凍てつく楽園シリーズ
「死者は静かな海辺に」
は、結構ウザい主婦、ノラが海辺で子供と遊んでると
死体を見つけてしまう。
と言う始まり。
捜査に来たのは昔なじみのトーマス。
ゾウズ・フー・キル 殺意の深層
に出てたヤコブ・セダーグレン。
彼、そっちもこっちも、イイ男役なんですよね…。
ゾウズ・フー・キル 殺意の深層
では主人公は乱暴者の女刑事で
プロファイル？の頭脳派お助け役が
ヤコブ・セダーグレンなんだけど、最後爆弾で吹っ飛んでしまう。
彼が吹っ飛んだので…このシリーズは終わったのでは…。
そのヤコブ・セダーグレンは、凍てつく楽園シリーズを控えてたから
吹っ飛んで死んだのかな？
と私は思ってます。
凍てつく楽園の方が…主役級だし。
刑事役で捜査の主軸。
ノラは地元民なので、色々情報を入手しては
トーマス(ヤコブ・セダーグレン)に会いに行く。
いやもう、表情でバレバレ。
惚れてるって。
そりゃ妬くでしょう、旦那。当然の如く。
で、ギクシャクする。
けど捜査のパートナーとしては、ノラはサエてて
この二人、シリーズ通して、くっつきそうでくっつかない。
「死者は静かな海辺に」
では、行方知れずになったノラを
探すトーマスに同行すると聞かない旦那。
けど結局、ノラを助けたのはトーマス…。
まあある意味、家族行事無視してトーマスに会いに行ったり
してるし
事件に興味あるのか、はたまたトーマスなのか…。
ともかく、迂闊に事件に首突っ込みすぎて
犯人に殺されかける…。
けれど同情はしない…。
こんな奥さんに惚れてる旦那が、イケメンだけど
嫉妬の塊で、一度だけど叩いたりする
ちょいヤなヤツ旦那だけど
ちょっと可哀想に思えたから。
「ヨットに響く銃声」
では、とうとう離婚話に発展。
今度、殺人を目撃したのはノラの旦那。
捜査担当はまたまた、トーマス…。
旦那は特別なディナーとかして、ノラのハートを
取り戻そうとするんだけど。
タイミング悪く、同僚の女性からの
親密なメール見られ、浮気してると逆ギレされる…。
心が旦那に傾きかけたのに裏切られたノラが
駆け込む先は、当然トーマスの所。
けどトーマスも同僚の女性と、自宅でディナー…。
ショックなノラは、ロコツにショックを受けた様子を
トーマスに見せて、早々に退散…。
もうこのノラが。
事件の手がかり見つけたりすると
家族ほっといてトーマスの元に駆けつける。
すんごく嬉しそうに。顔に出まくってるんですね。
そりゃ旦那、怒るよね。
けどこの事件は、殺されたヤツが悪い奴だから。
犯人に同情かな～。
でもこの事件でも。
やっぱ思い切り事件に首突っ込んだノラが犯人に殺されかける。
パターンかな？
けど「森に眠る少女」で。
トーマスの別れた元奥さん登場。
しかし皮肉なことに、ノラの方は離婚成立…。
折角離婚できて、トーマスとらぶらぶかと思いきや…。
トーマスは元サヤに。
「島に沈む記憶」
この話は一番シリーズで深刻かな～。
思わず犯人が復讐してる場へ、駆けつけるトーマスとノラに
「邪魔してやるなよ～」
と思ったし、殺されかけたヤツを
蘇生させるノラ見つつ
「あんた、助けた奴がどんだけ悪いか、分かってんの？」
とアタマ来るぐらい…。
犯人は可哀想でした。
復讐させてやりたかった…。
この回は、トーマスは元の奥さんとの間に
ベビー誕生。
ノラは、「死者は静かな海辺に」
で殺されかけた隣人から受け継いだ
隣の家を貸し、やって来た娘連れたいい男と…。
ちょっといいカンジなのかな？
だけどさ。
どーして犯人は殺そうとした女に
家の権利渡すのかな。
その隣人、自殺してるしさ。
いつの間にそーなったの？
どっか説明、私見落とした？
ともかく、やっぱりトーマスは主婦のノラに知恵や情報借りて
事件解決。
「真夏の宵の夢」
では、トーマスは変な隣人に悩まされる奥さんが
街へ戻りたいと言われ、困惑…。
ノラは、受け継いだ隣家を貸した、娘連れのいい男といい仲になって…。
けど娘に嫌われる。
無理無いよね…。
だって最初来た時はまだそのいい男、結婚してたし。
離婚原因だと思われても、無理無い。
かくしてトーマスから始まった離婚の連鎖は
続くのでした…。
この事件は、入り組んでるけど犯行理由は…一番単純？
正当防衛…。
誰も思いつかないといや、つきませんね。
このシリーズのいい所は。
とにかく、ロケーション。
舞台は島。
海、ボート。屋外での食事やピクニック。
ともかく、素敵なライフスタイルで、家も素敵なんだよ～。
ほのぼのしつつ、けど殺人は起きて
夫婦は離婚する…。
ヤコブ・セダーグレンがいい男で人気高くて
続いてるのかな。とか思っちゃうシリーズです。
事件も、手がかり追う度、どこに行き着くのか分からず
つい引き込まれてしまう作り方。
「ブリッジ」のマルメも近いらしい。
しかし、ほぼ毎度雪の「ブリッジ」とは違い
いつも夏で、しかも避暑地、サマーハウスが舞台だから。
どっかのんびり、羨ましいライフスタイルに思える。
殺人事件が無ければ
私もここに住みたいよ。