2012年01月11日(水)

ひたすら一生懸命

テーマ:笑倍人コーナー
明るく元気に『商売』を→『笑倍』にしている方にインタビューさせていただきました。
(弊社の会報「月刊あどど」のコーナーに掲載された記事を掲載しております)

『笑倍人』
   今月の笑倍人は、同窓生シリーズ第6弾、
渡辺淳一氏からの紹介は、同窓生シリーズ初の女性、寒河江市栄町の櫻井香代さんです。櫻井さんは、【や和らぎ庵】という呉服屋さんであり、前結び宗家きの和装学苑の着付け教室を主宰しながら着物を通したNPO活動にも参加されています。

 崖っぷちからの出発
 父親が具合悪くなってしまったのよ、私が子供を出産したときに・・
問屋への支払いがね、大変なことに・・
みんな路頭に迷うじゃないですか、私がやらなかったら、そんな状態で父親の商売を引き継いだわけ。
商売なんかどっちかというと私、嫌いなほうだったのよ。
人って、思うんだけど、崖っぷちに立たされると出来るモンなんですよ(笑) 商売が始まってからは、大変だなんて考えるヒマもないほど忙しかった。
私は全力投球したつもりだったけど、子育てや親の看病などをしながらの商売なもんだから全力投球になってないんですよ。
それはお客様には関係ないことですからね。

 私が本気になれた、っていうか時間が出来たのは、仕事を引き継いで19年くらい経ってからかな。子育てが終わったのよ。
子供の部活やらで、3年位お客様にお知らせも案内も一切しなかったの。
 いざ商売を再開しようと思ったんだけど、お客様に行きづらくなったのよ、とてもとても行きづらくなったわけ。
そこで新聞づくりから始めてみたの、そこからお客様のところに行き始めてみたの新聞持って。

私の再スタートした時の言葉が、
 「ひたすら一生懸命」
 そのうち「櫻井さんたら一生懸命だずね」って言われるようになったのね、それで20周年祭をするって決めたの。
そしていよいよその段取りが出来て、会場のホテルも借りてスタートしたら、
父親が危篤になってしまったの。あれもまた崖っぷちなんだよねー
「爺ちゃん3月3日までなんとかガンバってよっ」て毎日毎日病院に通ってお願いしたの。
「明日から展示会だから、来らんねがらなー」っていったら、「ん・・・」って、結局展示会終わるまで頑張ってくれたのよ。
終わってすぐ「爺ちゃん展示会終わたー、みんなこだいいっぱい来てくれたんだ-」って写真見せたら、声上げて泣いてよー、私の願いわかってくれたんだべねー。
  きもの新聞

 20年間自分の都合で商売してきたとするならば、10年前からは、お客様のために全て時間を使いたいって思ったの すごく・・・
きもの新聞もそのひとつ
きもので山形へみんなで遊びに行きましょうとかね、遊びの年間スケジュールをたててみんなに正月配るの。
父親を過ごし、部活も終わったし時間がタップリあったんですよ(笑)
 (NPOにも参加されてるって?)
 着物の普段着使いですよ。
「夏の暑いとき何で着物着てんの」って言われるけど、着物好きの醍醐味ですね(笑)夏に着物をきて涼やかにいるっていうの着物通の中では上のレベルに達したかなっていう・・・
でも、私たちが着物着てると「あら涼しそう」って言われるんですよ(笑)
日本の心みたいな、いま和物が見直されて、打ち水をして涼を感じる、風鈴の音を聞いて涼を感じるっていうような、日本人の心なんですね。
 初心に戻ろう
 10年前(再出発時)にはときめいたモノがあったんですよ、着物に対するね、ところが最近忘れかけているんですね。
だから、「初心に戻ろう」って言うのが私の今年のテーマなの、震災で考える時間もあったからね、だからこのきもの新聞の内容も、改めたの・・・

 私大きなコトを忘れてたんだ、家族の協力。仕事のコトだけを捉えていうなら、家族に拘束されてすごく出来なかったと思ってたけど、あとの方では、家族に支えられてずーっとやって来れたんだなーって・・・

「ひたすら一生懸命」・「初心に戻ろう」心にグサッと刺さりました。
あっという間の時間でした、ありがとうございます。またお話を聴かせて下さいね。


2011年10月01日(土)

さが江自然屋千世 渡辺淳一氏

テーマ:笑倍人コーナー
明るく元気に『商売』を→『笑倍』にしている方にインタビューさせていただきました。
(弊社の会報「月刊あどど」のコーナーに掲載された記事を掲載しております)

『笑倍人』
   今月の笑倍人は、同窓生シリーズ第5弾、
今井敏彦氏からの紹介は、市内元町のだんご屋さん【さが江自然屋千世(せんせ) 】を営む渡辺淳一氏です。

  かき氷食うか?
寒河江市の自動車整備工場@北斗クラフト社長のブログ-淳一4
キゥイのかき氷、こんなかき氷食べたことない!
「お前、来るっていうがら、休みだげんと作ってだんだ」
ここの材料は全部、畑や山から採ってきたものだそうです。
寒河江市の自動車整備工場@北斗クラフト社長のブログ-淳一1

「売れ残ったら、これでウイスキー飲むんだ、作り置き出来ねからな(笑)・・
実は、商売始めっとき考えたのが、だんご屋じゃなくて、ほんとは・・・
縄文食なのよ
社会教育課で県の発掘しったから、縄文の遺跡から竪穴住居とかいろんなどっから、クルミが必ず出てくる、
ドングリ、トチの実。
高瀬山って、あんな丘だけど凄いんだぞ!それで、縄文食研究を始めだのがきっかけよ、この世界に入る。
何かイベントあって縄文食っていうとオレが担当で、それで腕を磨いたんだ。
・・っていう訳ではないんだけどな(笑)
ドングリ拾って、アク抜いて、すり潰してな・・・馬鹿みたいだべ(笑)」

10年前奥様を亡くし教員を辞め、家族のことを考えこの団子屋を始めたそうです。
「店の造り懐かしい感じがするんだけど?何かこだわりでも?」

「実は最初、子供相手に考えった。
だんご1本でも買いに来れるような、
ところが実際大人なんだよな・・・
こだわってるのはクルミとかエゴマとかどうしても縄文なのよ
エゴマも縄文からあったから、出てくんのよ(遺跡から)分析すっと。」

  醤油のない だんご屋
「最初はよ、醤油だんご置いてねっけのよ、味噌は作っけど、醤油は作らんねがらよ。
『醤油置いでねだんご屋なんかない、業務用の買ってこい』って、お客さんから言われてよ。
んでも、あれは甘くてな!

仕事やってて、教え子が夫婦で来てくれたりすると嬉しいね。
そんで、「センセ(先生)センセ」って呼ぶと、周りの人が不思議な顔すっぺ
んだと、説明すんのが面倒くさいから“千世”って屋号にしたんだ(笑)

材料採り行くのも、楽しいなぁ
クルミを採ったり、ヨモギを採りに行ったり、苦労だけど楽しいっだな。
トチの実は神通峡まで行ってたな。
ヤマカガシ踏んだり、スズメバチには五回刺されてこの前はピーポーピーポーで運ばれて、次は危ないって言われた。
それに、熊の出てくる季節だからよ。
今は、友達にいいところを教えて貰って楽して採ってるけど(笑)

悩みは、生ものなので作り置きが出来ないことかな、神様には申し訳ないけど、捨てるのもやむを得ない。」

好きな言葉はありますか?
「好きな言葉は【誠】だな!
新撰組が好きだからかな、 突き進むしかない みだいなところが、好きだな。」

  手割り?のクルミ
「俺よ、クルミだんごのクルミ、一個ずつ手で割ってるんだじぇ(笑)
遺跡で発掘されたクルミを割る石よ、これに置いて一個一個叩いて割るんだ(笑)」

寒河江市の自動車整備工場@北斗クラフト社長のブログ-淳一2
手で割ると何かいいことあるんですか?

「ないな!(笑)」
縄文の人達はひとつひとつ大切に割ってたんだなって遺跡からわかるからな、俺なりのこだわりったな(笑)
(ここまでくると・・立派!)
「ツノハシバミだんごを作ることが今の夢だな、昔から日本中の里山に(高瀬山にも)あったの、いま失せて急速に無くなってきている。
(里山の)ピーナッツだな、そのまま食べられるんだ。」

「一事が万事」渡辺さんから聴かせていただきながら思いました。
一見不合理かと思えるものでも真摯に向き合って、こだわりつくす。
あのだんごを食べると、ビンビン伝わってきます。
寒河江の新たな伝説を生むかもしれませんね。
10日間しかない幻のメニュー【畑わさ田楽】食べたくなってしまいました(笑)
休日の忙しい中、ホントにありがとうございました。

寒河江市の自動車整備工場@北斗クラフト社長のブログ-淳一3

この迫力の名刺? 参りました
寒河江市の自動車整備工場@北斗クラフト社長のブログ-名刺


2011年09月25日(日)

(有)トータルシステム 今井敏彦氏

テーマ:笑倍人コーナー
明るく元気に『商売』を→『笑倍』にしている方にインタビューさせていただきました。
(弊社の会報「月刊あどど」のコーナーに掲載された記事を掲載しております)

『笑倍人』
   同窓生シリーズ第4弾、安達光好氏からの紹介は、(有)トータルシステム の今井敏彦社長です。
使い終わった食用油からディーゼル燃料(BDF)を作り出す装置を手がけていらっしゃいます。
とつとつとした静かな語りの中に、幾度かの危機を乗り越えてこられた迫力が感じられました。

  山あり谷あり
独立する前はどんな仕事をしていたんですか?
天童のパ○○○アで、生産技術や設計などの仕事に26年間携わりました。
前から独立しようと思っていたんですが、あるとき早期退職の募集があったので、今だ!と思い退職しました。
寒河江市の自動車整備工場@北斗クラフト社長のブログ-今井1

BDFと出会ったきっかけは?
 独立して省力機械の設計などをやっていたとき、材料屋さんに、
「機械の組み立てやれないか」と
持ちかけられたのがBDF精製装置だったんです。

それが、売れに売れて5年間で500台納入したんです。
日本では、一番の実績じゃないかな。

 でも、もらった手形が不渡りになり、その処理で大変な目にあいました。

やっと処理を終えたと思ったら、不運が重なって、売上が8割も落ちてしまったんですよ。
そんなら、もっと素晴らしい自社ブランドの装置を開発してやろうと思ったんです。
そこで、山大の先生にお願いして共同で装置の開発をしました。

失礼ですけど、売上が大変なときに、資金は大丈夫だったんですか。
県に経営革新事業の認可をいただいて、金融公庫から融資を受けてなんとか当座をしのぎながら、山大の先生もお金が無いのがわかってたので分割にしてくれたんです。
寒河江市の自動車整備工場@北斗クラフト社長のブログ-今井2

 CO2ゼロの魅力
そこまでこだわるBDFの魅力ってなんですか?
 BDFって、地球環境に優しいんですよ。
原料の食用油は植物性なのでCO2発生はゼロにカウントされるんです。
それに、捨てるハズの使い終わった廃食油を使うので人や他の動物との食物競合がないんです。


なるほど素晴らしい装置なんですね、
装置は完成したんですか?

 新しい装置の開発に半年かかりました。
この装置は、これまでのものより小さく能力も高いので、
どんどん導入の話しがでてきたんです。


これで盛り返せると思ったやさき・・・

あの、リーマンショックが起きたんです。
話がパッタリ無くなってしまい・・・
もう、真っ暗なトンネルにはいってしまったような気分でした。
全然先が見えなくなってしまってね。

家族はなんと?

心配してないと言ったらウソになるけど、もう船に乗って海に出てしまったようなものですものね。

今井さんは信頼されているんですね。
それで今はどんな状況なんでしょう。

トンネルの先にやっと明かりが見えかけてきた・・かな。
信頼できる商社から中国展開の話が来てまして、中国で開催されるショーに出品することが決まったんです。
それが上手く行けばなぁと思っているところです。

素晴らしい!良かったですね、上手く行くようにお祈りしています。

ところで、今井さんが普段から大事にしていることってどんな事ですか?

「より良い人間関係の構築」ですかね、自分で出来る範囲って限られているから、人間関係を良好に保っていくことが大事じゃないかと思っています。

素晴らしいです。
だから窮地に陥ったときでも助けて下さる方が現れるんですね。
穏やかな口調の中に、今井さんの内に秘めたパワーって言うか想いの強さにとても感銘しました。


 社名
      有限会社トータルシステム   代表取締役社長 今井敏彦 
 事業内容
     ■BDF(バイオ・ディーゼル・フューエル)装置、製造、販売
     ■精密測定検査機器、工作機械の製造、販売
     ■精密機器、制御機器、電子機器用部品・工具の製造、加工、販売
     ■プリント配線基板の設計、製造、販売
     ■合成樹脂の成型、加工
     ■コンピュータ周辺機器の製造、販売
     ■コンピュータソフトウェアの設計、製造、販売
     ■上記に附帯する一切の事業
 所在地
     〒999-3727
     山形県東根市大字野川2514-1
     TEL:0237-44-3481
     FAX:0237-44-3482


                           (レポート 北斗クラフト 中西和則)

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