亜希のブログ

主に「ちはやふる」「青空エール」などの漫画の感想をマイペースにアップしています。


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今回はカラー表紙の太一がめちゃくちゃかっこいい!!

末次先生のカラーはどれも本当に素晴らしいのですが、今回のは特に、近頃精神面の成長著しい太一の勇ましい表情と、醸し出される色気が…!

これはコミックスの表紙にしてほしいレベルです。

前回に引き続きなんだこれは、読者を太一に推し変させる作戦か?

いかんいかん…


それでは以下、ネタバレ有感想です!



◆周防名人の弱点

前回のラストで千早が言った“周防名人の弱点”。

結局今回も明かされずに終わりました。


ますます謎が深まったのは、原田先生が「周防名人の場合だけを考えれば長所でもある」と言ったこと。

弱点だけど長所?

周防名人の場合だけ?

うーん、なんか私が想像してたのと違う…


その話は誰にもしないように、と釘を刺した原田先生。

「私だけが役立てる」と。笑

千早と別れた後の原田先生の表情が気になりました。

千早の様子がおかしいことに気付いていたようだったので、初めは千早の心配?と思ったのですが、あの険しい表情は周防名人のことを考えているように見えました。

真相は周防名人VS原田先生の対戦の中で明かされるのでしょうか。

名人戦が楽しみです!


◆太一の進む道

前回感想戦を申込んだ太一と周防名人の駅までの帰り道でのこと。

周防名人は言います。

かるたには4通りしかない。

自分が取る、相手が取る、自分がミスをする、相手がミスをする。

多くの選手たちが「自分が取る」を選択する中、「相手がミスをする」というスタイルを極めた周防名人。

そして、そんなスタイルを魅力的だと思う自分がいる、と太一。


意外な展開でした。

まさか太一が周防名人に(しかもその路線で)感化されるとは。

てっきり周防名人編は千早の成長のための回だと思っていたのですが、実は真の主役は太一だったんですね。

メンタル面の変化(ありのままの自分でいいんだと思えたこと)といい、太一にとって大きなターニングポイントになりそうです。


しかし、そもそも周防名人が「相手がミスをする」というスタイルを極めることができるのは、その稀代の感じの良さゆえ。

それを太一がどうやって自分のものにしていくのかは気になるところです。


◆詩暢ちゃんの孤独

初めて描かれる詩暢ちゃんの高校生活。津咲高校はお嬢様学校のようです。

ファンには嬉しいですが、今回の詩暢ちゃんはちょっと切なかった。


高校選手権で新に負けて以来、思うように調子が上がらないという詩暢ちゃん。

「クイーン戦に負けたらなんも残らん…」

詩暢ちゃんからそんな弱気な言葉が出るとは意外でした。


詩暢ちゃんはかるた以外に信じられるものがないんだと思います。

愛情を感じられない家族、親身になって生徒のことを考えてくれない先生、親友と呼べる友達のいない学生生活…

他人からの愛情に飢えているんですよね。


クリスマスにも一人家で練習する詩暢ちゃん。

“かるたの札のほうが家族みたいや”

“かるたの札だけや”

このモノローグ、ものすごく切ない。


そんな時、現れたのが詩暢ちゃんのおばあちゃん。

厳しいおばあちゃんの登場に身構える詩暢ちゃんですが(詩暢ちゃんがおばあちゃんに対して敬語なのがなんか悲しい)、ここでおばあちゃんが驚くべき行動に。


一番遠い札を最短距離で取る練習をしているという詩暢ちゃんに対し

「こうか?」

と大胆にも畳にマジックで線を!

おばあちゃんかっこよすぎる!

てかなんでマジック持ってたの!

そしておばあちゃんも左利き!


驚いた詩暢ちゃんの表情がかわいかったです。笑

詩暢ちゃんの孤独に一筋の光が見えた瞬間でした。


◆若宮家の人々

ここで少し、詩暢ちゃんのお母さんとおばあちゃんについて。

お母さんとおばあちゃんは厳しい人という点で似ているようで、実は全く違うと思います。


まず、お母さんが詩暢ちゃんに厳しく接するのは、自分を守るため。

離婚して実家に出戻り、肩身の狭い思いをしている自分。

そんな自分の立場が悪くならないように、詩暢ちゃんのことも抑圧しようとしている印象です。


今回も、詩暢ちゃんが練習しているのを知っていたにも関わらず、おばあちゃんが登場した瞬間、聞こえよがしに「畳の上で練習するな」と。

これ、自分はちゃんと注意している、というパフォーマンスですよね。

ちはやふるのベースは性善説、と以前書きましたが、今のところ唯一詩暢ちゃんのお母さんだけは善人要素が見つかりません。


一方、おばあちゃんが厳しいのは(明言されてはいませんが)詩暢ちゃんのため。

何といっても詩暢ちゃんが小さい頃、かるたに興味を持っていることを知り、かるた会に誘ってくれたのはおばあちゃんですからね。

クイーン戦で立派な着物を着せるのも、人から注目され、目標とされる立場の人間として相応しい格好をさせたいからだと思います。


立派に育てようとするあまり、つい厳しく、冷たく接してしまいますが、実は不器用で子供や孫への接し方が分からないだけなのではないでしょうか。

そう考えると、詩暢ちゃんと同じように母親の愛情に気付けないまま成長してしまった詩暢ちゃんのお母さんも、ある意味被害者なのかもしれません。


不器用なあまり、お互いに心を開くことができない若宮一家。

おばあちゃんは実はいい人の伏線が見えますが、それだけではなくお母さんともちゃんとわかり合うことができなければ、詩暢ちゃんにとって本当の意味で救われたことにはならないのではないかと思います。

近い将来、そのわだかまりが解け、詩暢ちゃんが救われる日が来ればいいなぁと思います。


◆クリスマス

一方、瑞沢かるた部は筑波家でクリスマスパーティー。

120首での“弟たちがサンタクロースはいないんじゃないかと思い始めてる”という、菫ちゃんに心底どうでもいい(笑)と言われたエピソードがここで伏線回収。

(まさか千歳お姉ちゃんのデブメイクも伏線とは思いませんでした。笑)

弟たちへのサンタ大作戦も成功し一息ついたところで、机くんが 一言。

「みんなで過ごせるの、夢みたいだ」

(こういうところ、机くんは本当にいい子だなぁと思います)

その言葉に、千早は新のことを思い浮かべます。

そして、“ここにいたらいいのにって思う人は家族なんだって”という1年前の机くんの言葉を思い出し、新への想いを強くする千早。

“新、新、新…”

千早の逢いたい気持ちが伝わってきてすごく切ないです。


最近千早の脳内の新がかるたシーンばかりだったので若干心配していましたが、やっぱり千早はかるたを抜きにしても新という存在そのものに逢いたいんだなぁと思いました。

あの告白以来、新が絡むと乙女モード全開の千早がめちゃくちゃかわいいです。

逢いたすぎてもはや新の幻覚まで見ちゃってるよ!

早く逢わせてあげてほしい!


そして、「名人戦クイーン戦見に行く人!」とみんなに呼びかけ、「お年玉貯めて日帰りで」と嬉しそうに話す千早。

近江神宮に行けば新に逢える気がするからでしょうか。

(どうしよう新がニコ動観戦だったら…)

そんな千早の様子に何か感じている様子の太一が切ない…


思えばあの告白以来、千早の脳内以外で登場していないんですよね。

電話もメールも全くなし。

(今回もクリスマスでかささぎ電話第2弾的なの期待してたのに…)

元々レアキャラの新ですが、あんな大事件を起こしておいて、不自然なほど姿を消してしまったんです。

全ての新ファンが新のその後の反応を楽しみにしていたというのに、そんなにもったいぶらなくても…


そう思った時、ふとあるシーンを思い出しました。

それは、2巻の福井での再会シーン。

成長した新の姿をギリギリまで見せないことで、再会のシーンに強烈なインパクトを与えたあれです。

今回もあの時のように千早と読者に新への想いを募らせておいて、次回近江神宮でドラマチックな再会をするに違いない!

ということで、ここまで引っ張られたからには必ずや新も近江神宮に現れると信じています。

告白以来の対面ということで思いっきり照れまくる二人と、それを見て真相に気付いちゃう不憫な太一が見られるのか?

三人の関係に進展はあるのか?

(大穴として、千早と太一が付き合ってると思っている猪熊さんが二人を恋人扱いして、新が勘違いしちゃうパターン…あるか?)

あぁーもう新に逢える日が待ち遠しすぎてつらい。


◆真冬の近江神宮

年が明け、1月10日

瑞沢かるた部御一行は名人・クイーン戦観戦のため、決戦の地、近江神宮へ。

本日の主役たちも勢揃い。

威風堂々の原田先生

髪も髭も伸びてますます怪しい風貌の周防名人

旦那さんと子供たちの応援に後押しされ凛とした表情の猪熊さん

変な髪型に手書きの友禅の大振袖という装いの詩暢ちゃん


近江神宮の荘厳な雰囲気が伝わってくる描写もとても良かったです。


次回、名人・クイーン戦がついに開幕!

個人的には周防名人と詩暢ちゃんが防衛して翌年に新・千早と戦うのが王道のベストな展開だと思っていますが、どちらの戦いも一筋縄ではいかない予感。

勝負の行方が気になりますね!


*****


さて、次回はついに新登場か!?

新登場への期待が高まりすぎて、次号が本当に待ち遠しいです!


そして次号の前には、コミックス23巻発売も!

本誌で追っていたとはいえ、あの名シーンがコミックスで読めるとは胸熱です…


次回感想に続きます!
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