こんな大きな地震に遭遇したのは、
生まれて初めてでした。


今日はちょうどリハビリ通院の日で、
カツと私は介護タクシーに乗っていました。

車が突然、変な揺れ方をしたので、
私はとっさに「パンクですか?」と、
運転手さんに聞きました。
「いや?風が強いのかなあ?」と運転手さん。

その場所は、荒川の土手の上。
金八先生のオープニングに登場する場所です。
横揺れだったので風かと思ったそうです。

その場で止まると、
すぐに地震だと分かりました。

横を走る東武線は電車が止まっていましたし、
電線が大きく揺れていました。

カツが「ラジオ」と言ったので、
運転手さんにつけてもらうと、
「東京23区震度5弱」と言っていて、
「車に乗っている方は安全な場所で、
ハザードをつけて停車して下さい。」
とも言っていました。

土手の上なら、上から落ちて来る物も無いし、
多分、水害にも強いだろうと、
その場でしばらく待機していました。


揺れがややおさまったところで、
病院に移動しました。
運転手さんに「どうしますか?」と聞かれましたが、
家に帰るより病院の方が安全だと思ったからです。

病院なら、おそらく自宅よりも頑丈に出来ているだろうし、人手もあるし、情報もある。
電力もある。水も食料もある。
最悪、寝泊まりするとしても、車椅子のカツには、
普通の「避難所」は無理。
でもリハビリ病院なら何とかなるだろう、
とも思いました。

その判断は正しかったです。
病院には沢山の方々がいらっしゃって、
午後3時過ぎに第2の大揺れがあった時も、
歩ける人は机の下に、
そうでない人は柱の近くにかたまってじっとしました。

院長先生が自ら皆さん一人一人に声をかけて、
「この建物は揺れるけど崩壊する事はまずないですよ。」と話して下さって安心しました。


リハビリ終わりの時間に、
(こんな状態でしたがしっかりリハビリはやりました!)
介護タクシーの運転手さんが「怖かった~」と
青い顔でやって来ました。
彼は公園に非難していたそうです。

帰りの道は、運転手さんが事前に情報収集していて下さったので、大きな渋滞に巻き込まれる事なく割とスムーズでした。

でも大勢の方が、道路を歩いていらっしゃいました。
電車やバスが止まってしまって家に帰れない、いわゆる「帰宅困難者」の方々でした。皆さん無事に帰れたのでしょうか?

家に帰ったら、案の定、
CDとDVDのラックが倒れていて、
床に物が散乱してしまっていましたが、
それ以外には大きな破損もなく、
電気もガスも水道も、問題ありませんでした。
本当にラッキーでした。


ご心配くださった皆様、
本当にありがとうございます。
私達は無事です。


今回、一番大きく思ったのは、
情報がある、というのはとても心強い、という事。
私達はラジオを持っていないのですが、
介護タクシーの中で、病院で、
ラジオからの情報がかなり有用でした。
もしも明日、余震がなかったら、
さっそく携帯ラジオを買おうと思いました。






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