
こんばんは、ダンです。
今日は私の親友の弟さんのお話です。
親友の弟Nクンは当時30歳、関西の有名私大卒で中堅食品メーカーに勤務。
当時の年収は480万位。
彼はその年、友達の紹介で知り合った6歳年下の女性と結婚しました。
おっとりとした雰囲気の可愛いタイプの女性でしたが
デートの時には「もったいないから・・・」
とペットボトルのお茶を持参する堅実さもあり、
そんなところにも惹かれて結婚を決意しました。
周りもポツポツと結婚する子もいて、彼女自身も早くしたいようでした。
彼女は高卒だったので既に働き始めて5年、
職場の人間関係にも少し疲れ気味で寿退社。
結婚当初は2LDKの賃貸マンションでしたが、
半年ほどすると彼女が休みの日に新聞の広告を見るたびに
「マンションを買おうよ、家賃払っていくのもったいないし・・・
それにもう少し広いところがいいな」と。
しかしNクンも堅実派なので、ある程度まとまった頭金を貯めてからに
したいと思っていました。
そのうち近所にお洒落なマンションが建つことになり・・・
彼女のマンションへの夢はどんどん膨らんでいったのでした。
Nクンも根負けし、彼女がそんなに望むならとそのマンションを買う決断をし、
2800万のローンを組むことに。
しかし、一生で一番大きな買い物(ローン)ですから
一週間位は眠りの浅い日が続いたそうです。
そしてマンションもできあがり二人は絵に書いたような
幸せな若い夫婦となったのです。
Nクンの中には「しっかり稼いでいかな」というプレッシャーも感じるように・・・
それから1年、一部上場企業に勤める
Nクンの大学時代の先輩から営業力を買われ
「オレの会社に来ないか?」という誘いが・・・
しかしNクンの中には迷いもありました。
今まで10年間築いたものを手放して、また一からのスタート、
結果によっては先輩の顔をつぶすことにもなる。
また今より激務になることも予想されました。
しかし明らかに給与面では優遇される・・・
迷った挙句、Nクンは申し出を受けることにしたのです。
彼女も一部上場企業ということで大賛成でした。
しかし予想通り、帰宅時間は23時過ぎは当たり前、
つき合いで飲んで帰ることも多く、午前様になることも・・・
彼女はお洒落なリビングでいつも一人でテレビを見ながら
彼の帰りを待つ日々が続きました。
そして、1、2年もすればあんなに憧れていたこのマンションも
当たり前の日常となり、
はじめの幸福感や高揚感もほとんど感じることができなくなっていたのでした。
Nクンも疲れと日々のプレッシャーで帰ってきても会話は少なかったようです。
夫婦の会話があってこその箱(建物)です。
そして、2年が経った頃、
彼女から離婚を切り出したのでした。
Nクンからすると、浮気をしたわけでもない、余裕を持って暮らせるだけの稼ぎを得る
ために頑張ってきたのにナゼ・・・と
24歳で結婚し28歳になった彼女は、周りの働いている友人たちが
海外旅行にいったり、仕事で徐々に重要な仕事を任されているのを見て
キラキラして見えて、このまま帰りの遅いダンナを待っているだけで
いいのかと思ったそうです。
時々、短期のパートには行っていたそうですが・・・
離婚はもちろん双方の責任だと私も思っています。
しかし、女性の中には結婚という大人二人の関係というソフト面よりも
結婚式自体や、住む場所、住む家というハード面にとらわれがちな人がいます。
確かにそういう方は、いくらソフトが整っても
ハードが整わなければ幸せを感じることはできないのかもしれません。
しかしハード面の幸せ感は、手に入れてしまうと時間と共にに薄れていくものだと
いうことを覚えておいて欲しいなと
そんな思いでこのお話しをさせていただきました。


