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2011-11-08 10:26:56

従事者が患者様に“寄り添う”とは

テーマ:日々のこと

今回は"寄り添う"とは何か、のお話を少々。

私達在宅医療・介護の世界には、病院や施設から転職してくるスタッフが多くいます。

その志望動機によく耳にするのが

「もっと患者様、利用者様に寄り添いたいから」

という言葉です。

志があり、かつ献身的なその姿勢に心が打たれることもありますが、

ここで少し注意しなければならないことがあります。

一寸事例を紹介しましょう。

数年前の出来事でした。

他の訪問看護事業所の看護師Aが、末期がん患者Bさんに関わっておりました。

その事業所では居宅介護支援(介護保険制度でのケアプラン作成)をおこなっていない為、

私達は訪問看護としてではなく、居宅介護支援として関わることになりました。

早速訪問し、B様のご自宅へ入りましたが、奥様と並んで看護師Aが、

「B様は私にだけしかダメ(心を開いているのは私だけという意味か)なので・・・」

としてB様へのお部屋にいれてもらえませんでした。

B様はとてもデリケートな状態にあり、看護師Aだけに心を開いているため、

という事だそうです。

そして聞けば、ここ数日毎日B様宅を訪れて、何時間も" 寄り添い続けている"との事。

そして私達が訪れたこの日も、すでに訪問から4時間以上が経過し、

かつそれ以前も何時間という単位で、びっしり"寄り添っている"との事でした。

さて、一見献身的な看護師としてすばらしくも感じることが出来そうなA看護師ですが、

果たしてB様にとっては" 効果的 "なケアが提供できたと言えるのでしょうか。

少し分析してみましょう。

A看護師の思考は次の通りでしょう。

「患者様Bは末期状態にあり、不安と苦しみに怯えており、

 家族も同様、だから看護師としてそばについていなければダメなはずだ。」

即ち「患者=常時援助なが必要な弱者」という図式ができあがっているわけです。

そして看護師がそばに居続けることが最良のケアと考えているわけです。

かつ、通常は30~90分ですから、訪問看護提供時間にも問題があります。

その2時間後、私達はこのB様に会わせていただくことが出来ましたが、

「不安を助長する」など、A看護師の心配事は一切起きず、

スムーズに介入させていただく事が出来ました。

要するにA看護師が思っていた以上にB様は「しっかりしていた」のです。

私達医療従事者は「家族」ではありません。

あくまでも支援者に過ぎず、その支援とは、患者様の自立支援であり、

生き方、生き様をお支えするのが私達の仕事なのです。

よって「残された貴重な時間」を、

我々従事者が関わることによってその時間を奪ってはならないのです。

患者様が自ら、残された時間を家族と共に最良の時間へと創り上げていくこと

あたかも舞台の「黒衣」のように、さりげなくご支援させていただくことなのです。

得てして心身の平穏を目指し、背中をなで続け、なかなか落ち着かない患者様を目の前に、

そばを離れることが出来ず、途方に暮れる看護師達も少なくはありません。

もしかするとお世話をすればするほど患者の自律心は遠ざかり、

より従事者へ依存的となり、心身の平穏からも遠ざかっていくこともあるかもしれません。

時には苦しむ患者をの背中をさすることを家族に任せて、戦略を立て直すことも必要なのです。

そして看護師が一手に背負うのではなく、

医師、看護師、介護師、ケアマネ、などの従事者達、

そして何より、患者本人、家族も共に目標に向き合い、

共に取り組むという姿勢も大切だと思うのです。

残念なことに、効果的ではなかった理由が自分の寄り添う時間が足りなかったからだとして

訪問看護を去っていく人材も少なくはありません。

残された時間をご本人と家族が如何に最良な過ごし方を出来るかどうか、

最小限の訪問時間と最大限の「思考」でお支えすることが

本当の意味での「寄り添う」ことであると考えるのです。


少し長くなりました。

反論、批判、諸々あることでしょう。

今後の議論はお互いの経験則のぶつけ合いではなく、

是非ともゼロベースで思考していこうではありませんか。

制度上、寄り添える時間が最も長いのは訪問看護でしょう。

良い看護とな何かを追求できる、最も最高の職業とも言えるかもしれません。

在"であろうと日々努力をさせていただいております。

その"効果的"とは一体何か、そこから考えなければならないと思います。

2011-11-04 12:17:17

通所介護倒産時代の到来

テーマ:サービス論

衝撃的なタイトルで申し訳ございません。

もう情報を入手され、早速シュミレーションを行っている方も多いと思いますが、

来年の介護報酬・診療報酬同時改定は、相当なるショックを業界に与えることは必至で、

おそらく相当な数の通所介護事業所が苦しめられる事と考えています。

たとえば大きな改正の一つに従来の4時間以上6時間未満、

6時間以上8時間未満といった所謂4-6、6-8が、

5-7,7-9へと見直される見込みです。

全国の通所介護は多くが6-8を算定しており、

労働基準監督法上、職員の労働時間に9時間拘束8時間労働という制約がある中、

その殆どが6時間30分の提供時間が精一杯であり、5-7算定へ見直さざるをえなくなり、

結果として減収(5%~10%か?)に至ることと考えられます。

もちろん職員を早番遅番で区別し、提供時間中は基準通り人員が配置され、

前後の送迎で工夫するなど7-9での対応策は考えられなくもありませんが、

カンファレンスなどの職員間のコミュニケーション時間が不足することにより、

モチベーションのダウンなど、様々な副作用が考えられ、結果として事業所の

持続的な運営の阻害要因となってしまうことでしょう。

最も簡単な乗り越え策は5-7を受け入れ、減収でも「食える」ように、

施設基準通りの人員配置を出来る限り非常勤で固めるなどが考えられますが、

年収130万円以下のパート労働者への社会保険加入も議論されている中、

決して有益なアイディアとは言い難いものがあります。

又、近年主流になりつつある小規模短時間デイ(3-4二回転等)も

大きな試練を迎えることになりそうです。

社会保障審議会でははっきりと「小規模事業所の報酬を適正化する」といっています。

適正化とは、「現在の報酬が良すぎるので適正化する」と言っているのです。

即ち、減収は間違いありません。

低投資で高回収が魅力だった小規模通所のビジネスモデルも、

大きな変革の時を迎えようとしています。

うむぅー・・・・なかなか今回の改正は手強いです。

通所事業の四割が「赤字経営」という現状の中、戦略なしで改正を迎えれば、

確実に通所サービス大倒産時代到来となることでしょう。

零細中小が淘汰され、大手と税に有利性ある社会福祉法人の時代となる事も・・・

私はいつも言っておりますが、大切なのは乗り越えの方法を探すのではなく、

自分たちの行うケアと利用者のニーズとが本当にマッチしているのかどうかを見直すことです。

本当にマッチしていれば、今回の改定も大きな影響を受けず、

少々の工夫と改革で乗り越えることができると考えます。

例えば、本物のリハビリを本物の従事者で提供しているのか?という視点や、

経営効率ばかり追求し、利用者価値、従事者のアイデンティティを

ないがしろにしてはいないだろうか?など、確認すべき項目はいくらでもあるのです。

今回の改正はそのような基礎的な「志」と「ニーズを見極める姿勢」のようなものが

最も問われる改正であると考えています。

即ち、価値を問われる時代の到来と言えましょう。

皆さんの事業所には、どのような「価値」があり、それは輝きを抱いておりますでしょうか。

楓の風は皆、輝きある価値を抱いております。

2011-10-25 12:11:34

非営利組織の5つの質問

テーマ:日々のこと

P.F.ドラッカーは「非営利組織の成果主義マネジメント」のなかで

非営利組織への5つの重要な質問を示しています。


1,我々の使命は何か?

2,我々の顧客は誰か?

3,顧客は何を価値あるものと考えているのか?

4,我々の成果は何か?

5,我々の計画は何か?


こうしてドラッカーの言葉に改めて耳を傾けていると、

Missionの浸透が如何に大切であるかを痛感させられます。

Missionは知っている、覚えています、言えます、では当然ダメで、

身体に染みついた習慣のように、Missionに従った思考と行動が出るようになるまで

徹底的に確認し、共有化しなければなりません。


楓の風もまだまだ。

スタッフ達と共にMissionをしっかり共有化出来るよう、

様々な取り組みを重ねていきたいと思います。


2011-10-20 12:44:39

MBAに通って思うこと

テーマ:MBA

私は立教大学大学院のMBAに通う学生です。

現在2年生、つまり今年で卒業です。

単位(40単位以上)もクリアし、現在は修士論文に取り組む日々ですが、

これが終われば無事に?!卒業、めでたく学位取得となる予定です。


そんな私がMBAライフを振り返ってみますと、

期待する内容が入学前と現在とで大きく変化していることに気がつきます。

思えば、入学前はビジネススクールに通うことによって、

様々な知識が身に付き、新しいアイディアやイノベーションが生まれるかも、

などと思っていました。まぁ、期待していたというか・・・


もちろん間違いではありませんが、今は一寸ニュアンスが異なります。

今の私が感じることは、MBAに通えばだれもが知識を受け取ることが出来るのではなく、

知識を受け止めるそもそもの「素質」がなければ受け取りようがないということです。

そして、仮に受け取ったとしても、必ずしも新しいアイディア等が生まれるわけではない、

ということです。まぁ、当たり前のことではありますが、何しろ「素質」は欠かせません。


MBAにはこの「素質」が足りなくて苦しんでいる人が結構いるようです。


もし、これからMBAに通ってみようかな、とお考えの方は、

今の仕事やビジョンしているビジネスに、何をどのように活かしたいかなど、

しっかりビジョンし、基礎知識は身につけて「挑む」べきでしょう。


なんて偉そうに語っちゃいましたが、私自身も苦しみながら

何とかがんばっています(笑)

2011-10-19 10:52:51

新しい在宅療養支援拠点をオープンします!

テーマ:ブログ

みなさんこんにちは。

ここ最近ブログ更新が鈍く、誠に申し訳ございません。

おそらく、人生で最も高レベルの「超」がつく忙しさで、

なかなか更新することができません。

それでも定期的に更新を心がけていきますので忘れずに遊びに来て下さいね。


さて、今回はビッグなニュースをお届けいたしましょう。

タイトルの通り在宅医療専門のクリニックを来年春、町田市内にオープンいたします。

院長はまだ秘密(笑)クリニックには医師が複数在籍し、

楓の風自慢の訪問看護と通所施設が併設されます。

■所在地■

  町田市木曽町

■事 業■

 ①在宅療養支援診療所(在宅医療専門クリニック)

 ②24時間365日体制の訪問看護ステーション

 ③新しいスタイルの通所介護事業所

■提供するサービス■

 ①在宅ホスピスケア

 ②在宅医療全般

 ③訪問によるリハビリテーション

 ④通所によるリハビリテーション

 ⑤その他

町田市成瀬の楓の風本部、サンメディカルクリニックと共に、

更なる強力な在宅療養支援体制を築き上げて参ります。


国も積極的に在宅医療の推進にむけて努力しています。

私達も自分たちの理念である、「最期まであなたらしく地域で生きる社会の実現」にむけて

今後も様々な在宅療養支援拠点を整備していこうと考えています。

医師、看護師、理学療法士、社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員の皆様、

この志を共にしたい仲間も求めております!関心がある方は是非ともお気軽にお問い合せ下さい!

又、専門職ではなく、主に在宅療養支援拠点の拡大、推進など、

マーケティングや戦略、マネジメントに関心のある方も、心よりお待ちしております!


あれれ、最期はリクルート記事っぽくなってしまいました
2011-10-12 10:44:30

つぶやき

テーマ:サービス論

今年度は新規オープンラッシュです。

顧問先の鎌倉や大阪で通所や訪問を数事業、来年に向けてオープンやリニューアルを手がけるほか、

社内でもマザーリーフリハビリデイサービスが拡大リニューアル、

横浜市金沢区に来年春に新通所を開設、

町田では来年新しい在宅療養支援拠点を開所、

そして横浜市内でホスピスケアを行う新しい拠点づくりと

もう目白押し・・・!!


大手企業さんの拡大に比べれば私達の成長なんて小さいモノですが、

この先自分たちが信じる価値観が拡大していくことを思うと、

もう、ワクワクして夜も寝られない程?!です(^^;)v


そのために欠かせない要素、それは同じ志を持つ仲間達の存在です。

今もすばらしい仲間に囲まれていますが、

むこう2~3年でおそらく今の倍近くまで仲間が増えることでしょう。


単なるスタッフの雇い入れではなく、キチンと志やビジョンを共有できる仲間だけを、

丁寧に集めていこうと考えております。


なんて、今日はつぶやき程度に・・・






2011-10-06 16:17:49

リラクゼーションコーナー

テーマ:日々のこと

なんてことありませんが、私の勝手な気まぐれで、

本部オフィスの一角にスタッフ用リラクゼーションコーナーなんてものを作ってみました。

要するにマッサージ器を置いただけなんですけどね(笑)


楓の風的介護ビジネス論 

さてこのマッサージ器ですが、どうです?おしゃれだと思いませんか?

なんと、デザインしたのがKEN奥山さん!KENさんはフェラーリやマセラティといった

イタリアの高級車のデザインでも有名な工業デザイナーさんなんです。

ちなみにこの方です。


楓の風的介護ビジネス論 

おお、なんてかっこいい方なんでしょう。

田舎モンの私が一緒に画像に収まること自体がNGですね。失礼いたしました。


さて、気になるお値段、そんなすばらしい方がデザインしたとあって、

さぞかし高級であろうと思われるかもしれませんが、実は13万円!

マッサージ器としては大変安い部類に入りますが、このデザインなら超格安といえましょう。

肝心なマッサージの性能は、まぁ中の上といったところでしょうか。

ようするに普通です。


さて、これでスタッフの皆さんがいやされると良いのですが(笑)


2011-10-04 18:57:11

オープン準備整いました。

テーマ:サービス論

平成23年11月1日より大阪府堺市浜寺石津町東4-2-8にてオープンする

たつみクリニック リハビリテーション颯 のオープン準備が何とか整いました。


楓の風的介護ビジネス論 

運動療法のコーナー。

マシンもそろいました。


楓の風的介護ビジネス論 

ミナト医科学さんから購入したウォーターベッド。

これがとても気持ち良いのです。

下からの水圧でマッサージしていくので、

円背のかたでも安心して治療を受けることが出来ます。

何しろ気持ちが良い!!


楓の風的介護ビジネス論 
理学療法士がいるからこそ、このような物理療法の機器も扱えるのです。

皆さんのお身体の痛みが効果的に緩和されますように・・・



楓の風的介護ビジネス論 
カフェコーナーから運動療法コーナーを望む。


大人のための大人のリハビリテーション空間♪


先週からのPR開始にも関わらず、

おかげさまで現在お申し込みが15件ほど!

心より感謝申し上げます。

100人くらいがMAXなので、ご検討中の皆様はお早めにお申し込み下さいませ。






2011-10-03 17:48:01

羽田からの景色

テーマ:日々のこと

ここ最近出張が多いため、羽田空港を利用することが多く、

毎回変わる景色をラウンジの窓から密かに楽しんでおります。

今日の羽田の景色をご紹介しましょう。


楓の風的介護ビジネス論 

実際はもっと綺麗なんだけどな・・・

夕焼けと空港の明かりが絶妙です。


ちなみに先週の羽田の景色はこんな感じでした。



楓の風的介護ビジネス論 

向こうに富士山♪

なんて綺麗なんでしょう。


最近はすっかり出張族が定着している少々お疲れ気味の私に、

一寸した癒しのご褒美でした。




2011-09-29 10:23:03

たつみクリニックの新しい通所リハビリ施設が11/1オープンします!

テーマ:ブログ

地域医療に取り組むたつみクリニック(堺市堺区石津北町54)が、

大阪府堺市西区、堺区をエリアとする新しい通所によるリハビリテーション施設をオープンさせます。


たつみクリニック リハビリテーション颯-SOU-

所在地:大阪府堺市浜寺石津町東4-2-8


楓の風的介護ビジネス論 
まずは外観をご覧下さい。

通りすがる人達はみな、和食屋さんが出来るのか?と声をかけていきます(笑)。

従来の介護施設の常識をひっくりかえすエクステリア!

コンセプトは「大人のための大人のリハビリテーション空間」です。



楓の風的介護ビジネス論 

施設基準は通所介護ですが、

3時間以上4時間未満の提供時間という 短時間のサービス提供時間による

理学療法をたっぷりと提供するリハビリ施設です。


楓の風的介護ビジネス論 


和とモダンのテイストを織り交ぜた機能訓練室。

ここに物理療法機器や運動療法機器がずらり並びます。



楓の風的介護ビジネス論 


堺市における、究極のリハビリ型デイとなることでしょう。

敢えて段差と坂道を作り、効果的な訓練環境をつくるとともに、

空間の使い分けをし、プログラムにメリハリをつけやすくしています。



奥の上の段はゆったり過ごす「たつみカフェ」というコンセプトで、

リハビリの合間にコーヒーやお茶で一服したり、

PCコーナーでインターネットを楽しんで頂くことができます。



楓の風的介護ビジネス論 

楓の風的介護ビジネス論 


お手洗いもモダンなテイストです。 11月1日オープンなのですが、

ありがたいことに、 もうすでに8人の方のご予約を頂戴しています。


午前の部、午後の部ともに15人の定員となっていますので、

100人前後の皆様にご利用頂けるのではと考えております。

ご予約はどうぞおやはやめに!


楓の風的介護ビジネス論 

さて、肝心なのは中身です。 ここからが楓の風の腕の見せ所です♪

※詳しくは通所のセミナーにてご紹介しております。


楓の風がプロデュースするデイサービスにご興味がある方は

いつでもご遠慮なくお問い合せ下さい。

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