2009-11-10 17:53:15
プチ小説~序~
テーマ:メモ
クリスマスのイルミネーションが瞬き、人々の心が賑わいはじめるころ、僕の中の時計は止まった。
僕はそれに気づくこともなく、新しく設置されたイルミネーションのデザイナーが街頭で挨拶している横を、事もなげに通り過ぎた。
野次馬のように群がる人々と交通整理の警官がやけに虚しく写った。
歩きながら僕は思い出していた。
昔、この六本木に、クリスマスのイルミネーションを見に、彼女と来たことを。
その時も、僕はイルミネーションなど興味は無かったが、彼女は喜んで写メを撮りまくっていたっけ。
当時、僕らはきっと、今虚しく写った野次馬と同じだったのだろう。
彼女との思い出は、その日が最後だった。
僕が覚えていないだけなのか、それともその日に別れたのか、そんなことはどうでもいいと思った。
とにかく、僕にとって六本木は、ただの虚しい上辺だけの街でしかなかった。
この時すでに、僕は時間に置いていかれていたのだけれど、僕の鈍感さは気づくこともなくただ、下らない日常としてしか受け取られなかった。
それから数年後、僕は、時間に置いていかれていたことに気づくことになる…
僕はそれに気づくこともなく、新しく設置されたイルミネーションのデザイナーが街頭で挨拶している横を、事もなげに通り過ぎた。
野次馬のように群がる人々と交通整理の警官がやけに虚しく写った。
歩きながら僕は思い出していた。
昔、この六本木に、クリスマスのイルミネーションを見に、彼女と来たことを。
その時も、僕はイルミネーションなど興味は無かったが、彼女は喜んで写メを撮りまくっていたっけ。
当時、僕らはきっと、今虚しく写った野次馬と同じだったのだろう。
彼女との思い出は、その日が最後だった。
僕が覚えていないだけなのか、それともその日に別れたのか、そんなことはどうでもいいと思った。
とにかく、僕にとって六本木は、ただの虚しい上辺だけの街でしかなかった。
この時すでに、僕は時間に置いていかれていたのだけれど、僕の鈍感さは気づくこともなくただ、下らない日常としてしか受け取られなかった。
それから数年後、僕は、時間に置いていかれていたことに気づくことになる…






