株取引での高配当をかたり26人から総額2億3750万円を集めたとして、出資法違反罪(預かり金の禁止)に問われた大阪府泉佐野市の主婦、岩田矩子(ともこ)被告(55)の判決公判が18日、大阪地裁であった。出口博章裁判官は「2億円を超える元本が未返還のまま弁償されておらず、出資者らが厳重処罰を望むのはもっとも」として、懲役2年8月、罰金200万円(求刑懲役3年、罰金200万円)を言い渡した。

 弁護側は「出資者に迷惑をかけようと預かったわけではない」と情状酌量を求めたが、出口裁判官は「損失が拡大の一途をたどったのに無謀にも取引を拡大しており、厳しい非難が向けられるべきだ」と批判。「本件は受け取った現金約22億円の一部にすぎない」とも指摘した。

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