日刊ゲンダイより。

【転載開始】


■消費者物価マイナスも…食品“値上げラッシュ”に家計悲鳴<2016年8月28日>

26日、総務省が公表した消費者物価指数(7月)は前年同月比0.4%減と、
5カ月連続でマイナスを記録した。下落率は3年4カ月ぶりの大きさだった。

 市場からは「デフレに逆戻り」なんていう声も聞こえてくる。
しかし、庶民感覚の物価は決してデフレとはいえない。

「消費者物価指数の下落は、原油価格が下がったことが大きいのです。生活に
直結する食料品に目を向けると、値上がりしている品が結構あります」(市場関係者)

 確かに、ガソリンは前年同月比でマイナス14.8%と大幅に下がったが、
クルマを持たない家庭には何のメリットもない。

 一方、食料品を見ると、まるで値上げラッシュだ。
上昇幅は、食料全体で1.1%、穀類1.5%、魚介類1.2%、肉類1.8%、
果物3.1%となっている。

 ビックリするぐらい値上がりした品目もある。さんまは12.7%、ほたて貝は10.1%、
牛肉(輸入品、冷蔵、肩ロースまたはもも)は7.5%、きゅうりは13.8%、
グレープフルーツは12.2%だ(別表参照)。

「外食など人件費の高騰が影響するサービス業も物価は上昇しています」
(ニッセイ基礎研究所経済調査室長の斎藤太郎氏)

■中小企業の今夏ボーナスは2万円減

 消費者物価指数の調査対象はかなり細かくて、
例えば外食の「焼き肉」は「牛カルビの並」で2.5%アップだ。
「やきとり」は居酒屋のねぎま1本(並)で、1.5%上昇。
「ハンバーガー」は商標指定のチーズバーガーで、2.4%値上がりした。

 10.1%上昇したチョコレートは「板チョコ」(50グラム)で、
「明治ミルクチョコレート」「ロッテガーナミルクチョコレート」「森永ミルクチョコレート」の
いずれかで調査する。
こうした身近な商品の値上がりだけに、
生活が苦しくなっていると感じるサラリーマン世帯は多いはずだ。

 中小企業向け支援サービスなどを手掛けるエフアンドエムの調査によると、
今夏の中小企業のボーナスは平均25万9133円で、前年より約2万円減少した。

 収入は減り、生活に密着した食料の物価は上昇するばかり。
庶民生活はアベノミクスに苦しめられている。

【転載終了】

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今年は、東北や北海道など台風の影響もあり、
生鮮野菜やお米などに影響が出そうです。

雨の影響で野菜の値上がりなどが心配ですね。

昨年購入したお米が終わるので、今年も新米を2表ほど調達する予定ですが、
お値段がどうでしょうかね・・・昨年並みならいいのですが。