道を頑張ろう
認めてもらおう
頑張るから…
頑張れるから…
俺たちは大丈夫だろ?
ずっとそうやってきただろう?」
そう言って
4人を集め抱きしめた
「いつか5人に戻る時は
そのときはまた
俺が新しい家を用意するから…」
ユノの…
逞しいリーダーの腕の中で
4人は泣いた
そう、これは別れじゃない
5人が5人としてまた戻れる日を
今日またこの場所で俺たちは誓うんだ
「…頑張るよ」
ジェジュンが言う
ユノが4人を離し
ジェジュンにキスをした
「ちょ!堂々と何してるんですか!?」
「wa~o!」
「うっわぁ♪」
三者三様の言動が二人を祝福してくれる
「頼むな」
ユノがそう言えば
ジュンスとユチョンはユノを抱きしめにいき
「お願いね」
ジェジュンがそう言えば
マンネは仕方ないな~というように
ジェジュンを抱きしめバンバン叩いた
■□■□■□■□■□■□■■□■□■□■□■□■□■
別れの時間
玄関まできたユノとチャンミンは
3人を送り出す
最後のやり直し…
「じゃあ、行くよ…」
そういいエレベーターへと向かう3人に
ユノとチャンミンは
せ~の とタイミングを合わせ叫んだ
「ジェジュン(ヒョン)!
ジュンス(ヒョン)!
ユチョン(ヒョン)!」
叫び声に振りかえる
「行ってらっしゃい!!」
手を振る二人…
「…っ!!!」
涙がこぼれる―
あの日僕たちは黙って出て行った
一人一人別々に
見送ることも…見送られることもなく
誰もが後悔してたんだ
あの日を…
あの日何も言わずに出たことを…
「…ってきます…」
出ない声を振り絞って…
「行ってきます!!」
3人は返事をした
当たり前に交わした挨拶が俺たちの未来を約束してくれる
帰ってきていいんだ
あの二人の元に…
「ユチョン、ジュンス
オレもう大丈夫…」
二人の手をとりジェジュンは言う
「もう負けないから…
負けたりなんかしないから…」
そしたらきっとまた
「お帰り」と二人が迎えてくれる
そうだろ…ユノ…チャンミン…
次の日JYJの活動再開が記事の一面を飾った
それを見て2人の男は黙って手を握り合った
「さ、俺たちも頑張りますか!」
「はい、負けてられませんからね…」
―完―
どなたか覚えてますでしょうか…
このお話(笑)
『誓い』これにて終了です―
最終話なかなかUPできず…
もう23話で終わりでいっか~と思ってたのですが…
どうでしたでしょうか…ビクビク…
どうしても
二人に「行ってらっしゃい」と見送ってほしかったのです…
三人に「ただ今」と言える場所が残っていますように…
ありがとうございました♪アチャ
画像おかりしました♪
ありがとうございます♪
テーマ:誓い
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