第三十九回書評ブロガー達が勝手にインパク本レビュー:『勝負師と冒険家』 | ひらめきを価値に変えるプラットフォーム〜Cross Ambition〜

第三十九回書評ブロガー達が勝手にインパク本レビュー:『勝負師と冒険家』

どうもです。
本好き同士のつながりをひたすら追い求め中の村林です。

※本魂!を始めた最初のころの原点となる想い


「先の先」と「後の先」


勝負師と冒険家―常識にとらわれない「問題解決」のヒント/白石 康次郎

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白石さんと羽生さんって全然真逆のようにも見えるし、ものすごく似ているようにも見えます。


本を通じて白石さんが「先の先」、羽生さんが「後の先」というイメージが強く残っています。なので違う部分も確かに多いのですが、どこかで共通点があるようにも感じるのです。


白石さんは、羽生さんも本の中で表現されている通り、野生の勘を持っているな、と感じさせる人。たったひとりで大きなヨットを操り、命がけで世界一周をするという過酷なスポーツに身を置いている。その事実からも、そういった感性や感覚が磨かれていったんだろうなと思います。


羽生さんは、受け止める人。将棋の考え方も、自分の好きな手や流れを目指すのではなく、時代の流行りやそのときの相手や流れに身を任せ、そこから解決策を見出す人。


相対的にも見えますが、だからと言ってやはりまったく違うだけでもない。もしかするとある分野で一流の人たち同士が持つものがそうなのかもしれません。


ただ、今回この本を読むにあたっての僕の目的は、『「問題解決」の本質を僕なりに突き止める』です。(詳しくはヨムマエ参照)


その答えが「一流のオーラを持つ」なんてことになってしまってはまったく僕にとって意味がない。


もう一歩踏み込んで考えてみると少し見えてきたものがあります。


この二人は相手のことをまず認めています。話をしているこの二人がお互いのことを認めているのはもちろん、会話の中で登場するたくさんの人を紹介する側だけでなく聞く側も認めています。この人が紹介する人は認めるべき人だ、という感覚というよりは、より自然体で受け入れてしまう。


でね、ミソなのは、受け入れて認めるんだけど、自分がやらないと決めたことはやらないというように、自分を中心にしっかりとひとつひとつに判断をしているということ。


認めたからと言って、その人のことを1から10まで追従したり真似したりなんてことがまったくないんです。二人とも。敬意を持っているから否定はしないし非難もしない。でも、真似できないことは真似できないとはっきり言ってしまう。


なので、僕なりの答えは『芯を持って受け入れること』かな。今ふとブドウが頭に思い浮かびました(笑)


ブドウはともかく、じゃあどうやってその答えを実践していくか。残念ながらこれって本を読んでノウハウを身につけるタイプのものじゃない。意識として持ちながら、日々の生活を精一杯生きる。すごく抽象的なんですがそんな言い方になってしまいます。


具体的に何か示せと言うのであれば、『人の話を否定しない、非難しない』からでしょうね。次の段階は、それプラス『でも拒否は必要に応じてする』でしょうか。


こんなことを書いておいて何ですが、あまりこうしよう、これをやるんだ、と思ってやることって続きにくいです。意識することに疲れるし、結果を求めちゃうから。そうじゃなくて、無意識のうちにそういうことができないとやっていけない環境に突っ込んでいくくらいのことをやって初めて身につくんだろうなと感じています。緩いことやって、ちょっと本読んで身につけようなんて甘い考えじゃあ到底身につくものではありません。だからと言ってヨットで世界一周しろというわけではありませんけどね(笑)


書評はここまでです。子どもと一緒に寝てしまって気が付いたら午前1時40分でした(爆)この記事を書き終わったのが朝4時。朝活です(笑)これからまた寝ますけどね。


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本魂!~1冊の本から始まる想いの連鎖~
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また一冊すばらしい本と出会えたご縁、そしてご参加頂いた書評ブロガーさんとのすばらしいご縁に感謝です。
最後までお読み頂きありがとうございました。