拾い読みあれこれ

きょ~も適度に息抜き、よいかげん。ゆっくり歩いて遠くまで


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「ドコの国も同じやうに似たり寄つたりなもので、人間といふやつは、皆んな、眼前だけを標準としてしか行動が出来ない動物なんぢやないか、世界の人類一様に、皆んな、やがて消ゆべき虹を見て騒いでゐるんぢやないか・・・」
(中里介山、『大菩薩峠』、第27巻、角川文庫1187、p.185.)

目先の虹はとにかく虹にすぎないのだから、少しすれば消えていくもの。しかし誰もがそんな消えゆく眼前だけを標準にしているというのも、そう言われれば確かにそうだなと思う。世界どこに行ってもそういう人の性に変わりなしか。ネットで世界各地の情報が容易に取れるようになったけれど、人に変わりがなく似たことをしているのであれば、遠くの情報を一生懸命取らずとも、近くが虹をみて騒いでいるのを観察していれば足りるかな。
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