どうしてバスは「ハードボトム」が好きなのか?
実は、バスだけでなく、水中のいろんな生き物がそこに集まります。
そこには、何かしらの生態系が形成されるのかもしれません。
ちなみに・・・
ハードボトムは何で出来ているか?は重要ではありません。
大切なのは、そこが周りと比べて硬いこと。
同じ硬さのボトムが広がっていて、そこだけさらに硬いこと。
底質の話をするのは、そこだけ硬いことが分かってからです。
ご存じのように、今年の琵琶湖南湖は、
昨年にも増してウィードがありません。
だからこそハードボトムが活きてきます。
実は、ウィードがあるなしは、2次的な要素。
まずは、地形、そして、底質です。
ですが、ここ10年ほどの琵琶湖南湖は、そのウィードの多さから、
まずウィードを探す&見ることが主流となりました。
地形や底質は後回しにされてしまいました。
今年の琵琶湖南湖は、ウィードがなくても、
底質や地形でバスを探せば、ちゃんと釣れてくれます。
ちなみに・・・
昨年まで、ウィードがあるから釣れていたと思っていた場所も、
全くウィードがなくてもバスは釣れます。
つまり、バス達は、底質や地形を気に入ってそこに集まっていたのです。
ウィードは、たまたまそこにあっただけなのです。
ハードボトムといってもピンスポットではありません。
広いところだとサッカーグランド×3くらいあります。
さらに、
地形変化といっても浚渫ではありません。
ナチュラルな地形変化です。南湖のもともとの地形変化です。
琵琶湖のアングラーの癖として、地形変化といえば、
浚渫!となってしまったり、物凄い落差のブレイクを考えてしまう傾向があります。
水深20cmの変化を気にするアングラーはどれくらいおられるでしょうか?
バスにとってみれば、20cmの水深変化があれば、立派な地形変化です。
で、そんな20cmの地形変化だと、下物の浚渫以上の数が存在します。
そんな状況ですので、バスが反応してくれるルアーにも、
今年特有の癖があります。特にワームの釣りで。
ようは、ウィードが少ないので、ワームが隠せないのです。
ワームが隠せないから・・・
というワケで、今年のぼくの釣りは、ウィードを重要視していません。
「あったらラッキー」くらいのノリです。
まずは、地形変化と底質です。
その2つを見て、バスのコンディションを想定して、
狙うべき場所を決めています。
きっと、ウィードや浚渫を第一に考えている方が見たら、
「めちゃくちゃショボイ場所」で釣りをしているはずです。
でも、ちゃんと釣れてくれるのです。
ちなみに、↑こんな釣り方は、他の湖に行けば普通のことです。
野尻湖、檜原湖、富士五湖、その他モロモロ・・・
トーナメンター時代にそうやって釣ってましたよ。