第16回イタリアワインを楽しむ会:ヴァッレ・ダオスタ州&フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州
テーマ:ワイン会ヴァッレ・ダオスタ州&フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州
イタリアのようで、イタリアでない。イタリアでないようで、イタリアな州。
ヴァッレ・ダオスタ州は、イタリアの州で1番面積が狭く、フランスとスイスに接している。なので食文化も言語も隣国に影響を受けている。
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州は、スロベキアなど東欧と繋がりが感じられる、食文化。
特にハンガリーの郷土料理に通ずるものがある。
イタリアは、パスタやピッツァのイメージが強いかもしれませんが、それは大間違い!
今回は、イタリア=チョイ悪ジローラモ
みたいなステレオタイプを打ち砕くような回になったと思います。
entre
フォンドゥータ コン タルトゥーフォ
アオスタ特産のフォンティーナチーズで作ったフォンディユ。
トリフの量に驚き、香りで凌駕され、味わって魅了。五感をフルに刺激される1品。
田中シェフは、チーズの香が強すぎるかもって心配してたけど、トリフの香とチーズのハーモニーは、とても美しかったです。シェフは、「味わいの名指揮者☆」
ヴァッレ・ダオスト・ブラン・ドゥ・モルジェ・エ・ドゥ・ラ・サル‘10白/エルメス・パヴェーゼ
使用品種: プリエ・ブラン100%
ジャーナリストとしてイタリア食文化に計り知れない足跡を残し、
コンパクトにまとまったワインガイドとして人気の“イ ヴィーニ ディ ヴェロネッリ”を造った、ルイージ・ヴェロネッリ氏をして 「イタリアワイン文化の中で最も失ってはならないワイン」と 言わしめたのが、
モンテ・ビアンコの麓でヨーロッパで最も高い場所 標高1200mにあるワイン産地ブラン・ドゥ・モルジェ・エ・ドゥ・ラ・サルです。
この地は現在でもその冬の厳しさゆえフィロキセラの害に遭わなかった台木が残っています。
永らくこの地のワイン造りは協同組合の独占状態でしたが、近年、ブドウ栽培からワイン造りまで一貫して行う精力的な生産者が出てきました。
その一人がこのエルメス・パヴェーゼで現在3haのブドウ畑からわずか18000本 のみワインを造っています。
ブドウは、地熱の輻射熱を利用する為に60センチの低い位置で仕立てられ厳しい環境の中、人の英知と努力によって初めて産み出されるワインは、ミネラル感の高さが際立ったワインに仕上がっています。
いきいきした果実味とミネラル感のバランスがとても良いワインです。
ワインだけ飲むと、地味で優しい味わい。
だけど、料理に合わせると、香りに深みが出て果実味とキレの良さが引き立つ。
どの料理にも比較的にあうオールマイティーなワインなのかも・・・
今回のアンケート結果でも堂々の第一位!
antipasto
イワシの酢漬け
(フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州)
イワシと言えば・・・南イタリアのイメージですが、結構イタリア各地にあるようです。
南イタリアとの違いは、柑橘系が入らないことのように思います。
日本にも似た料理「イワシの南蛮漬け」もありますね。ワインビネガーが酢と醤油にアレンジされたのかも。
コッリ・オリエンタール・フリウリ・リボッラ・ジャッラ /ジローラモ・ドリゴ
リボッラ・ジャッラ 100%
ステンレスタンクで発酵、熟成。
リボッラジャッラはフリウリ州の伝統品種で、この地であらゆるスタイルの白ワインに仕上げられます。ドリゴのリボッラジャッラは、マロラクテック発酵やバリックの使用などを一切行っていません。
果実味豊かでフレッシュなブドウ本来の個性を味わうことができます。
パイナップルやトロピカルフルーツを思わせる果実香やバラの花のような香りが感じられます。
豊かな果実味とほのかな苦味、まろやかな酸味が心地良い味わいです。
香り高いワイン。冷やし過ぎると香りがたたなくなるので、今時期は常温がベストかなぁ。
イワシの風味とトロピカルフルーツや白い薔薇のような香りのワインがが奏でるハーモーニーは、とても心地よかった。青魚以外にも羊などの風味あるお肉にも合う気がします。
しかし、フォンドゥータは、香りがケンカ?いっぱいありすぎて味が混乱するので、なんだか落ち着かない感じでした。
primo
スカンピのリゾット
スカンピの出汁とローリエなどのハーブの香を纏ったリゾット。
お米の固さも、ベストな状態で噛んでいくと米の甘味が出てそれが、また味のバランスをなお一層良くしてくれる。アンケートでもフォンドゥータと並んで大人気!
個人的には、2番目に出したコッリ・オリエンタール・フリウリ・リボッラ・ジャッラと合わせるのが好きだった。ワインとリゾットの香が、口の中で華やか舞踏会をしてるような、アッビナメントでした☆
アーモンドのスープ
(ヴァッレ・ダオスタ州)
アーモンドのスープ。いわゆるイタリア料理では、Dolce以外で砂糖をほぼ使わないが・・・
私もそうだが、ご参加の皆様も初めての体験のようだった。
見る人がみれば・・・地味な見た目かもしれないけど・・・
食べてみればわかる、味わい。
ほんのり甘目でクローブの香が包み込む。流石☆田中シェフ♪
1キロのアーモンドを使ってるってってきいて・・・
絞って裏ごしして・・・甘さなどのバランスもきっと吟味したんだろうな・・・って手間が垣間見れる1皿でした。
C.O.Fレフォスコ・DOC‘08/ジローラモ ドリゴ
レフォスコ 100%
鮮やかで輝きのあるルビーレッド。中程度の粘性を持つ。熟したブルーベリーやラズベリーのような果実香が主体。
ヴァニラ香に加えて、微かに黒胡椒のようなスパイス香やなめし皮様な香りもあわせ持っています。
果実味と丸みを帯びた中程度のタンニン分まろやかな酸味の均衡が取れている。しっかりとしたボディを持っている。
余韻はやや長く楽しむことができる。
レフォスコ 100%
自分のイメージでは、酸味重視でもっと軽い感じなのかと想像していたが、しっかりしたボディーにびっくり。北特融の繊細さより野性味?力強さに感動。
ジビエ料理などにも合いそう。
secondo
グラーシュ
(フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州)
これは、ハンガリー料理の流れですね!パプリカをたっぷり使った、牛肉の煮込みなんです。
コントルノにこれまたトリフたっぷりのマッシュドポテト。
いつも通り期待を裏切らない美味しいソースそれに、牛肉、トリフを纏ったマッシュドポテトのコンビネーションは、たまらない!!!
ヴァッレ・ダオスタ・フメン‘08 / グロシアン
フメン 100%
グロシアン家が1969年に創業。
共同組合の多いアオスタにあって、早くから家族経営でブドウ栽培からワイン造りまで行っています。
この造り手の魅力は、この大地にしかない伝統品種にこだわり、ワイン造りでは、1975年から無農薬栽培へと転換し、醸造の際も自然酵母のみを使用。
フメンンはヴァレ・ダオスタの土着品種で熟成が遅い品種で栽培が難しく、そのために十分な日照が必要で、かつ熟成が遅いためにリスクも大きいのですが、完成度の高いワインに仕上り、熟成も楽しめる魅力的な品種です。 通常ブレンドに使われるアオスタの頑強な特産品種ですが、単一品種でワインに仕上げています。
ちなみにイタリア語読みをすれば「フミン」、フランス語なら「フマン」と読めますがヴァレ・ダオスタなまりのフランス語(アオスタ語)では「フメン」と呼ばれてるそうです。
私は、このワインがお気に入り。開けたては、養命酒(笑)のような漢方チックな味わいと香りだったので心配していたが、時間の経過にともなって、単一品種とは、思えない味わいを醸し出します。
赤い薔薇、ブラックペッパー、樽の香など素敵な香りたちが目覚めはじめ煌めきだす。
オーガニックだから、力強さも感じるが余韻が優しい。
ずっと飽きずに飲めるワイン。
dolce
プレスニッツ
(フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州)
沢山のナッツ類が、薄皮のパイ生地に包まれているフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の伝統菓子。
田中シェフも、慣れてない地方の伝統料理に果敢にも挑戦し奮闘してくれるので、本当にありがたいです。
あと残り3州もよろしくお願いします。
ピコリット‘02 375ml / ジローラモ・ドリゴ
ピコリット 100%
ピコリットのブドウほど受粉の難しいブドウはないと言われています。
花に雌雄がある為、結実するのは極僅か。たわわに実る房のイメージとは程遠く非常に希少なブドウです。
しかしその分恐ろしく凝縮したブドウを結び、珠玉のデザートワインが誕生します。
陰干ししたピコリット種 から造られる、イタリアでも入手困難で生産量の少なく、ドリゴの名を世界に知らしめたデザートワインの逸品です。
昔は、デザートワインなんで、甘くて飲めるか!!!って思ってた。
それがイタリアで、はじめて高級なデザートワインを戴いた時、目から鱗でした。
「デザートワインを楽しめる。」なんだか良い響きな感じです。
デザートワインは、紳士淑女の大人の嗜み。とフリーペーパー「イタリア好き」の記事に、ありました。
イタリアなんかに行くと沢山のデザートワインが用意してあります。
そういった意味では、日本のイタリアンでは、置いてあるとこ少ないですよね・・・
なかなか、日本人は、イタリアに行ってデザートまで辿りつかないしね。
存在自体が、認知されてない?機会がないのも原因なのかもしれないと思い、今回導入してみました。
皆さんにも、目から鱗体験をして戴きたかったから。
ワイン会でないとなかなか出来ない事だしね!
これ本当にすごいよ!!!
まぁ、下世話な話・・・ハーフでもこれが一番高いのよ・・・
値段には、訳がある!って心からそう思う味わい。
甘味に気品があり、香りは妖艶で、味わいは懐の広さを感じる。
もう、虜です。
デザートワインなんて品よく1杯で・・・なんだけど、まだ、もっと、離したくない・・・と感じさせる。
知的な高級娼婦(笑)ヴオレッタのような魅了ワインでした。
本日ご参加の方々![]()
印象に残ったワインは?
☆の数が好感度を示します。
ヴァッレ・ダオスト・ブラン・ドゥ・モルジェ・エ・ドゥ・ラ・サル‘10白/エルメス・パヴェーゼ
☆☆☆☆☆☆☆☆
・赤ワイン好きの私が、久しぶりに美味しい白ワインに出会いました。
コッリ・オリエンタール・フリウリ・リボッラ・ジャッラ /ジローラモ・ドリゴ
☆☆☆☆
・イワシの酢漬けにとってもあっていた。
・ワインだけ飲んだ時は「ん?」って思ったけれど料理と一緒に飲むと本領発揮!
C.O.Fレフォスコ・DOC‘08 / ジローラモ ドリゴ
ヴァッレ・ダオスタ・フメン‘08 / グロシアン
☆
ピコリット‘02 375ml / ジローラモ・ドリゴ
☆☆
・日頃は、デザートワインを飲まないので新鮮でした。
・甘いワインは、苦手なんですが、このワインは、すごく美味しかったです。
印象に残ったお料理は?
☆の数が好感度を示します。
フォンドゥータ コン タルトゥーフォ
☆☆☆☆☆☆
・トリフの贅沢な量には、感動でした。
イワシの酢漬け
☆☆
スカンピのリゾット
☆☆☆☆☆☆☆☆
・えびの頭や殻からとったであろう出汁が非常に美味でした。
アーモンドのスープ
☆☆☆☆☆☆☆
・クローブが粋!アーモンドの深みを楽しめた。
・初めて食べました。、美味しさにニッコリ!
・初めての味、甘くておいしかった。
グラーシュ
☆☆☆
・ソースが絶品!
プレスニッツ
全体的な感想をお願いします。
・今まで考えていた、イタリア料理と違って面白かったです。
・料理は、どれも主張がありしっかりしていました。アーモンドのスープは、意外で貴重な体験でした。
・初めての参加です。楽しいお喋りに、お料理そしてワイン!!どれも感激です。
・珍しい料理が食べれてよかった。
・毎回楽しまさせて頂いてます。続けて下さい。
・今回は、赤より白だったかなぁ~~
・めずらしいお料理で感動です。
・今日は初めて食べる料理もあって新しい発見がありました。今回も大満足の内容でした。
ありがとうございます。
・今回は、いわゆる「イタリアン」という感じではなく、初めて食べるような料理もあって
面白かったです。南北に長いイタリアを感じた回でした。
よりいい会にする為に、是非、ご意見、ご要望をお聞かせ下さい。
・赤が残ったのは、なぜ・・・?
・もう1周でも2周でもして下さい。
・シュワシュワ(バブル)の会、お願いします。
・とても美味でした。シェフのチャレンジ精神と陰の努力に感動です。
・どうぞ~~2周目も3周目も重ねて下さい~!!
次回4月18日(水)19:00~
モリーゼ州
場所:SCASSACAZZI「スカッサカッチ」















