さて今回はPSMoveソフトのビートスケッチ!のレビューを。公式サイトはこちら 。
このBeat Sketch!はPseyeとモーションコントローラーを使い、テレビ画面上に絵を描くというソフトです。
その内容はファミ通レビュアーに斬新と評される ように確かに既存のゲームにはあまりないプレイ感覚をユーザーに与えてくれます。
このゲームには大きく分けて3つのモードがあります。
1人プレイの体感リズムゲーム「チャレンジモード」、多人数対戦プレイの「マッチモード」、自由に絵が描ける「クリエイトモード」。
音楽のリズムに合わせて、お手本の線をなぞることにより絵を描くモード。
ゲームの流れは、
画面上に透明のお手本の線が表示される。
リズムゲームで言うところのボタンを押すタイミングを知らせるリングが近づいてくるので、それにタイミングを合わせて描き始め、お手本の動きに合わせて描き終える。
描き終えると線のなぞり方やリズムのタイミングなどの上手さが評価されて左上にあるゲージが増減。ゲージがなくなるとゲームオーバー。
音楽に合わせてお手本→描く、お手本→描くを繰り返し、最終的にひとつの絵が完成する。
この音楽に合わせて線を一本一本描いていくという反復行為が最終的に一つの絵となる快感が、とにかく没入感がハンパないというか何か妙にハイになる感覚が斬新と評価される理由かと自分は思います。特に後半の難易度の高い絵を描いている時がヤバいです。
ビートスケッチ チャレンジモード 攻略
チャレンジモードの判定がシビアすぎてクリアー出来ないとお嘆きのそこのアナタ。
チュートリアルの「円を描く」で何十回とやり直すハメになった筆者でも意識するだけでダイナソーまで行けた方法が一つ。
このゲームの判定で重要なのはお手本の線をなぞる事よりも、書き始めと書き終わりのタイミングを合わせること。
多少線から外れて「チチチチチ」と鳴っても、最初のスタートのリングと終わりのリングにタイミングを合わせて描けばBAD評価でゲージが減ることがほとんどなくなりました。
それを意識して線を描いていくと高い評価も取りやすくゲージも回復しやすいのでオススメです。
★
複数人でプレイできるミニゲームが多数収録されているモード。
まるでバラエティ番組の1コーナーのようなミニゲームが多数あり、特に画面上に配置された障害物に当たらないように線を進める「レインボーチャレンジ」はウッチャンナンチャン炎のチャレンジャーの電流イライラ棒に参加しているようなプレイ感覚なのでオススメです。例えが90年代すぎるというツッコミは禁止。
また個人的に気に入ったのは、制限時間内に四角いキャンパスの中にぶつからないように長い1本の線を描く「ラインチャレンジ」。
これはSFCがんばれゴエモンのペンキ塗りアルバイトを思い出して(俺の中では)非常に面白いのでオススメです。例えが90年代すぎるだというツッコミは〈略〉。
とりあえずツールは上記のような感じで、
工夫次第で様々な絵を描くことが出来る。水墨画風が味があって好きだ。
またステンドグラス調の絵を描いたり、描きながらBGMやSEを流すなど、このゲームならではの要素も。
ちなみに描いている様子をHDに録画することが出来て、それをそのままYouTubeにアップロードすることが出来る。
★
クリエイトモードは大前提として、腕を大きく動かすor立った状態で絵を描くことになるので、普通のペイントツールとは使い勝手が別物なのでペイントツールとしてこのソフトに興味がある人は注意が必要。
それこそ動画職人や本筋の大道芸人以外には、かなり敷居が高い難易度のモードと言えます。
しかし同時にPS3に取り込んだ写真に落書きすることが可能、お手本の絵に色を塗る『塗り絵』的なサンプル絵が多数収録されているなど、ライトユーザーや小さいお子様が気軽に落書きを楽しめるように配慮している点は非常にGJだと思います。
総評
このビートスケッチは斬新なリズムゲーム、多種多様なパーティーゲーム、創作意欲をくすぐるクリエイトモードを収録した一粒で三度美味しいバラエティ豊かな作品です。
内容はあくまで2980円という価格に合ったボリュームで、腰を据えてガッツリ遊ぶタイプのゲームではありませんが、斬新なゲームを体験したい人やPSMoveはどのような事が出来るのかを知りたい人にはオススメのソフトです。
ビートスケッチ! こんな人に◎
斬新な新しいゲームに興味がある人。
家族や友人と遊べるパーティーゲームが欲しい人。
YouTube、ニコニコ動画などに動画をアップしたい人。
ビートスケッチ! こんな人に×
遊べるボリュームの少ないゲームが嫌な人。
カジュアル系・ミニゲーム系が嫌な人。
クリエイトモードに興味がない人。
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今日の余談
というわけで久しぶりにプレイしたゲームのレビュー記事でした。
ほとんどリハビリ感覚で描き始めましたが、3時間ほどかけて書いていたら頭が程よくハイになって昔のノリというかテンションに戻れた記事を書けたように思えます。それが良いことかどうか分からないけれど、好きなものは好きだからしょうがないということで何はなくともご容赦を。
と、つらつら書きつつ終了です。
それでは。