2012年04月21日(土)

こころの師匠

テーマ:自然なからだを愛する人へ


17歳の頃、中央区へアルバイトに通っていた際、

近くにモダンな喫茶店がありました。

成人になって知ったのですが、

テーブルと椅子は ”天童木工”で統一し、

間接照明を配置よく据付、寛げる空間です。

BGMはモダンジャズで

自然と大人の世界に溶け込むことが出来ました。


マスターは東京六大学の一つである某大学を卒業して

父君の後継としてお店を引き継いだと

おっしゃっておりました。

年齢はわたしより一回り上のようです。


場所もビジネス街であることから

お客さんの大半はサラリーマンの方々でした。

淡いピンクのセーターにグレンチェックのスラックス

靴は茶のコイン・ローファーという身なりで

来店して来た青年は印象深いと

後年にマスターが述懐しておりました。


コーヒーを飲みながら、雑誌棚に置いてある

「メンズクラブ」「平凡パンチ」のページ

を開くのが楽しみでした。

当時は、エレキブームで、

バイト仲間と会社の地下で

練習しておりました。

また、

会社の先輩もダンディーな人が多く

ファッション哲学、恋愛論等を仕込まれたのです。

それというのも一番年下でしたので

かわいがっていただいたと思います。


銀座にも日本橋にも徒歩数分で行ける

好立地でしたので

週に3~4回、通ったでしょうか

馴染み客として

店が暇な時、マスターから

声をかけて下さいました。

見るからに知性と教養に溢れた容貌です。

未成年の時より近年に至るまで

いろいろなことを

教えていただきました。

政治・経済・社会・宗教・哲学・芸術・文学等

と何を聞いてもやさしく応対して下さいました。


2003(平成15年)盛夏

数年前より体調不良のため、無理を承知で

営業しておられたようでしたが、

入院を契機に店を閉めることになったのです。


一時、ご無沙汰した時期はございましたが

思案に窮した時に駆けつけ

ご相談させていただいたことに

こころより感謝しております。

長い間、ありがとうございました。

2012年04月14日(土)

二十四節気と整体観 その六 穀雨

テーマ:自然なからだを愛する人へ


旧暦では立春から七十五日目

太陽暦ならほぼ四月二十日


旧暦三月の中気。

穀物を育てる春の雨の降る頃です。

二十四節気が成立した時代(紀元前七世紀頃)

の中国・華北地方では

この頃、秋に蒔いた麦などの穀物に、

春雨が降りそそいで成長を促すありさまを

表現したものです。

特に日本では、米作が農業の基本になって

いますから、清明の頃に蒔いた籾が発芽して、

その成長を促すこの頃の雨が重視されました。

春雨には格別な風情があります。


今年の穀雨は4月20日

気温も穏やかになり、体も弛み“うとうと”

眠くなることがしばしあります。

寝相の悪い人がいますが、

特に育ち盛りの子供は熟睡に入るまで転々と

寝相を変えています。

「うちの子供は寝相が悪くて困ります」

とこぼしている母親がよくおりますが、

この寝相が悪いのも一つの活元運動です。

寝相が悪いうちは疲れを翌日に持ち越さないで、

朝起きると溌剌としています。

寝相が悪いということは、

この偏り疲労の調整を無意識のうちにやっているのです。


参照文献

旧暦読本  岡田芳郎著 創元社

操法随感Ⅱ 堀江洋佑著   

2012年04月07日(土)

禅語に学ぶ名言 黙 (もく)

テーマ:自然なからだを愛する人へ

  

  黙っていた方が伝わることもあります


  黙っていても伝わることがあります。

  黙らなければ伝わらないこともあります。

  多くの言葉で語っても伝わらないことを、

  円をもって表現した「一円相」。


  そして、さらに進んで、

こんどは「沈黙」をもって

  真実を表現します。

  ただし、沈黙することは、

語らないことではありません。

  「黙」に対して「語る」という二元的な

考え方ではないのです。

  「黙、雷のごとし」というくらい、

  「黙」の中に「声なき声」を聞くのです。

  あなたは何かを伝えたい時、

  それが本当に大切なことの時、

  「黙」して伝えたことがありますか?

  そして、「黙」した人の声を聞いていますか?


  暮らしの中にとけ込んだら、

さしずめ「目は口ほどにものをいい」。


     参照文献「ほっとする禅語70」

            監修・野田大燈

             文・杉谷みどり

             絵・石飛博光



西洋の諺に「沈黙は金、雄弁は銀」というのが

あります。なかなか奥深いことばですね。

よき格言は世界共通のようです。



2012年04月04日(水)

二十四節気と整体観 その五 清明

テーマ:自然なからだを愛する人へ



いかにも清々しく

一年のうちでいちばん華やかな季節


旧暦三月の正節。

万物が春の陽光を受けて新鮮で清らかで明るい

ありさまをいっています。

古来、中国ではこの日河辺で、冬の間中着用した

衣類などを洗い清め郊外に遊び、また先祖の墓参りを

する習慣がありました。

日本でも沖縄中・南部地方に清明(うしーみー)といって、墓参りを

してから、墓前で親族一同が会食する風習があります。

清明の前後は、日本列島が桜の花に包まれます。

いわゆる桜前線の北上にあわせて、各地でお花見が

行われ、一年のうちでもっとも華やかな季節です。


44日 清明

「せいめい」、なんと麗しく心に響く素敵な名でしょう。

しかし、この時期には花の匂いおよびスギ等による花粉による粒子は人によっては、過敏なアレルギー反応おこし、花の匂いや花粉が鼻粘膜に入り込んで起こる原因によるものが多いとされます。

思えば「花粉症」という病名はいつごろから言われ始めたのでしょうか、それ以前は「鼻炎または風邪」という病名だったと思います。


整体法で自分の花粉症を治療する方法

大切なことは1回でよくしようと思わないで、繰り返し行うことで来年の春、再来年の春とかに目標を設定して取り組んだら良いと思います。


 化膿活点~右腕の外側上腕の外側の真ん中を自分の手の中指で探ると、「ぐりぐり」とした筋肉の塊があるので、そこを少し痛いかなと思うぐらい強さで5回ぐらい「ぐりぐり」と刺激します。

 恥骨~仰向けに寝て、臍の下に指3本の間隔の位置へ両手を八の時に中指を中心にして使い、ていねいに繰り返し押さえて集注すること。

 仙尾腸関節~うつ伏せになり仙骨の際に両母子を当て、仙骨・腸骨・尾骨の方向へ、微妙に動かしてみるとつかえた感じのある場所に出会いますので、そういう箇所を見つけ、ジッと集注して輸気をしておりますと、そのつかえがスーと弛み、気が通っていく感じになった時、鼻の通りが良くなります。花粉症の8割ぐらいは仙尾腸関節がつまっているようです。


参照文献

旧暦読本-現代に生きる「こよみ」の知恵

岡田芳郎著 創元社

       花粉症でも困らない

                 岡島瑞徳著 宝島社


2012年03月31日(土)

「生かされて生きている」ということ その二

テーマ:自然なからだを愛する人へ


平成23年、これから本格的な夏を

迎えようとする時期、

都内にて深夜、

交差点にて出会いがしらの交通事故を

起こしてしまいました。

先方は2000ccクラスの商用車、

当方は400ccのオートバイです。

衝突した瞬間、からだが宙に舞い上がり

1回転して地面に落ちた記憶が残っております。

救急車に乗せられた際、

意識がはっきりしておりましたのが幸いです。

救急隊の方々の気くばりに感謝しております。

都内、大学付属病院へ運ばれ検査を受けました。

骨折の損傷もなく、

入院しなくてもよろしいとのことです。

診察の結果、「全身打撲」の診断が下されました。

病院を去るとき、後ろを振り返り合掌しました。


その日のうちに、所轄の警察署に出頭し、

事情調書および現場検証を行ったのです。

暫らくして、保険会社から自動車もバイクも

廃車になったとの連絡がありました。

まさに「生かされて生きている」

という体感を経験したのです。

身体的には事故によるダメージも少なく、

通院して元気になりました。

後遺症の心配もあるかと思われますが、

整体法治療家として楽観的に対処する方法が

ありますので心配には及びません。


禅僧・良寛さんの手紙の一節に

 

 災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。

 死ぬる時節には死ぬがよく候。

 これはこれ災難をのがるる妙法にて候。


この言葉に巡りあってとても勇気をいただいたのです


これからの生かされた人生を

「日々是好日」に生きることを我に誓いました。




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