息子が入院し、今日でちょうど2年が経ちました。
ふり返ると、語っても語り尽くせない程の思い出が、今、走馬灯のように頭を駆け巡ります。
そして、目頭が熱くなります…。
特に、皆様にはいつもご心配やご迷惑をお掛けしてばかりで、本当に心苦しく、申し訳なく思いますとともに、それでも変わらずに優しく見守り、温かく励まし、力強く支えてくださいますことに、家族一同、改めて衷心より厚く、厚く感謝申し上げます。
…最近の息子は、今日やっと感染症の抗生剤の点滴が外れました。(息子よ、よかったなぁ!点滴が無いなんて、久しぶりだなぁ!)
院内学級のベッドサイド授業(息子は寝たきりの為、院内学級の先生に病室まで来ていただきます。)も、全教科を通し、大変真剣に学習しています。
脚のリハビリや読み書きのリハビリも、以前にも増して意欲的に取り組んでいます。
目のリハビリも、自分で創意工夫しながら頑張っています。
また、先程は「お父さん、僕の寝返り、全然気にしないでいいから、ゆっくり寝てね。」と言ってくれました。いつも優しく、思いやりに溢れた息子です。(なんて優しいやつだ!父ちゃんのことなんて、それこそ全然気にすんな!そんなこと言われたら、涙が出るだろ!)
…そのような中、いつもさくちゃん応援団長様 をはじめ、皆様にはわざわざ病室までお見舞いに来ていただき、私たちは感謝と感激の念に堪えません。いつも本当に、本当にありがとうございます。改めて、心から深謝申し上げます。
…東大の構内を歩いていて、よく学級の子どもたちに話したことを、また思い出しました。
「かたつむりは、ゆっくりゆっくりと移動しますが、ちょっと目を離すと、信じられない程遠くへ移動します。
このことから、『たゆまざる 歩み恐ろし かたつむり』と言われます。
勉強も運動も、どんなことでも同じです。
ゆっくりでもいいから、ずっと頑張り続けることが大切です。」