海洋冒険小説、「北極熊はどこへ行ったの」(一)北極熊がいなくなる日、の電子書籍をキンドルにて出版しました。それではストーリー序盤の内容を紹介します。

一九九三年夏、少年少女時代に東シベリア海のウランゲリ島で、両親と一緒に北極熊の親子を見た双子の兄弟(大川真津男、美紀男)と姉妹(村田麻理、恵理)。
それから二十八年後の二〇二一年、地球温暖化や各国の北極海資源争奪戦、さらには北極海輸送ルートの開発などで北極海の氷が激減、北極熊の生存にも影響が出てきた。その北極熊を救うべく四組の家族と二人の若きカップルが取った行動とは?

数々のヒット曲とたくさんの映画を盛り込んであるので、小説を読んでいくうちに懐かしい歌や思い出の映画に出会います。そして懐かしいヒット曲に出会ったならYOU TUBEで歌を、思い出の映画に出会ったならDVDを観るか映画の配信を……。

なお、本文に出てくるヒット曲と映画は、YOU TUBEの動画を筆者のブログ、米山甚三郎アメーバブログに貼り付けてありますので、本小説と合わせてご覧になって頂ければ嬉しいです。

プロローグに出てくるヒット曲は四曲ありますので、その場面の文章を紹介します。
玩具やトランプカードの製造販売を経営している大川俊男が、妻の真美(マミー・ブルー)に訊いた。
中略
「そうだわね。義妹の君子(君恋し)さんにも話してみようか。
中略
クリフは握手しながら、
「初めまして、ようこそいらっしゃいました。娘のユリアと息子のサンタナです。女房のマリア(サンタ・マリア)は家で食事を作って待っていますから、一緒に車で行きましょう」
中略
「何かこう、大川さんとマカロニ・ウエスタンについて話していると、青春時代に戻ったようで楽しいですな」
と言って、クリフは笑いながらウイスキーを飲んでいた。









(その2に続く)