わたくし、阿部たま緒は、
かねてよりお付き合いしておりりましたアメリカ人実業家と本日 結婚いたしましたことをご報告申し上げます。
お相手は米国で昨年まで実業家として活躍していたスティーブ・ジョブズさんです。
交際のきっかけは、昨年秋、10月5日の私の就寝中、
彼が夢枕に立ったことにはじまります。
枕元で彼は、
「きょう僕は自由な身になった。日本女性はヤマトナデシコと呼ばれ、世界で一番魅力的だと聞いている。
ぜひ彼女になっくれませんか?」
と紳士的な口調で尋ねました。
私も良く考えれば彼以上にフリーな身ですし、もちろんオッケーです。
以来、夜ごとに夢の中でデートを重ねました。
そして今日、突然、彼がプロポーズしてきたのです。
断る理由もないので、区役所の時間外窓口に直行し、
婚姻届に記入しました。
彼の部分は、彼が降臨してきて私が代筆しました。
時間外窓口の警備員に書き上がった婚姻届を提出しました。
「旦那さんは?」
と聞かれたので、
「あなたには見えませんが、私の隣にいます」
と答えました。
「一人でも婚姻届を出すことは出来るが、旦那さんの本籍と印鑑が無いし、窓口が開いている時にまた来てほしい」
と言われました。
残念でしたが、書類のことは後回しでもかまいません。
大切なのは私たちの気持ちですから。
スティーブと私はラブラブの新婚カップルとして、今日から新しい人生を生きていきます。
時間外窓口の警備員さんがくれたメモには、「こころの相談窓口」 という文字と電話番号か書かれていました。
意味が分かりません。
みなさま、これからもよろしくおねがいいたします。
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