放射能、ごく微量…北九州市のがれき試験焼却
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120528-OYT1T01192.htm
東日本大震災で被災した宮城県石巻市のがれきの受け入れを検討している北九州市は28日、がれきの試験焼却で採取した焼却灰などの放射能濃度の測定結果を発表した。
大半の試料から放射能が検出されず、最大値も1キロ・グラムあたり34ベクレルと、市が独自に設定した安全基準(1キロ・グラムあたり330ベクレル)の10分の1にとどまり、国の焼却灰の埋め立て基準(同8000ベクレル)を大幅に下回った。
市は「人体や環境に影響はないレベルで安全に処理できる」としている。31日の専門家による検討会に報告して意見を聞いた後、6月6日のタウンミーティングで北橋健治市長が市民に説明し、6月中にもがれき受け入れについて最終的に判断するとみられる。
(2012年5月28日23時51分 読売新聞)
北九州市:がれき焼却でセシウム基準値以下 「支障なし」
毎日新聞 2012年05月29日 01時07分(最終更新 05月29日 01時45分)
http://mainichi.jp/select/news/20120529k0000m040102000c.html
http://mainichi.jp/select/news/20120529k0000m040102000c2.html
宮城県石巻市の震災がれきを試験焼却し、放射線量などを測定している北九州市は28日、放射性物質が最もたまりやすい粉状の飛灰(ひばい)の放射性セシウム(CS)濃度が、1キロ当たり最大34ベクレルだったと発表した。国が定めるがれきの処理基準(同8000ベクレル以下)や、100ベクレル超を放射性廃棄物とする原子炉等規制法の数値を大きく下回った。北橋健治市長は「人体や農産物に影響はなく、安心できる結果」と述べた。
これで試験焼却に伴う放射線量などの測定はほぼ終了した。すべて受け入れ前か基準値を大幅に下回っている。市は31日の有識者検討会で受け入れの是非をはかる。
市は23?25日の3日間、市内の二つの焼却施設で石巻市から運び込んだがれき約80トンを、一般ゴミ9割に混ぜて燃やした。CS濃度は、環境省の放射能濃度等測定ガイドラインに基づき、焼却した灰や有害物質を取り除くバグフィルター付近の排ガスなどを高性能な放射能測定器にかけて測定した。
その結果、焼却前のがれきのCS濃度は1キロ当たり8ベクレル。焼却後に飛散しないようにする薬剤散布前の飛灰は最大34ベクレル、散布後は最大30ベクレルだった。一般的に焼却後は濃度が圧縮され数値が高くなるという。
また、セシウムを除去するとされるバグフィルターの通過前で1立方メートル当たり最大0・26ベクレル、通過後では検出できる限界値(同0・04?0・15ベクレル)を下回り、不検出となった。
北橋健治市長は文書で「飛灰への放射性物質の濃縮は想定していた通り。煙突からの排ガスなども全て不検出であり、人体や農水産物への影響はなく、市民に安心いただける結果だと考えている」などとするコメントを出した。【宍戸護、内田久光】