拾い読みあれこれ

きょ~も適度に息抜き、よいかげん。ゆっくり歩いて遠くまで


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「・・・親子三人。打連(うちつ)れ行(ゆ)くうち。東海道の泊(とまり)にて。俄(には)かの大地震(おほぢしん)。夫婦親子(ふうふおやこ)も散(ち)り散りに。夜明(よあ)けて地震(ぢしん)も鎮(しづ)まり。夫(をつと)の行(ゆ)くへを尋(たづ)ねても知(し)れざるゆゑ。是非(ぜひ)なく其方(そなた)を連(つ)れて。さまざまの憂(う)き艱難(かんなん)。・・・」
(奈河晴助、『敵討浦朝霧(かたきうちうらのあさぎり)』)

年が明けても、震災で、家族ちりじり、また家族をなくした方々の憂き艱難は続くのだなと思う。

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「イカサマ。人の世渡(よわた)り程(ほど)。辛(つら)いものはない。・・・」
(奈河晴助、『敵討浦朝霧(かたきうちうらのあさぎり)』)

ここでイカサマとは、「その通り」とか「間違いない」という意味で使われている。このセリフ、まったく然り、この年の瀬、生活を維持することの辛さを感じているのは私だけではないだろうなあ。それでも、政治家は増税をやりたいらしい。「いんちき」や「ぺてん」を意味するイカサマで政治家になった方々かもしれない。

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「アレアレ。目(ま)のあたりなる木々(きゞ)の紅葉飛花落葉(もみじひからくえふ)の世の中ぢやなア。」
(奈河晴助、『敵討浦朝霧(かたきうちうらのあさぎり)』)

ご近所の非道なる独裁者が死んだそうだ。このご本人ばかりか、その国家までの紅葉飛花落葉を期待したい。

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