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様々な作品に関して、感想・書評を展開しているブログです。現在、読書・特撮(仮面ライダー)・アニメと多ジャンルを絶賛?更新中です。


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 北方水滸伝文庫版もそろそろ終盤へ。

 2年前、初めて1巻を購入した際、読破は2年後であることを知り(正確には1年半)、先の遠さに呆然としたものですが、その読破が目前に来ると時の早さを感じてしまいます。
 こうなると続編の楊令伝の文庫化が待たれるところですが、おそらくもう3年以上先の話しでしょう→小説すばるか、単行本で我慢するしかないんですよね・・・

 そこで、水滸伝が待ちきれない方、楊令伝が待ちきれない方へ、より北方水滸伝・楊令伝が奥深く楽しめる本をご紹介します。
 まずはこちら
 
楊家将〈上〉 (PHP文庫) (PHP文庫)楊家将〈上〉 (PHP文庫) (PHP文庫)
北方 謙三

PHP研究所 2006-07-04
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楊家将〈下〉 (PHP文庫) (PHP文庫)楊家将〈下〉 (PHP文庫) (PHP文庫)
北方 謙三

PHP研究所 2006-07-04
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 水滸伝で登場する名将・青面獣楊志の祖先にあたる楊家の戦いを描いた小説。中国では三国志や水滸伝とならんで国民的な物語として広く伝えられているものを、北方謙三が大胆に書き上げています。
 楊家の棟梁である楊業は、楊無敵と湛えられた無双の英雄。通称楊令公とも呼ばれていました。
 そう
 水滸伝で楊志が語っていましたが、楊令伝の主人公・楊令の名前の元になった人物なのです。

 時は宋初期のお話。
 それまで使えていた国を捨て、宋国に仕えることとなった楊家。中国大陸をほぼ統一した宋国は、隣接する国・遼と戦いを繰り広げます。このころから燕雲一六州は魔物のように宋国を戦へと駆り立てていたのです。
 部門の家として、遼と戦いを繰り返す楊家。軍事力で勝りながらも宋国に対抗しきれない遼は、至高の名将、‘白き狼’耶律休哥を呼び寄せ、楊家と戦わせます。
 武と武、国と国。意地と誇りが交錯する戦闘シーンは、北方文学の例に漏れず震えが止まりません。量はそれほど多くはないのですが充実した内容となっています。水滸伝や楊令伝につながるものも出てきますのでお見逃しなく☆
 
 楊業はある程度完成された人物として描かれていますが、そのほかにも多くの楊家兄弟の存在も見逃せません。中でも楊四郎と六郎は、視点描写も多く、楊家の中でも異彩を放つ人物なので要チェックです。

 物語は戦い、争い、競い、騙し、嵌めて、1つの収束点へたどり着きます。人とは、家族とは、国とは何か。楊令伝で何度か触れられてくる永遠の課題へ。白熱のクライマックスです!!

 そして
 
血涙〈上〉―新楊家将血涙〈上〉―新楊家将
北方 謙三

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血涙〈下〉―新楊家将血涙〈下〉―新楊家将
北方 謙三

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 単行本のみですが、続編が発売されております。

 楊家将もそうでしたが、この「血涙」は涙無しでは語れません。それだけの悲しき涙の物語です。

 「なぜ、どうして?」を、私は読みながら何度も繰り返しました。

 前作から続く(正確には宋滅亡まで続く)宋と遼の燕雲十六州を巡る争いの結末は、歴史として既に知っています。なので、この物語が、武人として戦い続ける楊家にとって、あまりに残酷な結末になるということも薄々は・・・

 楊業無き宋軍・楊家に耶律休哥に打ち勝つ者はいなくなった。だが、父ですらなしえなかった宿敵の首を求め、父が築いた楊家の誇りのため、生き残った者たちは再び剣を取る。

 一方、前作の激戦で生き延びた男がいた。名を忘れ、記憶を失ったその男は、耶律休哥に見いだされ、石幻果を名乗った。その卓抜な才能を燕のために使うことで、彼は安らぎを得ていく。耶律休哥軍として一軍を率い、彼は甦った楊家軍と激突する。己がかつて、楊家の四朗であったとは知らずに・・・

 永久なる権力と国との争いの中で、楊家は臨まぬ争いを繰り広げる。お互いが譲れないものを抱えて、まさしく血の涙を流しながら。
 しかしそれは、国と国との間には不必要な争いだった。褒められず、報われず、湛えられることもない思いを抱えながら、楊家は全てを賭けた。。。

 幸か不幸か。宋遼の戦いによって、2つの国に楊家の血が受け継がれました。そしてその血を継ぐものが、楊令伝で相対することになるのです・・・

 ーあとは、読んで確かめてくださいー

 

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 ーあの戦いから3年。今度こそ、本当に宋を滅ぼすー


4087748588楊令伝 一
北方 謙三
集英社 2007-04-25

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 北方水滸伝の続編。主人公は楊令。梁山泊のメンバーの一人、青面獣楊志の遺子であり、梁山泊最後の戦いで宋江の最期を看取った人物。原典には登場しないオリジナルキャラクター。そして、原典とは異なる展開となるこの「楊令伝」も完全にオリジナル・ストーリーということになる。

 宋江をはじめ、多くの仲間たちが非業の最期をとげ、梁山泊が壊滅した戦いから3年。物語は、燕青が梁山湖から、隠された銀を回収するところから始まる。傷を負いながらも、残された者たちは「替天行道」の志を捨ててはいなかった。呼延灼、張清、史進はそれぞれ2000の兵をまとめ、再起を狙って雌伏していたが、残党狩りから身を守ることしかできない日々。再び立ち上がるために彼らが新たな頭領に押し立てようとしているのが、行方不明になっている楊令だった。楊令への不安や期待が入り混じる中、行方を追って、武松・燕青・そして亡き侯健の息子の侯真は北へと向かう。
 武松、燕青、孫二娘など、懐かしい人物たちに加え、花栄の息子の花飛麟、秦明の息子の秦容など、2世キャラクターも次々と登場する。
 1巻で語られるのは「負ける」とはどういうことか、ということ。志への想いの強さとは裏腹に、ままならぬ現実は、疲労と絶望の陰を常に彼らに感じさせる。それでも、懸命に動き、働き、願う同士たちの生き様は、痛々しくもありながら愛おしさを感じさせる。純粋で一途な彼らの姿は、本当の強さと弱さ、固さと脆さをにじみ出す。
 
 前作以上に、多くの勢力が入り混じるこの時代。既に金国がほぼ成立し、遼に迫ろうとしている。また、梁山泊に打ち勝った宋国内や青蓮寺内部にも変化が生まれてきます。この後、宋、遼、金による争いが起きるだけに、勢力図争いにも注目です。史実では1125年に遼が滅び、翌1126年には金によって北宋が滅ぼされる。その中で、楊令たち梁山泊の残党はどんな働きを見せるのか? 

 
4087748669楊令伝 2
北方 謙三
集英社 2007-07-26

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 遂にその姿を現した楊令。幻王と名乗り、金国でその強さを恐れられるその男に、燕青は梁山泊の棟梁として迎え入れようとする。しかし、楊令はこれを拒否する。
 
 「梁山泊では、宋には、童貫には勝てない」
 
 梁山泊を再建させることに力を注ぎ、再建させれば勝てると信じる同士達に、楊令はきわめて残酷で現実的な考えを示す。その一方で「俺が宋を滅ぼす」と断言する楊令。果たして、彼は何を考え、何を想うのか・・・
 一方、もう1人の‘生きていた男’呉用は新たな戦力を練る。その戦略に沿って、呉用は南方へ潜伏。方蝋という男に接近する。
 北で極秘に行われた宋金間の同盟、不穏な動きを見せる南方。いま再び、宋全土を揺るがす事態が動き出していた・・・


 というわけで、第2巻で、ついに楊令が登場します。まだ実態が摑めず、読んでいても戸惑う部分がありますが、その胸には、確固たる‘何か’を感じさせます。
 宋を倒す(滅ぼす)とはどういうことか、楊令はその答えを持っているようです。それは戦い方や勝ち方にこだわりがちだった梁山泊の戦い方の限界を示し、その先にあるものを見据えようとする目。大きく、たくましく成長した反面、凄惨な心の闇を覗かせる楊令。果たして、彼が狙っているものとは何なのでしょうか。
 一方、梁山泊を再建すれば宋に勝てる、とは考えていないもう1人の人間、呉用の動きにも注目です。彼もまた、楊令と異なる場所で、後悔と慚愧の想いの中で、必死に道を模索していきます。楊令との会合が中盤で用意されており、二人がそこで語り合ったことが今後の大きなカギとなってきます。

 全体としてみれば、この巻では、楊令や呉用以外にも方蝋や岳飛といった、今後のキーパーソンとなる人物が続々と登場する巻になっています。また梁山泊においてもかつてのメンバーたちが続々と復活してきたり、揺れ動く心を吐露したりと、前作からのファンにとってもたまらない箇所が満載となっています。特に武松に大きな変化が起こりますえっ
 
 楊令伝 四 雷霆の章
北方謙三
4087712125

 いよいよ今月末に4巻が発売となります。
 呉用が偽名で潜入した南方において、方蝋率いる宗教団体、方蝋軍がついに蜂起。かつてない大規模な反乱に対し、帝は、禁軍元帥・童貫を派遣する。童貫は豊美、岳飛らを従えて方蝋軍と向かいあうが、死を恐れない50万の大軍に手を焼く。
 一方、北では宋金同盟により、遼を討つために趙安が派遣される。だが弱体化した遼の中でも精鋭の部隊が趙安を迎え撃つ。さらに、梁山泊軍が出撃し、趙安軍と激突する。楊令を棟梁として再結成された新生梁山泊、初の大規模の戦闘が発生する。さらに、己の起つべき大地を得ようとする聞煥章の暗躍、腐敗しきった宋の権力争いに趙安は翻弄される。 そんな中、九紋龍・史進はただひとり戦線を離脱して、子午山に向かう。育ての親ともいうべき王進の母の危篤の報。梁山泊の好漢たちにも、時の非情な流れが忍びよりつつあった。

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 久々に本のご紹介です。といっても、もう既に話題となっている本ばかりなので、今更、かもしれませんけどね(;^_^A


 まずはビジネス本のご紹介。




レバレッジ・リーディング
東洋経済新報社
発売日:2006-12-01
おすすめ度:4.0





 「レバレッジシリーズ」と勝手に名付けている、このシリーズ本。ブログやメルマガなど、口コミで評判を呼んでます。最近までは(今もか?)有名書店の売り上げベスト10に名を連ねていましたし、時々新聞の広告(記事下)に掲載されていたり、書店でも大きく紹介されているので、見たことや聞いたことのある方も多いと思います。



 「レバレッジ」とはテコのこと。もともと投資の世界でよく使われる言葉で、かけたものの分だけ成果がかえってくる、という考え方のことです。



 時間をかけたわりには結果が出ない。


 お金をかけたわりには利益が出ない。



 こんな経験、誰にでもあると思います。今も、それで悩んでいる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?そんな悪循環を払拭する考え方、そう、「努力した分だけ結果がついてくるようになるやりかた(考え方)」を紹介しているのが、この「レバレッジシリーズ」なのです。



 



 シリーズは現在3冊。先程触れた‘時間をかけたわりには結果が出ない’に対して、どうすればレバレッジをかける(かけたぶんだけかえってくる)ことができるのか?が知りたい方はレバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書 ほ 2-1)がオススメです。ビジネスマンを対象にしていますが、考え方や時間の使い方は、学生の方にも(むしろ学生の方に)十分有効だと思います。新書なので値段もお手頃なのもポイントですよ。



 私のように読書が大好きな方、逆に本を読もうとしても飽きてしまう方はレバレッジ・リーディングを読んでみてください。注目すべきは、この作者は「速読」ではなく「多読」、つまり1冊でも多くの本を読むことを薦めていることです。なぜ「多読」なのか、そしてなぜ本を読むことは必要なのか、さらには本の探し方から読み方、本を読む時間の創り方、本を読んだ後のフィードバックのしかたまで書かれています。正直言って、最初から最後まで、ここまで具体的に本の活かし方を記している本は、そうそう見あたらないと思います。漠然と本を読んできた皆さん、是非本の活かし方について考えてみてはいかがですか?


 ちなみに、ビジネス本(ビジネスマンが読む本)について書かれていますが、本の活かし方と考えると、どんなジャンルの本でも応用できるのも魅力の1つです。



 上記の2冊の考え方を含めた、いわば「レバレッジ」の上位概念が詰まっているのがレバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術 。この本は、労力・時間・知識・人脈の4概念についてのレバレッジのかけ方を紹介しています。総合的内容なので、上記2冊を読んでから読むと、考え方はすぐに理解できるはずです(根幹は同じなので)。逆を言えば、レバレッジシリーズを初めて読む方の方にとっては、導入として非常に最適かもしれません。




 


 レバレッジシリーズに象徴されるように、最近聞かれるのが「自己投資」。仕事をしながら資格を取ろうとしたり、習い事を始めたりと、己を高めようとする方が増えているようです。が、長続きしないのも現実。誰かと一緒に勉強した、学生とは異なり「自己投資」は自分自身での勉強。くじけることもあります。そんなときにどうすればいいのか・・・要するにやり方がわからない方が多いのです。



 そんな方々のニーズを反映してか、「勉強術」とか「勉強法」と書かれた本が多いと思いませんか?代表的なのはこの本。amazonで売り上げ1位を獲得した人気本です。実現しづらいことも書かれていますが、基本的な考え方は非常に参考になりますし、すぐ実行に移せるものばかりです。勉強法を知りたきゃ、まずはこの本を取ってみることをオススメしますよ。↓

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2007-04-05
おすすめ度:4.5



さらに、私のオススメ本をもう1冊ご紹介します。


「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55
マガジンハウス
発売日:2007-06-21
おすすめ度:3.5


 「自己投資(自己勉強)」に大事なのは、短時間でもいいから長く続けること。短期間で終わらないようにするには、続けるためにはどうすればいいか?そんなことが書かれています。




 さて



 ここまで自分への実利的な本を読むことをオススメし、本をご紹介してきました。でも、本を読むことの楽しみは、実利的なものだけとは限りません。人間の感性を磨き、心を豊かにすること。様々な表現を覚え、気持ちの表現方法を知ることだって、大事なことです。むしろ、自分の表現方法が見つからず凶行に走るものが後を絶たない今日。今一度読書の重要さ、楽しみ方を考えてみるのも大事だと思うのです。


 そんな読書好き、読書バカ、文学少年(少女)に捧げる、この1冊。


読書の腕前 (光文社新書)
光文社
発売日:2007-03
おすすめ度:4.0


 純粋に文学の楽しみ方が書かれています。細かいことは抜きにして、絵本を読んでワクワクドキドキしていた、あのころを思い出させてくれる1冊。家で読むというより、旅のお供に、ぜひ・・・



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