2012年01月21日(土)

見と観について

テーマ:自然なからだを愛する人へ


もし剣のある時代に果し状の決闘を申し込まれた場合、

決闘場にて相手と剣を構える、

そこに見えるは剣と相手の姿、

三見の大事に

ひとつは敵の太刀先を見ること、

いまひとつは、敵の(こぶし)を見ること

残るひとつは敵の顔を見ること

剣と相手の姿だけを頼りに戦った場合、

勝率はいかがであろうか、


剣豪であるならばそれに加え、

相手の呼吸は、自分より早いか遅いか

季節はいつか、

気温の高低は、湿度の具合は、

昼であれば太陽の向き加減、

風が吹いていた時はどこからどの方向、

風の強弱はどうか

両者の心理状態は如何に、

いろいろと思考を巡らし

生死の域に達するでありましょう。


前文を「見る」ということに基づき

後文を「観る」ということに基づくならば

どちらも大切な存在であることに理解できると思います。


整体医療法においても

相手と会った瞬間から治療は始まっています。

相手の意識、無意識および

感情の観察(診断)を行います。

治療室に入って来るときはどちらの足で入って来たのか

お辞儀した姿勢はどのような動作であったのか

さりげなく目と目が合った時、その目は輝いているか、

消極的な目か、疑心暗鬼な目か

また、うつ伏せ、仰向けの観察(診断)により

背骨の位置、呼吸の強弱、皮膚の弾力、顔の向き加減、

足の位置、他

一つ一つ分析をするときりがないので、瞬時に判断を

求められます。


このような観察(診断)によりおおかた

相手のからだの体癖がわかり、

どこが辛いのかという判断も出来るのでございます。

意識的、無意識的の観察(診断)を的確に捉えることで

相手が訴える症状がわかると思われます。

経験を要しますが、日々、相手の意識、無意識の動作を

根気よく観察することによって「見る」と「観る」

の総合的な観察(診断)が出来ます。

2012年01月15日(日)

禅語に学ぶ名言

テーマ:自然なからだを愛する人へ



春 来 草 自 生

はるきたらばくさおのずからしょうず


   自然の流れに逆らわず   

                禅林句集

  

その年齢にならなければわからない心境。

その時がこなければわからない心境があります。

春が来れば、草は自然に生えてくる。

草が自分の意思で生えてくるには、

その時を待つ以外にない、という禅語です。


親がどうの、上司がどうの、

先生がどうのと言ったって、

言われたから仕方なくやっているうちは

芽は出ません。

本人ひとつも気が入っちゃいない。

にこにこしながらやってくるのは顔色を窺うからで、

嫌なら嫌と言う方がましかもしれません。


自分からやる気にさせるには、

その「時」を待つことです。

今からやっておけば将来有利だとか、

コツを教えてくれれば

若くたって修得できるはず、

と思うのは拙速。


無理矢理秋に芽を出してみたら、

幼いうちに冬が来て、

いっぺんに凍えてしまうのが関の山。

自然の流れには逆らえません。


      参照文献「続・ほっとする禅語」

              監修・野田大燈

                文・杉谷みどり

              絵・石飛博光



若いときは好奇心旺盛であれもやりたい、

これもやりたい

と行動もして来たのでありますが、

目標というか、

目的というか自分は何年後にはこうありたいという

指標があれば成れると確信いたします。


そのためのヒントとして

短期目標・中期目標・長期目標と段階を整理することで

始めにやるべきことは何か

その次は何かと計画を立てて行動することが

肝要と思います。


「人の価値観は人が決める」


自分の力が5しかないのに、

10あると他人に言っても、

すぐに見破られてしまいます。

「急がば回れ」のたとえで、


” あせらず・急がず・ゆっくりと ”


実力を身につけて行けばおのずと

人は認めてくれると信じております。

2011年12月31日(土)

養 生 七 不 可

テーマ:自然なからだを愛する人へ

「解体新書」を著わした、杉田玄白(1733~

1817)が晩年に”養生七不可”を示しました。 


  養 生 七 不 可

            杉 田 玄 白


1、昨日の非は恨悔すべからず

(終ったことはいつまでもくよくよ考えない)

2、明日の是は慮念するべからず

(先のことをあれこれ思い悩まない)

3、飲と食とは度を過ごすべからず

(飲みすぎ、食べすぎは慎む)

4、心物に非すれば荀しくも食すべからず

(変わった食べ物は食べない)

5、事なき時は薬を服すべからず

(何でもないのに薬は飲まない)

6、壮実を頼んで房を過ごすべからず

(元気だからといって無理をしない)

7、動作を勤めて安を好むべからず

(横になってばかりいないで適度な運動を)


忙中閑にて”養生七不可”を省みて、事なきことに

感謝しております。

2011年12月24日(土)

日々感謝

テーマ:自然なからだを愛する人へ


夜の寝際に「今日も無事に生かされた」という

感謝の波紋が、日々の暮らしに根ずくことによって、

楽しい生活ができるようになると思います。

2011年12月17日(土)

名医と出会う

テーマ:自然なからだを愛する人へ


長女が小学3年生の時、

風邪で高熱を出しうなされていました。

日曜日でしたので病院は休診です。

救急診療の病院を調べて連絡し駆けつけました。

その時に診ていただいた当番医の先生は

偶然にも姉の内科の主治医だったのです。

長女を先生に受診していただいた結果、

"大丈夫"自宅で横になって

安静にしていればよくなります」

とのご指示をいただきました。

先生にお礼をして病院を後にしました。


帰りの車の中で家内が

「お薬をくれないので、大丈夫かしら」

と心配しておりましたので

「先生の言葉が薬なんだから

なにも心配することないよ、信頼しなさい」

と言いました。

自宅で安静にして小学校へは3日ほど

休校してから回復したのでした。


先生は患者さんの状態を診て、お薬を出す、

出さないを判断するのですから

信頼関係が最も大切なことです。

お薬を飲んで良くなるよりも、

飲まなくてよくなったほうがより

ベストではないかと思います。


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